マーク金井blog

2014年05月21日ゴルフの竪琴を使うと本当にスイングが良くなるのか!?

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昨日はインターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」のオンエア日。ゲストはイラストレーターの野村タケオさん。そしてサプライズゲストにモデルの杉澤友香さん。マーク金井は扁桃腺がゴルフボールくらい腫れた状態でしたが、いざ番組が始まると喋りっぱなし。昨日も音楽を1曲もかけず、90分喋りっぱなしでした。

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野村さんをゲストに招いたのには理由があります。来週火曜日(5月27日)には、クラブ選びのガイドブック、

写真

「今より30ヤード飛ぶクラブを選ぶための36の法則」(実業之日本社)
(本体1500円+税)

の刷り上がりが昨日手に入ったからです。手前味噌ですが、これには今どきのクラブの選び方が包み隠さず網羅されています。クラブの方というとどうしても専門用語とかスペックが羅列されてしまいます。堅苦しい本になるのが避けられませんが、この本は野村さんのイラストによって、今までとは比較にならないほど読みやすくなっています。全部で36点のイラストとイントロの漫画が描かれていますが、マーク金井は絵柄の指示はまったくありません。すべて野村さんのオリジナル。絵だけを見ても、本の内容、クラブ選びの本音が分かるようになっています。すでにアマゾンで予約できます。←クリック!発売直後は売り切れも予想されますので、ご予約いただけますと幸いです。

さて、今日のエントリーはゴルフの竪琴についてです。

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昨日のブログでも書きましたが、正しいゴルフスイングを構築するために絶対に欠かせない要素のひとつに、ダウンスイングでの両手の位置関係があります。

「右手が上、左手が下」

この位置関係を身体に覚えさせるにはゴルフ竪琴が非常に効果的です。両手を離して持つこと、そして右手が上になるように竪琴を持つので、スイング中に両手の位置関係が明確に分かり、「勘違い」「やっているつもり」にはなりません。短時間で「右手が上、左手が下」の感覚を確実にマスターできます~。

加えて、スイングで一番で重要なインパクトゾーンを正しく迎える感覚も養えます。昨日、FBでもアップしましたが、アナライズの新しい女性スタッフがゴルフを始めるというのへ、3日前からゴルフの竪琴でハーフスイングを練習してもらっています。ゴルフクラブを持つ前に、竪琴を持って素振り&スポンジボールを打ってもらいました。最初だけ形を教えたら、1日に15~30分の練習でハンドファーストなインパクト、そして右手が上に乗ったフォローを作れるようになったのです。

マーク金井でこの3日間でアドバイスしたことはシンプルで、

・ゆっくり振ること
・下半身をしっかり動かすこと
・ボールを遠くに飛ばそうとしないこと
・右手を上、左手を下に使うこと

この4つだけです。形は、ハーフスイングのトップの形、インパクトの形、フォローの形。この3つの形は動きの中ではなくて、静止した形を教えました。言い換えると、気持ちよく振ることや、リズム良く振ること、自然に振ることはアドバイスしません。日本舞踊と同じく、形にこだわることは強く意識させました。

その結果、できたスイングはこれです。

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実際にボールを打ったら、ここまでちゃんとしたハンドファーストなインパクトにならないと思いますが、少なくとも動きの中でハンドファーストなインパクトを作れるようになっています。加えて、フォローで左ひじも引けてないので、ボールを正しく捕まえられるようにもなっています。なので、ボールを打ってスイングが悪くなったとしても、元に戻れる自分がいます。

ゴルフは最終的には手の意識を消すのが理想ですが、正しいハンドアクションが見につくまでは、ゴルフの竪琴で「右手が上、左手が下」を意識しながら練習した方が、短時間で正しいスイングが見に付けられます。ゴルフの竪琴は運動神経が高い人にはまったく必要のない練習器具ですが、ボールを打ってもスイングが上手く構築できない人には、スイング作りに非常に効果的な練習器具なんです~

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購入は写真を↑をクリック

ゴルフの竪琴は出来るだけ安く効果的に!をテーマに作った練習器具です。安価にするため、若干の仕上げの悪さ、スポンジの凹み(時間が経てば戻ります)がありますが、それは練習するのに支障はありません。少々いいよ!!という方だけ購入下さい(笑)練習するのが目的です!頑張って上達して下さいね。

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2014年05月19日アイアンのスイングはクラブによって作られる!!

