マーク金井blog

2014年02月16日ゴルフフェア2014でわかった、ドライバーの「選び方」の選び方!!

先週に引き続き、2週連続で土曜日に大雪が降りました。雪の影響で交通手段が遮断され、昨日はゴルフフェアの入場者数も予想をかなり下回りました。マーク金井は神田からJRで有楽町に行き、そこから地下鉄有楽町線で新木場、そしてりんかい線に乗り継いで東京ビッグサイトに行きました。朝の時点では京葉線とゆりかもめが運転を見合わせ、他にも電車が動いていなかったり大幅な遅延。都心は雪に弱いことが改めの露呈しました。

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マーク金井は、今日も朝からゴルフフェアの会場に足を運んでいますが、この2日間で感じたことがあります。それは、クラブメーカーの主張がどんどんオリジナリティに溢れていることです。例えば‥‥

テーラーメイドは「もっとロフト」とロフトで飛びアピール。

ダンロップは「スイング慣性モーメント」と軽量化で飛びをアピール。

ピンは「重ヘッド」とヘッド重量で飛びをアピール。

フォーティーンは「長尺」で長さで飛びをアピール。

キャロウェイは「短いミドルはワンオンを狙え」と飛びをアピール。

飛距離アップの選択肢はいくつもありますが、メーカーによっては相反することを主張している場合があったりします。ちなみに昔はここまで多岐にわたっていませんでした。ルールで高反発が規制される前は、多くのメーカーが‥‥

反発係数の数値の大きさを競っていました。

また、やさしさの目安となるヘッド慣性モーメントが注目を浴びた時とは、

慣性モーメントの数値の大きさを競っていました。

どちらもルールで規制されたということは、どちらも数値が上がると飛びに直結することは間違いないでしょう。特にフェースの反発については、反発係数が高くなれば誰が打っても飛びを得られます。圧倒的に飛びに有利に働く要素というのは、ルールに抵触すると考えた方がいいです。逆に言うと、ルールに抵触しないということは、誰が打っても飛ぶ要素にはならない可能性が非常に高いです。

では今どきのドライバーを選ぶ場合、
どの要素にこだわればさらなる飛距離アップを狙えるのか?

それを考える上で、大事なのは飛びの基本物理を理解することです。物理と言っても難しく考える必要はありません。ゴルフの物理はシンプルで、理系じゃない人でも簡単に理解できます。マーク金井は17歳の時、「ゴルフの科学」(河村龍馬著)でゴルフの物理を学び、今でもそれがベースとなって今どきのクラブを分析しています。

ゴルフの科学

飛びの要素は3つあります。

ボール初速
打ち出し角
スピン量

この中でももっとも比重が大きいのがボール初速で、「ゴルフの科学」でも、

ボールの飛距離は初速が大きいほど伸びる

と書かれています。では、ボール初速は何が影響するのかというと、以下の4つの要素が大きく影響があります。

ヘッド重量
ヘッドスピード
ロフト
ミート率

インパクトというのは衝突(追突)現象。ゴルフの科学では、「インパクトに入ってくるヘッドスピードが同じだとすれば、ヘッドは重いほどボール初速は大きくなる」と書かれています。ボールの重さは約46gと決まっています。このボールに大きな衝突(追突)力を与えるには、ヘッドが重い方が有利です。ヘッドの重さの効果としては、

ヘッド重量180g  ボール初速0.93
ヘッド重量200g     ボール初速1.00
ヘッド重量220g   ボール初速1.07

ピンの場合、この衝突(追突)力をアップさせる手段として、他社よりも重ヘッドを採用しているわけです。物理的に理にかなっていますが、ヘッド重量はルールで規制されていません。フェースの反発係数は規制されていますが、ドライバーのヘッド重量は220gでも適合です。

なぜ、ヘッドを重くしてもルールに違反しないのか?

