マーク金井blog

2018年09月20日超私的な提案 国内男子トーナメントでぜひとも実施してほしいファンサービスとは!?

昨日、そして一昨日と「アジアパシフィックオープンチャンピオンシップ ダイヤモンドカップ」が開催される武蔵カントリー笹井コースに行ってきました。両日とも朝の時間だけでしたが、練習場でツアープロのスイング、練習の仕方をじっくりと見てきました。

「アジアパシフィックオープンチャンピオンシップ ダイヤモンドカップ」はアジア太平洋ゴルフ連盟が主催していることもあって、普段の国内ツアーよりも国際色が豊かな大会。加えて、ユニークな練習をしている選手を目にすることもできます。フレループを振っている選手だけでなく、ゴム紐で上半身と両腕を縛り、大リーグ養成ギブスを装着したようなスタイルでボールを打つ選手もいました。

当たり前と言ってしまえばそれまでですが、ツアー選手が打つショットは迫力満点。練習場の奥のネットははるかかなたにあるにも関わらず、水曜日からドライバー禁止になりました。火曜日、何人かの選手のドライバーショットがネットを超えたためです。

 

 

練習場でツアー選手のスイングを見ていると、自分が上手くなったような錯覚に陥りますが、この錯覚はいい方向に働きます。スイングリズムが良くなりますし、クラブの軌道、体の使い方がスーッと体の中に染みこんでいきます。トーナメント観戦というとコースを歩いて回る、特設スタンドに座って観るというのもいいですが、ぜひとも練習場に足を運んでいただきたいです。それも、スタート前よりもプレー終了後がお勧め。多くの選手はホールアウト後の方がしっかり時間を割いて練習しているからです。

 

そしてここからは超私的な提案ですが、男子トーナメントでぜひとも実施して欲しいことがあります。トーナメント観戦をするギャラリーの多くはゴルファーです。ゴルファーですから、ツアー選手のスイング、そしてツアー選手のギア(クラブ)にも大いに興味を持っています。スイング、そしてギア(クラブ)に興味がある人が多いわけですから、それに対して応えてほしいです。具体的に言うと、、、

 

 ・練習場に観戦スタンドを作る(すでに設置している大会もあります)
 ・スマホでの動画撮影をOKにする(すでに実施している大会もあります)
 ・ギャラリー用のスイング動画撮影エリアを設置する
 ・ナビゲーターをキャスティングしてプロのスイングの見所をレクチャーしてもらう
 ・ナビゲーターをキャスティングしてプロのギアについてレクチャーしてもらう

 

歌舞伎座で歌舞伎をする時、イヤホンタイプの音声ガイドがあります(有料)。この音声ガイドを聞くと歌舞伎の初心者でも演目の内容、役者の演技について詳しい説明を聞くことができるのです。歌舞伎は初心者にはわかりづらい部分も多いですが、この音声ガイドがそのわかりづらさを解消する役目を担っているのです。

 

 

ゴルフもしかり。歌舞伎の音声ガイドようなサービスがあれば、よりツアー選手のすごさが分りますし、プロのスイングの見方、ボールの飛ばし方についての造詣を深めることができます。歌舞伎で歌舞伎役者は演じるだけで、演技の説明はしません。ゴルフトーナメントもツアー選手はボールを打つだけで、スイングの説明はしなくていいです。音声ガイドでプロのスイングをじっくりと解説するサービスがあれば、また、動画の撮り方のサービスがあれば、ギャラリーの満足度は大いに上がるでしょう。

 

 

 

出場選手に関しては、もっと自分をアピールしてもらいたいです。市原弘大プロは缶バッチを自作してファンサービスで配っていますが、これは他の選手も大いに真似てほしいですね。缶バッチでもいいし、使っているボールやマーカーでもいいです。プロ野球のカードのようなものでもいい。お金をあまりかけなくていいので、試合に行かなくては手に入らないようなグッズをギャラリーに配布してもらえると、すごく嬉しいです。SNSで有名選手が小さな子供にボールをプレゼントする画像は素敵ですが、ゴルフ好きの大人にも何かプレゼントしてもらえるともっと素敵です。

 

国内男子ツアーは試合数が減り、そしてギャラリーが増えないのが課題になっています。一朝一夕でこの問題をクリアすることは出来ませんが、トーナメントに足を運んで下さったギャラリーが「観に行って良かった」「もう一度観に行きたい」と思ってもらえるようにすることが、現状打開の第一歩になると思っています。もちろん、マーク金井もトーナメント会場に足を運んだ時は、ギャリーの方がどうすれば楽しんでもらえるか、日々、アイデアを練っています。

