マーク金井blog

2018年09月30日超私的な考察 アマチュアゴルファーが一番勘違いしている物理現象とは!?

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木曜日から金曜日にかけて九州に出張してきました。福岡エリアのゴルフ場を2ヶ所、そしてFBでもアップしましたが、日本最古のパブリックである雲仙ゴルフ場(長崎県)をプレーしてきました。雲仙は国内に現存するゴルフ場としては、神戸ゴルフ俱楽部に次ぎ、2番目に古いゴルフ場。1913年に開場ですので、すでに105年の歴史があります。

 

 

1泊2日で3つのゴルフ場でプレーしてきましたが、今回のクラブセッティングは、、、

 

ドライバー
UT
7番、9番、PW、SW(54度)
パター

 

 

赤羽ゴルフ倶楽部で薄暮プレーしている時と同じく7本だけの身軽なセッティングです。ドライバーはタイガー・ウッズも使っているテーラーメイドのM3 460。シャフトはフジクラのスピーダー569TRを45.5インチの長さで使っています。

 

 

3コースとも初めてプレーするコース、加えて、セルフプレーです。事前にインターネットでコースの下調べもしません。ティグランドに上がり、目に入ってくる情報だけを頼りにプレーしたいからです。そして、初めてプレーするコースでは、「ボールが1個しかない」と思って回ります。ボールを無くさないように心がけると、ドライバーもアイアンも飛距離よりも方向性が優先され、必然的に安全策を取ります。一度も回ったことがないコースでは、安全過ぎるぐらい安全策を取る。超私的には、これがコース攻略の基本だと思っています。

 

 

今回は運良く、3つのコースとも「ボール1個」だけでホールアウトできました。M3スピーダーTRの相性が良いこともありますが、方向性が安定していた最大の理由は、ショットに臨む時、ゴルフの物理を勘違いしなかったからです。

 

 

ゴルフの腕前に関係なく、ゴルフボールの飛び方はインパクトの瞬間で決まります。ボールが飛ぶ方向というのは、

 

 インパクト時のフェース向き
 打点位置(芯を外すとフェース向きが変る)

 

 

でほぼ決まるというのがゴルフの物理です。クラブを振る方向というのはボールが飛び出す方向に影響が少ないのです。例えば、アウトサイド・インに振ったらスライスすると言われてますが、アウトサイド・インに振ってもフェースが閉じていれば(ヘッドの軌道よりもフェースが閉じていれば)、ボールにドロー回転が掛かりますし、引っかけも出ます。逆もしかりで、インサイド・アウトに振ったらフックすると言われてますが、インサイド・アウトに振ってもフェースが開いていれば(ヘッドの軌道よりもフェースが開いていれば)、ボールにスライス回転が掛かりますし、コスリ球にもなるのです。

 

 

ゴルフの物理でまず最初に理解することは、、、

 

 

 ボールが打ち出される方向は、インパクト時のフェース向き(打点位置)でほぼ決まる
 ボールが曲がる(真っ直ぐ飛ぶ)かどうかは、軌道とフェースの関係で決まる

 

 

ゴルファーの多くは、右が嫌なホール(右に打ちたくない)と思うと無意識の内にアウトサイド・イン(左に)振る度合いが強くなります。逆もしかりで、左が嫌なホール(左に打ちたくない)と思うほど無意識の内にインサイド・アウト(右に)振る度合いが強くなります。これは初心者だけでなく上級者にも結構いて、恐らく、無意識の内に「振った方向にボールは飛び出す」という感覚があるのかも知れません。でも、この「振った方向にボールが飛び出す」ということをやってしまうと、大抵は、打ちたくない方向、危険な方向にボールが飛んでいきます。

 

 

スライサーが右のOBがあるホールで普段よりもスライスの度合いが酷くなってOBを打つのも、フッカーが左のOBがあるホールでチーピンを打ってOBを打つのも、すべてゴルフの物理現象(インパクト)を勘違いしているからに他なりません。