おーっと、原稿締切の催促が入りました。この続きは明日じっくり説明しましょう〜。

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2014年02月14日いよいよ本日、ジャパンゴルフフェア2014開幕〜

ゴルフ業界最大イベント、ジャパンゴルフフェア2014が本日開幕。今日から日曜日まで東京ビックサイトでやっています。入場料は無料。178社のゴルフ関連企業が一同に集まるイベントで、ゴルフクラブはもちろんのこと、様々なゴルフ用品、ゴルフ関連商品を見ることができます。チャリティの即売会では、人気のゴルフアパレルがお買い得価格で購入できます。マーク金井は昨年のゴルフフェアで、エドウィンのキャディバッグ、アドミラルゴルフのウエアを衝動しました〜。

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もちろん今年もマーク金井もゴルフフェアに入り浸ってます。今日はゴルフ用品協会のセミナー講師と、Lynxのブースでトークショーを予定してますし、土曜日、日曜日もトークショーを行っています。空いた時間は会場を所狭しとウロチョロしてますので、見かけたらお気軽に声を掛けていただけると嬉しいです。

さて、このゴルフフェア。

最初に開催されたのは昭和43年(1968年)。大阪万博(1970年)よりも2年前に第1回が開催。場所は文京区の全ラ連(現全国家電会館)。中央通り沿いに面したビルで秋葉原と御徒町の間ぐらいの所のビルにて開催されたそうです。

昭和46年(1971年)からは有楽町の交通会館で開催。

昭和52年(1976年)からは大手町・東京都産業貿易会館大手町会館で開催。

昭和57年(1982年)からは台東区浅草の都立産業会館にて開催。

昭和63年(1987年)からは浜松町の東京産業貿易センタービルにて開催。

マーク金井は1987年にゴルフ業界に入ったので、浜松町で開催されたゴルフフェアから見学に行ってます。当時はビルの会議場みたいな所で、ゴルフ関係者の内輪の集まりという感じでした。一般の見学者はほとんどいなかったのを記憶しています。

そして、平成6年(1994年)から3年間は晴海の東京国際見本市会場にて開催。平成9年(1997年)からは有明の東京ビックサイトにて開催となって現在に至っています。

こうやって振り返ってみると、ゴルフフェアに行くようになって25年以上立っています。あっという間の25年間でしたが、今回は自分が作ったクラブ、そしてゴルフ用品がメーカーブースに展示されます。ゴルフクラブ関連はLynxさんのブース、ゴルフサプライはタバタさんのブースに出ています。そして、ひょっとしたらマーク金井のヘッドカバーもホクシン交易さんのブースで出展されているかもです(笑)。

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マーク金井設計のリンクスのSSウエッジ

今日からは関東地方は降雪、そして荒れ模様になりそうですが、幸いなことにビックサイトは室内展示場。行き帰りのアクセスはちょっと大変ですが、いったん会場内に入ってしまえば快適な空間でゆったりすごせます。

25年前に自分が設計したプロダクトがゴルフフェアに出品されるなんて、夢にも思いませんでした。とりとめもないブログになりましたが、皆さん、ゴルフフェアの会場でお待ちしてます。ふるってのご来場よろしくお願いします〜。

 

すでに雪がガッツリ降ってますので、車よりも電車の方が良いかと思います。足元の悪いので、オイラはゴルフシューズで現地に向かいます〜(笑)

 

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2014年02月13日今どきのアイアンはウエッジ4本必要だ!!

一昨日の深夜というか昨日の早朝、スノーボードの男子ハープパイプは見応えがありました。現役中学生(15歳)の平野歩夢選手が銀メダル、現役高校生(18歳)の平岡卓選手が銅メダルを獲得し、ソチオリンピックで日本勢初のメダルを獲得しました。平野選手は冬季五輪の日本史上最年少メダリストとなったのです。オリンピックは何が起こるのか分からないと言われてますが、絶対的王者、ショーン・ホワイトが2回目の滑走で着地のミスで4位に終わった時、勝負の怖さを思い知らされました。

Snowboard - Winter Olympics Day 4

ハフィントン・ポストより転載 記事は写真をクリック↑

女子ジャンプで高梨沙羅選手が4位に終わった時も、「勝負は時の運」「勝負に絶対はない」ということを嫌というほど思い知らされました。オリンピックが4年に1度しか開催されないことを考えると、勝負の世界は本当に残酷です。

Ski Jumping - Winter Olympics Day 4

ハフィントン・ポストより転載 記事は↑をクリック

さて、今日のエントリーも今どきアイアン(ストロングロフトアイアン)のクラブセッティングについてです。今どきのアイアンは、ドライバーの飛距離が200y前後の人でも、

7番で150yをワンオン!!

