マーク金井blog

2016年10月02日超私的な考察、2020年東京五輪のゴルフ競技で日本は金メダルを取れるのか!?

アナライズの10月のセミナーの予定がアップされています↓クリックseminar-top



あっという間に気がついたら10月です。今年も残すところ3ヶ月になりましたが、野球はこれからクライマックスシリーズ、そして日本シリーズがあります。ゴルフも国内男子ツアーは12月にかけて毎週開催。トップ杯東海クラシック開催中、今週末はホンマツアーワールドカップ日本オープン、そしてブリヂストンオープンと続きます。マーク金井も今週からはできるだけツアー会場に足を運び、ツアー選手のクラブ、シャフト、練習風景をこのブログでレポートしていくつもりです。

 

さて、このトーナメント観戦。プロの試合もいいですが、アマチュアの試合にも興味があります。いくつかアマチュア競技も観戦しましたが、見応えあったのが2014年、軽井沢72東で開催された世界アマチュア選手権。これからプロになって活躍しそうな選手を観ることができますし、スイングとお国柄、クラブとお国柄についても生で見聞きできます。アイアンの長さがすべて同じ(同一レングスアイアン)というデシャンボーも、軽井沢で観ました。彼は米ツアーのシード権を取りましたし、今年のブリヂストンオープンにも招待選手として出場します。

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野球の世界もそうですが、ゴルフの世界においてもアマチュアのトップ選手はプロの世界でも活躍するケースが目立ちます。言い替えるならば、アマチュアのレベルが高い国は、プロのレベルも高くなる可能性大です。2020年の東京オリンピックではリオに続いてゴルフが正式競技になっていますが、現在、アマチュアで活躍している選手が東京五輪でメダル争いする可能性も高いでしょう。

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 では、どこの国のアマチュア選手のレベルが高いのか?

 

プロと同じく、アマチュアにもワールドランキングがあります。直近(9月25日)のデータを調べてみると、日本選手は上位に1人もいません。男子はトップ100位以内に入っている選手は皆無です。女子は男子よりもレベルが高くて、トップ50位に2名の選手が入っています。そして、このランキングが裏付けているように、先月開催された世界アマチュア選手権(開催国メキシコ)の結果でも、日本は優勝争いに絡んでません。リオオリンピックと同じく、女子選手の方が順位が上です。

 

女子チームは8位
男子チームは24位

 

世界ランキング通りの結果です。ここ数年、世界ランキングのトップにいるのは欧州勢と米国。そしてアジア勢です。アジア勢では韓国、タイ、シンガポール、マレーシア、そして中国の選手が、日本選手よりも上にいます。ちなみに2014年、軽井沢で開催された世界アマチュア選手権での日本の成績は、、、、

 

女子チームは8位(首位と15打差)
男子チームは29位(首位と26打差)

 

2014年の世界アマ男子で優勝したのは米国チーム。ブリヂストンオープンに出場するデシャンボーはその1人でした。

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2年前も現在も、アマチュアの世界での日本のランキングは変わっていません。日本は世界で3番目にゴルフ場が多い国であるにも関わらず、アマチュアの世界ではゴルフ強豪国ではないのが現状です。プロの世界では、松山英樹選手が世界ランキングの上位に名前を連ねていますが、彼以外では世界ランク50位以内の選手は1人もいません。

 

ちなみに、アジアナンバーワンのアマチュアを決める「アジアパシフィックアマチュア選手権」の歴代チャンピオンを調べてみると、

 

2009年 ハン・チャンウォン(韓国)
2010年 松山英樹(日本)
2011年 松山英樹(日本)
2012年 グアン・ティンラン(中国)
2013年 イ・チャンウ(韓国)
2014年 アントニオ・マーダカ(オーストラリア)
2015年 ジン・チェン(中国)

 

やはり松山選手の活躍が際立っています。東京オリンピックまであと4年しかありません。現状のプロの世界ランク、アマチュアの世界ランクから推測すると、メダルに一番近い選手は松山英樹プロただひとりと言わざるを得ないです。

 

10月6日から韓国のインチョンにあるジャック・ニクラウスGCにて2016年の「アジアパシフィックアマチュア選手権」が開催されます。日本勢は6名出場。今年の日本アマチュア選手権を制した亀代順哉、同大会2位の比嘉一貴、同大会3位Tの金谷拓実、さらに同大会3位Tの小斉平優和。2年連続出場となる石徳俊樹やアメリカ在住の大西魁斗らが出場を予定しています。松山英樹プロ以来の日本人チャンピオンは誕生すれば、東京五輪でメダルを狙える選手が登場する可能性大です~。