 

 

ボールを曲げない(真っ直ぐ打つ)ことは容易ではありませんが、ゴルフの物理現象を正しく理解していれば、ボールの曲がりをコントロールしやすくなり、OBや池ポチャを確実に減らせます。大事なことなので繰り返しますが、ボールが打ち出される方向というのは、ヘッドを振った方向(ヘッド軌道)ではなく、インパクト時のフェース向きで決まるということ。

 

 

そして、ヘッド軌道に対してフェースが開いていればボールにはスライス回転がかかり、ヘッド軌道に対してフェースが閉じていればボールにフック回転がかかるということ。

 

 

狭いホールやOBが気になるホールではプレッシャーがかかります。プレッシャーがかかった場面でゴルファーが本当に頼るべきことは「物理」(ボールが曲がるしくみ)です。メンタルよりも物理に頼った方が、ボールをひとつも無くさないでプレーできる確率はグンと上がるのです~。

 

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2018年09月27日超私的な考察 2018年 日本女子オープン練習日観戦記~(▼▼)b

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今週は国内女子メジャー大会、「日本女子オープン選手権」が開催されます。コースは千葉カントリークラブ 野田コース(千葉県)。昨日の練習日、現地に運んできましたが、まず驚いたのがギャラリーの多さ。正確に人数を数えたわけではありませんが、少なくと国内男子ツアーの練習日と比較すると5~10倍ぐらいの人が詰めかけてました。

加えて驚いたのがゴルフカメラマンが使うのと同じぐらい、大きな望遠レンズを装着した一眼レフを持参しているギャラリーの数です。30年以上、ゴルフトーナメント会場に足を運んでますが、昨日が一番、一眼レフを持っている人が多かったです。ギャラリーがカメラを持ち込めるトーナメントがほとんどなかったから当たり前と言ってしまえばそれまでですが、望遠レンズを装着した一眼レフの数の多さに圧倒されました。アマチュアカメラマン恐るべしです。

練習場、そしてコースを数ホール歩いてきましたが、セッティングはメジャー大会ならではで、ラフは深くて密集度も高いです。セッティングの予定では、

 

  • ティグラウンド 刈り高 6.5mm
  • フェアウェイ 刈り高 10mm
  • ラフ 80~100mm
  • ファーストカット 25mm 幅1.8m
  • グリーン 11フィート コンパクション24(山中式)

 

女子トーナメントのセッティングとしてはラフが非常に深いです。かつ、これに雨が加わると、芝の抵抗はかなり増します。よほどパワーがある選手を除けば、ラフに入ったらショートアイアンかウエッジでないとちゃんとキャリーが出ない感じです。スコアメイクの鍵を握っているのは、ティショットの精度。ボギーを叩かない、バーディーを増やすにはフェアウェイキープが必要不可欠です。そして、ラフからはヘッドをキッチリ入れる技術が求められるので、オンプレーンなスイング、そしてラフから高い球を打てるうだけのパワーが求められます。

 

 

このコースセッティングを考えて超私的な優勝予想をさせていただくと、、、

らの韓国勢。彼女達はプレーンがしっかりしているのでドライバーが曲がりません。加えて、アイアンでヘッドをプレーンに沿って上から入れていけ、かつパワーがあるので、ラフからのショットで苦労する度合いが減るからです。イ・ボミ選手も出場していますが、正直、彼女のパワーではラフから脱出するのは相当苦労しそうです。

 

 

国内勢で優勝争いに食い込んでくると予想されるのは、、、

 

・ 鈴木愛選手
・ 比嘉真美子選手
・ 川岸史果選手

 

 

そして昨年の覇者であり、大会3連覇を目指す畑岡奈沙選手。

いずれの選手もパワーがあって、アイアンショットの切れ味が鋭い。ドライバーの飛距離を出るので、確実に上位に食い込んでくると思います。

 

 

