マーク金井blog

2013年12月30日クラブ選びの極意となる竹林隆光さん語録‥‥

今年も残すところ後2日。大掃除も済んで後はお正月を迎えるだけの人も多いでしょう。マーク金井は昨日から地元大阪に滞在。2日が仕事始め。ゴルフの予定はありませんが、天気が良ければ2日か3日に近場でハーフプレーを予定しています。

さて、今日のエントリーは竹林隆光さん語録です。竹林さんはこれまで様々なメディアに登場していますが、クラブ選びについては斬新なアドバイスも多々ありました。そこでマーク金井が大好きな竹林語録をいくつか紹介したいと思います。

竹林語録その1
「バランスなんてインチキですよ」

バランス計

バランス計

今でも多くのゴルフクラブにはD0とかD2とかバランス表記されています。また、ゴルファーの多くは自分のクラブ総重量を知らなくても、バランスは知っています。「自分はD1がちょうどいい」なんて思っているゴルファーも少なくありません。しかし、竹林さんもいろんな所でおっしゃってますが、バランス理論はすでに崩壊しています。理由は単純、昔と違って、シャフト重量、グリップ重量のバリエーションが豊富になったからです。

バランス理論が成立していたのは、ドライバーのヘッド素材がパーシモン、シャフトがスチールのまで、グリップの重さもほとんど変わらなかった頃までです。シャフト、グリップの重さが同じであれば、バランス理論は成り立ち、バランスを知ることでヘッドの効き具合、クラブを振った感じを揃えることができました。

しかし、今はシャフトは40g〜80gと倍ぐらい重量が異なります。グリップにおいても軽いのは30g弱、重いのは55gぐらいあります。こうなってしまうとバランス理論は成り立ちません。

軽いヘッドに軽いグリップを装着したD1と、重いヘッドに重いグリップを装着したD1とではまったく振り心地が異なります。また、バランス理論はシャフト重量も影響があるので、40gのシャフトを装着したD1と70gのシャフトを装着したD1とでは振り心地が異なります。竹林さんもおっしゃってますが、今のクラブの振り心地を正しく知るには‥‥

ヘッド重量
シャフト重量
グリップ重量
クラブ総重量

この4つの重量を知ること。竹林さんはヘッド重量と総重量を知ることが大事だとおっしゃってますが、マーク金井はそれにプラスしてシャフトとグリップの重さも重要視しています。なにしろ、今どきのドライバーときたら、この2つを軽くすることで総重量を軽くしたがるモデルが増えてきたからです。

竹林語録その2

「不思議に感じるのは、どれが一番スコアが良くなりますか?という質問がまずないことなんですよ。」

これぞ至極の名言です。この言葉の前に、アマチュアゴルファーに対する質問は「どれが自分に一番合っていますか?」「どれが一番飛びますか?」というのが圧倒的に多いんですねと、竹林さんは語っています。

マーク金井は8年前から神田にスタジオを作り、クラブ診断をのべ1000人以上行っていますが、まったく同じ質問を受けます。スコアを良くするクラブを求めるゴルファーは非常に少なく、自分に合ったクラブを教えてほしいという質問が圧倒的に多いです。竹林さんは、そんなゴルファーに対してこんなアドバイスを送っています。

「どのようなクラブを選んだら一番スコアが良くなり、また、なお一層の上達が期待できるかということが本来、クラブに求めるべき一番大切な本質だと思うのですが、そうした本質を求める人はほとんどいないんです」
(ゴルフクラブの真実より引用)

手前味噌ですが、マーク金井はまさに一番スコアが良くなるクラブしか設計しません。ゴルフは数をいかに減らすかが大事だからです。SSウエッジしかり、SSアイアンしかり、EKBウエッジしかり、ナチュラルパターしかり。スコアが確実に良くなるクラブを作ることにこだわったのも、知らず知らずの内に竹林さんの影響を受けたのかも知れません。

明日はいよいよ大晦日。もちろんブログは休みません。2013年を締めくくるエントリーを書きましょう〜。

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2013年12月29日クラブデザイナー竹林隆光さんへの追悼ブログ‥‥