させることが設計の優先順位の一番になっているような気がします。それを実現するために、7番のロフトはどんどん減る傾向にあり、今どきのアイアンは7番で30度前後が当たり前になっています。そして、そのしわ寄せがロフトピッチにも現れています。例えば、超ストロングロフトの代表格であるeggアイアンの場合、

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eggアイアンのロフトピッチ
5番 22度
6番 24度
7番 27度
8番 31度
9番 35度
PW 40度
AW 45度
AS 50度(AWとSWの中間に入れるクラブ)
SW 55度

5番と6番とのロフト差が2度で
9番とPWとのロフト差が5度もあります。

本来ならば6番21度、5番18度ぐらいのロフトにしたい所ですが、これでクラブを作ってしまうとボールが上がり切らないリスクが高くなります。それを避ける意味で6番から上の番手は、ロフトピッチがかなり詰まった感じになっているのです。2度のロフト差で10yの距離を打ち分けるのはプロでもかなり難しいことを考えると、eggの場合は6番から、もしくは7番から使った方が使い勝手が良いでしょう。

タイトリストから新しく出る飛び系アイアン、VG3タイプの場合だと

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VG3タイプEのロフトピッチ
5番 23度
6番 26度
7番 30度
8番 33度
9番 38度
PW 43度
AW    49度
SW 55度

こちらは下の番手になるとロフト差を大きく付けることで、下の番手のロフトが減りすぎないようになっています。クラブの本数が増えない配慮がなされていますが、下の番手はロフト差が大きいので飛距離の階段を作りづらくなっています。上の番手はロフト差が3度に対して、下の番手はロフト差が6度。これだと、上の番手は10y、下の番手は20yぐらいの飛距離差になってしまいます。

では、どんな風にセッティングすれば今どきのアイアンは飛距離の階段を上手く作ることができるのか?

プロギアのeggのようにウエッジの本数を1本増やすことをお勧めしたいです。7番でやさしく150y打てる今どきのアイアンはロフトが立っている。ロフトが立っているならば無理につじつま合わせをするよりも、ウエッジを1本増やせばいいのです。そうすれば、ロフトピッチもスムーズになりますし、ゴルファーも飛距離の階段を作りやすくなるのです。具体的に言うと

5番 23度
6番 26度
7番 30度
8番 34度
9番 38度
PW 42〜43度
追加ウエッジ 47〜48度
AW 52度
SW 56〜58度

こんな感じでロフトを設定すれば、番手感の飛距離差が10〜15yとなり、クラブ選択がやさしくなってきます。そして昨日のブログでも書きましたが、ドライバーのヘッドスピードが40m/s前後ならば、アイアンは7番からで十分です。

7番
8番
9番
PW

この4本に、ロフト48度前後のウエッジ、そしてAWとSWを入れる。今どきのアイアンはこの7本組がひとつの理想的なセッティングになると思います。マーク金井はやさしくアプローチが打てる軟鉄鍛造のMSウエッジを設計していますが、そのラインアップの中に48度があります。これはストロングロフトなアイアンが主流になることを見越して設計してます。軟鉄鍛造にこだわったのは打感の良さもさることながら、ライ角、そしてロフト角を簡単に調整できるからです。

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100yピッタリを打てるウエッジ MS48 ↑クリック

モデルによってもロフト設定が異なりますが、100y以内の距離を苦手にしていたり、PWよりも下の番手でフルショットの距離の打ち分けが難しいと感じているならば、それはクラブの影響も少なからずあります。

今どきのロフトが立ったアイアンは7番で150y打てるのが魅力ですが、ロフトを立てた影響で、ショートアイアン以下の距離を打ち分けるのが難しくなっています。ゴルフは100y以内をいかに上手く打つかが大事です。それを考えると、今どきのアイアンで上手くスコアメイクするには、ウエッジは4本あった方が絶対に有利です〜。

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2014年02月12日今どきアイアン(ストロングロフトアイアン)の賢いセッティングとは!?