 

 

ゴルフは地上波のトーナメント中継が生放送でないことが問題視されてますが、プロ野球は地上波で中継しなくなってからの方が、観客動員数が増えています。それを考えると、ゴルフもひょっとしたら、テレビの地上波で放映しない方がギャラリーが増える可能性もあるのかも知れません。

 

ちなみに、マーク金井がプロ野球に本格的に興味を持ったのは、日曜日の朝、テレビでやっていた「ミユキ 野球教室」を観たからです。ゴルフは中学生の頃に「JAL ビックイベントゴルフ」を観たからです。もちろん、どちらも生放送ではありません、、、。

 

 

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ツアープロも練習で使っています

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2018年09月18日超私的な考察 金持ち父さん、貧乏父さんから学ぶ、ゴルフ上達に必要なスキルとは!?

YouTubeのアナライズチャンネル、新しい動画、配信開始

マーク金井の打たずにいられない

ブリヂストンの新しいドライバーを試打します


私事で恐縮ですが、一昨日(9月16日)に誕生日を迎え60歳になりました。60と言えば還暦。少し前なら定年を迎える年齢ですが、幸いなことにこの年になっても新しい仕事が次々と舞い込んできており、一昨日も新しい仕事で赤羽で撮影をこなしてきました。

 

60になったからと行って急に何かが変るわけではありませんが、体力、視力は間違いなく右肩下がりになっています。その半面、ゴルフに関しては今のところ右肩下がりにはなっておらず、むしろ右肩上がりになっています。スイングに関しては、ゴルフの竪琴、そしてフレループのおかげで、10年前よりも確実にレベルアップし、大きなミスショット、ここ一番でボールが大きく曲がるというミスが出づらくなりました。パッティングはまだまだ課題が多いですが、それでも10年前に比べるとミスパットが減っています。

 

そして、クラブ7本でプレーする機会、そして担ぎセルフの9ホールプレーを増やしたことでコースマネジメントがかなり改善させてきました。現行ルールでは14本までクラブを使えますが、7本にすると、当然のことながら1本のクラブの守備範囲が広がります。例えば、7番アイアンだと100~160ヤードを打ち分けていますが、これをやるようになってから、「ゴルフは距離をコントロールするゲーム」という感覚が強くなり、フルショットよりもコントロールショットの回数が圧倒的に増えました。

 

 

最近はアイアンだけでなく、ドライバーショットでも220~260ヤードぐらいの距離を打ち分けています。ドライバーを「飛ばすクラブではなく、距離をコントロールするクラブ」として使うようになると、ティショットで死ぬ(大きなミスをしでかす)ことが劇的に減り、スコアアップにつながっています。

 

この3連休では3冊本を読みましたが、その中でもゴルフに通じると思ったのが、「金持ち父さん、貧乏父さん」改訂版(ロバート・キヨサキ著 白根美保子・訳 筑摩書房)。
のこのフレーズ。

 

 金持ちになりたければ、お金について勉強しなければならない

 

 

これをゴルフに翻訳すると、、、

 

 ゴルフが上手くなりたければ、ゴルフについて勉強しなければならない

 

 

これだと抽象的なので、もう少し具体的に言うと、

 

 スコアアップをしたければ、スコアアップに必要なことを勉強しなければならない

 

 

「金持ち父さん、貧乏父さん」の本では、どちらの父さんもちゃんと努力しています。ただし、貧乏父さんの方は努力のベクトル(努力の仕方)がズレていることを著者は指摘しています。ゴルフもしかりです。何年経っても100を切れない、一生懸命練習しているのに100が切れない、90が切れないという人は、貧乏父さんと同じく、努力のベクトルがズレている可能性が大いにあるのです。

 

 

では、ゴルフ(スコアアップ)に必要なことととは何か?

