マーク金井blog

2016年10月16日超私的な考察、日本オープンで優勝するために必要な条件とは!?

昨年の六甲国際に続き、今年も日本オープン会場である狭山GCに水曜日から毎日足を運んでいます。六甲国際は適度なアップダウンがある丘陵コースでしたが、狭山は典型的な林間コース。高低差はほとんありません。春にプレーした時は、「今までの日本オープンで一番易しいコース」なんて思ったりもしましたが、これは完全な早とちり。

 

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練習日にコースに着いてみると、半年間でコースは劇的な変貌を遂げてます。日本オープンですからラフが深いのは想定内ですが、真っ直ぐなホールでもフェアウェイは真っ直ぐではありません。フェアウェイは波打つようにカットされ、コーラの瓶のような感じで絞り込まれています。このため、フェアウェイの幅が広いところと狭いところがあり、いいショットを打ってもキックが悪かったりすると、ボールは深いラフの餌食になります。

 

そして、厄介なのがグリーン。狭山は2グリーンのコースなのでグリーンはそれほど大きくありません。傾斜もポテトチップのようなうねりは少ないですが、とにかく速い。スティンプメーターで11フィートを超えてくると高速グリーンになりますが、今回の日本オープンでは、

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1日目  13フィート
2日目  13.5フィート
3日目  13.5フィート

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11フィートを超えてくると平らなラインでも下りのような感じで、止まり際にするすると転がります。13フィートになるとそれがさらに、、

 

止まりかけてから1メートルくらい惰性で転がります。

 

 3日目、16番パー3で松山秀樹選手がワンオンして3パットボギーを打ちましたが、この時のファーストパットがまさに止まらないライン。ピンは手前12y、右5y。グリーン中央に乗ると、ジェットコースターのような感じで下っていきます。松山選手はこのホールで1オン3パットしてますが、ファーストパットはグリーン右からの下りのライン。カップ手前1mぐらいで止まる感じでしたが、止まりそうになってから再び転がりの勢いが出て、グリーンエッジまで行きました。すぐそばで観てましたが、止まりようのないラインでした。

 

それでも松山選手は3日目にベストスコア65をマークして、通算4アンダーでホールアウト。3日目を終えた時点でトップに立っています。3日目を終えて上位陣は、

 

-4 松山英樹
-3 池田勇太 李京勲
-2 片山晋呉
-1 H.W.リュー
±0 小平智
+1 矢野東
+2 金享成
+3 石川遼 比嘉一貴 黄重坤 C.キム

 

この原稿は最終日がスタートする前に書いてます。日本オープンは優勝スコアをイーブンパーに設定することを考えると、最終日のピン位置はかなりシビアになることが予想されます。+3ぐらいの選手までに優勝のチャンスはあると思いますが、恐らく、優勝スコアは、、、

 

4~5アンダーぐらいでしょう。

 

では、優勝するために何が求められるのか?

 

これまでも書きましたが、ラフが深い日本オープンではティショットでフェアウェイをキープすること。ティショットを曲げてしまうといくら飛んでもアドバンテージはありません。上手く脱出できてもグリーンにボールが止まらないからです。

 

他の要素としては、超私的に言わせてもらうと、、、

 

ピンを狙わない勇気
10m以上のロングパットの距離感

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この2つをいかに上手くクリアできるかが、勝敗の分かれ目になるでしょう。3日目のピンポジションを調べてみると、18ホール中12ホールは、ピン位置がグリーンの端から5ヤード以内。こういうシビアなピン位置に対して攻めると手痛いしっぺ返しがあります。グリーンから少しこぼれたラフが一番深く、これがとても厄介だからっです。安全策というと消極的に思うかもしれませんが、グリーンを何度も外してパーパットを打っていると、やがてどこかでメンタルエネルギーが尽きてしまいます。

 

ロングパットの距離感もしかり。超高速グリーンは距離感が難しいですが、日本オープンで勝つには3パットをできるだけしないこと。10m以上の距離から50センチ以内に寄せることが数多くできれば、ボギーを叩くリスクが減るだけでなくメンタルエネルギーの浪費を防げます。

 

全米オープンを意識しているのでしょう。ここ20年ぐらいの日本オープンは全米オープンのような「我慢比べ」をさせるコースセッティングになっています。我慢比べするためには、メンタルの強さが求められますが、メンタルのエネルギーは無尽蔵にあるわけではありません。

 

日本オープンに優勝するにはスーパーショットや神がかったパットもさることながら、メンタルエネルギーをできるだけ浪費しないでプレーすること。難易度の高いショットをできるだけ打たない選手、寄せワンパーの回数が少ない選手が優勝すると可能性が一番高いと思います。

 

もちろん最終日も現地に足を運びます。皆さん、狭山でお会いしましょう~。

 

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2016年10月14日超私的な提案、今年の日本オープンを10倍楽しく観戦する方法とは!?

