マーク金井blog

2019年08月25日超私的な考察 軽いクラブと重いクラブ、どちらの方がスイングが良くなるのか!?

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今週は水曜日に兵庫県のサンロイヤルGCで9ホール、木曜日に赤羽GCで9ホールプレーしてきました。金曜日は神田のスタジオで取材を3本こなし、その合間にブリヂストンさんとミーティング。新しいJGRのクラブについて、そして新しいテニスラケットについても色々と情報を仕入れることができました。

ブリヂストンはクラブメーカーですが、テニスラケットメーカーでもあります。テニスラケットは3本所有していますが、あらたにブリヂストンのラケットが1本加わりました。重さは300gでグリップサイズは3。打球面の大きさは98で、ストリングスのテンションは45ポンドです。

ゴルフクラブと違って、テニスのラケットは同じモデルで異なる重さが数種類ライアップされている場合が多いです。今回、手に入れたブリヂストンのテニスラケット、X-BLADE BXシリーズだと、305g、300g、290g、280gと4種類の重さを選べます。ゴルフのようにシャフトの硬さは選べませんが、ラケットの重さはプレーヤーの好みで選ぶことができます。

 

 言い換えると、テニスの場合はラケットの重さというのがストロークのしやすさに大きな影響を与えているから、ラケットメーカーは同一モデルで異なる重さのラケットを市場に投入しているのです。

 

 

では、ゴルフはどうなのか?

 

テニスと同じく、ゴルフも道具を振り回す競技です。クラブの重さが変われは振り心地は大きく異なります。テニスもゴルフも軽い方が「振り回しやすく」、そして手先だけでも操作できます。対して、重い方が「振り回しづらく」、そして身体の大きな筋肉をしっかり使えるようになります。

 

 

そして、テニスもゴルフも、、、、

 

 

 軽い方が初心者向き、シニア、女性向き
 重い方が上級者向き、パワーがある人向き

 

 

という風にメーカー側はアナウンスしています。

 

 

確かに、初心者や非力な人にとっては重いよりも軽い方が道具(ラケット、クラブ)を動かしやすいです。しかしながら、軽い道具は手打ちになるリスクも大きくなります。身体をしっかり使った動きを行なうためには、初心者や非力な人でもある程度重さがあった方が、手打ちの癖がつきません。テニスラケットもドライバーも、一般男性ならば300g前後がちょうどいいのではないかと超私的に思っています。ちなみにマーク金井はドライバーに軽量スチールを装着してますが、このドライバーの総重量は350g。かなり重位ですが、長さが43.5インチと短いので、重くてもちゃんと振り切ることができますし、シニアゴルファーでも普通に振り切ることができます。

 

 

 

ゴルフクラブもテニスラケットの用に、重さのバリエーションをラインアップしてもらえるとすごく嬉しいし、これがユーザーフレンドリーになると超私的に思っています。

 

 

例えば、ドライバーならば、315g、305g、295g、285gという風に。今どきのドライバーの多くはカチャカチャ式なので、異なるシャフトをラインアップすれば、4つの重量帯をラインアップできます。60g台、50g台、40g台、30g台とシャフトを揃えれば、同じヘッドで4つの異なる総重量のドライバーをラインアップできます。今は、男性向け、シニア向けとクラブがラインアップされていますが、カチャカチャ式ならばひとつのヘッドで一般男性用、シニア用の両方に対応できます。

 

ちなみにシャフトメーカーはすでに、同一モデルで異なる重量帯のシャフトを豊富にラインアップしてます。なのになぜか市販のゴルフクラブには、異なる重量帯のシャフトをラインアップされることはほとんどありません、、、、、

 

 

ゴルフに関して言えば、ヘッド重量も選べるようになるとさらにいいです。例えば、ヘッドに重量調整ができるネジを装着すれば、ネジの重量を変えることでヘッド重量を変えられます。例えば、ネジの重さを変えれば185g、190g、195g、200gといヘッドを簡単に作れるのです。

 

ゴルフクラブではシャフトの硬さのバリエーションは豊富ですが、こと重さに関してはバリエーションが豊富なモデルはほとんどありません。ヘッドの重さに関しても、豊富に選べるモデルは非常に少ないです(大手メーカーの場合)。

 

テニス同様、ゴルフクラブにおいても総重量やヘッド重量をチョイスできた方が、より良いクラブを手にできると超私的に思います。そして、すぐにやってもらいたいのが、ゴルフクラブもグリップの太さを選べるようになること。ゴルフグローブはサイズを豊富に選べるのに、肝心のグリップの太さはサイズを選べません(ピンだけはグリップの太さを数種類用意してます)。テニス業界の人たちからみれば、ゴルフクラブはかなり不親切な道具であることは間違いないでしょう。

 

 

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2019年08月22日超私的な提案 ショットの難易度を的確に見極める方法とは!?