 

 

ゴルフのリテラシー(スコアメイクに影響する要素は何なのかを読み取る能力)を上げることです。「金持ち父さん、貧乏父さん」の中から引用すると、、、

 

 

エンパイヤ・ステート・ビルを建てようと思ったら、まず最初にやらなければならいのは深い穴を掘り、しっかりとした基礎を築くことだ。郊外に一戸建てを建てたいというのなら、そんなものはいらない。コンクリートを流し込み六インチほどの暑さの基礎を作れば十分だ。多くの人は速く金持ちになりたいとあせるあまり、厚さ六インチのコンクリートの基礎の上にエンパイア・ステート・ビルを建てようとしている。
(以上、金持ち父さん、貧乏父さん、改訂版から引用)

 

 

ゴルフもしかり。スコアアップに必要なことはプロの真似をすることではなく、自分の腕前に見合ったコースマネジメントをすることです。100を切れない、90を切れない人はこれがちゃんとできてません。誤解を恐れず言えば、例えば、フェアウェイキープ率とか、パーオン率というのはプロには必要なデータですが、100を切れない人、90を切れない人には必要ありません。100を切る、90を切るのに必要なのは、ティショットでは致命的なミスショットを打たないこと(OB、池ポチャ、ワンペナ、チョロ)、セカンドショットにおいてはパーオン率ではなくボギーオン率を上げることです。

 

 

 ゴルフは確率のゲームです。

 

目標スコアがパープレーまでならば、スコアメイクで本当に必要なことは良いショットを増やすことよりも致命的なミス(初歩的なミス)を減らすこと。そして、ゲームの流れが悪くならないようにプレーすること。ゴルフはナイスショットの連鎖を続けることは難しいですが、ミスショットの連鎖(負の連鎖)はちょっとしたことですぐに出ます。

 

大事なことなので繰り返します。ゴルフのスコアメイクの極意は、ミスショットの連鎖(負の連鎖)を減らすこと。ナイスショットを打つことよりも初歩的なミスをしないことがミスショットの連鎖を減らし、ひいてはスコアアップにつながるのです~。

 

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2018年09月16日超私的な提案 グリーン周りのアプローチで一番ミスが出づらいクラブとは!?

昨日は神田のスタジオ「フットワークセミナー」を実施しました。セミナーの内容は近々YouTubeでオンエア致しますが、セミナーのヒントになったのがゴルフファミリータイランドで紹介される女子選手のスイング。正しいフットワークの概念、下半身を使って正しくスイングするためのドリル、これらをゴルフファミリータイランドの女子選手のスイングをお手本にさせていただきました。

フットワークについて、大事なポイントをかいつまんで紹介すると

 

・ 始動、そして切り返しは下半身(股関節)が最初に動く
・ フットワークでスイングリズムを作る
・ インパクトでは両方のお尻(両脚)が見える

 

 

下半身を使うことがフットワークですが、下半身を使うタイミング、お尻が動く方向というのが間違うとゴルフスイングは乱れたものになります。下半身を使うタイミング、お尻が動く方向が正しくなっているとゴルフスイングは安定し、飛んで曲がらないショットを打てるようになります。フットワークセミナーYouTubeは近々アップされますので、楽しみにしていただけると幸いです。

 

フットワークセミナーでは導入部分で1ヤードのアプローチを打ってもらいます。フットワークと言うと、飛距離を出す時に使うものと思われがちですが、実は、ボールを飛ばさないショットでもフットワークは重要な要素。ボールを飛ばさないショットの時でも、フットワークを上手く使えるようになると手や腕が余計な動きをするのを制御できますし、なによりもスイングリズムが整ってくるメリットがあるからです。もちろん、ボールを飛ばないショットにおいては、下半身を大きく使いません。下半身主導で動くということと、下半身でリズムを取るという意味です。

 

 

さて、前置きが長くなりましたが、今回のテーマはグリーン周りのアプローチでのクラブ選びについてです。グリーン周りというと、多くのアマチュアゴルファーはお決まりのようにアプローチウエッジやサンドウエッジを使っているかと思いますが、アプローチはアプローチウエッジ(AW)やサンドウエッジ(SW)で打たなくてはならいという決まりはありません。それこそドライバーでもいいですし、パターでもいいです。少し前のブログでも書きましたが、パターでアプローチをすることをテキサスウエッジといい、これは、もっとも打ち損じが出づらいクラブ選択。

パターで打てば、ダフりトップはしづらくなりますし、なによりもシャンクのミスは絶対に出ません。ただし、パターは最初から転がるのでボールを上げることが出来ません。芝が少し長かったりすると、距離感を出しづらくなります。

 

 

では、パターの次に打つのがやさしくて、かつパターよりも距離感が出しやすいクラブは何かと聞かれたら、、、迷わず、、、

 

 

 チッパー!!!!!

