マーク金井blog

2013年12月26日スイングが確実にレベルアップする究極の練習法とは!?

昨日は神田から電車で約30分、神田からの電車賃は210円の赤羽GCにて薄暮ハーフしてきました。河川敷なのに風も無く、絶好のゴルフ日和〜。25日ということもあってコースは空いていて、担ぎセルフで1時間55分ほどでプレーできました。もちろんマーク金井のことですから、ただプレーするなんてことはありません。ヤマハの最新ドライバー、インプレスRMXツアーモデル。ブリヂストンのツアステGRのユーティリティをじっくりテスト。そして、ナイキの新しいボール。レジンシリーズ3機種も試打してきました。

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RMXツアーモデルにはアナライズW65、ヤマハカラーのシャフトを装着。色のマッチングは良いのはもちろんのことヘッドとシャフトのマッチングもいい感じです。今回のツアーモデルは前々作のインプレスVのリニューアルという感じで、ヘッド形状はVシリーズを踏襲してます。歴代のVシリーズ同様、リアルロフトが少なめで上がりやすさよりも、弾道の強さを意識して設計されています。そして左に行きづらい。重心距離は短いですが(メーカー値、34mm)、その短さを感じません。ヘッドの返りづらさが手に伝わります。ヘッドスペックを計測すると、捕まりに影響が出る重心アングルが19度と非常に小さく、それがヘッドの返りづらくさせているのでしょう。

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GRのUTはライ角がアップライトで捕まりが良く、そしてボールが上がりやすいのが印象的でした。リアルロフトは表示ロフトよりも1度ぐらい少ないのですがボールが気持ち良く上がりキャリーが出ます。ただし、上がりやすい分だけスピンも多め。低スピンで風に強い球を打つのはやや難しく、スピンをかけてグリーンに止まりやすい球が打ちやすいUTです。テーラーメイドのグローレやロケットボールのUTに比べると、やや重心位置が高い感じがしました。

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ナイキのレジンシリーズは、インパクトの打感がガラリと変わり、すべてのモデルとも打感がソフトになっています。マーク金井は201xのxを使ってましたが、これのリニューアルモデルとなるRZNブラックは同じシリーズとは思えないほど打感がソフト。硬い打感が好きなマーク金井にはやや物足りない感じがしましたが、多くのゴルファーはこのソフトな打感を好むでしょう。そして、打感がソフトになった分だけ感覚的には前作よりもボール初速が少し出づらい感じがします。あちらを立てればこちらが立たずという感じがします。

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ちなみに、ディスタンス系のRZNホワイトとRZNレッドはディスタンス系らしさがちゃんとあって、ヘッドスピードが遅めのゴルファーにはかなり重宝するボールです。この2つは打感がかなりソフトですが、それでいてボール初速もちゃんと出ている印象を受けました。ディスタンス系ですがアプローチでもそこそこスピンがかかります(RZNブラック、プラチナほどではないですが)。

さて、レビューはこれぐらいにしておいて今日のエントリーは練習場でぜひとも試してほしい練習法についてです。練習場ではナイスショットを打つことを目標にしているアマチュアゴルファーが少なくありませんが、本当に上手くなりたい、スイングの完成度を上げたいと思うならば、たくさんボールを打つことからそろそろ卒業してほしいです。スイングの完成度を上げるには、完成度を上げるための練習も必要不可欠だからです。

では、どんな練習をすればスイングの完成度が上がるのか?

究極の上達法として皆さんにお勧めしたいのは、この2つ。

ドライバーの直打ち
ドライバーの高さにティアップしたボールをSWで打つ

どちらも普通にボールを打つのに比べると、10倍以上難しいです。そして結果オーライは絶対に出ません。正しい軌道、そしてミート率が良くないと、どちらもボールはちゃんと飛びません。ちゃんと飛ばないどころか、ちょびっとでも打ち損じればダフり、トップ、チョロが簡単に出ます。

この2つのドリルはかなり昔からありますし、いろんなプロが取り入れてますが、マーク金井は霍本謙一プロから直接教わりました。霍本プロ曰く、この2つがちゃんとできればプロテストに通るレベルになるそうです。