株式会社フォーティーンの創業者、竹林隆光さんが12月27日、心不全のためにご逝去されました。享年64歳です。

竹林さんと言えば、ゴルフ業界で知らない人はいないクラブデザイナーです。ゴルフクラブが感覚だけで作られていた頃から、クラブを精密分析してクラブを設計。中空アイアンを作ったり、タラコと呼ばれる元祖ユーティリティクラブを設計されてます。革新的なクラブを作ることでは、日本を代表する、いや世界を代表するクラブデザイナーです。

その一方でゴルフメディアにも精力的に登場し、ゴルフクラブのメカニズムについて紐解いていただきました。マーク金井は1989年からゴルフ業界に入りましたが、入ってそうそうに竹林さんに取材をしました。当時、アルバの編集部員でしたが、フリーに転身してからもことあるごとに高崎や吉井(どちらもフォーティーンの本社)に出向き、クラブの選び方、クラブの目利きについていろんな話をこれでもかってぐらい伺いました。2005年にマーク金井はアナライズを設立しましたが、そのきっかけを作っていただいたのも、他ならぬ竹林さんです。クラブを計測&分析する会社を設立したくなった素地を作っていただきました。

竹林さんとの出会いは本からです。ゴルフ雑誌「チョイス」で企画された記事を読んでお名前を知り、クラブに対する基礎知識を学びました。今でも、「上手なクラブ選び」(1985年刊)と「ゴルフクラブの秘密」(1987年刊)の本は手元にあります。

この頃、ドライバーはパーシモンが主流でした〜

この頃、ドライバーはパーシモンが主流でした〜

 

どちらも1980年代に書かれたもので、ドライバーのヘッドは木製のパーシモン、シャフトはカーボンシャフトが出始めの頃です。この頃はまだ重心距離、重心高、重心アングルといった重心に関する具体的な記述はありませんでしたが、これまでのクラブ本と違って物理的な記述が多々あって食い入るように読み漁りました。

竹林さんが数値を全面的に出してきたのは1990年を過ぎたくらいから、ドライバーのヘッド素材がチタンになってきはじめた頃ぐらいではないかと記憶しています。マーク金井が今でもしょっちゅう読んでるのが1995年7月号のゴルフ雑誌「チョイス」です。

この頃のチョイスは隔月発売〜

この頃のチョイスは隔月発売〜

レイアウトも斬新でした〜

レイアウトも斬新でした〜

 

ここでは、今どきのゴルフ雑誌以上にクラブヘッドの数値が細かく紹介され、数値の見方も細かく説明されています。具体的に言うと、

ヘッド重量
ヘッド体積
新重心の高さ
有効高さ率
リアルロフト
フェース厚
重心高さ
重心距離
重心深度
LD値
ヘッド厚
フェースプログレッション
重心角(重心アングル)
フェース角(フェース向き)
慣性モーメント

ここでは大ヒットした初代セイコーSヤードも紹介されており、数値的にもアマチュアに使い勝手が良いことが証明されてました。初代のSヤードはフェース角が+2.5度と超フック。スライサーにやさしい理由が数値で分かるように解説されています。そして数値でユニークなのがLD値。Lが重心距離でDが重心深度。この2つを掛け合わせたものがLD値で、LD値が大きいほど捕まりが良くて方向性が良く、しかも飛ぶ可能性が高いと解説されています。マーク金井は重心距離と重心深度の数値の差が少ない方がヘッドの挙動が安定すると解説することが多いが、それを最初に教えてくれたのが竹林さんです。

そして、時間は少し空きますが今でもクラブ選びのバイブル本として位置づけているのが「ゴルフクラブの真実」(パーゴルフ新書 2008年刊)。新書なので写真やイラストは1点も入っていません。すべて竹林さんの一人語りの本ですが、その内容はクラブの本質や概念を説明した上で、さらにクラブとはいい関係を築くとはどういうことなのかという、クラブとスイングのマッチングについても書かれています。具体的に言うと、

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重心距離が長いクラブにはシャットフェース
重心距離が短いクラブにはスクエアフェース(フェースの開閉)

竹林さんは5年以上前から重心距離の違いでスイング理論は変わることを力説されています。マーク金井はそれを追従したくて、いろんなメディアで竹林さんと同じことを語っています。他にも「自分にぴったりなクラブはない」等と歯に衣着せぬ発言が多々ありました。

