マーク金井blog

2014年09月17日超私的な試打インプレ、ピンG30アイアンとG25アイアンは一体何が違うのか?

毎週火曜日はインターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」のオンエア日。

テレテックの黒田さんと佐藤さん~

テレテックの黒田さんと佐藤さん~

ブリヂストンゴルフの若林さんと宮川さん~

ブリヂストンゴルフの若林さんと宮川さん~

昨日はダブルゲストで前半は世界アマチュアチーム選手権のインターネット放送を制作いただいたテレテックさん、そして後半は今週金曜日にニューモデルが発売されるブリヂストンゴルフさんでした。番組終了後に、ブリヂストンさんの粋な計らいで、誕生日を祝っていただきました。番組でも話しましたが、56歳の今でもドライバーの飛距離はまったく落ちてません。というか昨年から長尺を使うようになって飛距離は伸びています。体力、筋力は明らかに低下しています。50肩にも悩まされていますが、ボールの進化、クラブの進化のおかげで、飛距離が伸びています。アナライズでも長尺専用シャフト「T-300」をラインアップしてますが、40歳を越えてくると、46インチ以上の長尺にした方が飛距離アップを実現させやすいと思います。

 

ビバ、56歳~(笑)

ビバ、56歳~(笑)

 

アイアンに関しても、飛距離は落ちてません。月曜日も赤羽ゴルフ倶楽部で薄暮ハーフ回ってきましたが、学生時代よりも小さい番手でグリーンを狙ってます。130~135yは9番で狙い。155~160yは7番で狙います。アイアンも昔のクラブよりも今のクラブの方が明らかに飛距離が出るからです。手に入ったばかりのピンのG30アイアンでプレーしましたが、イメージ通りの距離がちゃんと出てくれました。

 

そこで、今日のエントリーはG30の試打インプレ。前作G25との違いはどこにあるかのを超私的にアナライズしたいと思います。

 

どちらもヘッドの重量調整ポケットはフェース裏側中央~

どちらもヘッドの重量調整ポケットはフェース裏側中央~

 

赤羽はピンのお膝元ということもあり、普段はG25を使ってプレーしています。一昨日初めてG30を使いましたが、明らかに違うのが7番アイアンの飛距離です。

G30の方がキャリーで3~5y飛びました。

飛距離が伸びた最大の理由、それはロフトが立っているからです。

G25の7番のロフト32度
G30の7番のロフト30.5度

 

日本のマーケットを意識したのかどうかは定かではありませんが、ついにピンもG30ではストロングロフトを採用しています。そして、G25では設定があった3番アイアンがなくなり、アイアンは4番からになっています。これもストロングロフトにしたのが影響しているのかも知れません。ちなみにG30の場合、モデルチェンジでロフトが立っているのは
8番まで。9番、PW、UW、SW、LWのロフトはG25もG30も同じです。

9番 40度
PW 45度
UW 50度
SW 54度
LW 58度

対して、ロフトの差が大きいのが7番よりも上の番手で、

5番 26度(G25) 24度(G30)

6番 29度     27度
7番 32度     30.5度
8番 36度     35.5度

 

打ち方によっても変わりますが、ロフトが2度立つとキャリーは5y前後変わります。そして、弾道も低くなります。ではG30はどうかというと、ロフトが立ったわりにはボールの上がりやすさは変化していません。G25の7番とG30の7番を打ち比べてみると、どちらもほぼ同じ高さが出ます。恐らく、モデルチェンジで重心が少し低くなったのかもです。
重心が低くなった分だけインパクトロフトが減らず、ストロングロフト化されてもボールが上がるのでしょう。

 

ヘッド形状については、バックフェースのデザインは違いがハッキリ分かりますが、ヘッドのシェイプについては変更点は微細です。

右がG25、左がG30~

右がG25、左がG30~

 