ドライバーの直打ちは横峯さくらプロ、石川遼プロもよくやってますが、ドライバーはクラブの中でパターを除けば、一番ロフトが少ないクラブ。3Wよりもロフトが少ないので芯に当てただけではボールはちゃんと上がりません。浅い入射角でヘッドを入れること、そしてシャフトのしなり戻りを上手く利用しないとボールが上がりません。逆に言うと、これがちゃんと打てるようになれば(ティアップした時に近いぐらいボールが上がり、3Wのナイスショットよりも飛距離が出る)、アマチュアならば確実にシングル入りできます。

続いて、ドライバーの高さにティアップしたボールをSWで打つ。もちろんフルショットで打ちます。これはやさしく感じますが、やってみると非常に難しいドリル。ヘッドの入射角の精度が求められますし、ハンドファーストにインパクトを迎えないとボールを上手くヒットできません。ドライバーの直打ちのようなプレッシャーはかかりませんが、これで100発100中させるのはかなりというか相当難しいです。いい感じでスイングしてもボールの下のティを打ってしまいやすく、ティを打つのを嫌がると今度はハーフトップが出ます。

練習はボールをたくさん打って自信をつけるよりも、ドライバーで直打ちしたり、高いティアップのボールをSWで上手くボールを打てるようになった方が、ゴルフ場に出た時に自信をもってショットに望めます。そしてこの2つの練習は距離の短い練習場、室内練習場でもいい悪いの評価を下せます。寒い冬に屋外の練習場でボールを打つのもいいですが、寒さを感じさせない室内練習場で難易度の高い練習をするのもかなり良いと思いますよ〜。

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2013年12月25日冬ゴルフに最適なゴルフウエアとは!?

昨日は今年最後のソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」の公開放送日。ラジオですがマーク金井はサンタクロース姿にコスプレし、銀座松屋デパート屋上の特設スタジオにて90分間ノンストップで喋り続けました。サンタ姿でサングラス。かなり怪しですよね~(笑)

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そして収録後は神田のスタジオで深夜練習。トップが高くなるのを修正するため、1球1球ボールを打ちながらビデオでスイングチェック。1時間で25球ほど打ちました。マーク金井の場合、調子が悪い時にボールはほとんど打ちませんが、調子が良い時はボールを打ちます。「調子が良い時=いいスイング」とは限らないからです。ちなみに調子が悪いときはゴルフの竪琴スーパーシャットくんなどの練習器具を使い、フォームチェックします。調子が悪い時にボールを打たないのは、ボールを打ってもスイングが良くならないからです。

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さて、今日のエントリーは冬ゴルフに最適なゴルフウエアについてです。

ゴルフ雑誌でも冬のゴルフウエアについて特集されていますが、寒さで快適にプレーするコツは、3つの首から寒気をシャットアウトすることです。具体的に言うと‥‥


手首
足首

この3つを寒くさせないことができると、極端に厚着しなくても寒さが気にならななくなります。理由は単純、この3つの部位から寒気の進入を防げば、胴体、下半身が冷めたい空気にさらされなくなるからです。具体的に言うと、

首にはネックウオーマー
手首は袖口がタイトなウエア
足首にはレッグウオーマー

ネックウオーマーとレッグウオーマーはあるとないとでは大違いです。最近はコンビニでも売ってますので、ぜひとも試してみて下さい。この2つは温度調節にも役立ち、暖かい時はすぐに取り外せば体温調節が簡単にできます。レッグウオーマーは女子の防寒必須アイテムですが、ことゴルフにおいては男子も必須アイテム。マーク金井は渋谷の109そばの靴下ショップでレッグウオーマーを購入してます(笑)

そして、次にこだわりたいのが機能下着。機能下着の進化はめざましく、防寒用は想像を絶するほど頼もしいです。機能下着は値段と性能がかなりリンクします。マーク金井はアンダーアーマーとモンベルを愛用してますが、シャツもタイツも売価5000円以上のモノがお勧め。2万円のカシミアセーターを買うならば、1万円の機能下着を購入した方が防寒できますし、スイングしやすくなります。

ゴルフウエアに関しては重ね着をお勧めします。

機能下着
薄手のセーター
ダウンベスト

の組み合わせが基本で風が強い時はセーターの上に薄手のウインドブレーカーを着用。その上にダウンベスト、もしくは薄手のダウンパーカーを着て下さい。これでマイナス5度ぐらいまでへっちゃらになります。下半身に関しては、

