マーク金井blog

2015年02月27日ユーティリティクラブは何本揃えるのが正解なのか?

昨日は17時からゴルフ竪琴、インターネットでの通信販売を再開しました。お陰様で1時間ほどで完売となりましたが、次回も来週発売を予定しております。ご購入できなかったお客様、今しばらくお時間いただけますと幸いです。

 

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そして、昨日から弊社オリジナルユーティリティ、「マジックマリガンUT」のカーボン仕様も発売を開始しました。すでに軽量スチール(NS950)が装着されたモデルは販売してましたが、弊社UT70が装着されています。ヘッドはオーソドックスなUTらしい形状ですが、バンスソールにすることですくい打ちになりづらく、ダフってもソールが滑るので飛距離が落ちづらくなっています。シャフトは70gのカーボン。市販ユーティリティに比べると10~20g重いシャフトを装着してます。ユーティリティは飛ばすだけのクラブではありません。スイングの安定、そして他のクラブとの重量マッチングを考えた結果、カーボン純正シャフトは70g台にしました。

 

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写真をクリック!

 

 

ロフトは18度、21度、24度ラインアップしてます。18度は2~3番アイアンの飛距離、、21度は3~4番アイアンの飛距離、そして24度は4~5番アイアンの飛距離が出るように設計してます。ちなみにマーク金井の飛距離はキャリーで、

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18度は200~210ヤード
21度は195ヤード前後
24度は185ヤード前後

 

さて、このユーティリティ。ユーティリティ選びでよく質問を受けるのが、

 

何本入れたらいいのか?
何度と何度をバッグに入れればいいのか?

 

この2つですが、どちらの回答も同じです。ユーティリティを使う理由、ユーティリティの本当の役割は、ロングアイアンの代わりのクラブ。なので、ロングアイアンを何本抜いたかで、ユーティリティを入れる本数(ロフト)が変わります。具体的に言うと、

 

アイアンが4番からならば、ユーティリティで必要なのは18~20度を1本
アイアンが5番からならば、ユーティリティで必要なのは18度と21度の2本
アイアンが6番からならば、ユーティリティで必要なのは18度、21度と24度

 

というのが目安です。ただし、これはあくまで目安。マーク金井はクラブの本数を減らしてプレーしていることが多いので、普段はユーティリティは1本だけ。ロフト21度だけを入れています。21度があれば200y前後打てますし、2打目で200y前後打てれば、大抵のコースで困ることがないからです。

 

次に考えたいのがコースでのシチュエーション。パー3やパー4のティショットでユーティリティを多用するならば18度がお勧めです。ロフトが少ない方が弾道が低く、落下後のランが期待できます。ただし、ヘッドスピードが遅い人の場合、18度だとボールが上がりづらくなります。18度のロフトでボールを上げたいならば、ユーティリティよりもFWをチョイスした方がイメージ通りの弾道が打てます。

 

マーク金井は14本でプレーする時は、FWが1本(ロフト13度)、ユーティリティが3本(18度、21度、24度)。9本以下でプレーする時はFWが1本(ロフト13度)、ユーティリティは1本(21度)となっています。色々試してみた結果、スコアメイクを考えると、FWよりもユーティリティをたくさん入れるようになりました。パー5で2オンを狙わなくなったこと、そしてパー5の2打目ではより遠くに飛ばすことよりも、きっちり200ヤード打てた方がスコアが安定することが分かったからです。

 

ユーティリティのに限りませんが、クラブセッティングを上手く決めるコツは、

・苦手なクラブをバッグに入れないこと
・飛ぶけどミスの確率が高いクラブもバッグに入れないこと

これがスコアアップのためのクラブセッティングの基本であり鉄則です。FWにしてもユーティリティにしても、どちらも飛距離が欲しいクラブですが、飛距離性が高くてもナイスショットとミスショットの落差が大きいクラブは、ここ一番で頼りになりません。距離を出したいクラブでミスをするとダメージが大きく、ボギーではなくダボやトリプルを叩いてしまうリスクがあるからです。

