マーク金井blog

2006年01月23日長さを測るのは難し~い!!

昨年末に映像デビューしたら‥‥
このところカメラが回る仕事が増えてきたマーク金井です。

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今日は○ャスコのプロモDVD撮りで朝から人間試打マシーン。鼻声が治らないまま収録が始まり、収録が無事「?」終了。夕方はGDOブログ仲間のOJ君が、大阪から神田スタジオに見参~!!

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(実物はもっと格好いいかも?)

「下手くそ打ち」をしっかり練習した後、スリングショットツアーをしっかり試打し「これ買いますわ~」とニコニコ顔で言いながら仕事に復帰。

前置きが長くなりましたが、今回のテーマはクラブの長さについて。ちょっと前のブログで「メーカーによってどうして長さが違うのか?」という書き込みを頂きましたが、市販モデルを計測すると‥‥統一感はまったくありません。例えば、ゼクシオを基準にして長さを比べた場合、テーラー、ナイキはゼクシオよりも0.5インチ短くなりますし、昨日ブログでアップしたロイコレの新しいFWはゼクシオよりも0.25インチ長め。

では、なぜ長さがこんなにも違うのか?

 

結論から先に言うと、長さを「どこからどこまで」測るのかがメーカーによって異なるからです。少し専門的になりますが、ゼクシオはヒールエンド法に近い測り方でした。他方、テーラーの場合(r7 425)、

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60度測定法で測ると、表示が44.75インチに対して計測値も44.75インチ。他方、従来からあるヒールエンド法で測ると(ゼクシオはこれに近い測り方をしているみたい)、

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表示が44.75インチに対して計測値が44.25インチでした。長さがルールで規制されるようになってますが、ルールで採用されるのは60度測定法です。米国メーカーは、すでに60度測定法を採用しているところが増えてますが(長さから逆算すると)、反面、ゼクシオだけでなく国内メーカーの多くは60度測定法でクラブ長を計測しているところはほとんどありません。

60度測定法を採用すると‥‥

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国内メーカーのクラブは、今採用している表示よりもかなり長くなってしまう‥‥それがネックになっているか? それもと他の理由なのか?

メーカーの人もこのブログを見ているはず???
匿名大歓迎。ご意見お待ちしてます。

んじゃ。


2006年01月21日PT-7はストライクゾーンが広そう‥‥

昨日、2時間かけて試打したロイコレの最新FW、BBDタイプH2。

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3Wと5Wのシャフトは

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グラファイトデザインの最新モデル、ツアーAD PT-7。今日はシャフトのフィーリングについて書きたいと思うんですが‥‥正直、このシャフトを的確に表現する言葉が思い浮かびません。ダブルキックで弾き感が強いM-75とは全然違いますし、シャフトがじわーっとしなり戻るW70ともフィーリングが異なるのはすぐに分かりましたが、「じゃ、どんな感じ?」と聞かれると言葉が出てこない‥‥(汗;)

シャフトの挙動として感じることを言葉にすると、

・切り返した時にシャフト中間部分がしなる
(手元と先端がしっかりしている)

・シャフトはあんまり動かないが粘り感がある
(適度なトルクが影響している感じ)

・粘りを感じるわりには、しなり戻りは適度にシャープ
(シャフトの動きが少ないから、しなり戻りが速いのかも)

・先端側が適度にしっかりしているのでFWと相性がいい
(ただし、米国メーカーほどガチガチに硬くない)

打った感じはW60、W70に近いタイプで(グラフィックも似ているじゃないですか)、Wシリーズよりも少しシャープ感を出しつつ、先端側を少し硬くすることで方向性、ヘッドの入射角度を安定させようとしているのかも。インからあおったり、アウトサイド・インに振ってもシャフトが暴れる気配が少ないことを考えると、「ツボにはまったら飛ぶ!!」と言うのではなく、誰が打ってもタイミングが取りやすく、「ストライクゾーンが広い!!」と言うのが、ボクが出した結論ですわ~。

ちなみに、3W(14度表示)のスペックは長さが43インチで

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総重量が336.7g。バランスD3.0。

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振動数は272cpm
手元がしっかりしていることもあって、3WのSにしては数値がちょい高めです。昨日、この3Wで低スピン弾道が打ちやすいと書きましたが、先端側がしっかりしているシャフトはフェース上目で球を捕らえやすい。スピンが少ないのはシャフト特性も影響しているのでしょう。

んじゃ。


2006年01月20日今度のロイコレはチョイ薄め!!

風邪が全然治らないにもかかわらず‥‥今日は、神田のスタジオで2時間近くクラブを試打。というのも、届いたクラブを見た瞬間、「打たずにいられない!!」スイッチが入ったからです。それが、これっ!!

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ロイヤルコレクションから新しく出たFW、BBDタイプH2。14度、18度、そして20度の3本が試打クラブとして神田スタジオに到着。シャフトは14度と18度がグラファイトデザインの新シャフト、ツアーADの

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PT-7(70グラム台)

そして20度には軽量スチールのNS950(いずれもS)。ロイコレの標準シャフトは「軽いっすよ~」と色んな所でボヤいているからでしょう(ブログチェックしてドライバー重量を調べたのかも)。ボクにとってストライクゾーンのシャフト(いずれも別注対応品)が送られてきたんです。

構えてみると、

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(上下とも3W)

前モデルのタイプHよりもやや面長形状で、ヘッドが少し大きく見えます。そして、フェースが少し薄くなった感じ。フェース厚を定規で測ってみると‥‥タイプHに比べると、H2は2ミリほど薄め。シャローにすることで「上がりやすさ」「やさしさ」を訴えかけているんでしょう。