昨日下着
少し厚手のパンツ

これに寒い時はダウンのハーフパンツがお勧めです。ダウンベスト同様、ダウンのハーフパンツは軽くてかなり保温性があります。ゴルフ用のダウンのハーフパンツはほとんどありませんが、山用はかなり豊富に出回っています。マーク金井モンベルコロンビア、マーモット(デサント)のダウンのハーフパンツを所有しています。いずれも売価は1万円前後です。

 

そして、そして防寒対策で欠かせないのがニット帽と手甲です。ニット帽は耳を寒さから守ってくれます。ただし、ニット帽は慣れが必要。耳を帽子で覆うとインパクト音の聞こえ方がかなり変わります。サングラスをかけるとボールが打ちづらい人が少なからずいますが、それと同じぐらいニット帽を被ると違和感が出ます。個人差がありますが慣れるのには2〜3ラウンドぐらい必要でしょう。

手甲については、これはもう装着してみると欠かせないアイテムです。ゴルフは左手に手袋しますが、右手は素手がスタンダード。右手に手甲を装着すると、右手の寒さがかなり軽減できます。かつては樹木希林さんがテレビに出演している時、両手に装着されてましたが、普段の生活でも手甲は大変便利な保温アイテム。手袋と違って指先を覆わないので手先をフィーリングを損なわないメリットがあります。

昔は毛糸の手甲がゴルフショップで簡単に手に入りましたが、最近はなぜかゴルフショップから毛糸の手甲は姿を消しました。フリース製とか化学繊維のモノばかりが並んでいます。

なので、なので無ければ作ろうってことで、昨年に引き続き今年も毛糸の手甲を作りました。数量限定で、クリスマス用のノベルティとして作りました〜。

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ぜひともこの機会に手に入れていただけると幸いです〜。

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2013年12月24日岡本綾子プロをお手本にするならココを学ぼう!!

今週も残すところ後一週間。昨日までの3連休で打ち納めゴルフが終わった人も多いかと思います。マーク金井の打ち納めゴルフは今週金曜日ぐらいですが、ラジオ番組、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」は今夜が年内最後。夜7時から銀座松屋デパート屋上で公開放送してます。そばにはスケートリンクもありますし、何より今夜のマーク金井はサンタクロースに扮して出演。見学者の皆様にはもれなくクリスマスプレゼントをお配りいたします。

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さて、今日は週刊ゴルフ雑誌も年々最後の発売日。週刊ゴルフダイジェストは今シーズン賞金女王に輝いた森田理香子プロの師匠、岡本綾子プロのレッスンが目玉企画になってます。巻頭カラー16ページで世界のアヤコさんの特集が組まれてますが、マーク金井が注目したのは連続写真のページ。アヤコさんを筆頭に、門下生の森田理香子プロ、表純子プロ、服部真夕プロ、青山加織プロ、そして若林舞衣子プロの後方連続写真が出てました。

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そして、このページのタイトル&リードは‥‥

見て、感じて、いいイメージを焼き付けよう
目指すはアヤコさんのオンプレーンスイング!!

「ヘッドが常に一枚の板の上を動くように振る」ことが大事だというアヤコさん。門下正の誰もが憧れる、アヤコさんの美しいオンプレーンスウィングを目に焼き付けよう

というモノです。そしてアヤコさんの連続写真(スウィング)の所にはこんな説明文がありました。

ヘッドが一枚板の上を滑るように動いている

確かに、アヤコさんのスウィングは美しいです。世界的にも評価されているのは事実です。マーク金井もアルバの編集者時代(今から25年前)、アヤコさんのスウィングを何度も間近で見て、憧れを抱きました。ラッキーなことにアヤコさんが米ツアーの賞金女王になった時、そのトーナメントにも取材に行ってました。

しかし、冷静になってスウィングを分析してみると‥‥

ヘッドは一枚板の上を滑っていません

アヤコさんだけではありません。オンプレーンの代名詞であるベン・ホーガンしかり、タイガー・ウッズしかり‥‥。オンプレーンにスウィングしていると言われているプロも一枚板ではありません。アドレス時のシャフトの角度にそってクラブは動きますが、途中からはシャフトプレーンの上にクラブが位置します。そうです、スイングの完成度が高いプロといえども、ヘッドを一枚板の上を滑らせることはできないいないのです。アヤコさんが言う、「ヘッドが常に一枚の板の上を動くように振る」というのはかなり感覚的な要素が含まれています。ちなみに、週刊ゴルフダイジェストに掲載された門下生のプロのスウィングを見ると、青山加織プロ、若林舞衣子プロのスウィングがオンプレーン感が強く、完成度が高いです。アヤコさんはクラブがパーシモンなのも影響しているのでしょう。トップはコンパクト(シャフトが地面と水平に達していない)ですが、シャフトの向きは少しプレーンから外れ、シャフトクロス気味。そして、これまでブログで書いてますが、フェースの向きはどの門下生よりもシャット気味です。

では、アヤコさんのスウィングは美しく見えるのか?