数えだしたらきりがありませんが、ゴルフクラブがここまで進化してこれたのは竹林さんの影響が非常に大きかったと思います。ゴルフクラブがこれからどんな風に進化するかは予測が付きませんが、少なくともヘッドの数値、重心位置に関しては竹林さんのフィロソフィーを継承していくことは間違いないと思います。

2014年もいろんなクラブが登場してくると思いますが、そろそろクラブメーカーもスイングとクラブの関係性について触れてもよい頃だと思います。どこのメーカーが最初に手を上げるかは大いに興味ありますが、もし、どこもクラブとスイングの関係性についてアナウンスしないのであれば、オイラがアナウンスします。来年もいくつかのクラブをリンクスから登場させますが、自分が設計したクラブに関しては、ヘッドのスペックをきっちり紹介しつつ、「こんなスウィングにはこのクラブが合いますよ」とアナウンスしていきます。

竹林さんがお亡くなりになられたことは非常に悲しいことですが、それと同じくらい悲しいのが‥‥

クラブによってスイングは作られ、
クラブによってスイング理論が変わる

という現実を知っているアマチュアゴルファーが少ないことです。竹林さんから何も託されていませんが、今年もオイラはクラブがスイングに及ぼす影響ついては、多くのメディアに訴えかけていきたいし、本も執筆していきます。不遜なのは重々承知してますが、それが何よりもの竹林さんへのご供養になると思っています‥‥合掌

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アナライズは31日から3日までお休みします。30日までのご注文分、在庫があれば31日に出荷できます。よろしくお願いします。

 


2013年12月27日ヤマハインプレスRMXツアーモデルを解体してみた!!

マーク金井と言えばサングラス、サングラスと言えばマーク金井と言われるようになって10年ぐらい経ちました。その間、ずっと愛用しているのがオークリーのサングラス。最初はフレームが一体成形のMフレーム Mフレームが生産中止後は、レーダーをかけています。オークリーを使う理由は単純、デザインが秀逸なのもさることながら、ホールド感が優れているからです。眼鏡というと掛けるものというのが常識ですが、ことオークリーに関していえばフレーム全体が頭にフィットします。この類い希なるフィット感のおかげでスイング中にサングラスがズレることはまずありません。

そんなオークリーフリークが、昨日初めて原宿の直営店に行ってきました。オークリーはサングラスだけでなく普通の度入り眼鏡も販売しています。視力の細かい検診、目の解体をやっていただいた結果、約40分間の診断で分かったことは‥‥

写真 1 (1)

軽い近視でした〜(▼▼)b

軽い近視でした〜(▼▼)b

 

軽い老眼と、軽い近視。視力は右目が0.8、左目が0.7。そして左目は軽い乱視でした。そこから黒目の位置のチェック、鼻の高さのチェック。マーク金井の場合、黒目の位置の左右差は2ミリほどありました。それにしても、目の状態をここまで解体してもらったのは初めての経験。そして、視力矯正の眼鏡をかけると景色がガラッと変わることを生まれて初めて経験しました。遠くの景色がくっきり鮮やかに見えると、もう裸眼に戻れないかもです(笑)

さて、今日のエントリーは「リヘッド革命」がキーワードになっているインプレスRMXツアーモデルのヘッド性能についてです。初代もそうでしたが、2代目となる今回もRMXシリーズはヘッドだけでも購入可能。初代はヘッドが1種類のみでしたが、2代目はヘッドが3種類ラインアップ。その中でももっともハードなのがツアーモデルです。

ツアーモデルのメーカー公称値は‥‥

ヘッド体積 435cc
ヘッド重量 未公表
重心距離  34mm
重心深度  33mm
フェース高 51mm
重心高   30mm
重心アングル 未公表
フェース向き ±0度

それに対して、実測値は‥‥

ヘッド重量 197.5g
重心距離  35.25mm
重心深度  33mm
フェース高 50mm
重心高   32.75mm
重心アングル 19度
フェース向き ±0度

ヘッド重量はスリーブ込み〜

ヘッド重量はスリーブ込み〜

 

ネジを入れ替えると重心距離だけでなく、重心高さも少し変わります〜

ネジを入れ替えると重心距離だけでなく、重心高さも少し変わります〜

個体差、そして計測方法によっても数値は若干変わりますが、このツアーモデルに関しては、メーカー値と測定値に大きな誤差はありません。しいて上げるならば重心高が実測値の方がやや高いと感じるぐらいです。数値的にユニークなのがフェース高。ツアーモデルですがディープフェースではありません。今どきのドライバーの中では、シャローフェースな部類です。

では、肝心のヘッド性能はどうなのか?