女子ツアー「ほけんの窓口レディース」(福岡CC和白C)は、接戦の末、最終日にスコアを3つ伸ばした韓国のイ・ボミプロが優勝。アマチュアの柏原明日架選手は終盤に崩れてしまいまい、惜しくも6位タイでした。ラジオ出演がきっかけでマーク金井が応援している工藤遙加プロは最終日に少しスコアを2つ落とし、19位タイに終わっています。ちなみに、男子ツアーは先週もオープンウイーク。レギュラーツアーの試合は行われてません。プロゴルフに関して言えば、男子ツアーはかなり厳しい状況に追い込まれています。

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写真はGDOより転載。試合の模様の記事は写真をクリック

そして厳しいと言えば、男子プロゴルファーの収入でしょう。現在、PGA会長の倉本昌弘プロによると、アマチュアゴルファーが全員レッスンを受けたとしても、プロゴルファー1人あたりが得られるレッスン収入は年間200万円にも満たないとのこと。そして、これからゴルファーが減れば、ますます収入が減ってしまうとのことです。

プロゴルファーの収入源はレッスン以外にもあるかと思いますが、ゴルフが本当に上手くなりたいと思うのであれば、独学よりもレッスンを受けた方が絶対に有利です。マーク金井は1シーズンでスノボが劇的に上達しましたが、これもレッスンの賜物です。費用との兼ね合いもありますが、プロに習った方が打たなくていいミスショットを減らせますし、確実にスイングも良くなって上達できます。

そして、ゴルフ上達を本当に望むのであれば、道具選びも大事です。

前回のブログでマーク金井はアイアンのバンス角について書きましたが、アイアンですくい打ちに悩んでいるのであれば、迷わずバンス角が大きなアイアンをお勧めします。理由は単純‥‥

・バンス角が大きいほどすくい打ちになりづらく、
・バンス角が大きいほどダウンブローに打ちたくなり、
・バンス角が大きいほどインからあおる軌道を矯正できるからです。

対してクラブの構造上、

・バンス角が小さいほどすくい打ちになりやすく、
・バンス角が小さいほどすくい打ちしなくなり、
・バンス角が小さいほどインからあおる軌道を矯正しづらくなります。

たかがバンス角と思うかも知れませんが、例えば、バンス角0度のアイアンとバンス角5度以上のアイアンを打ち比べると、クラブがスイングに与える影響がはっきり分かります。

バンス角0度のアイアンはハンドファーストに打ちづらく、その結果、すくい打ちになりやすい。対して、バンス角5度以上のアイアンはハンドファーストに打たないと(ダウンブローに打たないと)、ボールを上手く捕らえることができないからです。バンス角が大きくなるほどアドレスした時、リーディングが浮きます。ソールのお尻側が出っ張っているので、ダウンブローの軌道でハンドファーストな状態でインパクトを迎えた方が、ボールを上手く捕らえられるからです。

米国の練習器具でツアーストライカーといのがありますが、これはアドレスした時にリーディングエッジが10㎜以上浮いています。この影響ですくい打つとトップしか出ません。ダウンブローの軌道、そしてハンドファーストな状態でインパクトを迎えないと上手く打てないように作られています。ツアーストライカーほどではありませんが、バンス角が大きい(7番で5度以上)アイアンは、これと同じ感じになるのです。

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もちろん、ダウンブローな軌道、ハンドファーストな状態でインパクトを迎えるにはコツがあります。それは、ダウンからインパクト、そしてフォローにかけて、

「右手が上、左手が下」

このポジションを強く意識すること。ダウンスイングで‥‥

「左手が上、右手が下」

になってしまうと、ダウンブローに打ちたいと思っても打てません。インサイドからあおる軌道になってしまいます。また、ダウンで「左手が上、右手が下」になっている人の場合、バンス角が大きいアイアンを使うと、「インパクト前にソールが跳ねすぎて、トップのミスが多発します」。ダウンで「左手が上、右手が下」になっている人の場合、バンス角が小さいアイアンの方がソールが跳ねすぎない分だけ、打ちやすく感じます。