国内男子ツアーのメジャー大会「日本オープン」が開催しました。今年の目玉はなんといっても米ツアー参戦中の松山英樹選手と石川遼選手が4年ぶりに出場。そして、この2人とアダム・スコットが同組(第26組)で初日と2日目をプレーします。

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マーク金井は9時過ぎに狭山GCに到着したのですが、その時点ですでに3000人以上のギャラリーが入場。受付はすでに長蛇の列をなしてました。11時35分、注目の第26組がスタートするのですが、スタートホールは10時過ぎくらいからティからグリーンまですき間なくギャラリーがホールを取り囲んでました。国内男子トーナメントを30年近く観戦してますが、こんな事態は初めてのことです。初日のギャラリー総数は1万838人となり、これは国内男子ツアーの初日としては最多記録だそうです。

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ギャラリーの数も記録的でしたが、カメラマン、そして取材メディアの数も記録的な多さでした。通常、登録メディアはロープの内を歩けるのですが、この26組だけはこの常識が通用しません。媒体で1名分のみにブルーの腕章が与えられ、このブルーの腕章を腕に付けている人間だけがロープ内を歩けたのです。

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大ギャラリーのプレッシャーを受けたかどうかは分りませんが、大注目の26組はスコアがまったく伸びませんでした。

松山英樹   +1(14位タイ)
石川遼    +5(65位タイ)
A・スコット +6(76位タイ)

 

この第26組、今日は午前7時35分スタート。このブログがアップされる頃には16ホールぐらい消化していると思います。なんとか巻き返しを図って予選通過をしてもらいたいですが、一番やきもきしているのは大会関係者でしょう。ビッグネームが予選通過するのと予選落ちとではギャラリー数に大きな違いが出てしまうからです。

 

初日の結果をざっと紹介すると、、、

1 H-W.リュー -4
2 矢野東   -3
3 藤本佳則  -2
4 谷原秀人  -1
4 小平智   -1
4 大堀裕次郎 -1
4 中島啓太(アマ)-1
8 B.ジョーンズ 0
8 金亨成    0
8 片山晋呉   0
他3名

 

予想通り、ショットメーカーの選手が名前を連ねています。優勝候補に上げた池田勇太選手は+2でしたが、これは18番のダボが響いています。ラフからのセカンドショットがギリギリで池に入ってしまった分だけオーバーパーになっています。

 

今日は予選2日目ですが、恐らく2日目を終えてトップのスコアは-4前後でしょう。予選通過のスコアは+7~+8ぐらいな感じがします。予選ラウンドは120名出場していて、予選通過できるのは上位60位タイまでです。

 

今週の土日は天気も良いので、トーナメント観戦にもってこいです。そこで今回はトーナメント観戦のコツを超私的に書いてみたいと思います。

 

まず持参した方がいいのが、

  • 折りたたみ脚立
  • 双眼鏡もしくはレーザー式距離測定器
  • 小ぶりのレジャーシート
  • ペットボトルホルダー

 

ギャラリーが多い時、脚立があると後方からでも楽に観戦できます。芝の上は湿っているのでレジャーシートがあると、疲れた時に気兼ねなく地面に座ることができます。

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そして、観戦スポットでお勧めなのが練習場。選手のスイングをじっくり観たいのであれば、ドライビングレンジに直行しましょう。バンカーが苦手ならば、バンカー練習場に陣取るのもいいです。狭山はバンカーが利いているホールが多いのでほとんどの選手はバンカー練習をしています。試合の雰囲気を楽しむのがいいのでしたらコースを歩いた方がいいですが、スイングをじっくり観たいならば練習場をお勧めします。ちなみに、ギャラリープラザは練習場のすぐ隣。練習場で2時間ぐらいじっくりスイングを観て、生ビールを飲むも大いにアリだと思います。