 

スコアメイクを真剣に考えているならば、

100切りが目標な人ならば、180ヤード以上飛ぶクラブは必要ありません。
70台を出したいならば、200ヤード以上飛ぶクラブも必要ありません。

 

ホームコースで200~240ヤードのパー3がある人の場合を除けば、200ヤード以上飛ばさなくてもパープレーできます。ユーティリティを選ぶ時も、これを基準にしていただければ、番手選び、本数選びに迷わなくなるでしょう。

 

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3月1日

4スタンスセミナー(レッシュプロジェクト公認トレーナーによる)

10時開始

レッシュプロジェクト公認トレーナーの山下プロが4スタンスの基礎知識から、ご自分のタイプ診断、スイングのアドバイスなど3時間みっちりやります。料金は8000円です yoyaku@analyze2005.comに お名前とお電話番号とご希望時間を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!


 

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2015年02月26日空気抵抗をアピールするドライバーが抱えるジレンマとは!?

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本日2/26  17時よりWEBで販売開始!(売り切れ次第終了)

(すいません予約は受け付けていません)

  • 数量限定です(入荷数が限定ですが継続して入荷してきます)
  • 売り切れとなっても定期的に入荷しますのでご心配なく!

お時間いただければ確実に手に入ります。ヤフオクなどで高価に取引されている商品には手を出さないようにお願いします


 

 

昨日のお昼はとんかつ定食をいただきました。神田エリアでとんかつと言えば、秋葉原の名店、「丸五」が有名ですが、とにかくここは並びます。お昼時でも夜でも長蛇の列。1時間待ちはザラです。最初は「丸五」に向かって歩き始めましたが、その道中で偶然見つけたのが、「万平」。場所は神田須田町。蕎麦で有名なまつやのそばです。店構えはシンプルですが、なんとなく美味しそうな感じがしたので入ってみたら、

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大当たり~。かつの衣は薄くてサクサク、肉は脂身が適度にあってジューシー。値段は1750円(ロースカツ定食、ご飯、お新香、味噌汁付き)。ランチにしては決して安くはありませんが、「丸五」とは違ってあっさり系。ご飯とお新香、味噌汁もとんかつに負けず劣らず絶品です。ご飯は香りよく一粒一粒が立っています。味噌汁の具は豆腐のみでシンプルですが、白味噌で優しいお味。白菜の漬物は品の良い塩気で、昼ビールと相性抜群。これから何度も足を運びそうな店に偶然出会えてラッキーでした。

 

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そして偶然といえば、店を出た直後に、ムジークの吉本さんとばったりご対面。それもそのはず、ムジークの本社は「万平」の隣のビルの2階。それじゃってことで本社にご挨拶に伺ったら、三つ目の偶然が発生しました。なんとなんと、ムジークの事務所の片隅に前々から手に入れたかったベン・ホーガンのパーシモンドライバーが、マーク金井を待ち受けるかのうようにポンと無造作に置かれていたのです。

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パーシモンドライバーだったから欲しかったわけではありません。このベン・ホーガンのドライバーにはスピードスロットと呼ばれる「エアロダイナミクス」機能が搭載されているのです。マーク金井がこのホーガンのドライバーを初めて観たのは高校生の頃。恐らく、これは40年以上前のドライバーです。それがムジークさんには新品の状態で保管されてました。

 

とまあかなり前置きが長くなりましたが、今日のエントリーはゴルフクラブの空気抵抗についてです。2月4日のブログでも空気抵抗について書きましたが、今回はちょっと切り口を変えてみたいと思います。

 

まずドライバーのヘッドスピードですが、男性アマチュアの場合は40m/s前後です。秒速40メートルということは、分速2400メートル(2.4キロ)。分速2400メートルということは時速144キロ。ヘッドスピードが45m/sだと時速162キロにも達します。車でイメージしていただけると分かりますが、140キロのスピードで窓から手を出したら、とんでもないことになります。風の抵抗の強さを肌で感じ取れます。なので、ゴルフクラブが空気抵抗のことを考えるのは、至極真っ当です。2015年モデルでは、