ただし、フェースの向きに関しては、従来通りプロ、上級者好みの仕上がり。ヘッドをポンと置くと、絶対にフックフェースに見えません。左へのミスを嫌う人に好まれるように、見た目は完全スクエアから、ややオープン。

実際に計測してみると、フェース角はいずれも約3度オープンでした。ちなみに、利き目が右の人の場合、オープン2度前後ぐらいで「おおっ、フェースが真っ直ぐ向いてるなぁ」って感じになります。

で、気になる飛距離ですが、これまた従来のロイコレ通りリアルロフトがやや少なめなこともあって、芯を食ったらバカっ飛び。鼻水すすりながらエンジン全開で打ったら‥‥

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3Wでキャリーが233.9ヤード!!!
相変わらずフェースの弾きの良さを感じましたし、低スピン弾道でボールが「前に、前に」飛んでくれます。メーカー資料によると重心は「やや高め」とのこと。それを考えると、リアルロフトが少なめなことが、3000回転以下の低スピン弾道につながったのかも知れません。

おーっと、もう11時56分!!

シャフトの試打インプレは明日書きます。

んじゃ。


2006年01月19日少し骨太になったゼクシオ!?

1昨日、沖縄で半ズボンでゴルフしたかと思ったら、今日は体中にカイロを張りまくってT樫さんと

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(モデル T樫やすたか氏)

千葉の館山で泊まってゴルフ。風邪がいっこうに治りません‥‥(T_T)

で、今日も懲りずにシャフトについて書きます。今年から4代目にモデルチェンジしたダンロップの

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ゼクシオ。今回は高反発とルール適合モデルが併売されてますが、ボクがちょっと驚いているのがシャフトのフレックス設定。ゼクシオと言えば、プロモデルではなくアベレージ向け(オジサン向け)ドライバーで、実際、発売当初は「ゼクシオのSって、ちょっと物足りないよねぇ」なんて言われてました。ところが最新モデルの振動数を測ってみると、

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Sシャフトで

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252cpm。10年前のR(初代Sヤードは250cpm)とほぼ同じ硬さになっているのですが‥‥他社のSにはもっと軟らかいモノが増えてきたからです。

例えば、藍ちゃんでおなじみのブリヂストンVIQドライバーは

234cpm

とかな~り軟らかい。ヤマハのインプレスX445Dも245cpmですし、マックテックナビG2も242cpm。いずれもシャフト手元側のしなりを感じ取りやすいタイプなことを考えると、ゼクシオのSは相対比較で「ちょっと骨太」な部類に位置します。ちなみに、意外だったのはダイワのオノフ(赤)で、こちらもオジサン向けのイメージがありつつもSの振動数は255cpm。国内メーカーの中では硬めに仕上がってました(あくまで相対比較として)。

前にも書きましたが、同じような調子のシャフトで振動数が10cpm前後変わればワンフレックスぐらい硬さが変わってきます。それを考えると、VIQのSとゼクシオのSとではフレックス感が1ランクぐらい違う。硬さについては好みの問題もありますが、ここまで違うと、「オレはSでちょうどいいんだ!!」なんて固定観念は通用しません。試打する時は必ず硬さが異なるスペックを同時に打たないと‥‥自分にピッタリのシャフトを見つけづらくなります。

ちなみに、今日買ったナイキのSQ(サスクワッチ)の米国仕様のSは

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振動数が262cpm。国内モデルに比べるとワンランク以上硬め。これは大体、フジクラや三菱レーヨン、グラファイトデザインのアフターマーケット用のSシャフトとほぼ同じぐらいですわ~。

んじゃ。


2006年01月16日振動数の落とし穴!!

キャロウェイのイベントで暖か~い(半ズボンでプレー可能)

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沖縄の高級リゾートにいるにも関わらず‥‥風邪が治らず‥‥鼻水ダラダラ垂らしているマーク金井です(T_T)

ボクは現在、赤マナ73を装着したドライバーとランバックスを装着したドライバーを使っていますが、2本の振動数は

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赤マナ73は264cpm
ランバックスは270cpm(どちらも44.75インチ)

単純に数値だけ比較すればランバックスの方が半フレックスほど硬い感じになんですが(同じ銘柄で振動数が10cpm上がる(下がる)とワンフレックス変わる)、この2本に関しては、どちらも振った時の「硬さ」は同じぐらい。体に感じる「硬さ」に違いがほとんどありません。

なぜか?

この2本に関して言うと、赤マナ73は手元がしなるシャフト(手元調子)。で、他方、ランバックスは手元がしっかりしていて先がしなるシャフト(先調子)。調子が異なると、振動数では計測できない硬さの違いをゴルファーが感じてしまうために、振動数が違っていても同じ硬さに感じてしまうのです。

ちなみに、あるメーカーのシャフトテストに立ち会った時、同じ振動数(270cpm)で先調子と手元調子を打ち比べをやったら‥‥先調子の方は

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違和感なく切り返せましたが、手元調子は硬くてまったくタイミングが取れず‥‥。先調子がSだとすれば、手元調子の方はXぐらいハードに感じました。

シャフトによっても異なりますが、これまでの経験から言うと、先調子と手元調子の振動数(硬さ)の相関関係は

手元調子・振動数=先調子・振動数-5~10

ぐらいじゃないかと思ってます。もちろんこの公式に物理的根拠はありません。あくまでフィーリング重視で導きだしたもんです。

異論、反論、大歓迎!! コメント、ご意見お待ちしてます。