マーク金井blog

2017年09月05日超私的な提案 ゴルフスイングが劇的に良くなる、ちょっと不思議な練習ドリル!!

ゴルフの竪琴セミナー2回め、本日公開しました

是非ご覧ください


昨日はYouTube生放送「マーク金井のここだけの話」のオンエアがありましたが、その前にディレクターのT島氏と赤羽ゴルフ倶楽部薄暮9ホールに行ってきました。雨予報ということもあってゴルフ場は空いてて、3時40分のスタートで、5時にはホールアウト。プレー時間は80分と短いですが、担ぎセルフなのでしっかり歩いています。乗用カートに乗って、5時間かけて18ホールをプレーした時の半分以下の時間で、運動量は同じかそれ以上だと思います。

 

ちなみに昨日テストしたのは、年内に売り出す予定の削り出しパターと本間ゴルフのアイアン、TW737Vs。当たり前と言ってしまえばそれまですが、コースの芝の上、そしてグリーン上でボールを打った方が、クラブの性能をじっくり探ることができます。TW737Vsは上級者好みのハーフキャビティですが、とにかく球がねじれません。直進性が高い弾道が打てます。そしてバンス角がやや少ないこともあって、ダウンブローにヘッドを入れるとわらじのようなターフが飛びました。

 

 

薄暮を終えた後、21時からはYouTube生放送「マーク金井のここだけの話」。今回は時事ネタをサクッと喋った後、新しく作ったオリジナル練習器具「マジカルスティックバージョン2」をお披露目させていただきました。アシスタントのシンディにいきなりやってもらったら、スティックに刺したボールが前ではなくて豪快に後ろに飛びました(笑)

 

 

 

スティックに刺したボールは、本来、前(飛球線)方向に飛ばすのが好ましいのですが、シンディは真逆のことをものの見事にやってのけてくれたのです。

 

 

さて、この「マジカルスティック バージョン2」。実はバージョン1がすでにあって、8年ぐらい前にアナライズで販売してました。バージョン1はスティック(棒)に紙の筒(トイレットペーパーの芯)を刺し、紙の筒を前に飛ばすというものです。これを進化させて作ったのがバージョン2で、バージョン2のスティックにはゴルフグリップが装着されています。そして、飛ばすのは紙の筒ではなくてスポンジでできた穴空きボールです。

このマジカルスティックですが、これはボールを打ちません。スティックに刺さった穴空きボールを前(飛球線)に飛ばすだけです。ゴルフというよりはゴルフもどきの練習器具ですが、実は、これでちゃんとボールを前に飛ばすことを覚えると、ゴルフスイングで大事な動作が身に付きます。大事な動作とは、、、、

 

・ダウンスイングでタメをキープする(キャスティング動作を矯正)
・ハンドファーストの状態でインパクトを迎える
・正しいタイミングでリリースする
・正しいフォローの形を作る

 

 

ボールを遠く飛ばすための動作、そしてオンプレーンにクラブを動かすコツもつかめるのです。誤解を恐れずに言えば、ゴルフクラブで素振りしたり、ゴルフクラブでボールを打ったりするよりも、マジカルスティック2を使ってボールを前に飛ばす練習をした方が、短時間で正しい動作を会得できるのです。実際、オンエア後に、シンディにマジカルスティック2の正しい使い方をレクチャーしたら、ほんの数分でタメをキープする感覚をつかんでくれました。

 

 

そしてYouTube生放送では、椅子打ちのデモンストレーションもやりました。こちらもシンディにやってもらったら、ほんの数回の素振りで、ヘッドを効率良く走らせるスイングに生まれ変わりました。椅子に座ることで下半身が固定され、手首、ひじ、肩(肩甲骨)を正しく動かす感覚をつかんでくれたのです。

 

 

道具の進化によってゴルフスイングは変化していますが、変化する部分と変化しない部分があります。マジカルスティック2、そして椅子打ちというのはゴルフもどきなドリルですが、この2つをやると、今も昔も変化していないゴルフスイングに必須の動きを会得できます。

 

ボールを打ってスイングが良くなる保証はありませんが、スイング作りに役立つゴルフもどきのドリルは、スイング作りの仕組みを理解できるので、練習すれば練習した分だけスイングが良くなってくるのです~。

 

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そして

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2017年09月03日超私的な考察 椅子に座ってスイングするとどんなメリットがあるのか!?