昨日、赤羽で実践投入しましたが、ツアーモデルらしさを強く感じたのがヘッドの挙動。重心距離は短めですがスイング中にヘッドが返る度合いが希薄です。真っ直ぐ打つつもりでスイングしたらフェード弾道になりました。これはひとえに重心の浅さ、そして重心アングルの少なさが影響しています。このブログでも何度か書きましたが、重心距離に対して重心深度が浅いとヘッドは返りづらくなります。そして何より、重心アングルが小さいとヘッドが返りづらくなります。重心アングルが19度というのは市販ドライバーの中でも少ない部類です。今どきのドライバーの重心アングルの平均値は22〜23度。25度を超えてくるとヘッドが返りやすくなって(例外もあります)、20度を下回るとヘッドが返りづらくなってきます。

そして歴代のヤマハのツアーモデル(かつてのVシリーズ)同様、このRMXツアーモデルも低スピン弾道が打ちやすいなっています。重心高はことさら低くありませんが、スピンが少ない弾道がオートマチックに打てます。このあたりは謎な部分もありますが、打点位置をチェックすると、そうじてフェース上側になります。フェースの上側に当たりやすいので(結果、縦のギア効果で)、スピンが減った弾道が打ちやすくなっているのでしょう。

これまでのツアーモデル(Vシリーズ)と異なり、今回のツアーモデルはチーピンが出づらくなっているのも好印象です。インサイドからあおって打っても怖い球が出ないので、プロ、上級者だけでなく中級にも扱いやすくなっています。ただし、これまで同様、ボールが楽に上がるクラブでもありませんし、リアルロフトも多くありません。マーク金井は迷わず10度をチョイスしましたが、このツアーモデルは10度でも球が上がりすぎません。9度はかなりのハードヒッター向けというのはこれまで通りですね〜。

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2013年12月26日スイングが確実にレベルアップする究極の練習法とは!?

昨日は神田から電車で約30分、神田からの電車賃は210円の赤羽GCにて薄暮ハーフしてきました。河川敷なのに風も無く、絶好のゴルフ日和〜。25日ということもあってコースは空いていて、担ぎセルフで1時間55分ほどでプレーできました。もちろんマーク金井のことですから、ただプレーするなんてことはありません。ヤマハの最新ドライバー、インプレスRMXツアーモデル。ブリヂストンのツアステGRのユーティリティをじっくりテスト。そして、ナイキの新しいボール。レジンシリーズ3機種も試打してきました。

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RMXツアーモデルにはアナライズW65、ヤマハカラーのシャフトを装着。色のマッチングは良いのはもちろんのことヘッドとシャフトのマッチングもいい感じです。今回のツアーモデルは前々作のインプレスVのリニューアルという感じで、ヘッド形状はVシリーズを踏襲してます。歴代のVシリーズ同様、リアルロフトが少なめで上がりやすさよりも、弾道の強さを意識して設計されています。そして左に行きづらい。重心距離は短いですが(メーカー値、34mm)、その短さを感じません。ヘッドの返りづらさが手に伝わります。ヘッドスペックを計測すると、捕まりに影響が出る重心アングルが19度と非常に小さく、それがヘッドの返りづらくさせているのでしょう。

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GRのUTはライ角がアップライトで捕まりが良く、そしてボールが上がりやすいのが印象的でした。リアルロフトは表示ロフトよりも1度ぐらい少ないのですがボールが気持ち良く上がりキャリーが出ます。ただし、上がりやすい分だけスピンも多め。低スピンで風に強い球を打つのはやや難しく、スピンをかけてグリーンに止まりやすい球が打ちやすいUTです。テーラーメイドのグローレやロケットボールのUTに比べると、やや重心位置が高い感じがしました。