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ホールを観戦する場合ですと、プロのスリリングなショットを楽しむならば18番ホールのセカンド地点、もしくはグリーン周り。ここは距離が長いパーで、グリーン右手前には大きな池。グリーンは2段で起伏も大きいです。200ヤードでピンを狙うショットを観れますし、レイアップした選手のスピンが利いたアプローチショットも間近で観ることができます。

 

豪快なドライバーショットを観るならば、9番、17番のパー5がいいでしょう。ここはロングヒッターはギリギリで2オン可能。ドライバーのフルスイングを観ることができるでしょう。また13番もロングヒッターならばワンオン可能なパー4。右に池がありますが、初日、松山英樹選手はドライバーでワンオンを狙ってました。

 

そして、そして観戦するならば車よりも電車をお勧めします。電車の方がコースまでのアクセスがいいからです。ギャリー駐車場とコースの往復時間は読めませんが、電車だと最寄り駅からバスが出ているので、スムーズに現地に迎えます。

 

それでは皆さん、狭山でお会いましょう~。

 

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2016年10月13日超私的な予想、今年の日本オープン、一体誰が優勝するのか!?

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今日から、国内男子ツアーのメジャー大会「日本オープン」が開催します。日本オープンは今年で81回目の開催。場所は狭山GC(埼玉県)。1959年(昭和34年)に開場した典型的な林間コース。1959年と言えば、クラブメーカーのピンが設立した年で、かつマーク金井が偏愛しているミニの生まれ年でもあります。

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狭山は27ホールあることもあって、今回は使用しないホールを使って、ドライビングレンジ、アプローチ&バンカーエリアが作られています。今までいろんなトーナメントを観戦してきましたが、太平洋マスターズが開催される太平洋御殿場Cと同じぐらい広々としていますし、ギャラリーが観戦しやすくなっています。

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そして、今年の日本オープンの目玉は出場選手。昨年に引き続きアダム・スコット選手が出ますし、米ツアー参戦中の松山英樹選手、石川遼選手も出場。この3人を生で観たいギャラリーの願いを叶えるべく、今日と明日の予選ラウンドは、この3人が同組。このブログがアップされる時間に、1番からティオフします。いったいどれぐらいのギャリーが詰めかけるのかが気になるので、マーク金井も初日から現地で観戦するつもりです。

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さて、今年の日本オープン。これまでの大会同様、パー5の一部をパー4にしているので、7208ヤードでパー70。アウトには497ヤードと485ヤードのパー4があり、インにも497ヤードと478ヤードのパー4があります。距離だけ考えると、飛ばない選手はパーオンできないホールも出てくるでしょう。

 

日本オープンとくれば厄介なのが狭く絞られたフェアウェイと、その周辺の深いラフ。今年の狭山も例年通り、フェアウェイの幅は落とし所によっては20ヤードほど。そして周辺のラフときたら、ニラのような長い芝。芝の長さは25センチ以上はザラです。ボールが入ったらすっぽりと埋まり、男子プロでも使えるクラブの選択肢は限られ、ウエッジやショートアイアンで出すのが精一杯です。無理して打てば、ヘッドが芝に絡まり手首や身体を痛める危険性もあります。

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そして、厄介なのが小さくて硬くて速いグリーン。狭山は2グリーンのコースということもあってワングリーンのコースに比べると面積が小さめ。それでいて硬く締まった、高速グリーン。ラフから打ったらまずボールは止まってくれません。50ヤード以内のアプローチを打つ時もフェアウェイから打つのと、ラフから打つのとでは、難易度がこれでもかってぐらい違います。昨日、インコースをサクッと歩いてきましたが、ラフから打ったショットはグリーンに直接落ちたら、グリーン奥までこぼれます。ボールを止めることはまず不可能です。

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そんな超シビアな今年の日本オープンですが、今回はどの選手が優勝のチャンスがあるのか超私的に予想してみたいと思います。

 

数あるツアー競技の中でもラフが深く、ラフに入れるとスコアメイクはままなりません。これを考えると、スコアメイクするのに不可欠なのがティショットの精度。ティショットがスコアに占める割合は7~8割。ドライバーが飛ぶ選手よりも、フェアウェイキープ率が高い選手が有利です。FWやUTでティショットを打つホールも多いので、これらのクラブが得意な選手も有利です。

 

 長いパー4が多いので、UTやミドルアイアンの精度の高さが求められます。これらのクラブが得意な選手が有利です。

 

歴代優勝者、そしてこれまでの日本オープンの成績、ティショットの精度が高い選手、アプローチやパットも大事ですが、日本オープンはショットメーカーの方が優勝争いに絡んでくるでしょう。これらを考慮すると、優勝争いに絡みそうなのは、、、