都心の雪はほぼ溶けましたが、昨夜から今朝にかけて千葉ではまたまた降雪。県内のゴルフ場はまたまたスキー場のような状態に陥り、せっかくの祝日に千葉エリアのゴルフ場はクローズを余儀なくされました。冬に雪はつきものとはいえ、今年は雪の当たり年です。どこのゴルフ場も休日返上で雪かきしていますが、これが想像をはるかに超える重労働。マーク金井は学生時代ゴルフ場でバイトしてましたが、ゴルフ場の雪かきでぎっくり腰になったことを今でも覚えています。特に溶けた雪が凍って固まってしまうと、そこはスケートリンクのような状態。氷を剥がすというのは気が遠くなるほどの重作業なんです。

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その重作業に比べればクラブ1日50~100本打つなんてことは普通なことです。ブログを毎日更新することも、それほど大変なことではありません。凍った氷を剥がすのに比べれば‥‥

さて、今日のエントリーはストロングロフト(7番で30度以下)なアイアンの賢いセッティングについてです。

昨日のブログでも書きましたが、ドライバーのヘッドスピードが40~43m/sの場合、ロフトが30度前後が一番キャリーが出ます。言い換えると、7番のロフトが30度だとすると、

 

6番 27度
5番 24度

 

ぐらいになります。こうなると6番と5番は地面から打った場合、ナイスショットしてもボールが上がり切らないために、7番と同じぐらいしかキャリーが出なくなります。池越えのセカンドで7番だと越えない場合、6番でも5番でも池を越えることができなません。池を越えるためには、7番アイアンよりもキャリーが出るクラブが必要になります。具体的に言うと、アイアンよりもボールが上がるクラブ、フェアウェイウッド(FW)、もしくはユーリティクラブ(UT)が必要です。例えば、6番アイアンと同じロフト(27度)でもFWやUTはボールが上がりやすい分だけキャリーが出てくれるからです。

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ドライバーのヘッドスピードが40m/s前後ならば、今どきのアイアンは7番以下からで十分なんです。理由は単純、5番と6番で番手なりのキャリー(飛距離)を出せないからです。

ちなみにマーク金井はタイトリストのVG3というアイアンを使っていますが、7番のロフトが30度、6番が27度で5番が24度。ドライバーのヘッドスピードが46m/sあるので6番(27度)で最大のキャリー(175Y)が出ますが、5番(24度)だとナイスショットしてもキャリーは6番とほぼ同じです。なので、風が強い時を除けば、アイアンは6番から。5番アイアンを抜いて、そのかわりにUTをバッグに入れてます。

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今どきのアイアンはストロングロフトにすることで7番が飛ぶようになっていますが、それと引き替えに7番以上の番手(6番、5番)は、飛距離を出すのが非常に難しいクラブ、地面から打った時にキャリーが出づらくなってしまっています。これが今どきのロフトが立ったアイアンのジレンマなんです。

アイアン選びの基準はいくつかありますが、アマチュアの多くは‥‥

 

7番で150y!!

 

というのが基準になっています。マーク金井がゴルフを始めた頃、今から40年前は
5番で150yというのが基準でしたが、いつの間にかそれが7番で150yになりました。そうです、ストロングロフトの最大のメリットは

 

150yを7番で狙える!!

 

ドライバーの飛距離が200y前後でも7番で150y飛ばせる。今どきのアイアンはこれが優先順位の一番になっているのでしょう。そして、アイアンの試打クラブは7番。5番がやさしく飛ばせるクラブよりも7番がやさしく飛ばせるクラブを作らないと売りづらい。それもロフトを立てる大きな要因になっていると思います。

昔はアイアンは3番からPWまでの8本が主流でした。それが今どきは5番からPWまでの6本が主流です。しかし、ロフトが立っているアイアン(ストロングロフト)では、5番アイアンは昔の3番アイアンと同じロフトで距離が出づらくなっています。それを考えると、これからのアイアンセットは6番からPW、もしくは7番からPWというのがアイアンセットになっていくでしょう。実際、ヤマハはインプレスRMXシリーズで7番からPWの4本セットで販売しています。7番のロフトが30度以下の今どきのアイアンは4本セットがスタンダードになって欲しいものです〜。

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明日はアイアン4本時代における賢いクラブセッティングについて書きましょう〜。

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2014年02月11日ストロングロフトのアイアンのメリット、デメリットとは!?