全体的にはヘッドが少し大ぶりになっています。フェース面の大きさを調べてみたら、
0.5~1mmほどサイズアップがなされています。2つ横に並べてみると、僅かにG30の方が大きく感じます。

 

 

トップラインについては、G30の方が分厚く、そしてほんの少し丸み感があります。2つ横に並べてみると、その差を確認できます。イメージ的にはG30の方がボールを包み込むイメージが出ます。

 

上がG25、下がG30~

上がG25、下がG30~

ソールに目を転じると、どちらも幅広ワイドソール。トウ側の幅はG25の方がわずかに広く感じますが、これも数値的にはコンマ何ミリの差でしょう。それよりも違いが大きいのがバンス角。ピンは元々バンス角を大きく設定してますが、G30ではバンス角がさらに増えています。

バンス角の比較

5番 3度(G25)  6度(G30)
6番 5度      7度
7番 7度      8度
8番 9度      9度
9番 10度     11度
PW 11度     12度
UW 11度     12度
SW 12度     12度
LW 12度     12度

 

バンス角が多いとダフりのミスに強くなります。インからあおって打つとソールが跳ねすぎてハーフトップしたり、ソールが跳ねた反動でフェースがクルッと返って引っかけのミスも出やすくなりますが、ダフった時に飛距離のロスを確実に軽減できます。そして、

 

バンス角が多いほどハンドファーストな状態でボールを打てます。

 

バンス角の大小については好みもありますが、バンス角が多いほどミスした時に飛距離を稼げます。そして、バンス角が多いほどスイングを良くする効果が期待できます。マーク金井はリンクスのSSアイアンを設計しましたが、これはG30よりもワイドソールで、なおかつバンスも多くしてあります。ダフって打っても距離が出やすいだけでなく、ハンドファーストに打てるからです。アイアンの性能はソールで決まると言っても過言ではありません。アイアンが苦手な人は、顔や打感にこだわるのと同じくらい、ソールの幅やバンス角にもこだわった方がいいでしょう~。

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9月23日(火曜日祭日)

吉田一尊のお前を飛ばし屋にしてやるぜ セミナー

10時、13時開催

飛ばしのプロ、吉田一尊さんがその飛ばしの秘密を伝授します。皆さんのスイングを分析して、どうして飛ばないか?!その秘密を検証します!!料金は8000円 yoyaku@analyze2005.comに お名前とお電話番号とご希望時間を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!


9月28日(日)

中越豪 パッティングセミナー

10時  14時開始

ジオギャラクシー代表 中越豪。ツアーサービス、プロキャディの経験もある。中越豪があなたをパッティングの世界の入り口にご案内します。希望者にはパターの調整もします(別料金)愛用のパターをお持ち下さい

お値段は8000円です

お申し込みは yoyaku@analyze2005.com お名前とお電話番号とご希望時間を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

開催場所

〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町2-8-7光起ビル地下二階

アナライズ 神田スタジオ

  • アナライズはお待ちいただけるスペースがございません。開催時間の5分前ぐらいにお越しください。
  • 日曜祝日ですが、ビル入口のドアが防犯上の都合オートロックで閉まってしまいます。
    /恐れ入りますがお越しの際はお電話いただけると、ビルの入口の鍵を開けさせていただきます

地図はこちらから

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ゴルフの竪琴 好評再発中。

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2014年09月16日世界アマチュアチーム選手権 超私的な現地レポート 番外編

昨日までの3連休、いかがお過ごしでしたでしょうか?