今回は6677ヤードでパー72。アウトの5番は435ヤード、インの16番は428ヤードと、400ヤードを大きく上回るパー4があります。ティショットに関しては、正確性だけでなく飛距離も要求されるセッティングなので、正直、ドライバーが飛ばない選手は不利なのは否めません。

 

千葉カントリークラブ野田コースは2003年も日本女子オープンを開催してますが、その時は、服部道子選手が李知姫選手とのプレーを制して優勝しています。宮里藍選手は高校3年生で出場してました。

 

 

今日から土曜日まで九州出張しているので、次に、現地観戦するのは日曜日です。超私的な優勝争い予想が当たっているのか、それとも大外れするのか。人生初のボートレースでは予想が的中しましたが、日本女子オープンの優勝予想が的中するかは、ゴルフの神様のみぞが知るところです、、、。

 

 

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2018年09月25日超私的な考察 ボートレース(競艇)とゴルフトーナメントの意外な共通点とは!?

9月16日に誕生日を迎え、60歳になりました。今まで一度も公営ギャンブル場に一度も足を運んだことはありませんでしたが、一昨日(9月23日)、戸田ボートレース場に行ってきました。競馬でも競輪でもなく、オートレースでもなくボートレース(競艇)を選んだのにはもちろん理由があって、お目当ては、、、

西村拓也選手(A1級 98期 31歳 大阪)

先週木曜日にサンテレビのゴルフ番組「中西清起・小林佳則!! 熱血ゴルフ塾!!」の収録にゲスト出演したのですが、その時、番組でご一緒したのが西村拓也選手。収録の合間に雑談してたら「今週末から戸田です」と。ならば応援に行きますということになり、生まれて初めてボートレースを観てきました

 

前情報で知っているのは、戸田のボートレース場の最寄り駅は埼京線の戸田公園駅だということだけ。とりあえず駅に行けばなんとかなるだろうと思ってたら、いとも簡単になんとかなりました。戸田公園駅から無料のシャトルバスが出ており、ちょうどその乗り場の前には、競艇新聞を販売する売り子さん。とりあえずお勧めの競艇新聞を1部500円で購入し、バスに乗り込みました。

 

 

バスは数分で戸田ボートレース場に到着。ゲートをくぐり橋を渡れば、そこはボートレース場。100円の入場料を払って中に入ると、すぐ左手にインフォメーションセンター。そこには無料でボートレースのハンドブックがあり、1冊いただきました。これが実にしっかりした作りで、中は全国のボートレース場の案内、選手名鑑、場外チケットセンターが紹介されています。選手名鑑を見て驚いたのが、、、、

選手年齢がプロゴルファーと似ていることです。

 

 

ざっくりと調べただけですが、最年長は71歳で最年少は17歳!!!!!!!!!!

自動代替テキストはありません。

 

確か、今なお国内男子ツアーに参戦しているジャンボ尾崎(尾崎将司)プロも71歳です。競艇選手とゴルフツアー選手。どちらも試合で賞金を稼ぐプロですが、最年長が同じというのには驚きました。恐らく、競輪選手、騎手、オートレースの選手だと、70歳以上はいないと思います(間違っていたらごめんなさい)。もちろん、プロ野球とかプロサッカー選手には、70歳以上の現役選手はいません。

 

ゴルフは選手寿命が長い競技ですが、実はボートレースも選手寿命が長いのです。そして、ゴルフトーナメントと共通点があるのが、選手のランク分け。例えば、男子ツアーの場合、賞金ランクによるシード権、そしてクオリファイトーナメントの成績で、選手がランク分けされます。ボートレースの場合は試合での成績で選手はランク分けされ、強い選手から

 

 

A1級→A2級→B1級→B2級

 

 

となります。A1級というのが男子ツアーのシード選手とほぼ同じ感じです。レースにはどのランクの選手も出場できますが、大きな大会(メジャー)になるとA1級の選手しか出場することができないそうです。