昨日はGDOのHOTLISTでウエッジ18本、パターを34本試打してきました。パターの試打は面白いですが、ドライバーやアイアンに比べると物理的な違いがありません。性能と同じぐらい趣味性とか感覚的な要素が大きいクラブであることが再確認できました。マーク金井はロフトが多いパターでハンドファーストに打つことになれているので、ロフトが少ないパターよりもロフトが多めのパターの方が打ちやすいし、距離感&方向性が安定します。パターはボールを転がすクラブですが、ロフトの重要性を改めて思い知りました。

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そしてロフトと言えば、アイアンもロフトがクラブ選びの重要な要素です。

昨日のブログでも書きましたが、今どきのアイアンはモデルによってロフト設定がかなり異なります。昔はモデルによってロフト差は1〜3度ぐらいしかありませんでしたが、今どきは同じ番手でもロフト差が最大で8度もありました。ここまでロフト差があると、クラブによっては7番アイアンを打っているという感覚はありません。

例えば、テーラーメイド。新しいモデルの7番のロフトを調べてみると、

ツアープリファードMB 35度
ツアープリファードMC 34度
ツアープリファードCB 32.5度
スピードブレード    30.5度
グローレ        30度

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テーラーの場合も同じ7番でロフトが5度違います。5度というのは1番手以上。飛距離にして15y前後異なってきます。

さて、このアイアンのロフト

アイアンはロフトを立てると何故飛ぶのか?

ロフトはボールの打ち出し角度に影響出るのに加えて、スピン量にも影響を及ぼします。ロフトが増えるほど摩擦が増してスピンが増えて距離が落ちます。7番よりもPWの方が飛ばないのは、PWの方がロフトが多い分だけスピンが増えるからです。ロフトとスピンの関係でいうと、ノーマルロフト7番アイアンの場合、スピン量の目安は

5500〜7000回転

ぐらいです。それがストロングロフトの7番の場合、スピン量は

4000〜5000回転

ぐらいまで減ってきます。そして、ストロングロフトだと打ち出し角度も低くなります。ロフトが30度未満の7番になるとボールが上がりづらくなり、ヘッドスピードが遅い人の場合、キャリーが出づらくなります。

では、アマチュアの場合、何度のロフトが一番キャリーが出るのか?

ヘッドスピードや打ち方によっても異なりますが、ドライバーのヘッドスピードが40〜43m/sの場合、ロフトが30度前後が一番キャリーが出ます。言い換えると、7番のロフトが30度だとすると、6番アイアン、5番アイアンはロフトが立ち過ぎるためにキャリーが出ません。7番を打っても、6番を打っても、5番を打っても同じキャリーしかでない恐れがあるのです。

ティアップして打てばロフトが30度未満でもキャリーを出せますが、地面から打つ場合は、飛ばせるロフトの分岐点というのは30度前後。これ以上ロフトが減ってしまうと、キャリーが出づらくなるだけでなく、6番アイアン、5番アイアンが無用の長物になる可能性が高くなるのです。

ドライバー同様、アイアンも試打して購入する人が増えてきました。そしてアイアンの試打クラブは7番アイアン。アイアンの善し悪しを評価するクラブが7番なために、やさしさをアピールするアイアンの多くは7番のロフトを立てる傾向にあるのです。しかし、7番のロフトが25度とかになってしまうとキャリー不足になります。

7番が飛ばない(上がり過ぎる)アイアンは5番がやさしく飛ばせます。対して、7番がものすごく飛ぶアイアンは5番で飛ばすのが難しくなります。

ストロングロフトのアイアンは7番が一番飛びます。アイアンだって飛距離が欲しい人にとってはストロングロフトのアイアンは魅力的です。ただし、ストロングロフトのアイアンを使う場合は、クラブセッティングが大事です。それについては明日じっくり説明しましょう〜。

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