マーク金井は土曜日、銀座松屋デパートにてトークショー。日曜日はセゴビアゴルフクラブ・イン・チヨダにて撮影。新作ドライバーを5モデル試打してきました。そして昨日、月曜日はGDOの試打インプレッションの撮影と執筆、午後からはホームグラウンドの赤羽で薄暮ハーフしてきました。ピンの新しいアイアンG30をテストしてきましたが、なかなかいい感じです。今は純正シャフト(軽量スチール)が装着されてますが、ヘッドが気に入ったので、近々、フジクラのカーボンシャフト、MCI80にリシャフトする予定です。3連休でもやっていることは普段と同じでしたが、土曜日の銀座では連休ならではの人の多さを味わい、日曜日の常磐自動車道で連休ならではの車の多さを存分に味わってきました(笑)。

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さて、今日のエントリーは世界アマチーム選手権の番外編です。成績上位の大柄な米国&欧州勢のスイングを観察すると、共通点がかなりありました。ざっと上げると、

・フラットな軌道(フラットなトップ)
・レイドオフ
・スクエアからシャットフェース
・トップからダウンの切り返しでシャフトが寝る(プレーンと平行になる)

練習風景を見ても、両脇にタオルを挟んでボールを打ったり、左ワキにグローブを挟んだりしてボールを打っている選手が結構いました。iPhoneやiPadでスイングチェックしながら練習している選手もいました。米国人のコーチが世界中で活躍していること、米国の大学ゴルフチームに所属する選手が多いことも影響していると思いますが、スイングのお国柄というのはほとんど存在しません。

世界アマに出場する選手達のスイングをじっくりと観察すると、

シャフトクロス(フライングエルボー)
オープンフェース
トップからダウンの切り返しでシャフトが立つ(プレーンから遠ざかる)

アマチュアゴルファーには上記のようなスイングをしている人が結構いますが、世界アマに出場している選手達はこれらの動き(形)は皆無です。

では、なぜ世界アマに出ている選手はトップがフラット&シャットで、切り返しでシャフトが寝る(プレーン)のか?

答えは単純で、クラブがそんなスイングを求めているからです。このブログでも何度か書いてますが、今どきのクラブは飛距離性能がアップして、ミスにも強くなっていますが、
反面、振りづらくなっています。振りづらいという意味は

シャフトの軸線から重心が大きく外れている!!

ということです。ドライバーの場合、昔に比べるとヘッド体積が2倍以上になっていますが、ヘッドが大きくなるのにつれて一般的には

・重心距離が長く(意図的に重心距離が短いクラブもあります)
・重心深度が深く(意図的に重心深度が浅いクラブもあります)

その結果、シャフトから遠い位置に重心が位置します。このため、クラブの軌道が不安定だったり、フェースの開閉が大きいとヘッドの動きをコントロールしづらくなり、せっかくの進化したクラブの性能を引き出すのが難しくなるのです。

例えば、アマチュアに多いシャフトクロス。シャフトクロスするほど、ダウン前半では、シャフトをいったん背中側に大きく戻す動きが必要になります。レイドオフのトップに比べるとシャフト大きく動きますが、これが振り遅れを誘発します。今どきの進化したクラブは振り遅れるほどにヘッドの挙動をコントロールしづらくなりますし、振り遅れる分だけインパクトでフェースが開きます。ゴルファーがクラブを評価する時に「このクラブはヘッドが暴れる」という表現をしますが、ヘッドは勝手に暴れたりしません。ヘッドが暴れたと感じるのは、自分が暴れているから。自分が暴れた結果、それがクラブに伝わってヘッドが暴れたと感じるのです。自分が暴れてしまうと、今どきの進化したクラブは扱いづらいし、方向性も悪くなります。

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シャフトクロスからの

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ヘッドが垂れてプレーンから外れる

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いいトップ位置からでも・・

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シャフトを立てて下ろしすぎてもダメ

レイドオフ、シャットフェース、そして切り返しでシャフトを寝かせる。これらの動きはすべて、ヘッドやシャフトに余計な負荷を掛けないための動きです。今どきのクラブを上手く使いこなすコツは、重心に余計な負荷を掛けないこと、スイング中に重心を暴れさせないことです。

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トップ位置から

 

 