スウィングそのものがリズミカルなのはさることながら、実は打つまでのリズムが素晴らしい。クラブを抜いて、ボールの所に行って、構えて、そしてテークバックを開始する。この一連の動きにまったく無駄がありませんし、時間がかかっていません。儀式のようなプリショットルーティンもないです。ボールの所にきたら、間髪置かないでサラッとテークバックを開始。アドレスで体が固まることもありません。打つ気配をまったく感じさせないで、「あれっ、もう打っちゃったの?」ってな感じでスウィングされています。そうです、打つまでのリズムの良さがアヤコさんの真骨頂。我々アマチュアがぜひとも真似たいのは、打つまでのリズムの良さ、打つ気配がない感じでテークバックを開始することです。

週刊ゴルフダイジェストでも書かれてますが、

「アプローチ以外は素振り禁止」

まさにこれがアヤコさんならではの一言レッスン。ショット前に何度も何度も素振りのは不安の表れ。準備ができていない証拠です。アドレスしてから固まってしまうのも同じ。不安があるからテークバックを開始するのに時間がかかってしまうのです。チーム岡本ではアプローチ以外の素振りは禁止されているそうですが、これはぜひともアマチュアも真似てほしいモノです。素振りしないだけで、ハーフ1~5打ぐらい良くなるでしょう~。

アヤコさんの門下生は来年もかなりの活躍が期待できるでしょう。中でも、
オンプレーン感がある、青山加織プロ、若林舞衣子プロが大活躍しそうな感じがしてます~。

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アナライズからクリスマスプレゼント

アナライズでは12/24からお買い上げいただいた方に(5000円以上(セール品、特価品は1万円以上))先着60名様に、マーク金井がこだわって注文した防寒グッズ

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をプレゼント!(男性の方はMサイズ(23~25)を、女性の方はSサイズ(18~22)となります。違うサイズをご希望の方は、備考欄にご希望を記入ください)

↓のダブルマーカーも継続してプレゼントしますよ

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2013年12月23日アイアンの本当のやさしさを見極めるポイントとは!?

生まれてこのかた馬券を一度も買ったことがないマーク金井ですが、有馬記念が一年を締めくくるG1レースだということぐらいは知っています。そして、NHKで生中継することも知っていたので、昨日は有馬記念をTV観戦しました。ご存じのように大本命、一番人気のオルフェーブルが8馬身もの大差をつけて圧勝。単勝の倍率が1.6倍というのにも驚きましたが、引退が決まっている最後のレースで他の馬を圧倒するような勝ち方をするなんて、本当に強い馬ですね。

 

さて、本当にという意味では、マーク金井も最近アイアン選びで本当に思い知らされたことがあります。それが今日のエントリー、アイアンの本当のやさしさを見極めるコツについてです。

現在、マーク金井はアイアンセットを5セット所有しています。

リンクスSSアイアン
タイトリストVG3(二代目)
PING i20
PING G25
PING S55

少し前にS55を衝動買いしたこともありますが、なんとなんとピンのアイアンを3セットも所有しています。35年以上前からピンを使っているとはいえ、3セット同時所有は初めて(笑)。ピンというブランドが好きなこともありますが、クラブとしてもピンが好きな理由は2つあります。ひとつはライ角のバリエーションが豊富なこと。他メーカーと違って、ピンでは12種類のライ角が選べます。5番で65度が適正ライ角な人間にとってこれは大変ありがたいことです。加えて、ピンのアイアンはバンス角が強め。リンクスのSSアイアン、そしてタイトリストのVG3もバンス角が強めですが、アイアンはバンス角が大きい方がダフりのミスに強く、ハンドファーストに打ちやすい(打ちたくなる)特性があります。

マーク金井ピンの契約ではありませんが、ピンのアイアンを3セットも所有するに至ったのは、ピンがもっともアイアンらしいアイアンを作っているからに他ならないからです。アイアンに求められる性能はいくつかありますが、アイアンに絶対必要な要素は、