あっという間に9月に入り、あっという間に最初の日曜日を迎えました。阪神タイガースはアウェイの戦いが続く8月を17勝9敗と大きく勝ち越して貯金を増やしました。首位広島とは5.5ゲーム差がありますが、まだまだ優勝のチャンスは残っています。野球もゴルフも勝負事は下駄を履くまで分りません。

 

プロ野球はスタジアムで観戦しますし、もちろんテレビ観戦もしています。そしてどちらも当たり前ですが、椅子に座っての観戦。ゴルフと違って、じっと座ったままで観ることができるのがいいです。

 

さて、この椅子に座った状態ですが、本来は運動に適した状態ではありません。

 

 

理由は単純、下半身の動きが制限されてしまうからです。しかしながら、前回のブログでも書きましたが、ゴルフのスイング作りにおいては「椅子に座った状態」というのは、スイングの肝(きも)を会得するのに役立ちました。こちらも理由は単純で、椅子に座ることで下半身が不自由になって、下半身が余計が動きをしづらくなるからです。また、当たり前ですが、上半身が余計な動きするのも防止できます。頭や上半身が余計な動きをすると、椅子に座ってられなくなるからです。

 

 

椅子打ち自体はかなり昔からある練習法ですし、米女子ツアーに参戦している横峯さくら選手もやっています。特に珍しい練習法ではないのですが、これを正しくやると効率良くヘッドスピードを上げられますし、効率良く飛距離を出せます。椅子打ちをやるで正しいハンドアクション(手と腕の使い方)が分ってくるからです。ちなみに、一般男性ゴルファーならば椅子打ちで、ドライバーならば200~230ヤードぐらい飛ばせるようになってきます。

 

 では、椅子打ちにはどんなメリットがあるのか?

 

ひざ立ち打ちと同じで、椅子打ちも普段よりもヘッド軌道がフラットになります。普通にスイングするよりもプレーン(シャフトプレーン)をイメージしやすいメリットがありますし、正しいプレーンで振らないとボールのかなり手前をダフります。

そして、普段よりもプレーンがフラット、すなわち横振りになった方が手の捌き(正しいハンドアクション)をやりやすくなるのです。正しい手の捌きとは、

 

・手首のコック&手首のリリース
・左右のひじの曲げ伸ばし
・リストターン(右手が左手を追い越す)

 

金づちでクギを打つ時、手首とひじの関節を巧みに使った方が効率良くクギを叩けるし、ミート率も良くなってきます。ゴルフもしかり。手首とひじの関節を巧みに使った方が効率良くヘッドを走らせることができますし、実は、ヘッドの軌道はオンプレーン(正しい軌道)になってくるのです。もちろん、手首とひじはただ使えばいいわけではありません。間違った使い方をすれば、ヘッド軌道は不安定になりますし、ミート率も下がります。

 

 

ゴルフでは手の捌きが悪者扱いされがちですが、椅子打ちをやると、手首とひじを巧みに使った方が、ヘッドスピードが上がるだけでなく、軌道が安定し、かつミート率が良くなることも体感できます。正しい、椅子打ちについては明日(9月4日)のYouTube生放送で実演したいと思います~。

 

 

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マーク金井のシャフトセミナー その2

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2017年08月31日超私的な考察 ドライバーの飛距離にもっとも影響を与える動作とは何か!?

 

マーク金井のシャフトセミナー その2公開されました

マーク金井”ここだけの話”
9月4日21時 配信決定!!