 

ピン G30
キャロウェイ XHOT XR
テーラーメイド エアロバーナー

 

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この3モデルが空気抵抗軽減のテクノロジーを採用していると大々的にアピールしてます。車同様、風洞実験を何度も行って空気の流れが良くなるドライバーを開発し、市販化しています。

 

空気抵抗軽減はゴルフの腕前にあまり関係ないこと、そして何よりも視覚的なアピールができることも、大手メーカーが採用に踏み切った理由だと思われます。しかし、ベン・ホーガンのパーシモンドライバーを引き合いに出すまでもありませんが、空力を意識したドライバーは過去にも何度か登場しているのです。

 

米国では、他社ライバル商品と比較して自社製品の空力特性の高さをアピールしているメーカーもありますが、そのいずれもこだわっているのがクラウン部分の空気の流れです。これは車に例えるならば、天井部分の空力を意識しているのと同じです。

 

しかし、空気が一番ぶつかるところはゴルフクラブの場合、クラウンではありません。車の場合も天井ではありません。

 

ゴルフクラブで一番空気抵抗を受けるのは、
クラウンではなくてフェース面(フェースの厚み)

車で一番空気抵抗を受けるのは、
天井ではなくてフロントグリルとフロントウインド

 

です。察しのいい人ならばもうお分かりでしょう。そうです、もしも根本的に空気抵抗を軽減したいと考えるならば、クラウン部分の形状よりもフェース面の面積です。例えば、本当に空気抵抗を減らしたいと思うならば、平たいフェースよりも、丸みがあるフェースとか、流線型になっているフェースの方が有利です。ルールで変な形のフェースが作れないならば、単純に、フェースの厚みが60mmよりも40mmの方が、ディープフェースよりもシャローフェースの方が、確実に空気抵抗を減らせます。ただし、フェースを薄くするほど、別のデメリットも発生します。

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シャローフェースなゼクシオ8

 

松山英樹選手は7年前に作られたドライバーを今なお使っているそうですが、彼が使っているZR-30は体積が425CC。塊り感が強い形状なので、アドレスすると体積よりも小さく感じます。フェース面積は今どきのドライバーに比べると、あきらかに小さい。と言うことは、今どきのドライバーよりも空力特性(空気抵抗)は優れている可能性大です。

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写真はGDOより転載

 

GDOマーク金井の試打インプレッション!好評連載中!←クリック

 

松山プロが空力を意識してドライバーを選んでいるのかどうかは分かりませんが、少なくともスリクソンはZR-30を発売した時に、空力特性が優れているとはアピールしていません。ZR-30だけに限らず、この頃のドライバーで空力特性を強くアピールしているドライバーはほとんどありませんでした。

 

ヘッド形状によって空力の有利不利は絶対にあると思いますが、空力特性の違いによって発生するメリットの大きさを体感するのは容易ではありません。現状ではフェース面積が同じで(フェース形状が同じで)、空力特性が異なるドライバーを打ち分けることができないからです。

 

空力特性は低いよりも高い方が飛びに有利なのは間違いありません。空気抵抗を減らした方が振り抜きやすくなるのは間違いないと思いますが、本気で空力特性を上げようとすると、ディープフェースのドライバーは作れなくなります。クラブ設計者はこのジレンマを抱えているから、モデルによっては空力特性を強くアピールしないのだと思います~。

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2015年02月25日レベルアップを本気で望んでいる人のためのシャフト選びの裏技とは!?

アナライズよりお知らせ

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先週どーんと販売したのですが完売しました。今週どーんと販売します!!(木曜日、夕方ぐらい?!)