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2016年09月30日超私的な試打インプレッション、キャロウェイ XR16 SubZeroドライバー

10月のセミナースケジュールが確定しましたのでお知らせします

  • 10月2日 4スタンスセミナー
  • 10月10日 ゴルフの竪琴セミナー、リピーターセミナー
  • 10月30日 インパクトセミナー、シャフトセミナー

詳しくは↓こちらを御覧ください ↓クリック

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昨日は、天気予報がいい方に外れてくれ、午後からは曇り空。午前中に連載原稿を1本仕上げられたので、午後から電車ゴルフ。JR神田駅から京浜東北線で赤羽駅まで。赤羽駅の構内(駅ナカ)で鳥カツ丼をいただき、埼京線に乗り換えて浮間舟渡駅下車。そこから徒歩7分ほどで赤羽ゴルフ倶楽部に到着しました。

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今回コースでテストするのは、ドライバーとウエッジ用シャフトと、高反発ボール。

 

ドライバー
キャロウェイ XR16SubZeroドライバー

ウエッジ用シャフト
フジクラ MCI106MILD

ボール
ワークスゴルフ 飛匠レディス用

かなり盛りだくさんな感じですが、9ホールずっとボールは飛匠レディス用を使いました。ルールを超えた高反発というだけあって、ボール初速が出ます。そして低スピン弾道。レディス用とのことですが、一般的なレディス用ボールに比べると軟らかさはほどほどです。飛匠の通常ボールよりはソフトですが、打感はほどよくしっかりしています。気になる飛距離ですが、ドライバーは普段よりも5~8ヤードぐらい伸び、アイアンは10ヤード以上飛んでる感じがします。特に9番以下の番手になるとスピンが少ない影響もあって、フェアウェイのいいライから打っても、「ラフからフライヤー」したような弾道になって、これでもかってぐらい飛びます。普段9番だと130ヤード前後なんですが、飛匠レディス用を使うとキャリーが140~145y。最初のホールではアゲンストが吹いていたにも関わらず、キャリーでグリーンオーバーしました。

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高反発ボールの魅力はボール初速が出ることですが、この飛匠レディス用はアイアンの飛びっぷりがスゴイです。ただしアイアンが飛ぶわけですから、アプローチでも飛びますし、スピンが少ないので止まる球は打てません。予想以上にランが出ます。メーカーはレディス用と謳っていますが、打った感じだと、ドライバーのヘッドスピードが40m/s前後だと、普通の「飛匠」よりも、レディス用「飛匠」の方が飛ばせそうな感じです。

 

続いて、ウエッジ用シャフトMCI105MILD。フジクラのウエッジ用カーボンシャフトは2種類ラインアップされ、MILDは手元のしなり感があるタイプ。スチールで例えるならばダイナミックゴールドと同じく手元調子です。切り返した時に手元がしなり感が大きいので、ハンドファーストに打ちたい人、ダウンブローに打ちたい人、バンス角が大きいウエッジと相性が良い感じがします。実際、コースで使ってみてもヘッドが遅れて下りてきやすい分だけダウンブローにヘッドが入ってきやすいです。フワッと浮いた球を打つよりも、やや低めの弾道でスピンが利いたアプローチを打ちたい人と相性が良さそうです。
実際コースで打つと、意識をまったくしなくてもターフがスパッと取れてしまいます。

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そして、試打の真打ちがキャロウェイのXR16 16SubZeroドライバー。キャロウェイ契約のフィルミケルソンのために作られたドライバーだそうで、石川遼選手も使っています。日本国内では正式販売されていません。手に入るのは並行輸入品だけです。マーク金井は新橋の激安ゴルフショップ、ジーパーズで購入しました。ロフトは9.5度だけです。シャフトはいくつかラインアップされていますが、プロジェクトXが装着されているモデルをチョイスしました。クラブのスペックは、、、、

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長さ 45.5インチ
ヘッド体積 440cc
総重量 313.4g
バランス D4
振動数 264cpm
リアルロフト 9.5度
フェース向き -2.5度(ノーマルポジション)

 

通常のXR16と比べるとかなりハードなスペックで、特にシャフトがメチャクチャ硬いです(笑)。米国製シャフトのSは硬いモノが多いですが、このシャフトもXぐらい硬く感じます。実際ワッグルしてもほとんどシャフトは動きません。そして、アドレスするとフェースはかなり開いてしまいます。構えただけで、このドライバーは捕まらない、右に飛びそうな感じがします。なのでカチャカチャで最大限までフェースの向きが左を向く方向に調整しました。

 

では、実際に打ってみてどうだっのか?