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スイングプレーンをなぞるようにクラブが下りる

それには、世界アマに出場した選手のようなスイングが一番理に適っているのです~。

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9月23日(火曜日祭日)

吉田一尊のお前を飛ばし屋にしてやるぜ セミナー

10時、13時開催

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9月28日(日)

中越豪 パッティングセミナー

10時  14時開始

ジオギャラクシー代表 中越豪。ツアーサービス、プロキャディの経験もある。中越豪があなたをパッティングの世界の入り口にご案内します。希望者にはパターの調整もします(別料金)愛用のパターをお持ち下さい

お値段は8000円です

お申し込みは yoyaku@analyze2005.com お名前とお電話番号とご希望時間を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

開催場所

〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町2-8-7光起ビル地下二階

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2014年09月14日世界アマチュアチーム選手権 超私的な現地レポート その3

2週間にわたって開催された世界アマチュアチーム選手権も昨日で幕を閉じました。日本での開催は52年ぶりで、大会使用コースは軽井沢72東コース(入山、押立)。ヤーデージ設定は異なりましたが女子も男子も同じコースです。女子は大逆転でオーストラリアが29アンダーで優勝し、カナダが2打差の2位。チームJapanの女子は15打差で8位タイに終わっています。

昨日、最終日が行われた男子は3日目に首位に立った米国が38アンダーで優勝。そして男子もカナダが2打差の2位。チームJapanの男子は首位と26打差で29位タイ。男子は過去ワースト順位でした。コースはロバート・トレントジョーンズの設計ですが、ラフがそれほど深くないこと、グリーンが止まりやすく、転がりも極端に速くなかったこともあって連日好スコアが出ました。

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そして男子においてはチームJapanと世界を比べると、フィジカルの違い、飛距離の違いを痛切に感じました。米国&欧州勢の選手達ときたら軒並み190センチぐらいの体格で、ドライバーも軽く300yを越えてきます。ボクシングに例えるならば、チームJapanはフライ級、米国&欧州勢ときたらミドル級からヘビー級といった感じです。

そして、スイングに関してもチームJapanと米国&欧州勢とは違いを感じました。まず、超個性的だったのが米国チームで一番良いスコアを叩きだした、ブライソン・デ シャボー。

アンディ和田さん撮影~

アンディ和田さん撮影~

 

テークバックはパターを打つかのような感じでノーコック。今どきはテークバックの早い段階でコックを完了する(アーリーセット)選手が多いので、ひときわ目立ちました。ただし、ノーコックといっても言っても実際にボールを打つ時は、トップで手首がちゃんとコックされています。日本では宮里藍プロがノーコックの代名詞的な選手ですが、このブライソン選手は藍ちゃんよりもノーコックに見えるテークバックをしていました。

 

そして、ブライソン選手はクラブもかなり個性的。ドライバーからウエッジまで超極太なグリップを装着しています。パターグリップで人気のあるスーパーストロークのような太さのグリップを装着して使っています。下巻きをたくさん巻いて太くしているのではなく、グリップそのものが太いです。加えて、アイアンは目を疑うようなセッティング。すべての番手が37.5インチ。ロングアイアンもショートアイアンも同じ長さ。違うのはヘッドだけです。

これもアンディ和田さん撮影~

これもアンディ和田さん撮影~

 

そのヘッドもかなり特殊で、ヘッドには番手が刻まれてません。刻まれているのはロフトだけです。28度とか32度とかという風にロフトだけが表示。言い換えると、ブライソン選手はロフトだけで飛距離の階段を作っています。これがどんな人にも使いやすいかどうかは定かではありませんが、同じシャフトで同じ長さ、同じヘッド重量でアイアンをセッティングしているのであれば、クラブMOIはピシッと数値が揃います。もし、これがスタンダードになれば、ロングアイアンもショートアイアンも振り心地は同じになります。

 

そしてこれもアンディ和田さん撮影~

そしてこれもアンディ和田さん撮影~

 