 

 

そして、ゴルフトーナメントと競艇の共通点はギャラリーの年齢。どちらも主たる年齢は55歳以上です。大手ゴルフショップの顧客平均年齢は65歳だそうですが、ゴルフトーナメントに訪れるギャラリーの平均年齢もそれに近い感じがします。実は、ボートレース場に訪れる人の多くも60歳以上だと思います。たった1日で決めつけるのは少々危険かも知れませんが、ボートレース場の雰囲気は昭和そのもの。もちろん40歳未満の若い人もいましたが、その比率は多くても1~2割ぐらいでした。

 

かなり超私的な分析ですが、ゴルフトーナメントもボートレースも支えているのは昭和生まれの人であることは間違いありません。少子化が進む日本ではこれから高齢者がどんどん増えてくることを考えると、潜在需要は大きい。どちらもやり方次第では来場者を増やすチャンスは大いにあると思います。

 

 

そして、超私的なことを付け加えさせていただくと、ゴルフトーナメントよりもボートレースの方が未経験者に対する配慮はきめ細かい感じがします。どちらも初めて足を踏み入れるのにはハードルが高いですが、ボートレースの方が観戦の仕方、ボートレースの面白さを、丁寧にガイダンスしてくれてます。スマホで簡単に検索できるのもgoodです。ゴルフトーナメントもボートレースから見習う点は色々ありそうです~。

 

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2018年09月23日超私的な考察 アイアンのシャフト重量を揃えることのメリットとデメリットとは!?

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フットワークセミナーの1回めです。(続きは来週公開予定となります)

公開開始しております。


9月2度目の3連休の中日です。このブログがアップされる頃には、国内男子ツアー「アジアパシフィックオープンチャンピオンシップ ダイヤモンドカップ」の最終日がすでに始まっています。練習日に開催コースである武蔵カントリークラブ笹井コース(埼玉県)に行ってきましたが、コースは日本オープン並にラフが深く、ラフに入れてしまうと0.5~1ストロークを失う感じにセッティング。優勝争いは、ティショットでいかにフェアウェイキープできるかが、勝負所になると思います。

 

 

今週、武蔵の笹井コースには2日間行ってきましたが、実は、その帰りに2日間続けて伺った所があります。笹井コースからクルマで15分ほどの所にある、、、、、

 

 

 島田ゴルフ製作所

 

島田ゴルフは日本で最初にスチールシャフトを作ったシャフトメーカー。昭和5年創業で、現在もアイアン用スチールシャフトを9品種、ウエッジ用スチールシャフトを2品種、FW用とユーティリティ用スチールを1品種、そしてパター用シャフトに至っては10品種もラインアップしています。スチールシャフトの老舗メーカーで、島田ゴルフというくらいですから社長のお名前も島田さん。日大ゴルフ部出身で家業を継がれ、息子の島田さんが専務を務められています。

 

 

いつもシャフトの試打でお世話になったていたので表敬訪問させていただいたのですが、新しいシャフト製作について相談事もあったので伺いました。加えて、長年、アイアン用スチールシャフトについてずっと気になっていたことについて質問したくて足を運ばせていきただきました。

 

 

すっと気になっていたこと、、、、

 

それは、アイアン用番手別設計シャフト(コンスタントウエートシャフト)と1本取りシャフト(ディセンディングシャフト)を打ち比べると、同じ銘柄のシャフトでも打った時のフィーリングが異なることです。

 

今のスチールシャフトの多くは番手別設計になり、どの番手のシャフトも重量が同じです。例えば、5番用と9番用は同じ重量になっています。対して、1本取り(ディセンディング)シャフトは番手によって重さが変ります。1本のシャフトをカット(トリミング)して使うので、例えば、5番よりは6番の方が軽くなり、6番よりは7番の方が軽くなってきます。1本のシャフトをカットして番手別に仕上げるので、目安としては1番手小さくなるごとに1~2gほど軽くなります。