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ナイキのレジンシリーズは、インパクトの打感がガラリと変わり、すべてのモデルとも打感がソフトになっています。マーク金井は201xのxを使ってましたが、これのリニューアルモデルとなるRZNブラックは同じシリーズとは思えないほど打感がソフト。硬い打感が好きなマーク金井にはやや物足りない感じがしましたが、多くのゴルファーはこのソフトな打感を好むでしょう。そして、打感がソフトになった分だけ感覚的には前作よりもボール初速が少し出づらい感じがします。あちらを立てればこちらが立たずという感じがします。

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ちなみに、ディスタンス系のRZNホワイトとRZNレッドはディスタンス系らしさがちゃんとあって、ヘッドスピードが遅めのゴルファーにはかなり重宝するボールです。この2つは打感がかなりソフトですが、それでいてボール初速もちゃんと出ている印象を受けました。ディスタンス系ですがアプローチでもそこそこスピンがかかります(RZNブラック、プラチナほどではないですが)。

さて、レビューはこれぐらいにしておいて今日のエントリーは練習場でぜひとも試してほしい練習法についてです。練習場ではナイスショットを打つことを目標にしているアマチュアゴルファーが少なくありませんが、本当に上手くなりたい、スイングの完成度を上げたいと思うならば、たくさんボールを打つことからそろそろ卒業してほしいです。スイングの完成度を上げるには、完成度を上げるための練習も必要不可欠だからです。

では、どんな練習をすればスイングの完成度が上がるのか?

究極の上達法として皆さんにお勧めしたいのは、この2つ。

ドライバーの直打ち
ドライバーの高さにティアップしたボールをSWで打つ

どちらも普通にボールを打つのに比べると、10倍以上難しいです。そして結果オーライは絶対に出ません。正しい軌道、そしてミート率が良くないと、どちらもボールはちゃんと飛びません。ちゃんと飛ばないどころか、ちょびっとでも打ち損じればダフり、トップ、チョロが簡単に出ます。

この2つのドリルはかなり昔からありますし、いろんなプロが取り入れてますが、マーク金井は霍本謙一プロから直接教わりました。霍本プロ曰く、この2つがちゃんとできればプロテストに通るレベルになるそうです。

ドライバーの直打ちは横峯さくらプロ、石川遼プロもよくやってますが、ドライバーはクラブの中でパターを除けば、一番ロフトが少ないクラブ。3Wよりもロフトが少ないので芯に当てただけではボールはちゃんと上がりません。浅い入射角でヘッドを入れること、そしてシャフトのしなり戻りを上手く利用しないとボールが上がりません。逆に言うと、これがちゃんと打てるようになれば(ティアップした時に近いぐらいボールが上がり、3Wのナイスショットよりも飛距離が出る)、アマチュアならば確実にシングル入りできます。

続いて、ドライバーの高さにティアップしたボールをSWで打つ。もちろんフルショットで打ちます。これはやさしく感じますが、やってみると非常に難しいドリル。ヘッドの入射角の精度が求められますし、ハンドファーストにインパクトを迎えないとボールを上手くヒットできません。ドライバーの直打ちのようなプレッシャーはかかりませんが、これで100発100中させるのはかなりというか相当難しいです。いい感じでスイングしてもボールの下のティを打ってしまいやすく、ティを打つのを嫌がると今度はハーフトップが出ます。

練習はボールをたくさん打って自信をつけるよりも、ドライバーで直打ちしたり、高いティアップのボールをSWで上手くボールを打てるようになった方が、ゴルフ場に出た時に自信をもってショットに望めます。そしてこの2つの練習は距離の短い練習場、室内練習場でもいい悪いの評価を下せます。寒い冬に屋外の練習場でボールを打つのもいいですが、寒さを感じさせない室内練習場で難易度の高い練習をするのもかなり良いと思いますよ〜。

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2013年12月25日冬ゴルフに最適なゴルフウエアとは!?