このブライソン選手はかなり特殊なケースで、他の大柄な米国&欧州勢のスイングを観察すると、共通点がかなりありました。ざっと上げると、

・フラットな軌道
・レイドオフ
・スクエアからシャットフェース
・トップからダウンの切り返しでシャフトが寝る(プレーンと平行になる)

練習風景を見ても、両脇にタオルを挟んでボールを打ったり、左ワキにグローブを挟んだりしてボールを打っている選手がいました。iPhoneやiPadでスイングチェックしながら練習している選手も数多くいましたが、優勝争いをしててもしてなくても8割以上の選手たちは、上記の要素が満たされるスイングをしています。米国人のコーチが世界中で活躍していること、米国の大学ゴルフチームに所属する選手が多いことも影響していると思いますが、スイングのお国柄というのはほとんど存在しません。もちろん、チームJapanの選手にしても、上記の条件をほぼほぼ満たしています。

 

では、なぜ世界アマに出場する選手達はアマチュアに多い、シャフトクロス、オープンフェース、シャフトが立って下りてくるようなスイングをしていないのか?

 

この理由は、次回のブログでじっくり説明しましょう~(▼▼)b

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2014年09月12日世界アマチュアチーム選手権 超私的な現地レポート その2

世界アマチーム選手権「アイゼンハワートロフィー」(男子)も今日が3日目。プロツアーでいうムービングサタデーに突入しました。マーク金井は先週の女子に引き続き、今週も初日から3日目までインターネット生中継でコメンテーターを務めています。インターネット生中継は午前6時くらいから午後5時ぐらいまで放映して、すべての選手を紹介しています。今日は午前7時から10時半くらいまで出演し、午後からは
1時20分くらいから約1時間出演します。

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世界アマの開催コースは軽井沢72東コース(入山、押立)。2つのコースを2回づつプレーし、72ホールで戦います。参加国は68カ国。各国3名の選手が出場し、上位2名のスコアが採用されます(スコア一番悪い選手のスコアはノーカウント)。

 

押立コース 7010y パー71
入山コース 7008y パー72

2日目を終えた時点でトップに躍り出たのは南米、アルゼンチン。チーム戦とはいえ、2日間で18アンダーを叩き出しました。

-18 アルゼンチン

-17 スエーデン
   スイス
   米国

-16 カナダ

-15 イングランド
   スコットランド
   スペイン

-13 オーストラリア
 デンマーク

 

チームJapanは2日目にスコアを伸ばせず首位と10打差(8アンダー)で21位。今日からの2日間でスコアを伸ばしてほしいところです。あと36ホール残っていますが、
練習場でプレーヤーのスイングを見る限りでは、優勝に絡んできそうなのは‥‥

米国、スエーデン、スコットランド、フランス、ドイツ、イタリア

という感じです。チームJapanはベスト10になんとか食い込んでほしいという感じがしました。

さて、今日のエントリーも世界アマチュアチーム選手権ネタですが、まずは2日目終えて首位に立つアルゼンチンチームのクラブセッティングについて。ウッドはヘッドカバーがかかっているのでチェックできませんでしたが、アイアンとウエッジについてはこんな感じです。

写真 3 (7)

 

写真 1 (11)

写真 2 (10)

 

タイトリスト AP2
ミズノ MP62
テーラーメイド ツアープリファードMC

マッスルバックの選手は一人もおらず、3選手ともキャビティ。難し過ぎず、やさし過ぎないアイアンを使ってます。ウエッジはボーケイが2人で、テーラーメイドが1名。3名とソール幅が広く、ソールの接地面積が広い形状。テクニックを駆使するよりもオートマチックに寄せていけるタイプのウエッジです。

 

おーっと、3日目、最終組がそろそろスタートしますので、この続きはまた次回。

 

最後に、楽々300y越えを連発している、ノルウェーの選手のドライバーショット。
身長が190cmくらいあるので、ドライバーを手にしても5Wを振っているように
見えました~。