 

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昨日はサンロイヤルGCでゴルフクラブ物理学セミナーを実施してきました。前半はコンペルームでの座学。後半は3ホールづつ一緒にプレーしながらのラウンドセミナー。座学ではゴルフクラブの目的についてじっくりレクチャーし、ラウンドセミナーではやさしいウエッジと難しいウエッジの違いを体感していただきました。

 

 

超私的なことを言わせてもらえば、ドライバーやFW、UTやアイアンよりも、クラブの難易度の違いを感じ取ることができるのがウエッジです。手前味噌ですが、mmウエッジは「ミスがミスにならないウエッジ」。昨日もわざとボール手前にヘッドを入れたショット、ざっくり気味に打ったりもしましが、結果はすべて1m以内。ウエッジは距離感がもっとも求められるクラブです。ミスがミスにならないウエッジはダフりのミスに強いだけでなく、上手く打ってもダフって打っても距離感が変わりません。

 

 

そして昨日のラウンドでもドライバーしばりで7ホールプレーしました。ドライバー縛りとはティショットからグリーンに乗るまですべて、使えるクラブはドライバーだけです。
2打目からもティアップして打てますが、例えば、残り100ヤードでも、30ヤードでも使えるのはドライバーだけ。150ヤードのパー3もドライバーでティショットを打ちます。

 

 

セミナー受講者には私がドライバーしばりでプレーするのを間近で見ていただくことが目的だったのですが、お一人だけ「私もドライバーしばりやります」と。この受講者のハンデキャップは1です。7番だけでプレーしたことは何度もあるとのことなので、それじゃ一緒にプレーしましょうと言うことになりました。

 

 

さて、このドライバー縛り。もちろん普通にプレーするよりもはるかに難易度が高くなるので決していいスコアは出ません。プロゴルファー猿みたいなことをやることに何の意味があるのかと首を傾げる人もいるかと思いますが、実はショットの難易度を的確に見極めることができるのです。

 

 

前回のブログでも書きましたが、アマチュアがいいスコアを出すコツは、

 

 難易度が高いショットを打つ回数を減らし

 難易度が低いショットを打つ回数を増やすこと!!!!!!!!!!

超私的な提案 ベストスコアを更新するために本当に必要なスキル(技術)とは!?

 

これに尽きます。

 

 

説明するまでもありませんが、難易度が高いショットよりも難易度が低いショットの方がアンフォースドエラー(初歩的なミス)が出る確率を下げられるからです。昨日のラウンドでも、難易度が低い所からショットを続けるとドライバーだけでもパーで上がれました。ところが、ティショットや2打目以降、難易度が高い場所からドライバーを使うと、例え、ティアップしても満足なショットが打てなくなるのです。具体的に言うと、2打目以降、ドライバーで打つのが大変な場所(難易度がショット)になるのは

 

 

  •  ラフ(特に深いラフ)
  •     傾斜地
  •     バンカー
  •     バンカー越えのアプローチ
  •     高い球を打たなくてはならない場所
  •    ショートサイド(グリーンエッジからピンまで近い場所)のアプローチ
  •    グリーン奥からのアプローチ
  •    グリーンが下り傾斜のアプローチ

 

こういう場所にボールが止ると、ドライバーではまったく対応できません。どんなに上手く打ったとしてもいい結果を得ることは不可能に近くなり、ミスが出るべくして出ます。

 

 

対して、ドライバーでもパーが狙える場所(難易度が低いショット)は

 

  •  フェアウェイ
  •     平坦な場所
  •     グリーン手前の花道
  •     ファーサイド(グリーンエッジからピンまで遠い場所)のアプローチ
  •     グリーンが上り傾斜のアプローチ

 

ゴルフはコースマネジメントが大事だと言われてますが、コースマネジメント能力を上げるために一番大事なことは難易度の高いショットと難易度が低いショットの見極めをし、
難易度が低いショットの数を増やすこと。これがアマチュアのスコアメイクの基本であり鉄則です。

 

 

 ゴルフは確率のゲームです。

 

今回のドライバー縛りで一番苦労したのは、土手下からの打ち上げのラフ。ラフが深いとティアップしてもボールは浮きません。加えて、どんなに上手く打ってもボールは高く上がらないので目の前の土手に突き刺さり、悲惨な結果になりました(汗)。でも、この悲惨な結果を経験したことで、ラフに打ち込んだらアンフォースドエラーが出やすくなるを嫌と言うほど味わい、「スコアメイクの基本はフェアウェイキープ」であることを、骨身にしみました~。

 

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2019年08月20日超私的な提案 ベストスコアを更新するために本当に必要なスキル(技術)とは!?