 

と答えます。週刊ゴルフダイジェストの連載漫画「オーイ! とんぼ」でも、主人公とんぼに立ちはだかる女子選手「キキ」は、超トップアマにもかかわらずチッパーを多用しています。普通ならば、ありえないような設定になってますが、この設定は「ゴルフを深く理解している」からなせる技。原作者のかわさき健さんは、プロゴルファーを目指し研修生の経験もあるゴルファーだからこそ、「キキ」の得意技をチッパーにしているのです。チッパーを他のクラブに例えるならば、長尺パターと同じ。どれほどの熟練者であっても、自分に有利な道具(クラブ)を使った方が、ミスが出ないだけでなく、ストロークを減らすことを嫌と言うほど知っているからこそ、あえて超トップアマにチッパーを使わせる設定にしているのだと思います。

 

みんなのゴルフダイジェストというサイトでもチッパー特集していますが、チッパーのメリットは、クラブの長さとライ角がパターとほぼ同じ。ヘッド形状はアイアンであったり、ユーティリティであったりしますが、長さとライ角がパターと同じなので、パターと同じ感覚で打てるメリットがあります。これこそがチッパーの最大の優位性で、パターを打つのと同じぐらいミスが出づらいのです。

 

 そしてチッパーの場合は、ロフトが適度にあるので(35度前後)、打出し直後に少しキャリーが出ます。キャリーが出ることで芝の抵抗を受けづらくなる分だけ距離感を出しやすいメリットがあるのです。

 

 

チッパーと言うと初心者向けのお助けクラブというイメージをもたれがちですが、それは大いなる勘違いです。「オーイ! とんぼ」では、チッパーは初心者専用クラブでないことを見事に証明してます。チッパーは使える場面が限定されますが、使える場面ではウエッジで打つよりもスピンコントロールがしやすいので、距離感出しやすいメリットがあり、上級者ならば寄せワン、そしてチップインする確率を高められるでしょう。

 

 

アナライズではユーティリティ形状のチッパー、UT35をラインアップしています。アイアン形状ではなく、ユーティリティ形状にしているのは、この方が重心が深い分だけスイートエリアが広くなり、かつシャンクも出ない形状だからです。アプローチは苦手ではないけれど、アプローチで寄せワンを増やしたい、アプローチでチップインを増やしたいと思っているならば、チッパーを使ってみるのも大いにアリです~。

 

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2018年09月13日超私的な提案 ショートパットが上手くなるのに役立つ意外な練習法とは!?

YouTubeのアナライズチャンネル、新しい動画、配信開始

マーク金井の打たずにいられない

ブリヂストンの新しいドライバーを試打します


第2木曜日と第4木曜日は各週発売のゴルフ誌、アルバトロスビューの発売日。9月27日号が本日発売されますが、ちょびっとお手伝いしてます。告知が遅くなりますが、前号から新連載「試さずにはいられない あなたの練習器具 星靴いくつ?」が始まっており、このページのナビゲーターを務めています。この連載はインターネット放送のゴルフネットTV CH1でも放映してますので、ご覧になっていただけると嬉しいです。

 

アルバでは毎回3つの練習器具を紹介してますが、マーク金井はゴルフクラブと同じかそれ以上に練習器具に目がありません。神田のスタジオにも練習器具はこれでもかってぐらいあります。FBでもアップしてますが、ボールを打つ前にはフレループゴルフの竪琴を欠かさず使ってますし、ボールを打っている時は超軟らかシャフトが装着されたEF009を使っています。

マーク金井がプロデュースする上達を目指すゴルファーのための情報サイト

フレループゴルフの竪琴はオンプレーンに振る感覚を道具(練習器具)を教えてくれ、EF009はシャフトのしなり(しなり戻り)をタイミング良く使う感覚、インパクトに向けて体の各部を減速させる感じがつかめてきます。手前味噌ですがボールを漠然と打つよりも、練習器具を積極的に使った方がスイング作りに役立ちます。

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そして、最近パッティングの練習で頻繁にやっているのが、、、、

 

 

 SW(サンドウエッジ)でのパッティング

 

SWの刃の部分(リーディングエッジ)をボールの赤道部分にぶつけ、パターのようにボールを転がす。わざとトップを打つことで、パターで打った時と同じようにコロコロとボールを転がします。

 

このSWの歯打ち。

 

 

試していただくと分りますが、実はパターで打つよりも難易度が高いです。パターはフェース面で打てますが、SWの歯打ではリーディングエッジが正確に赤道(もしくは赤道よりも少し上)で打たないとスムーズに転がりません。ヘッドを入れる角度を一定にすることが求められます。特にインパクトで手首を使い過ぎる人の場合だと、この歯打ちはとてつもなく難しく感じはずです。

 