写真 (1)

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2014年09月11日世界アマチュアチーム選手権 超私的な現地レポート その1

昨日から世界アマチュアチーム選手権「アイゼンハワートロフィー」(男子)が開幕しました。場所は軽井沢72東コース(入山、押立)。2つのコースを2回づつプレーし、72ホールで戦います。参加国は68カ国。各国3名の選手が出場し、上位2名のスコアが採用されます(スコア一番悪い選手のスコアはノーカウント)。

写真 1 (8)

 

押立コース 7010y パー71
入山コース 7008y パー72

写真 4 (4)

 

押立コースの18番は名物ホールで、距離はなんと787y。パー6です。3オンを狙うとイーグルを奪えるホールですが、グリーン左手前に池が迫っています。このホールはインターネット生放送の中継ホールにもなっているので、選手がどんな風に攻略するのかをリアルタイムでご覧になれます。マーク金井も昨日から現地入りし、金曜日までインターネット中継にゲスト出演しています。

写真 5 (2)

 

昨日は午前10時過ぎに軽井沢に到着しました。真っ先に向かったのはコースではなくて、ドライビングレンジ。スタート前の練習風景、そして、使用クラブをじっくり取材してきました。先週の女子ではタイトリストの使用率が高く、それに続いて、ピンテーラーメイドキャロウェイと続いてました。日本製のクラブを使っていたのはチームJapanの3選手ぐらいでした。

では、男子選手はどうなのか?

やはりタイトリストの使用率がグンを抜いて高かったですが、アイアンに関しては国内メーカーのミズノが大健闘。ランバードマークがついた軟鉄鍛造のマッスルバック、プロキャビを使っている選手が目立ちました。

写真 2 (9)

 

そして、驚いたことに三浦のアイアンを使っている選手もいました。アジアの選手かと思いきや、なんとノルウェーの選手です。どこで手に入れたのか聞いた所、「ノルウェー」で入手したとのこと。ノルウェーにどれぐらいゴルフショップがあるのか分かりませんが、三浦がノルウェーで流通していることに驚かされました。

写真 1 (9)

クラブセッティングについて、もうひとつ世界アマらしさを感じたのがアイアンのセッティング。日本ではツアープロでも3番アイアンをバッグから抜いている選手が多いですが、世界アマ出場選手の多くはアイアンは3番からの選手が多いです。フェアウェイウッドの次は3番アイアンという感じなので、ユーティリティクラブを入れている選手はほとんどいません。ユーティリティクラブを入れるのが当たり前だと思っていただけに、これにはかなり驚かされました。

ちなみに、アイアンのセッティングに関してはロングアイアンはヘッドが大きめのやさしいモデル、5番からはヘッドが小ぶりなマッスルバックというコンボな組み合わせをしている選手もいました。例えば、タイトリストだと3番と4番はAP2、5番からはマッスルバックという感じです。

写真 3 (6)

女子の時は18歳以下の選手が大半でしたが、男子では高校生選手は少なくて、大学生や社会人の選手が目立ってました。中には新聞社の社主が選手としてプレーしてて、そんなお偉い人も手引きカートでプレーしています。

初日を終えて、トップは10アンダーで3チーム。

写真 2 (8)

−10 カナダ
   スイス
   スエーデン
−9 デンマーク
   アルゼンチン
−8 米国

日本は−6で、8位タイぐらいです。

小西健太(東北福祉大学2年生)選手
小木曽喬(福井工業高校附属福井高校)選手
小浦和也(専修大学4年生)

チームJapanの最年少、小木曽選手は今年の日本アマチュア選手権の優勝者。日本代表として初めて臨む大舞台でも、活躍が大いに期待される選手です。

世界アマチュアチーム選手権は今日が二日目で土曜日までやってます。ギャラリーの入場料は無料です〜。

 

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