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昨日火曜日は、インターネットラジオ、ソラトニワの「マーク金井の喋らずにいられない」のオンエア日。ゲストはブリヂストンゴルフの若林さんと北川さん。3月6日発売されるドライバーの新モデル「J815」について存分に語っていただきました。「J815」のセールスポイントはいくつかありますが、目立っているのがカラバリ。特注でヘッドの色を7色選ぶことができます。純正カラーはワインレッドで、それ以外にはホワイト、イエロー、ブラック、オレンジ、グリーン、そしてブルー。いずれの色も鮮やかで綺麗ですが、今の所、受注が多いのはホワイト、イエロー、ブラック3色だそうです。

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マーク金井はバリバリの阪神ファンなので、選ぶとすればイエローかブラック。「J815」を購入するならば色で迷うのが嫌なので、両方を大人買いするかもです。

 

そして買い物と言えば、昨日、スノボのビンディングを書い足しました。ボードはひとつしかないのに、ビンディングを2つ所有することになります(笑)。ビンディングの性能比較したかったこともありますが、実は、ガーラ湯沢でのスノボ走行会用として必要だったからです。スノボの場合、メーカーが用意したニューモデル試走用ボードにはビンディングが装着されていません。試走用ボードを借りたら、その板に自分のビンディングを装着してから滑ります。そして異なるボードに乗り換える時は、またまた自分のビンディングを装着してから滑るそうです。

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いろんなメーカーのボードに乗るためには、いろんなメーカーのボードに装着できる汎用性が高いビンディングが必要なので、ビンディングだけを追加購入しました。走行会が終われば、ビンディングがひとつ余るので、それを口実にもう1本ボードも買い足してしまうでしょう(笑)

 

さて、今日のエントリーもシャフト選びについてです。前回まではオーソドックスなシャフトの選び方について書きましたが、今回は裏技編です。

 

どんな世界にも表と裏がありますが、シャフト選びの場合、裏技とは‥‥「自分に合っているシャフト」「打ってて心地良いシャフト」「打ちやすく感じるシャフト」を選ばないことです。プロ、アマチュアを問わず、ゴルファーの大半は、

 

慣れている=打ちやすい

 

と感じます。言い換えると、打ちやすいと感じるシャフトは違和感がない反面、スイングに与える影響がほとんどありません。「慣れている(違和感がない)」シャフトだと、違和感なくスイングできるからです。

 

なので、リシャフトの裏技とは「スイングを変えられる」「スイング中の悪癖を矯正できる」シャフト、「違和感を感じるけれどスイングが良くなる」シャフトを使ってみることです。

 

 では、どんなシャフトを使えばスイングが良くなるのか?

 

アウトサイド・インの癖を矯正したい、スライスが出るのを軽減したい、手打ちを矯正したいと感じているならば、自分が普段使っているシャフトよりも、かなりフレックスを落として下さい。例えば、Sを使っているならばRという風に。振動数で言えば、慣れているシャフトよりも20~30cpmぐらい軟らかいシャフトを使うことをオススメします。調子は先調子はNG。手元がしなる手元調子、もしくはシャフト中間部分が軟らかい中調子のシャフトを試してみて下さい。

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なぜ軟らかい方がいいというと、シャフトが軟らかくなるほど切り返しで力みません。軟らかいと無理にシャフトをしならせようとしないし、軟らかいと力めないのが本能的に分かるからです。そして、今までよりも2ランク以上軟らかいシャフトを使ってスイングすると、大抵の人は1発目からスイングが変わり、アウトサイド・インの軌道、カット打ちの軌道が修正できます。軟らかいと、切り返しで力めない分だけ、クラブがインサイドから下りてきやすくなるのです。

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加えて、自分が慣れたシャフトよりも軟らかいシャフトを使うと、インパクトゾーンでも力みません。結果、ダウンからインパクトにかけて手元のスピード(グリップスピード)が減速しやすく、その結果、シャフトを逆しなりさせた状態でインパクトを迎えるようにもなってきます。実は、これが大事なポイントで、ダウンスイング後半からインパクトにかけては、手元のスピード(グリップスピード)が減速するのが正しいスイング。ここで手元が減速すると、その反作用でシャフトはしなり戻り、捕まった球が打ちやすくなるのです。

 