マーク金井はジュニアの頃からゴルフをやってますが、「左手が上、右手が下」になる癖がなかなか矯正できませんでした。今から20年位前に山本信弘プロと出会い、山本プロから色々教わり、ようやく「右手が上、左手が下」なダウンスイングをマスターしました。
山本プロからは両手を離すことで、手の位置関係が分かると教わり、今でもゴルフの竪琴を使って、ダウンスイングの軌道をチェックしています。

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いつも右手が上になるスイングが覚えられます 詳しくは写真↑をクリック

最近はスマホやiPhoneでスイングを自撮りできます。もしもダウンスイングで「左手が上、右手が下」になっているならば、バンス角が大きいアイアンを使うことを強くお勧めします。そして、スイング中、両手の位置関係が分かりづらいと感じるのであれば、ゴルフの竪琴で練習して下さい。竪琴を使うと「スイングの勘違い」「やっているつもり」にはなりません。「右手が上、左手が下」の感覚を確実にマスターできます~。

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2014年05月18日本当にやさしいアイアンを見極める極意とは!?

日照時間が長いこの時期は早朝、薄暮ゴルフにぴったりな時期です。関東エリアだと朝は5時くらいからプレーを楽しめますし、日没も6時半ぐらい。薄暮ならば夕方4時過ぎぐらいにスタートすると暑さ知らずで快適にプレーできます。9ホールプレーが大好きなマーク金井は時間を見つけては電車で河川敷薄暮ゴルフにせっせと通っています。

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もちろんマーク金井のことですから、プレーを楽しむだけではありません。毎回必ず、クラブやシャフト、そしてボールをテストしてます。そして、プレー時には欠かさずレーザー式距離測定器「ブッシュネル」を使用。いつもプレーするコースで飛距離をきちんと測定することで道具の性能を丸裸にしています。加えて、アイアンやウエッジにおいては、天然の芝で打つことで、ヘッド性能を入念にチェックします。ソールの抜けの良さ、ミスの許容範囲、スピン性能というのは、練習場の人工マットではチェックしづらいからです。

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さて、今日のエントリーはアイアンの「やさしさ」についてです。

アイアンに求める性能はいくかありますが、マーク金井がこだわるのは「ダフり」に対する許容範囲の大きさ。ダフり気味に入った時でも距離が落ちない、方向性が安定すれば、ミスがミスになりません。加えて、ダフっても距離がちゃんと出れば心理的なプレッシャーからも解放されます。前回のブログに書いた「OKライン」をクラブで下げることができますし、「OKライン」を下げても、セカンドショットがグリーンに乗る確率を上げられるからです。

では、どんなアイアンが「ダフり」のミスに強いのか?

ダフりに強いかどうかはソールの幅と形状で決まります。ソール幅が広くて、バンス角が大きい(ハイバンス)なほど、ソールは地面に潜りくくなってダフって打ってもボールと上手くコンタクトできます。逆に、ソール幅が狭くて、バンス角が小さい(ローバンス)なほど、ソールは地面に潜りやすくなります。ダフって打つとヘッドが地面に刺さってボールと上手くコンタクトできません。

ソール幅、そしてバンス角の大小は目で見ても確認できますが、硬い床の上に置くことでも簡単に確認できます。硬い床にヘッドをポンと置いた時、ソールがピタッと座ったり、フェースが開きやすいアイアンはバンス角が小さいと思って間違いありません。対して、硬い床に置くとソールの座りが悪く、ヘッドがクルッと反時計回りに回転してフェースが被ってしまいやすいアイアン、ヘッドを座らせたらフェースが被ってしまうアイアンはバンス角が大きいと思って間違いありません。そして、バンス角で一番大事なのはヒール側のバンス角で、ここが大きいほどダフりのミスに強く、アドレスした時にフェースが被りやすく(左を向きやすく)なってきます。

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市販モデルをチェックすると、総じて米国メーカーのアイアンはバンス角が大きめで、国内メーカーのアイアンはバンス角が小さめです。例えば7番で調べてみると、