 

  • 池田勇太
  • 宗 永漢
  • 藤本佳則
  • 片山晋呉
  • 宮里優作

 

超私的な予想では、この5選手の中から今年の日本オープンのチャンピオンが登場しそうな感じがします。ちなみにアマチュア選手の中で注目しているのが、亀代順哉選手(大阪学院大学)。今年の日本アマを制し、先週のアジアパシフィックマチュア選手権でも4位に入賞しています。ドライバーの飛距離に定評がありますが、アプローチ、パッティングの巧者。ローアマの最有力候補です。

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パー70の設定を考えると、優勝スコアは2~4アンダーぐらいでしょう。風が強く吹けば、パープレーでも勝てるかも知れません。現地でコースを見た感じだと、キーとなるホールは最終18番。478ヤードと距離が長いだけでなく、グリーン右手前には池。ピン位置次第では、劇的に難易度が高くなるホールです。

 

昨年同様、今年も日本オープンは時間の許す限り現地観戦をするつもりです。優勝するには、まずは初日でいいポジションに付けることです。日本オープンはビッグスコアが出づらいセッティングなので、初日に大きく出遅れると優勝するチャンスが極めて低くなるでしょう~。

 

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2016年10月12日超私的な提案、打ち上げ、打ち下ろしホールのティショットを上手く打つコツとは!?

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昨日はチャレンジツアー「エリートグリップチャレンジ」が開催される、初穂カントリークラブ(群馬県)をプレーしてきました。毎年、スノボでお世話になっているガーラ湯沢が主催する貸し切りコンペに参加してきたのですが、9ホールプレーに慣れていると18ホールプレーはとてつもなく長く感じました。慣れとは本当に恐ろしいもので、18ホールなのに36ホールプレーしたような気分でホールアウトしました(笑)。

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初穂カントリーはレイアウトが変化に富んでおり、フラットなホールだけでなく、ドッグレッグあり、打ち上げ打ち下ろしもあります。フラットな林間コースとは違った意味で、ティショットはかなり頭を使いました。どこに注意したかというと、、、それは、、、

 

 

 目線の高さです。

 

河川敷や林間コースだとティからグリーンまでほぼフラット。なので、目線の高さはほとんど変わりません。対して、打ち上げ、打ち下ろしの場合は油断すると、知らず知らずの内に目線の高さが狂いやすいからです。

 

初穂カントリーは豪快な打ち下ろしホールがいくつもありますが、打ち下ろしホールは
ボールの落下地点がティグラウンドよりもかなり下です。落下地点を見過ぎてしまうと、目線は無意識の内に左下がりになります。こうなってしまう、アドレスでは右肩が前に出てしまいますし、右肩も高くなります。結果、目線が狂ったままでスイングを始めてしまうと、テンプラのミス、引っかけのミスが出やすくなるのです。

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なので、打ち下ろしホールでは目線を意図的に少し上げます。ティグラウンドの高さと同じか、それよりも少し高い位置に目線を持って行く。これで、打ち下ろしでも普段と同じ目線の高さになり、アドレスが狂いづらくなるのです。

 

対して、打ち上げホールではテンプラよりもトップやチョロのミスが出やすくなりますが、これも目線が少なからず影響しています。打ち上げの場合は、無意識の内に目線が左上がりの度合いが強くなり、その結果、アドレスで左肩が上がり過ぎて(右肩が下がり過ぎて)しまいやすい。結果、インパクトでも左サイドが伸び上がりやすくなる分だけ、ヘッドがボールに届きづらくなり、トップやチョロが出やすくなります。

 

なので、打ち上げホールでは目線を意図的に少し下げます。ボールを高く打ち出すのではなく、やや低めの弾道をイメージしています。低めの弾道をイメージすれば目線は左上がりになり過ぎないからです。これで、打ち上げでも普段と同じ目線の高さになり、アドレス、そしてスイングが狂いづらくなるのです。

 

たかが目線、されど目線。

 

コースでミスショットが出ると、ついついスイング(振り方)をチェックしがちですが、打ち下ろし、打ち上げの場合は、目線が狂っていることでスイングに悪影響を及ぼしていることが多々あるのです。実際、昨日のコンペで一緒にプレーした方々も、打ち下ろしホールで下をのぞき込むような感じのままでアドレスしてしまい、それが原因で左に引っかけてしまうミスを連発されてました。