 

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お盆を過ぎると少しづつ過ごしやすくなるというのは本当で、日曜日の早朝の千葉市民ゴルフ場は暑さが少し和らいだ中で9ホールプレーしました。たった一週間の違いですが、お盆前の日曜日に比べると吹く風は涼しく、日陰に入れば吹き出す汗もすこし収まりました。

クラブセッティングは今回5本。ドライバー(スチールシャフト装着)、7番、9番、
48度のウエッジ、パター。千葉市民ゴルフ場は距離が短い癒やし系コースなのでFWやUTがなくても、すべてパーオンが狙えるのでこれで十分事足ります。ラウンドではGo Proをキャディバッグに装着し、撮影しながらプレーしました。スタッツはこんな感じです。

 

 

ー○○ーー△ーーー 35
211222122 15

 

 

5本プレーでのベストスコアはパープレーだったので、ベストを1打更新できました。
今回はマーク塾のラウンドで、5名参加して2名がベストスコア更新してます。シングルハンデのプレーは2アンダーの34ストローク。もうひとりはベストスコアが88なプレーヤーで、彼は41ストロークです。

 

6名が参加して3名がベストスコア更新。コースの難易度が低いとは言えこれは非常に喜ばしい結果ですが、結果が出たのにはちゃんとした裏付けがあります。

 

それは、コースに出たらナイスショットを打つことではなく、アンフォースドエラーを打たないこと。アンフォースドエラーとはテニスで使われる用語ですが、要するに初歩的なミスを打たないこと。ティショットにおいては、チョロ、OB、池ポチャ、最低飛距離をクリアすること。セカンドショット以降においては、チョロ、トップ、シャンク、ザックを打たないことです。

 

ゴルフはナイスショットを打ったからと言っていいスコアが出るとは限りませんが、致命的なミスを打つとスコアは確実に悪くなります。加えて、致命的なミスを打つと、ミスを取り換えそうとしてさらなるミスをしでかし(墓穴を掘り)、それがダブルボギー以上の大叩きにもつながります。

 

 

PGAツアーをはじめ、プロトーナメントでは、ドライバーのナイスショット、ピンに絡むアイアンショットを打つことでいいスコアを出しています。これを観てしまうと、「ナイスショットの多さ=ベストスコア更新」という図式になりますが、プロの場合はアンダーパーをいかに増やすかがゴールです。対して、アマチュアの多くはオーバーパーを減らすことがベストスコア更新ににつながります。少なくとも、パープレーまでがゴールならば「致命的なミスの少なさ=ベストスコア更新」なのです。

 

 

 プロはバーディーやイーグルを増やすことがいいスコアにつながり、
 アマチュアの多くはボギーやダボ以上を減らすことがいいスコアにつながるのです。

 

ナイスショットを打ってバーディーを奪っても、その次のホールでダボやトリプルを叩いてしまえばベストスコア更新はいつまでたっても達成できません。ゴルフは腕前によって立てる目標が異なるゲームなんです。

 

致命的なミスショットを減らすにはコースマネジメントも重要ですが、これもアンダーパーを目標にするのか、パープレーまでを目標にするのかで答えが異なります。超私的なことを言わせてもらうと、パープレーまでが目標でベスト更新を狙うならば、コースマネジメントで一番大事なことは、、、

 

ベストポジションにボールを運ぶことよりもワーストポジションにボールを運んでしまわないこと。

 

難易度の高いショットをできるだけ減らし、難易度の低いショットをできるだけ増やすこと。難易度の低いショットを増やせば、それだけでアンフォースドエラーを打ってしまう確率を下げられるからです。

 

ゴルフは確率のゲームです。

 

 

胸をすくようなナイスショットを打ってもボールがフェアウェイを飛び越えてラフに入ってしまえば、次打は難易度が高いショットを打つことになります。これではスコアメイクは難しくなるだけ。難易度が低いショットを打つために何をすればいいかとことん考え、とにかく難易度が低いショットの数を増やす。テニスに例えるならば、やさしいボールをお互いが打ち合いラリーをずっと続けていくようなことをゴルフでも行なう。やさしいショットを打つ数を増やすことができ、これを1打1打ちゃんと積み重ねていけばスコアメイクの本質が見えてきますし、ベストスコアを更新することもたやすくなってくるのです~。

 

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2019年08月18日超私的な考察 ゴルフとテニスではどれぐらい運動量が違うのか!?