アウトサイド・インに振っている人、カット打ちのスライスが治らない人の多くは、硬めのシャフトに慣れていますし、硬めのシャフトが振りやすいと感じています。このため、普段よりも2ランクぐらい軟らかいシャフトを使ってもらうと、ほとんどの人はボールにちゃんと当たらなくなります。また、普段慣れているシャフトとかけ離れているために、「打ちづらい」「タイミングを合わせづらい」と口を揃えます。

 

 

しかし動画を撮ると、「打ちづらい」「タイミングを合わせづらい」と感じるシャフト、違和感を感じるぐらい軟らかいシャフトを使うと、その方がスイングが良くなるのです。動画で取ると、気持ち悪いぐらい軟らかいシャフトを使った時の方が力まないし、上半身が突っ込みません。気持ち悪いと感じる軟らかいシャフトを振った時の方が、ヘッドはインサイドから下りてくるのです。そうです、

 

違和感を感じるシャフト=スイングが変わるシャフトなのです。

 

たかが硬さと思うかも知れませんが、シャフトの硬さが変われば、変わった瞬間にゴルファーのスイング軌道は変わってきますし、切り返しで力みも発生しません。力み癖を本当に抜きたいならば、頭で力を抜こうと考えるよりも、力めないシャフトを使った方が、スイングが確実に変わってくるのです~。

 

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2015年02月23日自分に合ったシャフトを見つけ出すコツとは!?

アナライズよりお知らせ

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先週どーんと販売したのですが完売しました。また来週どーんと販売します!!(昨日ご注文いただいた商品は来週に水曜から随時発送します)

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 只今、北海道帯広に滞在してます。このブログがアップされる頃はトマムリゾートでスノボをしてますが、ただスノボを滑るために北の大地に来たわけではありません。昨日は、アナライズ取り扱い商品の販売協力をいただいてますアップアイランドにてゴルフの竪琴講習会と、竪琴検定(3級)を実施。竪琴も正しい使い方についてじっくり説明してきました。練習器具は使い方を誤ってしまうと、練習しても効果が薄れます。ゴルフの竪琴もしかり。正しい使い方を理解していただくために、2時間以上の時間をかけてじっくりと使用方法をレクチャーしてきました。

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 講習会&検定の後は受講者のクラブセッティングチェック。ドライバーからSWまでのクラブの流れがどうなっているかを診断させていただきました。ゴルフクラブはスイングとの相性もさることながら、クラブのセッティングも大事です。クラブで一番長いドライバーはクラブが一番軽いこと、それから、FW、UT、アイアン、ウエッジになるほど、クラブ(シャフト)が少しづつ重くなっているのが、正しいフロー(セッティング)となります。そして、ヘッドにおいては重心距離のマッチング、シャフトにおいてはしなり特性のマッチングを見させていただきました。

 そして、練習場の打席ではスイングとクラブの相性、スイングとシャフトの相性についてもレクチャーさせていただきました。ゴルファーから質問が多かったのは、

今使っているシャフトは本当に自分にあっているのか?

 というもの。そこで今回のエントリーは、ゴルファーとシャフトの相性、自分に合ったシャフトの選び方について書きたいと思います。

まずシャフトが合う合わないについてですが、チェックするポイントは5つあります。

・重さ

・硬さ(トルク)

・しなり戻るタイミング(しなり戻るスピード)

・調子(キックポイント)

・捕まり

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ゴルフクラシック4月号に必要なデータが載っています

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アナライズのシャフトも掲載して頂いています

 重さと硬さについてですが、一般的にはパワーやヘッドスピードと相関関係があります。ただし、それ以上に影響が大きいのが「慣れ」。非力な人でも重くて硬いシャフトに慣れていると、それが「振りやすく」感じます。このため、軽くて軟らかいシャフトを手にすると、上手く打てません。タイミングも合ないので、「これは自分に合わない」「タイミングが取りづらい」ということになります。