ダンロップ ゼクシオ8 バンス角0度
グローブライド オノフ バンス角1度
フォーティーン TC-777 バンス角1度
ブリヂストン ファイズ バンス角-0.5度

バンス角が非常に小さいです。もちろん国内モデルでも探せばバンス角が多いモデルもあって、

ダンロップ スリクソンZ525 バンス角4.1度
マルマン ゼータ      バンス角5.1度
ミズノ MP-54       バンス角4度

です。他方、米国モデルとなるとさらにバンス角が多いモデルもあります。

ピン i25          バンス角7度
キャロウェイ エイペックス バンス角9.3度
キャロウェイ エイペックスプロ バンス角10度
タイトリスト MB       バンス角7.7度

(数値は月刊ゴルフダイジェスト2014年6月号調べ)

国内メーカー7度以上バンス角がついたアイアンはほとんどありません。手前味噌ですが、マーク金井が作ったリンクスSSアイアンぐらいだけです。対して、米国メーカーが作るアイアンには7度以上のバンスがついたモデルが結構あります。

では、なぜ国内メーカーのアイアンにはハイバンスなモデルがほとんどないのか?

では、なぜ国内メーカーのアイアンはミスに強いアイアンを作ろうとしないのか?

ここからはマーク金井の推察ですが、練習場とゴルフショップの床が影響しているような気がしています。練習場の人工マットの下はコンクリートの床です。このためバンス角が大きいと跳ねすぎてハーフトップのミスが出やすくなります。そして、ゴルフショップの床は硬い。硬い床に置いた時、フェースが被ってしまうと「顔が悪い」と敬遠するゴルファーが少なくありません。バンス角を大きくすると(特にヒールバンスを大きくすると)、見た目で好まれないために、バンス角を少なめにしているアイアンが多くなっているのではないでしょうか?

誤解を恐れずに言うと、練習場で打ちやすいアイアンとコースに出た時に打ちやすいアイアンは同じでありません。練習場でソールが跳ねすぎてハーフトップしやすいアイアンの方が、コースに出た時に「やさしい」アイアンになってくれます。

それだけはありません。

ハイバンスのアイアンはローバンスのアイアンよりもスイングを良くしてくれる効果もあるのです。それについては次回じっくり説明しましょう~。

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ゴルフの竪琴再入荷してます

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2014年05月16日横峯さくらが実践しているOKラインとは!?

今週から発売を再開した「ゴルフの竪琴」ですが、予想をはるかに上回るオーダーをいただいてます。在庫は潤沢にございますが、ひとつづつ手作業で梱包致しますので発送に少し時間がかかっています。ご注文いただいたお客様には少しお時間いただきますが、必ず発送いたしますのでしばしお時間いただけると幸いです。

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アナライズでは「ゴルフの竪琴」が注目を集めていますが、女子プロ界で注目を集めているのが「OKライン」なる言葉。最近結婚した横峯さくらプロが口癖のように「OKライン」と言ってますが、これは横峯プロのご主人となったメンタルトレーナーの森川太郎氏が提唱しているメンタル用語です。

さて、この「OKライン」

今週発売の週刊ゴルフダイジェストには、こんな風に説明がありました。

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「目標を達成するためには、『最終的なクリアライン』と、その前段階の『現在の自分が確実にクリアできるライン』の2つのラインがあり、後者を『OKライン』といっています。このOKラインをクリアすることで自己肯定感を持つことができ、それが自信ややる気となって、最終的なクリアラインの突破につながるのです。(週刊ゴルフダイジェスト5月27日号より引用)

要するに、横峰プロが口ずさむOKラインとは「閾値」と同義語です。

閾値とは、一般に反応その他の現象を起こさせるために加えなければならない最小のエネルギーの値。生体に興奮を引き起こさせるのに必要な最小の刺激の強さの値のことですが、要するに、自分の気持ちを納得させるバロメーターのことです。