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【おしえてマークさん】マーク金井の質問箱

マーク金井が皆さんの質問にお答えします。その6回目です

今回の質問は距離計測器についてです

マークさんの質問箱#6
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ゴルフと違ってテニスは一人でプレーできません。一人でプレーできませんが、こと練習に限ればお一人様でもできます。マーク金井は最近オートテニスにはまり、今週は2回も行きました。オートテニスは野球のバッティングセンターと同じようなもので、機械がボールを打ち出してくれ、それを次々と打ち返していきます。

 

 

テニスをすると肘を痛めるリスクがあるそうですが、今のところは大丈夫です。オートテニス後にゴルフクラブを試打しても特に違和感がありません。むしろ身体の回転がスムーズになるので、クラブの振り抜きが良くなってきました。

 

すっかりテニスモードになり、今週はゴルフショップよりもテニスショップに行く回数が増え、試打ラケットの返却後に新品のラケットを購入しました。いろんなタイプのラケットを試打した結果、フレームが厚めの、いわゆる飛び系の中では飛びがニュートラルなタイプのバボラのピュアドライブをお買い上げ。ガットはやや軟らかめの45ポンドでオーダー、グリップサイズはやや太めの3にしました。

 

 

テニスラケットはフレームの幅が広い、いわゆる厚ラケと呼ばれるタイプは反発が高くなってボールが良く飛ぶそうです。フレームの幅については26ミリ以上が厚ラケ、24ミリ以下が薄ラケという感じです。ゴルフに例えるならば、厚ラケは高反発ドライバー、薄ラケは低反発ドライバーという感じ。クルマに例えるならば、厚ラケはオートマ車、薄ラケはマニュアル車という感じだそうです。

 

 

そして厚ラケというのはフレームの強度が上がり、インパクト時の変形がありません。ゴルフに例えるならばキャロウェイのエピックのジェイルブレイクのように、ボディ剛性を上げ、フェース(ラケット面)の反発を上げているそうです。

 

 

さて、7月にテニスを始め、コートで1時間ちょっとのプレー、オートテニスを3回ほど経験しました。テニスを再開して痛切に感じたのは、、、、

 

 

 ゴルフに比べるとテニスの方が圧倒的に運動量が多い!!!!!!

 

 

テニス経験者にとっては「何を今さら」と思うかもしれませんが、ゴルフばかりやっている人間にとっては「ゴルフもそこそこ運動」と思ってましたが、これは大きな勘違いであることを思い知らされました。

 

 

1回のプレー時間は4分ほどですが、ゴルフに比べると相当な運動量です。オートテニスは4分間で60球ぐらいボールを打ちます。それもじっと止る時間はなくて、ずっと足を動かしてます。毎回、4ゲームプレーするので16分のプレー時間で約240球打ちます。もちろん1ゲームが終わると10分ほど休憩を入れますが、終わったら全身汗だく。ひざはガクガクで、心拍数は200ぐらい上がっています。体感的には4ゲームのオートテニスは担ぎセルフで9ホールプレーした時よりも体力を消耗します。

 

 

ゴルフの場合、オートテニスと似ているのは練習場でのボール打ち。打ち放題だと1時間で100球以上打つ人もいますが、4分間で60球打つ人はまずいません。16分間で200球以上打つ人もいないと思います。60球打って心拍数が200以上上がる人もまずいないでしょう。

 

テニスを再デビューして分ったのですが、ゴルフはテニスに比べるとかなり運動量が少ないゲームです。そして、運動量が少ないわりにいは時間がかかるゲーム。18ホールのプレー時間が5時間というゲーム(スポーツ)はフルマラソンの時間よりも長いです。

 

 

 ゴルフは運動量が少なくてプレー時間が長い。

 

ゴルフにはテニスにない魅力もたくさんありますが、テニスに比べると運動量が少なく、かつプレー時間がかかり過ぎます。9ホールの担ぎセルフをお一人様でやると約60分ほどですが、これでようやくテニスのプレー時間に近づける感じです。

 

今はテニスのようにゴルフを楽しみたくてウズウズしています。サクッと9ホールを回るのに費やす時間が1時間30分。18ホールプレーが3時間ぐらいになるために、何をすればい良いのかをこれからじっくりと考えていきたいです~。

 

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2019年08月15日超私的な考察 なぜ国内メーカーのアイアンはバンス角が小さいモデルが多いのか!?