 

フックフェース側に調整しても、ボールが捕まる気配はまったくありません。インサイドからあおり気味に打っても引っかけは出ませんでした。自分がイメージするよりもボールはやや右に飛び出し、そのまま飛び出した方向に飛びます。そして何より驚いたのがスピン量の少なさ。野球のフォークボール、サッカーの無回転シュートに近く、スピン量が非常に少ない弾道がオートマチックに打ててしまいます。いい感じで捕らえた時でも、スピン量は2000回転以下です。高めのティアップで高く打ち出さないとドロップしてしまいそうで怖い。今年も数多くのドライバーを試打しましたが、その中でももっともスピン量が少ないドライバー。ここ10年試打した中でも、もっともスピン量が少ないドライバーだと感じました。

 

そして、強く印象に残ったのがインパクトでフェースにボールが乗らないのです。実際はどうか分りませんが、雨の日にタイヤがスリップするのと同じく、インパクト時にフェース面上をボールが滑ってる感触が手に伝わります。捕まり過ぎるドライバーは扱いづらいですが、捕まらなさ過ぎるドライバーというのは手強過ぎます。かつてキャロウェイにはERCⅡという低スピンが打てるドライバーがありましたが、このXR16 SubZeroはそれと同じぐらい低スピン感があります。ただし捕まりは正反対です。ERCⅡはチーピンが出やすい怖さがあるドライバーでしたが、XR16 SubZeroは右にスッポ抜ける怖さがあるドライバーです。インサイドからかなりあおって打ったりもしましたが、曲がりが大きい強いフックは1発も打てませんでした。

 

低スピン弾道が打てるドライバーは飛ぶと言われてますが、あまりにもスピンが少ないとキャリーが出づらくなります。そして低スピン弾道が打ちやすいドライバーほど、フェース面でボールが滑って逃げてしまう感触が手に伝わることも再確認できました。打ち方によっても異なると思います、今回試打したスペックだと、ヘッドスピードが50m/s以上あって、なおかつ自分でボールを捕まえる技術を持っている人ではないと、使いこなすのは難しいと思います~。

 

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2016年09月29日超私的な考察、なぜ今どきのアベレージ向けドライバーは軽さを追求しているのか!?

アナライズからのお知らせ

10月2日
(日)
4スタンスセミナー(レッシュプロジェクト公認トレーナーによる)10時開始〜時間は2時間半です / 料金:8,000円レッシュプロジェクト公認トレーナーの山下プロが4スタンスの基礎知識から、ご自分のタイプ診断、スイングのアドバイスなど3時間みっちりやります。料金は8,000円です yoyaku@analyze2005.comに お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

  • 10月10日 ゴルフの竪琴セミナー、リピーターセミナー
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昨日は、お昼に週刊ゴルフダイジェストさんの取材&撮影。その後、ワークスゴルフさんが新しいボールのプレゼンテーションに来られました。ワークスゴルフと言えば、ルールを超えた高反発ボール「飛匠」。この「飛匠」のレディス用ボールが新たにラインアップに加わるそうです。カラーはオーソドックスなホワイトとピンク。従来の「飛匠」との違いは硬さで、レディスバージョンの方がソフトで、なおかつ反発係数も高くなっているそうです。今日は久しぶりに赤羽で薄暮プレーするので、是非ともテストしてみたいと思います。

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今日の赤羽では、ボールに加えて、ウエッジ用カーボンシャフト、フジクラMCI105マイルド、そして、石川遼選手が使っているキャロウェイのドライバー、XR16SubZero(サブゼロ)ドライバー(国内未発売)もテストします。テストだらけのラウンドとなりますが、クラブもボールも実際にコースで打ってみて初めて、本当の性能を見極めることができるからです。

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神田のスタジオから赤羽GCまでは電車で約25分。電車ならばラウンド前後にビールも飲めますし、渋滞もありません。ゴルフも電車利用の方が気軽で手軽で快適です。

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さて、今日のエントリーもゴルフ雑誌をネタにします。一昨日の長野日帰り出張の帰りに週刊パーゴルフを読みましたが、面白かったのが、この記事。

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ギア徹底解明!
パーゴルフスパイ
HS42m/sの人が境界線?
アスリートorアベレージ向けドライバーは
どっちが飛ぶ?
週刊パーゴルフ10月11日号