例えば、ドライバーでナイスショットすれば250y飛ぶ人がいるとしましょう。この場合、
「OKライン」や「閾値」が高い人というのは、

230ヤード以上飛べばナイスショット

対して「OKライン」「閾値」が低い人というのは、

200y飛べばナイスショットとジャッジするわけです。「OKライン」「閾値」を下げる、すなはち自分の合格点を下げれば自分で自分にプレッシャーをかけなくなります。結果、気持ちを楽にしてプレーできます。自分が確実にできることのハードルを下げることで、結果的にマイナス思考が除去され、プラス思考になるメリットがあります。

自分に厳しい人の場合、「OKライン」「閾値」を下げることに対して抵抗を持っている人が少なからずいますが、達成が難しい所に「OKライン」「閾値」を設定すると目の前の失敗に対し、腹を立てたり、「本当の自分はもっと上手いんだ」という現実逃避してしまい、ミスショットの連鎖を生みます。結果、目標達成が難しくなることはあっても、やさしくなることはありません。

何年やっても100が切れない、90が切れない。
ここ一番でスコアを崩してしまう。
最終ホール近くなると大叩きしてしまう。
コンペや競技会になるとスコアが悪くなる。
練習場で打てたショットがコースで打てない。

等々、これらの悩みを抱えているアマチュアゴルファーが少なくありませんが、その多くは「OKライン」「閾値」が高すぎることにより、自分で自分の首を絞めている可能性が高いと思います。

では、アマチュアの場合、「OKライン」「閾値」はどれぐらいに定めればいいのか?

100を切りたいを思っているならば、まずはティショットとセカンドショットの「OKライン」「閾値」を下げることでしょう。白ティからプレーするのであれば、ティショットの「OKライン」「閾値」はスバリ、

150y!!!!!!!

フェアウェイでもラフでも150y飛べば、2打目が打てる場所にボールがあれば、それはナイスショットです。これぐらい「OKライン」「閾値」を下げてやれば、それだけでも普段よりもハーフ3打くらいスコアが良くなるでしょう~。

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お知らせ

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2014年05月15日アイアンのシャフトはスチールとカーボン、どちらが本当にいいのか?

告知 5/18にアナライズで好評の4スタンスセミナーやります。14時半の部はまだ余裕がありますので、是非ご参加下さい 申し込み問い合わせはyoyaku@analyze2005.comで

一昨日の火曜日は、インターネットラジオ配信、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」のオンエア日。ゲストに日本シャフトの栗原一郎さんをお招きしました。日本シャフトと言えば軽量スチールのNS950で同じみのシャフトメーカーですが、国内では唯一のスチールシャフトとカーボンシャフトの両方を作っているメーカーでもあります。

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番組ではシャフトの作り方、そしてそれぞれの素材のメリットについてお話を伺い、そして契約選手であるカーリー・ウェブ選手がこだわるシャフトのポイントについても面白い話が聞けました。ウェブ選手が使っているシャフトは、昔も今も、

ドライバーはカーボンのGT600シリーズ
アイアンは軽量スチールのNS1050

なんだそうです。メーカーとしては新しいシャフトを使って欲しいそうですが、テストを繰り返してもこの2モデルのパフォーマンスが一番良いそうです。どちらのシャフトも発売からかなり時間が経過していますが、今年もドライバーにはGT600、アイアンにはNS1050が装着されているそうです。

さて、今日のエントリーはアイアンのシャフト選びについてです。現在、アイアン用シャフトはスチールとカーボンを選択できることもあって、「どちらが自分に合っているのか」「どっちの方がアイアンが上手く打てるのか」と悩んでいる人が少なからずいます。

マーク金井ももちろんその一人で、アイアンはスチールとカーボンの両方を絶えずテストしています。

かつてはスチールとカーボンは明確な差がありました。それは重量。かつては‥‥

スチール=重い(100g以上)
カーボン=軽い(80g以下)

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日本シャフトの70gのゼロス7とFUJIKURAの100gのMCI100

という風だったので、重くてしっかり感を求めるならばスチール、軽くて振りやすさを求めるならばカーボンを選べば良かったです。しかし、技術革新によって‥‥

「軽いスチール」と「重いカーボン」が登場しました。

今では70g台の超軽量スチールが登場し、今では、100gを超える重量級カーボンが登場しています。60g以下のシャフトを使いたいゴルファーを除けば、同じ重さでスチールとカーボンの両方を選べます。

では同じ重さの場合、スチールとカーボンとではどこがどう違うのか?