 

 

 番手別設計で作るメリットは、重量フロー(重量の流れ)の精度を上げられます。

 

 

番手毎のシャフト重量が同じになれば、番手毎のシャフト重量が変化しないので重量を合わせるという視点ではメリットが非常に大きいです。

 

 

しかしながら、超私的にはマーク金井はコンスタントウエートのシャフトよりもディセンディング(1本取り)の方が打ちやすく感じ、また、フィーリングも同じ感じがします。特にショートアイアンに関しては、ディセンディングの方が感触の良さが手に伝わります。なので、アイアン、ウッドとも重量マッチングの点では不利なのにも関わらず、コンスタントウエートよりもディセンディングのシャフトを好んで使ってます。

 

この何故に応えていただいのが島田ゴルフの島田社長。

 

 

マークさん、コンスタントウエートに設計すると番手が小さくなるにつれて短くなった分だけシャフトを重くします。シャフトを重くすると当然ながらシャフトの肉厚が厚くなり、厳密に言うと、シャフトの挙動、振動、フィーリングが変ってきます」

 

 

「対して、1本取りシャフト、いわゆるディセンディングシャフトは1本のシャフトですべての番手をまかないます。このため、番手が小さくなるほど短くカットするので、カットした分だけシャフトが少し軽くなります。ただし、全番手同じシャフトを使っているのでシャフトの肉厚は同じです。ショートアイアンは重さは軽くなります、シャフトの挙動、振動、フィーリングは全番手同じなるメリットがあるんです」

 

 

なるほど~。

 

 確かに言われてみれば当たり前なことですが、「シャフトを重くする=肉厚が厚くなる」。コンスタントウエートシャフトのデメリットは、、、、、

 

 

肉厚の微妙な変化を感じてしまう人の場合、ミドルアイアンとショートアイアン(特にウエッジ)打ち比べた時に、「同じシャフトをではない感触」「ショートアイアンやウエッジを打った時に、違和感を感じる」ことになるのです。島田社長のおかげで、数十年来、抱えてていた疑問を解消することができました。

 

 

アイアンの番手感ごとの重量を合わせることにこだわればコンスタントウエート設計にメリットがありますが、アイアンの番手毎のフィーリングを合わせるのにこだわれば、昔ながらの1本取りシャフト(ディセンディング)の方がメリットがあるのです。

 

 

 重さを一致させるのににこだわるのか。
 それともシャフトの挙動、インパクトの感触、手応えにこだわるのか。

 

 

どこにこだわるのかで、アイアンのシャフトセッティングの答えが変ってくるのです~。

 

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2018年09月20日超私的な提案 国内男子トーナメントでぜひとも実施してほしいファンサービスとは!?

昨日、そして一昨日と「アジアパシフィックオープンチャンピオンシップ ダイヤモンドカップ」が開催される武蔵カントリー笹井コースに行ってきました。両日とも朝の時間だけでしたが、練習場でツアープロのスイング、練習の仕方をじっくりと見てきました。

「アジアパシフィックオープンチャンピオンシップ ダイヤモンドカップ」はアジア太平洋ゴルフ連盟が主催していることもあって、普段の国内ツアーよりも国際色が豊かな大会。加えて、ユニークな練習をしている選手を目にすることもできます。フレループを振っている選手だけでなく、ゴム紐で上半身と両腕を縛り、大リーグ養成ギブスを装着したようなスタイルでボールを打つ選手もいました。

当たり前と言ってしまえばそれまでですが、ツアー選手が打つショットは迫力満点。練習場の奥のネットははるかかなたにあるにも関わらず、水曜日からドライバー禁止になりました。火曜日、何人かの選手のドライバーショットがネットを超えたためです。

 

 