 

この記事では有識者が3名、匿名スパイとなって、毎回テーマを決めて議論がなされています。今回はクラブメーカー5社のそれぞれの主力ドライバーを2機種、スペック計測がなされてました。ひとつはアベレージモデル、もうひとつはアスリートモデルです。詳しくはパーゴルフを読んでいただきたいのですが、文中ではクラブの軽量化についても議論がなされて、ドライバーはモデルチェンジとともに総重量が軽くなっていると書かれています。

 

 

実際、ドライバーはここ40年で一気に軽くなりました。マーク金井がゴルフを始めた頃、昭和47年頃はドライバーでもスチールシャフトが主流。ドライバーの重量は370g前後が当たり前でした。それが、カーボンシャフトが普及したことで軽量化が一気に進み、現在では、、、、

 

アベレージ向けドライバーの重量は300g未満が当たり前。
アスリート向けドライバーの重量は300~320gぐらいが多いです。

アベレージゴルファー向けドライバーに関して言えば、270g台なんていう超軽量ドライバーも市販されています。昔よりも100gも軽くなっていますし、270gというのは数年前の女性用ドライバーよりも軽いぐらいです。

 

では、なぜアベレージ向けドライバーはモデルチェンジごとに軽くなるのか?

 

アベレージ向けとアスリート向けはクラブ重量が大きく異なりますが、これはシャフトとグリップの重量が大きく異なるからです。現在国内で市販されているドライバーのほとんどは、アベレージ向けには50g以下のシャフトが装着され、アスリート向けには60g前後のシャフトが装着されています。ほとんどのメーカーは、、、

 

  •  軽い方がやさしい
  •  重い方がしっかりしている(やさし過ぎない)

 

という定義付けをしてクラブ作りしているわけです。では、なぜ軽い方がやさしいと定義付けるのか?

 

ここからは超私的な考察ですが、ゴルファーは重さに対して不可逆的な所があります。例えば、普段、320gのドライバーを振っている人の場合、310gになると軽くて振りやすい、軽くてヘッドスピードが上がる場合が多いです。対して、330gになると重くて振りづらい、重くてヘッドスピードが上がらない場合が多いです。この不可逆的な所があるために、モデルチェンジをする際、クラブ重量を軽くした方が、「新製品の良さをアピール」しやすくなるのです。説明するまでもありませんが、新しいモデルの方がクラブを重くなってしまうと、高い評価を得ることはほとんどできません。ユーザーから高い評価を得ようとすれば、必然的に軽量化の方向に行かざるを得ないのです。

 

ただし、軽量化にも限界があります。軽くし過ぎてしまうと、今度は手打ちになったり、クラブの挙動が不安定になってくるリスクが高くなるのです。また、ボールの重さが決まっていることを考えると、クラブ(特にヘッド)を軽くしてしまうと、インパクト時の衝突エネルギーが減り、ボールを遠くに飛ばしづらくなるのです。

 

ドライバーの場合、ヘッドの重さは軽くても190g以上は必要です。それを考えると、物理的には250gくらいまで軽くすることは可能でしょう。ただし、その場合はシャフトは35gくらい、グリップは25gと非常に軽くなってきます。アベレージゴルファーのコアとなるのは65歳以上の団塊世代。団塊世代がまだゴルフ業界を引っ張っていくとするならば、男性用ドライバーは250g台に突入することは大いにありえると思います。

 

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2016年09月28日超私的な考察、なぜ今どきのアイアンはロフトが立った「飛び系」が多いのか!?

アナライズからのお知らせ

10月2日
(日)
4スタンスセミナー(レッシュプロジェクト公認トレーナーによる)10時開始〜時間は2時間半です / 料金:8,000円レッシュプロジェクト公認トレーナーの山下プロが4スタンスの基礎知識から、ご自分のタイプ診断、スイングのアドバイスなど3時間みっちりやります。料金は8,000円です yoyaku@analyze2005.comに お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

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昨日は午後から日帰りで長野に日帰り出張してきました。望月東急GCで開かれたホリゴルフさんのコンペで約1時間ほどセミナー講師を務めさせていただきました。東京駅から新幹線に乗って佐久平駅まで。所要時間は約1時間20分ほどでしたが、ゴルフ雑誌を読んでたらあっという間に着きました。

 

行きは週刊ゴルフダイジェスト、帰りは週刊パーゴルフを読みましたが、面白かったのが、この記事。

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クラブの”進化”を考える後編
アイアンは本当にやさしくなった?
(週刊ゴルフダイジェスト10月11日号)