なので、重さと硬さについては、普段使っているシャフトよりも大幅に変えない方が違和感がありませんし、タイミングが取りやすくなります。例えば、ドライバーに70gのシャフトを装着してて、少し重く感じるならば60gという風にワンランク下げるのがいいでしょう。硬さについても、硬くしたい場合も、軟らかくしたい場合も変更するのは0.5~1ラングがいいでしょう。硬さの目安となる振動数で言えば、±5~15cpmぐらいがいいでしょう。

 次にしなり戻るタイミングですが、これはミート率、方向性に影響が出ます。インパクトでイメージ通りにヘッドが戻ってくるのが、「自分に合ったシャフト」「タイミングが取りやすいシャフト」になります。自分がイメージしているよりもヘッドが遅れたり、ヘッドが先に動いてしまうと、ミート率が悪くなりますし、方向性にも悪影響が出ます。一般的には硬い(トルクが少ない)シャフトの方がしなり戻るタイミングが早くなり、軟らかい(トルクが多い)シャフトの方がしなり戻るタイミングが遅くなります。ただし、今どきのシャフトは同じ硬さ(同じトルク)でも、しなり戻るタイミングが早いシャフトもあれば、しなり戻るタイミングが遅いシャフトもあります。このしなり戻るタイミング(しなり戻るスピード)が自分のダウンスイングのスピードとマッチしているかどうかをチェックできるようになると、1発打っただけでもシャフトと自分の相性を伺い知ることができます。

 調子については、一般には先調子、中調子、元調子(手元調子)の3つのタイプがあります。メーカー側も表記していることが多いですが、市販シャフトの中にはメーカー表記と実際にスイングした時に感じる調子が異なるシャフトも少なくありません。なので、この調子についてはメーカー表記を鵜呑みにするのは禁物。実際にスイングしてみて「シャフトのどの部分がしなりやすいか」を感じ取る能力を磨いて下さい。これが分かってくると、自分に合ったシャフト、自分と相性がいいシャフトを瞬時に見分けることができます。

 ちなみに、このしなり戻るタイミングも「慣れ」が影響します。普段、しなり戻るタイミングが早いシャフトに慣れている人の場合、しなり戻るタイミングが早いシャフトを「自分に合っている」「振りやすい」と感じます。逆もしかりで、しなり戻るタイミングが遅いシャフトに慣れている人の場合、しなり戻るタイミングが遅いシャフトの方が、「自分に合っている」「振りやすい」と感じるでしょう。

 捕まりに関しては、スイングだけでなくヘッドとの相性もあります。自分がイメージ通りにスイングした時、自分のイメージ通りの弾道が打てるシャフトが「捕まりが自分に合っている」「タイミングが取りやすい」シャフトになります。自分で捕まった球を打てたつもりなのに、実際は捕まらない(実際は捕まり過ぎる)シャフトというのは、「自分に合っていない」「タイミングがとりづらい」シャフトになります。

 以上が、自分に合ったシャフトを見つけるためのポイントですが、目立つフレーズは「慣れ」です。そうです、プロ、アマチュアを問わず、あるシャフトに慣れると、それが自分にとってのスタンダードになるのです。言い換えると、自分に合ったシャフトを見つけるコツは、普段使っているシャフトから大きく外れないシャフトを選ぶこと。今よりも変化を求めるならば、普段使っているシャフトよりも少しだけスペック(設計)が異なるシャフトを選ぶと、短時間で自分に合ったシャフトを見つけ出すことができます。

 ちなみに、今回紹介した方法はオモテのシャフト選びです。オモテがあればウラもあります。次回はウラのシャフト選びについてじっくり書きましょう~。

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2015年02月22日マーク金井がシャフトを試打する時にこだっているポイントとは!?

