最近のドライバーは460ccが当たり前。
どうやってメーカーはヘッド体積を
測っているかと言うと‥‥
こんな感じで水の上に
ヘッドをセットしたら‥‥
ちなみにルール適合は460cc以内ですが、
実際は±10ccは個体差でOKとのこと。
んじゃ(▼▼)b
ダラス滞在後、ベイエリアに移って
タイガーの大学時代のホームコースを
プレーしてきました。
で、米国によくある人形にあやかって
今回はクラブ計測の方法について。
今流行のヘッド慣性モーメントも‥‥
この人形同様、
ヘッドを揺らすことで計測します。
具体的にはこういう機器を使って
(彼女は物理学博士らしい)
ヘッドをこんな風に治具に乗せて‥‥
左右にブルっと揺らすと
左右方向のヘッド慣性モーメントを測れます。
この計測器のお値段は
約5000ドル~。
日本円にして60万弱ぐらい‥‥
新品ドライバーを10本前後買うのと
ほぼ同じ~金額。
ほしいっ。
んじゃ(▼▼)b
ナイキの新製品を取材するのが目的で
テキサス州フォートワースに出向きましたが、
ここに常駐しているのが設計家のトム・スタイツ。
元々がクラブの開発&研究施設なので、
フィッティング用のクラブも所狭しと置かれます。
そんな中、クラブだらけの場所で
日本でお目にかかれないドライバーを発見!!
男性用ドライバーでも、米国マーケットでは、
ロフト13度、16度が市販化されているとのこと。
ニックネームが小洒落てますわ~~
ネタ元の○ゥディT梨氏によると、
米国ではそれなりに売れているそうです。
日本人よりも圧倒的にパワーがある国で
女性用並みのロフト設定があるなんて‥‥
きっと、アメリカ人の方が
ロフトに見栄を張るユーザーが少ないんでしょう。
んじゃ(▼▼)
続いてはアイアン。
SUMO2スクエアシリーズ‥‥
ドライバー、ユーティリティは4角形ですが、
アイアンも4角形なのかと思いきや
顔つきは意外にもオーソドックス。
面長フェースでヘッドが大きく見えますが、
いわゆるキャビティヘッド。
トム・スタイツいわく‥‥
スリングショットはユーザーの好みが分かれたので、
(革新的過ぎる形状が売れ行きに貢献しなかったので)
ユーザーに馴染みがある形状にしたとのこと。
ソールが分厚く、
重心が深くなる形状も
今どきキャビティのお約束形状。
ど派手な黄色いポリマーは視覚的アクセントに加え、
「打感をソフトにするためのもの」と、スタイツ。
確かに、フェースが薄いわりには
インパクトでの弾き感が上手く抑えられてました。
今年に関しては、アイアンはこれのみ。
タイガー・ウッズが使いたくなるような
軟鉄キャビティは市販化の予定がないそうです。
試打ラウンドは‥‥
全米名物ホールを取り入れた
「ツアー18」(ダラス近郊)
9番ホールはTPC瓜二つでした~~
んじゃ(▼▼)
工場見学の後、
設計者トム・スタイツとのインタビュー
4角形ドライバーを作った理由は
予想通り‥‥●よりも■の方が
慣性モーメントを大きくしやすいとのこと。
で、11月にはドライバーに加えて、
4角形ユーティリティが登場。
ソールはSQの部分が一段高くなっており
抜けを重視した設計。
実際、芝から打ってみても‥‥
抜けはかなりグッド
4角形の顔つきは
好みが分かれそうですが、
従来形のUTよりも直進性が高い弾道が
打ちやすく感じました。
実際、米ツアーでは試してすぐに使っている
選手が何名かいるそうです。
シャフトはカーボンと軽量スチール(NS950)
ヘッドは奥行き方向にも大きめですが、
ネックとシャフトのつながり感は
FW的ではなく(出っ歯ではなく)
アイアン的(ややグース気味)。
ロフトは17度、20度、23度。
試打ラウンドでは20度を2回、23度を3回使用。
いずれもグリーンを捕らえられ、
内、2回はワンピンにナイスオン
慣性モーメントが大きいので
左右に曲げづらい感じがありますが‥‥
インからあおり気味に打っても
引っかけのミスが出づらいですわ~~
んじゃ(▼▼)