カーボンシャフトというと、飛ぶけど、「飛びすぎて前後の距離感が悪い」とか「スチールよりも方向性が悪い」と思っている人が少なくありません。アイアンは飛ばすクラブじゃないことを考えると、スチールの方がアイアンと相性が良いと思っているゴルファーが少なからずいます。

しかし、昔はともかく現在のカーボンシャフトにこんな不安定さはありません。マーク金井は2年前からアイアンもカーボンシャフトを装着していますが、慣れてしまえばカーボンでも距離感のミスはほとんど出ませんし、ボールが飛びすぎるミスも出ません。スチールよりもカーボンの方が弾道が不安定になることは、まずありません。

では、スチールとカーボンはどこが違うのか?

個人差はありますが、スチールとカーボンを比較すると、スピン量とボールの上がりやすさに差があります。抑えた弾道を打ちたいならばスチールの方が適していますし、反対にボールを浮かせたい、高い球を打ちたいならばカーボンの方が適しています。一般にカーボンシャフトの方が設計の自由度が高く、そして先端側を軟らかく作れる分だけ、打ち出し角、スピン量を増やすことができ、それが高弾道につながるからです。

そして、ボールが上がりやすいという意味では、最近のストロングロフトになっているアイアンはスチールよりもカーボンの方がヘッドとの相性も良いと思います。5番のロフトが25度以下の場合、スチールよりもカーボンシャフトの方が、ミドルアイアンでボールが上がりやすくなってグリーンに止まる球が打ちやすくなります。7番アイアンとかでキャリーが出づらい人は、シャフトをスチールからカーボンに変えることで、キャリーを増やすことができるでしょう。ドライバーのヘッドスピードが40m/sぐらいならば、迷わずカーボンをお勧めしたいです。

他の違いとしては、トルクです。

素材の違いで、一般にはスチールの方がトルクが少なく、カーボンの方がトルクが多め。トルクに関しては慣れの部分もありますが、トップからシャープに振り下ろすにはスチールの方が違和感が無く、トップで間を作りたい、ゆったり切り返したい人はスチールよりもカーボンの方がタイミングが取りやすいです。ただしトルクは慣れもあって、長年スチールを使っている人の場合、カーボンを打つとかなり違和感を感じます。5年以上スチールを使っているゴルファーの場合、慣れるのに数ヶ月かかるかも知れません。ちなみに、マーク金井の場合、慣れるまで3ヶ月ぐらいかかりました。

そして、一番大きな違いは打感です。打感とは音と手に伝わる振動のことですが、スチールとカーボンを打ち比べると、振動の出方がまったく違います。素材、そしてシャフトの肉厚が全然違うからですが、スチールに慣れているゴルファーはカーボンの振動が心地悪く、カーボンに慣れているゴルファーはスチールの振動が心地悪く感じます。これに関してはどちらが良いとは言えません。慣れの問題です。ただし、手首やひじを痛めている人の場合、絶対にカーボンをお勧めします。カーボンの方が手に伝わる振動が少なく、手首やひじへの負担が減るからです。

マーク金井は3年前に交通事故に遭い、それがきっかけでアイアンのシャフトをスチールからカーボンに変えました。変えた当初は違和感だらけでしたが、慣れるとスチール同様の距離感でゴルフができてます。そして何より、ウッドとアイアンが同じシャフトになったことで、クラブ全体にシャフトの統一感が出てきました。ウッドとアイアンを同じフィーリングでスイングしたいと思っているならば、重心距離を揃えることも大事ですが、それよりもシャフトの素材を同じにした方が、フィーリングが揃ってきます。

ドライバーやフェアウェイウッドにスチールを装着する人はほとんどいなくなりました。プロ、アマチュアを問わず、カーボンシャフトを装着しています。ウッド用シャフトはウッド(ヒッコリー)、スチール、そしてカーボンと進化しています。この流れを考えると、アイアンも同じ流れになる可能性は高いことはあっても低くはないでしょう~。

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アナライズでもMI72と言うカーボンシャフトを作ってます

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