アナライズよりお知らせ

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先週どーんと販売したのですが完売しました。また来週どーんと販売します!!(昨日ご注文いただいた商品は来週に水曜から随時発送します)

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冬場のこの時期、毎週火曜日はガーラで滑り、金曜日は赤羽で薄暮9ホール。スノー&ターフが日課になっています。どちらもフルタイムではく半日(正確には2~3時間)サクッとやっています。疲れを翌日に残したくないのと、時間を有効に使いたいからです。
ちなみに一昨日は、薄暮9ホールの後、MMT9の打ち合わせ、メルマガの打ち合わせ、そしてシンカグラファイトさんの新作シャフトを2モデル試打しました。

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神田にスタジオを構える前からゴルフ雑誌やインターネットでシャフト試打を仕事の生業(なりわい)とやっています。マーク金井がカーボンシャフトに興味を持ったのは、大学生の頃で、当時はホンマゴルフのバイオレットシャフトが有名で、ドライバー1本が18万円。とても手を出せませんでした(笑)アフターマーケット用のカーボンシャフトに興味を持ち始めたのは、25年ぐらい前からです。当時、流行したのが東海テックの「ターボテック」。生まれて初めてリシャフトしたのも「ターボテック」でした。それからは、所属のゴルフ場にフジクラの方がメンバーだったご縁もあって、フジクラのシャフトを使ってました。3軸素材を使った「スピーダー」も1997年ぐらいからドライバーに装着してた記憶が残っています。

 

シャフトのスペックに興味を持ち始めたのは、ゴルフクラシックの大特集「シャフト大特集」を読むようになってからです。手元に1998年3月号があるので、恐らくこの頃から感覚だけでなく、数値でもシャフト特性を分析しようとしていたのでしょう。

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そこで、今回はシャフトを試打する時にこだわりたいポイントについて書きたいと思います。まず、シャフトの選び方についてですが、ゴルファーの多くは、

 

自分にピッタリ合ったシャフトを選びたい。

と思っているはずです。わざわざ飛ばないドライバーを買う人がいないと同じく、わざわざ自分に合わないシャフトを買う人もいません。

 

 では、マーク金井はどんな風にシャフトを分析(チェック)しているのか?

シャフトを分析、評価する時にチェックしているのは、

・シャフト全体の硬さ(数値と体感との違いはあるのか?)
・シャフトのどの部分がしなるのか?(どんな調子なのか?)
・シャフトの部分的な硬さ(手元側、中間部分、先端側の硬さ)
・ねじれは大きいのか、小さいのか(数値と体感の違いはあるのか?)
・シャフトがしなるスピード、タイミングはどうなのか?
・捕まりが良いのか?(捕まりを抑えているのか?)
・しなりの大きさはどうなのか?
・しなり戻るタイミングは早いのか?(遅いのか?)
・どんなスイングタイプと相性がいいのか?
・弾道は高くなるのか?(低くなるのか?)
・スピン量は多いのか?(少ないのか?)

 

ざっと上げると、以上のことをチェックしています。ちなみに、シャフトの特性が分かりやすいシャフトならば、1発打てば上記項目はすべて分かります。逆に言うと、シャフトの特性が分かりづらいシャフトほど、ボールをたくさん打たないと特性を見極めることができません。ゴルフクラブもそうですが、シャフトも1発てば性能が分かるプロダクトが好きです。

 

カーボンシャフトは素材も大事ですが、設計次第でシャフトの特性をガラッと変えられます。なので、同じ重さ、同じ硬さ、同じトルク、同じキックポイントであっても、実際に打ってみると、フィーリングがまったく異なるシャフトも多々あります。数値と打ったフィーリングが同じシャフトもあれば、数値とかなり異なるフィーリングのシャフトもあります。ヘッドは重心値が分かれば打たなくても性能をおおよそ伺い知ることができますが、シャフトは打ってみてはじめて性能を伺い知ることができます。

 

 では、ゴルファーはどの部分をチェックしたら自分に合ったシャフトに出会えるのか?

まずこだわってほしいのは、

 

重さ
・全体的な硬さ
・捕まり
・タイミングの取りやすさ(しなり戻るタイミング)

 

 

この4つの項目が自分にマッチすると、ゴルファーは「打ちやすい」「自分に合っている」と感じますし、飛距離アップも狙えます。ここのポイントについては、次回から詳しく説明しましょう~。

 

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パイロン&ボールが再入荷!

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