昨日は千葉県のブリック&ウッドクラブでプレーしてきました。D・ミュアヘッド設計のコースはレイアウトがスリリング。ティショットは方向性だけでなく距離感も求めるホールが多く面白かったです。また、パー3は打ち上げ、打ち下ろしが強く、こちらも距離をアジャストする楽しみがありました。普段、フラットな河川敷でプレーしている人間にとっては、1打1打が新鮮でした。

 

そして同伴者も新鮮そのもの。なんとマーク金井よりも50歳も若いジュニアプレーヤー。8歳の少年のスイングは今の道具を上手く使いこなすクラブさばきをしており、かつ、身体をダイナミックに使っています。当たり前と言ってしまえばそれまでですが、とても58歳の人間が真似できるものではありません。

 

 

では、マーク金井はドライバーの飛距離が落ちているかと言えば、そんなことはありません。実はゴルフを始めた45年前(当時14歳)の頃よりも今の方が距離が出てますし、高校生の頃と比較しても、今の方が飛んでいます。昨日もレーザー式距離計測器「ブッシュネル」で測ったら、いい感じで打った時は260ヤードを楽に超えてました。

 

 

飛距離が出るようになったのは、もちろん、クラブとボールの進化の恩恵を受けているからですが、実は、飛距離が落ちないのにはもうひとつ理由があります。それは、、、

 

 手と手首と、腕を上手く使い、クラブを上手く捌けるようになったからです。

 

T島ブログでも書かれてますが、手のさばき、すなはち手打ちがちゃんとできるようになると、体力、筋力が落ちてきても飛距離の落ち込みを軽減できます。誤解を恐れずに言えば、手打ちがちゃんとできていない人の場合、手打ちがちゃんとできるようになれば、

 

手打ちってそんなに悪いの?!&トミーヒルフィガーのウェアはいかが?!

 

50歳を越えてもドライバーの飛距離を伸ばせるようになってきます。

 

ここからは超私的な分析ですが、ドライバーの飛距離にもっとも影響が大きいのは手と腕のアクション(手の捌き)で、これは飛距離の約80%。体重移動とか下半身のパワーとかボディーターンで得られる飛距離というのは約20%ぐらいのような気がしています。なぜなら、手と腕を完全に固定し、身体(体幹)や下半身だけでスイングした時、ドライバーで100ヤードも飛ばせないからです。

 

対して、体重振動やフットワークが使えない状況下、例えば、椅子に座ってスイングした場合ならば、200ヤード以上飛ばせます。昨日、神田のスタジオでロフト13度のミニドライバーで椅子打ちをしてみたら、200ヤードどころか220ヤード以上飛ばすことができました。椅子に座っていても体幹は使えますが、普通にスイングする時に比べると、手打ちになります。

 

 ミニドライバーで普通に打った時の距離はMAX260ヤード
 ミニドライバーで椅子打ちした時の距離はMAX222ヤード

 

椅子打ちでの飛距離ロスは40ヤード弱。普通にアドレスして身体をしっかり使える状況に対して飛距離減は15%弱です。言い換えると、飛距離不足に陥っているアマチュアゴルファーの場合、手の捌きに問題がある可能性が高いと思います。にも関わらず、練習では手の捌きよりも他のことを意識しながらボールを打ってい可能性が非常に高いと思います。

 

 ゴルフは物理です。

 

ゴルフの世界ではなぜか「手打ち」が悪者あつかいされていますが、手打ち(手の捌き)がちゃんとできれば、クラブを鋭く振ることができますし、効率良く飛距離を出せるようにもなってきます。もちろん手打ちだけでは最大限の飛距離を得ることができませんが、身体をダイナミックに使うことは、手打ちをマスターしてからでも遅くないと思います。

 

それだけではありません。手の捌きが正しく行なうことができれば、ヘッドの軌道も良くなってくるのです。この点についてはYouTube動画、そしてオンプレーンセミナーでじっくり説明しています。もちろん手打ちにも正しい手打ちと間違った手打ちがありますので、その点は誤解いただかないようにお願いします~。

 

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2017年08月29日超私的な考察 ゴルフ練習場が新たな顧客を集めるために取り組むべき事とは!?