上からG25、i20、S55〜

上からG25、i20、S55〜

適正ライ角
バンス角

ネックに凹みを作ることでライ角調整しやすくなっている〜

ネックに凹みを作ることでライ角調整しやすくなっている〜

だとマーク金井は考えています。言い換えると、どんなに高機能なアイアンを使っていても、ライ角が不適正な状態だとクラブの性能を100%引き出せません。バンス角が少ない(小さい)アイアンは練習場の人工マットでは打ちやすいですが、コースに出た時にはダフりやザックリのミスが出やすくなります。

この2つの要素がアイアン選びの基本中の基本ですが、次にチェックしたいのがミスに対する許容範囲。一般的にはドライバー同様、アイアンもヘッドの慣性モーメント(左右方向)が大きい方がやさしいと言われています。例えば、

慣性モーメント  2200gcm2
慣性モーメント  2800gcm2

を比較した場合、2800gcm2の方がやさしいと言われています。クラブメーカーもやさしさをアピールする場合、ヘッドの慣性モーメントの数値を出してきます。「慣性モーメントの大きさ=やさしさ」というのが一般的な指標になっています。ちなみにアイアンの場合、慣性モーメントの大きさは重心距離(ヘッドの大きさ)と比例関係にあって、重心距離が長いクラブの方が総じて慣性モーメントも大きくなります。

マッスルバック(ヘッドが小ぶり) 慣性モーメント小さい
キャビティバック(ヘッドが大ぶり)慣性モーメント大きい

確かに、慣性モーメントが大きい方がミスに強いのは事実です。しかし、アイアンの場合、慣性モーメントよりもゴルファーに与える影響が大きい要素があります。

それは重心の深さ。

ウッドに比べるとアイアンは構造上、重心を深く設計するのが容易ではありません。重心を深くするためにはソール幅を広くするか、フェースから遠い所にウエートを配分する必要があるからです。アイアンの場合、ドライバーのように重心深度が40ミリとかには絶対になりません。アイアンの場合、重心が浅いタイプは2ミリ前後、重心が深いタイプで8〜12ミリくらいです。

重心深度の差は最大で6〜10ミリぐらいですが、実は打ち比べると、重心の深さの差はけっこう効いてきます。ピンのアイアンで打ち比べてみると、その差は歴然で、ソール幅が一番狭い(重心深度が浅い)S55はミスに対して一番シビア。ヘッドが小ぶりで操作性には一番すぐれていますが(球を曲げやすい)、ミスには強くありません。対して、ソール幅が一番広いG25はミスに対して一番寛容。少々打ち損じても距離は落ちません。S55だ芯を外すと手前のバンカーに捕まりますが、G25ならばグリーンまで届いてくれます。

S55とG25を比較した場合、マーク金井の腕前だとパーオン率が10%以上異なります。もちろん、G25を使った方がパーオン率がアップします。ちなみに、 ヘッドが小ぶりに見えるi20は見た目よりもミスに強いアイアン。ソール幅で比較するとS55よりもかなり分厚く、その分だけ重心が深いからです。

右からG25、i20、S55〜

右からG25、i20、S55〜

アイアンに何を求めるかはゴルファーによって異なりますが、もしパーオン率を本気で上げたいと考えているならば、重心の深さ(ソール幅)にこだわって下さい。重心が深いアイアンは確実にパーオン率を上げてくれるでしょう〜。

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マーク金井開発のLYNX SSアイアンのソール幅は

33mm!

G25 25mm、i20 23mm 、S55 20mm(全て6番アイアンでの比較)

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2013年12月22日岡本綾子プロから学ぶシャットフェースなトップの作り方!! その2

一昨日は吉田弓美子プロの祝賀会コンペでイーグルポイントに行ってきました。あいにくの雨模様でしたがグリーンのコンディションは最高で、高速グリーンを堪能してきました。スクランブル競技なのでボギーはまず出ません。バーディパットをいかにいれるかでしたが、マーク金井は巡り合わせがよかったこともあって6個バーディパットを沈めました。パターはナチュラルパター。ロフトは7度と多めですが、高速グリーンではロフトが多い方が転がりが安定することが改めて確認できました。