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この記事は有識者10名による覆面座談会。それぞれの有識者が今どきのクラブについて語っていますが、大きく取り上げられているのがアイアンのロフトのストロング化。昔と今とでロフトがどれだけ違うかを、ツアープロの使用アイアンと、今どきのアイアンのロフトが示されてます。

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7番のロフトは、、

38度
36度
30度

 

となっています。昭和の時代だと7番のロフトは34~38度が主流でした。それが平成に入ってロフトがどんどん立ってきて(ストロング化されて)、現在だと

 

28度~32度ぐらいが多いです。

 

 

今どきの7番は、昔の5番のロフトとほぼ同じになっています。44年前、マーク金井がゴルフを始めた頃は、アマチュアの場合、「5番で150ヤード」飛ぶとロングヒッターでした。それが現在だと、多くのアマチュアは「7番で150ヤード」が当たり前。アイアンは進化を遂げていますが、飛距離が伸びている一番の要因は、ロフトが立っているからなのです。

 

もちろんロフトを立てただけではボールが上がりづらくなります。今どきのアイアンは重心を低く、重心を深くすることで、昔のアイアンよりもボールが上がりやすくなっています。なので、昔の5番と今どきの7番を打ち比べると、同じロフトでも、今どきの7番の方がボールが上がりやすく、かつ飛距離も出ます。

 

では、なぜアイアンはストロングロフトかするのか?

 

 

記事では「ストロングロフト化」された理由についてはほとんど触れられてませんが、実は、大きな理由がひとつあります。

 

それは、、、、、

 

試打クラブの番手が変わったからです。昔(30年以上前)は、アイアンの試打クラブは5番アイアンでした。アイアンの番手構成が3番~PWなので、その中間的な番手が5番だったのです。それが25年ぐらい前くらいから、アイアンの試打クラブが7番に変わりました。なぜ7番になったのか理由は定かではありませんが、恐らく、モデルチェンジでアイアンのロフトがストロング化され、「5番じゃボールが上がりづらい」と考えてメーカーがあったのでしょう。他のメーカーはそれに追従するような形で、いつの間にか、試打クラブは7番というのが当たり前になったのだと思います。

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察しのいい人ならば、もうお分かりでしょう。

 

試打クラブが7番になれば、飛ばない7番よりも飛ぶ7番の方が、アマチュアゴルファーの評価が上がり、そして販売増につながります。かつてキャロウェイはアイアンのストロングロフト化に警鐘鳴らす意味で、モデルチェンジでロフトを寝かせたことをやりました。非常にボールが上がり安いアイアンだったのですが、メーカーの意図とは裏腹に、モデルチェンジでロフトを寝かせたアイアンは売れ行きが芳しくありませんでした。もしも、ロフトを寝かせて「上がりやすさ」が優先されたアイアンが売れていたならば、、、アイアンのストロングロフト化はここまでになっていなかったでしょう。

 

アイアンは飛ばすクラブじゃないと言われてますが、現状、ほとんのメーカーはアイアンの試打クラブは7番しか用意していません。アイアンは本来セットで考えるべきクラブですが、アマチュアが試せるのは7番だけです。この現状を考えると、「飛ぶ7番」を作った方が売り上げ増につながるならば、メーカー側は「飛ぶ7番」を積極的に作ることになるのは致し方ないと思います。

 

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ゴルフクラブの歴史を振り返ってみると、ウエッジとパターを除くと、飛ぶクラブは売れますが、飛ばないクラブは売れた試しがありません。アマチュアゴルファーの多くはスコアアップを求める以上に、飛距離アップを望んでいるからです。

 

ただし、これまで同様、アイアンの試打クラブが7番であり続けるならば、アイアンのストロングロフト化はそろそろ歯止めがかかるでしょう。理由は単純、ロフトが30度を下回ってくると、いくら低重心、深重心に設計しても、アマチュアのヘッドスピードだとボールが上がりづらくなって、キャリー不足になるリスクが高まるからです。ロフト的には7番は28度ぐらいが限界でしょう。

 

すでに7番のロフトを28度にしているモデルもあります。これ以上はアイアンのストロングロフト化は進まないでしょう。もしも進む可能性があるとすれば、アイアンの試打クラブが7番ではなく、8番とか9番になった時です。そうなれば、8番とか9番とかのロフトがどんどんストロング化され、28度に近づいてくるかも知れません。

 

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2016年09月26日超私的な提案、アプローチショットで手打ちを解消するための方法とは!?