練習場でツアー選手のスイングを見ていると、自分が上手くなったような錯覚に陥りますが、この錯覚はいい方向に働きます。スイングリズムが良くなりますし、クラブの軌道、体の使い方がスーッと体の中に染みこんでいきます。トーナメント観戦というとコースを歩いて回る、特設スタンドに座って観るというのもいいですが、ぜひとも練習場に足を運んでいただきたいです。それも、スタート前よりもプレー終了後がお勧め。多くの選手はホールアウト後の方がしっかり時間を割いて練習しているからです。

 

そしてここからは超私的な提案ですが、男子トーナメントでぜひとも実施して欲しいことがあります。トーナメント観戦をするギャラリーの多くはゴルファーです。ゴルファーですから、ツアー選手のスイング、そしてツアー選手のギア(クラブ)にも大いに興味を持っています。スイング、そしてギア(クラブ)に興味がある人が多いわけですから、それに対して応えてほしいです。具体的に言うと、、、

 

 ・練習場に観戦スタンドを作る(すでに設置している大会もあります)
 ・スマホでの動画撮影をOKにする(すでに実施している大会もあります)
 ・ギャラリー用のスイング動画撮影エリアを設置する
 ・ナビゲーターをキャスティングしてプロのスイングの見所をレクチャーしてもらう
 ・ナビゲーターをキャスティングしてプロのギアについてレクチャーしてもらう

 

歌舞伎座で歌舞伎をする時、イヤホンタイプの音声ガイドがあります(有料)。この音声ガイドを聞くと歌舞伎の初心者でも演目の内容、役者の演技について詳しい説明を聞くことができるのです。歌舞伎は初心者にはわかりづらい部分も多いですが、この音声ガイドがそのわかりづらさを解消する役目を担っているのです。

 

 

ゴルフもしかり。歌舞伎の音声ガイドようなサービスがあれば、よりツアー選手のすごさが分りますし、プロのスイングの見方、ボールの飛ばし方についての造詣を深めることができます。歌舞伎で歌舞伎役者は演じるだけで、演技の説明はしません。ゴルフトーナメントもツアー選手はボールを打つだけで、スイングの説明はしなくていいです。音声ガイドでプロのスイングをじっくりと解説するサービスがあれば、また、動画の撮り方のサービスがあれば、ギャラリーの満足度は大いに上がるでしょう。

 

 

 

出場選手に関しては、もっと自分をアピールしてもらいたいです。市原弘大プロは缶バッチを自作してファンサービスで配っていますが、これは他の選手も大いに真似てほしいですね。缶バッチでもいいし、使っているボールやマーカーでもいいです。プロ野球のカードのようなものでもいい。お金をあまりかけなくていいので、試合に行かなくては手に入らないようなグッズをギャラリーに配布してもらえると、すごく嬉しいです。SNSで有名選手が小さな子供にボールをプレゼントする画像は素敵ですが、ゴルフ好きの大人にも何かプレゼントしてもらえるともっと素敵です。

 

国内男子ツアーは試合数が減り、そしてギャラリーが増えないのが課題になっています。一朝一夕でこの問題をクリアすることは出来ませんが、トーナメントに足を運んで下さったギャラリーが「観に行って良かった」「もう一度観に行きたい」と思ってもらえるようにすることが、現状打開の第一歩になると思っています。もちろん、マーク金井もトーナメント会場に足を運んだ時は、ギャリーの方がどうすれば楽しんでもらえるか、日々、アイデアを練っています。

 

 

ゴルフは地上波のトーナメント中継が生放送でないことが問題視されてますが、プロ野球は地上波で中継しなくなってからの方が、観客動員数が増えています。それを考えると、ゴルフもひょっとしたら、テレビの地上波で放映しない方がギャラリーが増える可能性もあるのかも知れません。

 

ちなみに、マーク金井がプロ野球に本格的に興味を持ったのは、日曜日の朝、テレビでやっていた「ミユキ 野球教室」を観たからです。ゴルフは中学生の頃に「JAL ビックイベントゴルフ」を観たからです。もちろん、どちらも生放送ではありません、、、。

 

 

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