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お盆休みの真っ只中に入ってもテニス熱は冷めるどころか上昇しています。昨日も神田のスタジオYouTube関連のミーティングをしている合間に、時間を見つけてはテニスラケットを振り回してました。テニスラケットもいつのまにか手元に4本もあります。

 

すっかりテニスモードのマーク金井ですが、ゴルフクラブの試打も欠かさずやっております。先週から今週にかけてはヤマハプロギアキャロウェイ、そしてタイトリスト日本シャフトの新製品をゴルフ場、神田のスタジオでガッツリと打ちました。

 

 

ドライバーに関しては、神田のスタジオで打っても、ゴルフ場で打っても評価が大きく異なることはまずありません。しかしながら、アイアンとウエッジに関しては、神田のスタジオとゴルフ場で打った時とでは評価が大きく異なることがあります。何故かと言うと、アイアンとウエッジは、地面の上のボールを打つクラブだからです。

 

 

ドライバーは神田のスタジオでもゴルフ場でもティアップして打ちます。なので地面が変わっても大きな差は生じません。対して、アイアンとウエッジは地面の上のボールを打ちます。人工芝のマットと芝の上とでは地面の状態が異なると、その差によってクラブの挙動が大きく変わってきます。

 

 

 練習場の人工マットの特性

・ボールが浮いている
・ヘッドを地面に置くとリーディングエッジが浮きやすい
・ボールの手前をダフってもソールが勝手に滑るので大きなミスにならない
・バンス角が小さい方がソールが跳ねすぎないので打ちやすく感じる
・バンス角が大きいアイアンはアドレスするとフェースが被りやすい
・バンス角が大きいアイアンはダフるとフェースが被り左のミスが出やすくなる

 

天然芝の特性

・ボールが少し芝に沈む
・ヘッドを地面に置いてもリーディングが浮かない
・ボールの手前をダフると大きなミスになる
・バンス角が大きいアイアンはソールが滑るのでダフりのミスに強い
・バンス角が大きいアイアンでもアドレスするとフェースは被らない
・バンス角が小さいアイアンはダフると右のミスが出やすくなる

 

 

こうやって比較すると、練習場のマット(人工芝)に適したアイアンと、ゴルフ場の天然芝に適したアイアンが大きく異なることが可視化できます。練習場のマット(人工芝)のマットでは、バンス角を小さく設計した方が構えた時にフェースが被って見えない、ヘッドの抜けが良い、結果、打ち心地が良いと評価されやすくなります。

 

 

対して、天然芝ではバンス角が少ないアイアンだとボールの手前にヘッドを入れてしまうとダフりやザックリが出やすくなります。バンス角が大きい方がダフりミスに強くなります。また、天然芝だとバンス角が大きくしてもアドレスでリーディングエッジが浮きませんし、フェースが被った状態にもなりません。天然芝ではバンス角が大きい方がミスに強く、打ち心地も良いと評価されやすくなるのです。

 

 

 米国メーカーは総じてアイアン、ウエッジのバンス角は大きめです。対して、国内メーカーは総じてアイアン、ウエッジのバンス角が小さいです。

 

 

国内と欧米では芝の種類が違いますが、それよりも決定的に異なるのは試打する場所ではないかと超私的に思っています。ご存じのように、国内でアイアンを試打する場合、そのほとんどは練習場です。ならば練習場のマット(人工芝)で打った時に評価が低くなりやすいアイアンを作ってしまうと売りづらくなります。結果、国内メーカーの場合、練習場で試打した時に評価が高くなるアイアンを作らざるをえない。対して、米国ではコースのでの打ちやすを最優先しているからバンス角が大きい(国内メーカーに比べて)アイアンを作っているのではないかと思っています。

 

ゴルフは物理です

 

 

 練習場の人工マットで打ちやすいアイアンと、コースの天然芝で打ちやすいアイアンというのは物理的に異なるのです~。

 

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