 

ゴルフにはミスがつきものですし、コースに出たら練習場と同じ気分でショットは打てません。しかしながら、目線の狂いによるミスはもったいないミスなので、なるべく避けたいものです~。

 

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2016年10月10日超私的な海外レポート、アジアパシフィックアマチュア選手権2016 番外編

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一昨日の最終便で韓国から帰国し、昨日の午前中はホンマツアーワールドカップのツアー会場に行ってきました。常磐道を北上している時は、「なんだこりゃ~」ってぐらい土砂降りでしたが、石岡GCについた頃には雨も小降り。優勝争いを演じている組がスタートする頃には雨も上がり、絶好のコンディションになってました。

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72ホールを終えての最終結果はなんとー14アンダーで池田勇太プロと宋永漢プロがホールアウト。4ホールに及ぶプレーオフでも決着が付かず、今日月曜日の早朝にプレーオフの続きが行われます。

 

地元の片山晋呉プロは最終日、ノーボギー、6バーディー。優勝には一歩届きませんでしたが、今季ベストフィニッシュ。今週の日本オープンに調子を合わせてくるのはさすがです。

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今回のエントリーは前回の続きです。2016年、アジアパシフィックアマチュア選手権の番外編です。

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この大会はアジアとオセアニアから選手が出場しています。優勝すれば翌年のマスターズに出場できますし、優勝者と2位の選手は全英オープンの最終予選の出場資格を得ます。こう書くとものすごくハイレベルな試合という感じですが、実は、そうでもありません。オリンピックや世界アマチュアチーム選手権と同じく参加資格が比較的緩いです。ゴルフがあまり普及していない国から出場する選手の中には、100近く叩く選手もいました。

 

優勝から4位までは、今年の世界アマを制し、世界のアマチュア界を牽引しているオーストラリア勢が独占。オーストラリア勢に続く5位には、日本代表の亀代順哉選手が入りました。亀代選手は今年の日本アマチュアのチャンピオンです。

 

さて、番外編としてまず取り上げたいのがこれっ!!

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選手にはひとりづづキャディが付いてますが、選手、ならびにキャディはレーザー式距離測定器の使用が認められています。2014年に軽井沢で世界アマチュアチーム選手権が開催されましたが、この時もレーザー式距離測定器はOKでした。日本ではプロのみならず、アマチュアの正式競技、例えば関東アマチュア選手権や日本アマチュア選手権ではレーザー式距離測定器の使用は一切認められてませんが、これはなんとももったいない話です。ゴルフ場にヤーデージ杭が立っているわけですから、距離というのは公知の事実。日本では月例競技とかでも認められてませんが、これは世界基準から大きく取り残されていると思います。

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 レーザー式距離測定器は圧倒的にブッシュネルを使う選手が多かったです。

 

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月例競技とかはセルフプレーが多くなっている現状を考えると、一刻も早くレーザー式距離測定器が使用できた方が良いと思います。ちなみにマーク金井が主宰している世界最小プロトーナメントMMT9では第一回大会からレーザー式距離測定器の使用を認めています。

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もうひとつ目立ったのがキャディバッグ。プロトーナメントだと大きなキャディバッグを使う選手がほとんどですが、今回のアジアパシフィックアマチュア選手権では、ほぼすべての選手が軽量スタンドバッグを使っています。日本から出場している選手は自分の大学名が入った軽量スタンドバッグ、他国の選手は、自国の国旗が入ったお揃いの軽量スタンドバッグを使っています。恐らく、この大会に出場している選手の多くは、普段は担ぎセルフをしている可能性が高そうです。

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クラブに関しては、ウッドはテーラーメイドが一番人気でM1、M2を使う選手が目立ちました。その次はタイトリストで、ほかではピンナイキコブラを使っている選手もいました。アイアンに関しては、ぶっちぎりでタイトリストが一番人気、続いてピンテーラーメイドナイキコブラブリヂストンミズノといった感じです。

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2014年の世界アマチュアチーム選手権ではミズノの軟鉄鍛造アイアンを使っている選手が目立ちましたが、このアジアパシフィックアマチュア選手権ではミズノ使用率はそれほど高くありませんでした。

 

一泊二日という弾丸ツアーでしたが、やはり現地に行けばいろんな発見がありますし、現地でなければ手に入らない情報がたくさんあることが再確認できました。来年はぜひとも全米アマチュア選手権を現地で取材したいと思います~。

 

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