 

8月最後の日曜日、生まれて初めてJR新川崎駅に行きました。目的地はゴルフ練習場のLINX新川崎。ここで日本初のLEDGOLFのイベントゲストとして参加してきました。

LEDGOLFとは、その名の通りに「LEDのキラキラな照明」×「ゴルフ練習場」を組み合わせた取り組みです。練習場のフェアウェイがLEDライトアップされ、打席にはスキー場のように音楽がガンガンかかっています。

 

LEDの照明によって普段見慣れた練習場の景色が、一瞬にして異空間に変わりました。演劇でもそうですが照明の威力は絶大です。テーマは「スペースワールド」だそうです。

 

マーク金井はトークショーと、最後に自ら発光するゴルフボール(LEDボール)を使ってのドライバーのデモンストレーション。後にも先にも打てるのは1球だけ。この1球だけという緊張感を存分に楽しむために手にしたのはアナライズオリジナル「バンパードライバー」です。DJのかけ声とともに放ったショットは狙い通りドロー弾道の放物線を描き奥のネットに突き刺さりました。真っ暗な空間に青く光ったボールが飛んでいく様は、なんとも幻想的で新鮮でした。

今回のイベントが開催されたLINX新川崎は立地も良く、こんな大がかりなイベントをしなくてもお客様はどんどんやってくるでしょう。にも関わらず、これまでの練習場の常識を覆すような大胆な貸し切りイベントを開催。ゴルフ練習場の新しいスタイルを我々に見せてくれ、そして体験させてくれました。

 

米国にはすでにエンターテインメント型ゴルフ練習場として「トップゴルフ」がありますが、日本では未だ「トップゴルフ」のようなスタイルの練習場はありません。そういう意味では、今回のLINX新川崎でのLEDGOLFは、エンターテインメント型練習場の第一歩を踏み出したと言えるでしょう。10年後の練習場はこんな風になっている可能性も大いにあります。

 

 

そこで今回のエントリーは、これからのゴルフ練習場が取り組んだらいいと思う事を、超私的に書いてみたいと思います。

 

現在の練習場のサービスをざっと挙げると、こんな感じです。

 

・ボールが打てる(時間制打放題が増えた)
・飛んでいくボールを目で追える(広い所の方がgood)
・オートティーアップ(ティの高さも変えられる)
・スイングチェックできる機器が設置されている
・空調がある(エアコン、ミスト、暖房)

 

マーク金井がゴルフを始めた44年前に比べると、かなりサービスが充実しています。ボールを打つことに関してはかなり快適になっていますが、本質的には44年前も現在も変わっていないことがあります。それは、ボールを打つ場所、ゴルフの練習をする場所を提供しているというスタンス。練習場だから当たり前といえば当たり前なんですが、昔も今も、訓練の場という感じです。

 

では、練習場は新たにどんなサービスを提供すれば新しい顧客を取り込めるのか?

 

 

ロードサイドにある回転寿司屋さんみたいな感じになるのがいいと思います。

 

 

回転寿司ポピュラーになる前は、お寿司を食べに行くというのは手軽ではありませんでした。お寿司というのは高級料理でしたし、お寿司屋さんは子供連れで行きづらい場所でもありました。それが回転寿司が普及したことで、お寿司を日常的に食べる人が劇的に増え、家族でお寿司を食べに行きやすくもなりました。

 

回転寿司は本格的な江戸前寿司とは違います。昔からあるネタもありますが、「これってお寿司と呼んでいいの?」と言いたくなるようなお寿司「もどき」もあったりします。しかしながら、小さい頃から回転寿司に行っていれば、その中の何割かは本格的なお寿司を食べたり、回らないお寿司屋さんに行く人も出てきます。回転寿司はお寿司を食べる分母を広げているのです。

ゴルフもしかり。

 

現在のゴルフ練習場の多くは、ゴルフ場に行く人が主たる顧客。お寿司に例えるならば、すでに高級寿司を食べている人ばかり。もしも練習場が新規顧客を獲得したいのであれば、ヒントは回転寿司。そうですゴルフ「もどき」を提供することであり、練習場で完結するようなサービスを提供することです。

 

米国のトップゴルフのように、今回のLEDGOLFのように練習場を練習場の場としてでなく、楽しめる場にしてしまうことです。例えるならば、ボウリング場やバッティングセンターに近くして、そこに行けば遊びが完結する。ゴルフの魅力のひとつはボールを遠くに飛ばせること、そしてターゲットを狙うこと。この2つを初心者でも楽しめるサービスを提供していけば、ゴルフに対するハードルが下がりますし、それは新規顧客獲得にもつながります。

 

 

では、具体的にはどんなことから始めればいいのか?