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そして、昨日は月刊ゴルフ雑誌の発売日。月刊ゴルフダイジェスト月刊ゴルフクラシック、そしてワッグル。いずれも年末年始号ということもあって、内容が盛りだくさん。特に月刊GD2月号(2014)は「なんだこりゃ~」てぐらい本が分厚い。MacBookAirと同じくらいの重さを感じますし、読み切るには1ヶ月ぐらいかかりそうなぐらい記事がてんこ盛りされてます。

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その月刊GDで気になった記事がありました。江連プロの連載ページで、片山プロが再び江連プロの元で練習していることが書いてありましたが、気になったのがシャットフェースの記述。

「少しシャットに上げるクセを直せば、もっと楽に上がる」

(江連プロ、月刊GD 2014年2月より引用)

確かにその通りで、シャットに上げるよりもシャットに上げない(オープンに上げる)方が、関節が動きやすくなる分だけトップが深くなりやすい(オーバースイングにもなりやすい)です。しかし、片山プロの片手打ちのトップの写真を見てみると‥‥

宮里藍ちゃん、岡本綾子プロばりの、バリバリシャットフェース。トップでフェースは空を向いています。もしボクが担当編集者であれば、この写真を掲載することはしないと思います。理由は単純、江連プロのコメントにそぐわないからです。片山プロは左手だけで美しいトップ、深いトップを作っていますが、フェースの向きはバリバリのシャット。柔軟性が高い身体の持ち主だからなせることですが、残念ながら写真と文章が合致していません。せっかくのいいアドバイスですが、読者が混乱する可能性が高いと思います。

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前置きが長くなりましが、今日のエントリーもシャットフェースの正しい作り方についてです。

大事なことなので繰り返しますが、ゴルフクラブは構造上、フェースが開きやすい。まずはこれをしっかりと脳裏に刻んで下さい。言い換えると、テークバックでフェースをシャットに使うというのは、ほとんどのゴルファーにとってかなり不自然な動きを強いられるということです。気持ち悪さ、違和感を受け入れる準備がないと、シャットフェースというのは身に付きません。

では、どこをどう意識すればアヤコさんのようにシャットフェースのトップを作れるのか?

左前腕を反時計回りにねじり
右手首を甲側に折り曲げていきます。

今までフェースを開いてテークバックしていた人にとって、この動きは相当な違和感があります。アナライズの診断にこられたゴルファーにシャットフェースの作り方を説明すると、すべての人が「今までこんな動きをやったことがない」と口をそろえて言います。そして、ものすごく気持ち悪いと‥‥

言い換えると、その気持ち悪さを受け入れないことにはフェースを開く癖を矯正できませんし、シャットフェースに上げることも身に付かないのです。

では、どんな練習をすればシャットに上げる感覚が身に付くのか?

習うよりも慣れろではありませんが、とにかく新しい動きを身体に染み込ませることが大事です。練習場でボールを打つことと、新しい動きを身体に染み込ませることは似ているようで全然違います。新しい動きを身体に染み込ませるコツは、ボールを打たないでとにかくドリルを何度も何度も、何度も繰り返しやることです。長時間やる必要はありません。毎日10分でもいいから継続してやり続けることです。

シャットに上げるドリルはいくつかありますが、今日はゴルフ雑誌を使ったドリルを紹介しましょう。やり方は簡単、両手の平を合わせてアドレスしますが、合わせた手の平の間にゴルフ雑誌を挟みます。左の平側にゴルフ雑誌の表紙、右手の平側にゴルフ雑誌の裏表紙がくるようにして下さい。

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これで準備完了。後はボールを打つつもりでゆっくりテークバック。テークバックとともに表紙が地面を向くようにしていきます。そしてグリップが右腰あたりに達したら、雑誌の向きを確認して下さい。

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ここで表紙が地面を指すぐらいになっていればシャットにテークバックできてきます。そして、右手首が甲側に折れ、左手首が少し手の平側に折れていればOKです。フェースを開いて上げている人の場合、手首を横に使った感じになるかと思いますが、それでいいです。

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フェースをシャットにしながらテークバックするのは、簡単そうに見えて簡単ではありません。フェースを開いて上げる癖がついている人の場合、真逆な手首の使い方になるからです。

世界のアヤコさんがこのドリルをやっているとは思いませんが、世界のアヤコさんに近づくにはこのドリルは必要不可欠です~。

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(ツイッターで非公開とか、写真のせても誰も見えないの寂しいですので、ドーンとステッカー見て貰えるようにしてくれると嬉しいです)
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