昨日は今年最後のソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」の公開放送日。ラジオですがマーク金井はサンタクロース姿にコスプレし、銀座松屋デパート屋上の特設スタジオにて90分間ノンストップで喋り続けました。サンタ姿でサングラス。かなり怪しですよね~(笑)

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そして収録後は神田のスタジオで深夜練習。トップが高くなるのを修正するため、1球1球ボールを打ちながらビデオでスイングチェック。1時間で25球ほど打ちました。マーク金井の場合、調子が悪い時にボールはほとんど打ちませんが、調子が良い時はボールを打ちます。「調子が良い時=いいスイング」とは限らないからです。ちなみに調子が悪いときはゴルフの竪琴スーパーシャットくんなどの練習器具を使い、フォームチェックします。調子が悪い時にボールを打たないのは、ボールを打ってもスイングが良くならないからです。

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さて、今日のエントリーは冬ゴルフに最適なゴルフウエアについてです。

ゴルフ雑誌でも冬のゴルフウエアについて特集されていますが、寒さで快適にプレーするコツは、3つの首から寒気をシャットアウトすることです。具体的に言うと‥‥


手首
足首

この3つを寒くさせないことができると、極端に厚着しなくても寒さが気にならななくなります。理由は単純、この3つの部位から寒気の進入を防げば、胴体、下半身が冷めたい空気にさらされなくなるからです。具体的に言うと、

首にはネックウオーマー
手首は袖口がタイトなウエア
足首にはレッグウオーマー

ネックウオーマーとレッグウオーマーはあるとないとでは大違いです。最近はコンビニでも売ってますので、ぜひとも試してみて下さい。この2つは温度調節にも役立ち、暖かい時はすぐに取り外せば体温調節が簡単にできます。レッグウオーマーは女子の防寒必須アイテムですが、ことゴルフにおいては男子も必須アイテム。マーク金井は渋谷の109そばの靴下ショップでレッグウオーマーを購入してます(笑)

そして、次にこだわりたいのが機能下着。機能下着の進化はめざましく、防寒用は想像を絶するほど頼もしいです。機能下着は値段と性能がかなりリンクします。マーク金井はアンダーアーマーとモンベルを愛用してますが、シャツもタイツも売価5000円以上のモノがお勧め。2万円のカシミアセーターを買うならば、1万円の機能下着を購入した方が防寒できますし、スイングしやすくなります。

ゴルフウエアに関しては重ね着をお勧めします。

機能下着
薄手のセーター
ダウンベスト

の組み合わせが基本で風が強い時はセーターの上に薄手のウインドブレーカーを着用。その上にダウンベスト、もしくは薄手のダウンパーカーを着て下さい。これでマイナス5度ぐらいまでへっちゃらになります。下半身に関しては、

昨日下着
少し厚手のパンツ

これに寒い時はダウンのハーフパンツがお勧めです。ダウンベスト同様、ダウンのハーフパンツは軽くてかなり保温性があります。ゴルフ用のダウンのハーフパンツはほとんどありませんが、山用はかなり豊富に出回っています。マーク金井モンベルコロンビア、マーモット(デサント)のダウンのハーフパンツを所有しています。いずれも売価は1万円前後です。

 

そして、そして防寒対策で欠かせないのがニット帽と手甲です。ニット帽は耳を寒さから守ってくれます。ただし、ニット帽は慣れが必要。耳を帽子で覆うとインパクト音の聞こえ方がかなり変わります。サングラスをかけるとボールが打ちづらい人が少なからずいますが、それと同じぐらいニット帽を被ると違和感が出ます。個人差がありますが慣れるのには2〜3ラウンドぐらい必要でしょう。

手甲については、これはもう装着してみると欠かせないアイテムです。ゴルフは左手に手袋しますが、右手は素手がスタンダード。右手に手甲を装着すると、右手の寒さがかなり軽減できます。かつては樹木希林さんがテレビに出演している時、両手に装着されてましたが、普段の生活でも手甲は大変便利な保温アイテム。手袋と違って指先を覆わないので手先をフィーリングを損なわないメリットがあります。

昔は毛糸の手甲がゴルフショップで簡単に手に入りましたが、最近はなぜかゴルフショップから毛糸の手甲は姿を消しました。フリース製とか化学繊維のモノばかりが並んでいます。

なので、なので無ければ作ろうってことで、昨年に引き続き今年も毛糸の手甲を作りました。数量限定で、クリスマス用のノベルティとして作りました〜。

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ぜひともこの機会に手に入れていただけると幸いです〜。

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