 SWの歯打ちを上手くこなすコツは、インパクトゾーンで手首の余計な動きをできるだけ抑え、手元とヘッドを同じスピードで動かすこと。実は、これはパターを打つ時にも大事なポイントです。

 

 

加えて、インパクトでフェースが開くとリーディングエッジも右を向き、ボールは右に打ち出されます。パターで打つよりもSWの歯打ちをした方が、ヘッドの上下のブレ、フェースの向きをシビアにチェックできるメリットがあるのです。

 

 

パターマットで練習する時、SWの歯打ちをやってボールをカップインさせてみて下さい。これがスムーズにできるようになれば、パッティングのストロークも劇的に良くなってきますし、ショートパットの精度も上がってきます。

 

 

それだけではありません。SWの歯打ちをすると、インパクトゾーンでのヘッドの軌道が安定します。SWの歯打ちをした直後、今度は同じイメージでSWのヘッドを地面すれすれ動かして(軽く地面にソールを滑らせる)ボールを打ってみて下さい。フェースにボールが乗り、フワッと浮いた球も打てるようになります。SWの歯打ちをやると、10ヤード以内のアプローチもスキルアップできるのです~。

 

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2018年09月11日超私的な提案 軽く振って見えるのに飛距離が出る人の共通点とは!?

日曜日はアナライズセミナーデー。前半はアプローチセミナー、1時間の休憩を挟んで後半は飛距離アップセミナーを開催しました。アプローチセミナーでは、まずやってもらうのはテキサスウエッジと、SWのリーディングエッジ打ち。どちらもパターと同じようにボールを転がしてもらいます。意外と思うかもしれませんが、ボールをちゃんと転がせるようになると(わざとトップを打てるようになると)、SWのフェースにボールを乗せて打つことが簡単にできるようになります。

 

飛距離アップセミナーでは、まずはなぜ飛距離がでないのかを受講生に自己分析してもらっています。飛ばない原因を挙げてもらうと、、、

 

 ・ヘッドスピードが遅いから
 ・手打ちになっているから(身体をしっかり使えていないから)
 ・捻転がちゃんとできてないから
 ・ミート率が悪いから
 ・芯で捕らえていないから

 

 

こんな感じの答えが返ってきます。いずれの回答も飛ばない原因であるのは間違いありませんが、飛ばない人に共通している要素は、ずばりこの3つ。

 

  •  フェースtoパス(軌道に対するフェース向き)がオープンになっている
  •  
  •  芯を外している

  •  インパクトゾーンで力の伝達が非効率

 

 

飛ぶか飛ばないかは、この3つの要素に集約されます。一生懸命スイングしているのに飛距離が出ない。頑張ってスイングしているのにヘッドスピードが上がらない人は、例外なく、この3つの要素があります。逆に言うと、この3つの要素が、、、、

 

 

  •  フェースtoパスがスクエア、もしくは軽いクローズになっている
     
  •  芯で捕らえる
     
  •  インパクトゾーンで力の伝達が効率的

 

こうなっていると、軽くスイングしているように見えるのにヘッドスピードが出ており、飛距離もちゃんと出ます。誤解を恐れずに言えば、手打ちっぽいスイングであっても、この3つがクリアされていれば、ミート率というのは理想的な数値である1.5に近づけることが十分可能です。

 

 

さて、この3つの飛ばしの要素。

 

 

察しのいい人はもうお分かりでしょう。表題の軽くスイングしているのに飛ばせる人は、この3つの飛ばしの要素をクリアしています。特に、3つめの「インパクトゾーンでの力の伝達が効率的」です。

 

 

 では、「インパクトゾーンの力の伝達が効率的」とはどのような動作なのか?

 

ひとことで言うと、、、

 

 

 インパクトに向けて、体の各部がタイミング良く減速している!!!!!!

 

ダウンスイングが始まったら、フィニッシュまで振り切る。というセオリーがありますが、実は、モーションキャプチャーでスイングを解析していくと、ダウンスイングからインパクトに向けて加速したままインパクトを迎えるツアープロは皆無。ダウンスイングからインパクトにかけては、体の各部はタイミング良く減速し、減速することでパワー(エネルギー)をクラブヘッド方向に伝達していることが証明されています。

 

 

 腰、胴体、肩、腕、そして手元。まず下半身が減速し、それから上半身が減速、そして腕の振りが減速し、手元が減速する。この減速によって大きなエネルギーがヘッドに伝達するのです。

 

ゴルフは物理です。

 

ゴルフスイングは加速だけでは大きなエネルギーがクラブヘッドに伝わらないのです~。

 

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