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10月2日
(日)
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昨日は、アナライズセミナーデー。第1部は「インパクトセミナー」。ここではボールが飛ぶ原理についてじっくりレクチャーし、最後に受講生は自分のインパクトがどうなっているのか、なぜボールが曲がってしまうのかをかなり詳しく説明します。インパクトセミナーでは毎秒1000コマ撮影できる超高速カメラを使い、見えない世界を可視化します。

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第2部は「ゴルフの竪琴セミナー」。片山晋呉プロをはじめ多くのツアープロもゴルフの竪琴を使ってますが、竪琴を使えばスイングが良くなるわけではありません。ここでは、ゴルフの竪琴の使い方を、身振り手振り、そして手取り足取りしながら、正しい使い方を体感してもらってます。ゴルフの竪琴に限りませんが、練習器具はただ使えばいいってものではありません。正しい使い方をしてこそ、練習効果が高まり、そしてスイングを良化させることにつながるのです。

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今回の受講者はこれまで以上にモチベーションが高い方々で、セミナー中は数多くの質問をいただきました。おかげで昼間のインターバルはほとんど無し。お昼はどら焼きと、牛乳500ccで済ませましたが、マーク金井は質問大好き人間。質問がまったくないセミナーよりも、質問が飛び交うセミナーの方が中身が濃くなりますし、受講者との一体感が生まれるからです。

 

さて、今回のエントリーは昨日の続きです。アプローチを苦手にしている人のスイングを見ていると共通点があります。それは、、、、、、、

 

距離が短くなるほど、体(体幹)や下半身の動きが非常に少なく、手や腕だけでクラブを操作するのが目立ちます。下半身をまったく固定したままスイングをしている人も少なからずいます。

 

体の動き「小」、クラブの動き「大」

 

になっているのです。ハーフスイングでも体がまったく止まっているならば、体の動きに対しては、クラブの動きは非常に大きいのです。これがどんな状態かと言うと、、、

 

こんな感じです。下半身が固定され、胸は正面を向いたまま、腕の振りで棚板が左右に動いてます。体はほとんど動いてませんが、腕の左右の振りは大きい。これが、体の動きが小さくてクラブの動きが大きい状態です。本人は飛ばさないようにスイングしているつもりですが、実際はクラブが動き過ぎている状態。このようなスイングすると、クラブの軌道は不安定になりますし、ヘッドの入射角も不安定になるのを避けられません。ダフりやトップが出やすく、かつ距離感も安定させづらくなります。

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対して、プロや上級者の場合、アプローチで下半身や体幹を固定し、手や腕を主体にしてクラブを操作している人は皆無です。誤解を恐れずに言えば、ボールを飛ばさない時ほど、下半身(フットワーク)や体幹をしっかり使ってスイングしています。そして、下半身や体幹に比べると、手や腕の動きを小さく、その分だけクラブの動きも小さい。体の動きに対して、手や腕、クラブが動き量が少なくすることで、ボールを飛ばさないショットを打っているのです。

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体の動き「大」、クラブの動き「小」

 

になっています。フットワークもちゃんとあって下半身が固定されていることはありません。動きとしては、、、

 

こんな感じです。写真を見ていただくと分りますが、クラブは左右に動いてますが、腕は左右にほとんど動いてません。胸の前から棚板が外れていないのが何よりもの証拠です。このような胸の前から腕が外れてないスイングをすると、「体の動きが大きく、クラブの動きが小さく」なってくるのです。このようにスイングすると、手先や腕が余計な動きをしづらくなります。結果、ヘッドの軌道&入社角が安定し、ミート率が良くなりますし、距離感も良くなってくるのです。

 

ちなみに腕を振らないでクラブを振るコツは、フットワークを使って股関節を左右にズラしながら、体幹(胴体)を左右に振ること。体幹(胴体)が左右に動いた分だけ、クラブが左右に動く感じになれば、腕を左右に振らないでもクラブを左右に動かせます。

 

アプローチは振り幅(スイング弧)が小さいために、その分だけ体の動きも小さくなるものだと思っている人がいますが、これは大きな勘違いです。ボールを飛ばさないショットの時ほど、体の動きに対して腕を左右に振らないことが大事です。腕とクラブをできるだけ動かさないで、体を大きく動かす。これがちゃんとできるようになると、アプローチショットの精度は上がり、ショートゲームでスコアメイクしやすくなるのです~。

 

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