 

 

回転寿司はロボットで寿司を作れるようになったことが大きいです。それまで難しいとされていた「寿司を握る」ということがオートメーションになっています。ゴルフに関して言えば、初心者は「ボールが上手く打てない」「ゴルフが難しい」というのがハードルの高さになっています。ならば、初心者にもやさしく打てるクラブ(道具)を提供すればいい。昨年、「バンパードライバー」を作りましたが、これは重心距離をほぼゼロに設計することで、初心者でも簡単にナイスショットが打てるクラブ。ルール不適合なので、いわば「ゴルフクラブもどき」ですが、初心者でも簡単にボールが打てるようになればゴルフに対するハードルを確実に下げられます。

 

昨日のLEDGOLFを体験して、「バンパードライバー」はこれからの練習場には欠かせないアイテム、初心者にゴルフを楽しんでもらえるアイテムなると確信しました。これからは、ゴルフ練習場に「バンパードライバー」をレンタルクラブとして置いてもらえるように、日本全国を行脚します~。

 

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2017年08月27日超私的な考察 ゴルファーにとって本当に打ちやすいと感じるアイアンとは!?

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お盆休みが終わり、夏の高校野球も終わりました。にも関わらず関東エリアは暑さ和らぐ気配がちっともありません。木曜日に赤羽で薄暮プレーしてきましたが、薄暮でも凍らせたペットボトルが3ホール目には完全に氷が溶けてました(笑)。

 

まだまだ暑さ続きそうですが、続いているといえばマーク金井の断捨離。お盆休みで本を200冊、カメラとレンズは10本、そして出番がないゴルフクラブを20本ほどお店に持っていきました。そして断捨離して得た資金で、本を20冊、カメラとレンズを3本、そしてゴルフクラブを数本衝動買い。断捨離したから衝動買いしたのか、衝動買いしたいがために断捨離したのか分りませんが、仕事場の本棚はかなりすっきりしています。

 

仕事柄、雑誌は毎月10冊以上のペースで手元に届きますが、絶対に断捨離しない(断捨離したくない)雑誌が、これっ。

 

 月刊ゴルフクラシック

 

シャフト特集、ドライバー重心ハンドブック、アイアン重心ハンドブックの掲載号は可能な限り手元に置いてます。

 

ゴルフクラシックは毎月21日に発売されますが、今月発売の10月号はアイアン重心ハンドブック号。この号でも新型アイアンヘッド、85モデルの重心スペックが掲載され、今どきのアイアンの傾向についての解説もなれています。ヤマハのUD+2アイアンがヒットしたからだと思いますが、アベレージゴルファー向けアイアンは、これまで以上にロフが立ち、ストロングロフト設計になっています。17年計測モデルのロフト角の平均値は、、、

 

24.8度(5番アイアン)です。

 

5番だけを見るとそれほど極端にロフトが立っている感じがしませんが、7番アイアンのロフト角になると、数年前よりもかなりロフトが立っていると思います。

 

 2018年モデルのアイアンを何モデルか試打しましたが、7番のロフトが30度未満というのがかなり増えてきました。飛び系アイアンだと7番のロフトは26度前後というのが当たり前になりつつあります。

 

では、マーク金井はアイアンの重心スペック(数値)を見る時、どこをまずチェックしているのか?

 

 一番じっくり見ているのは、スイートスポットの位置です!!!!!!!!!!!!

 

月刊ゴルフクラシックでは「ヘッド重量」「慣性モーメント」「ロフト角(5番)」「ライ角」「FP(フェースプログレッション)」「重心距離」「重心深度」「重心高」「重心角」の計測値が紹介されています。そしてヘッドのアップの写真には、スイートスポット位置(重心位置)を占める丸いシールが貼られています。マーク金井は、この丸いシールの位置が、どこに貼られているのかをじっくり、じっくり、じっくりと見てます。

 

 

何故かと言うと、クラブによってスイートスポット位置が

 

・フェース中央
・フェースのヒール寄り
・フェースのトウ寄り

 

と3つのパターンがあるからです。

 

ここからは超私的な考察ですが、ゴルファーは構えた時にクラブの芯(スイートスポット位置)というのは無意識の内に察し、そこで打とうとします。マーク金井の場合は、ドライバーもアイアンもフェース中央で打ちたい。なので、スイートスポット位置がフェース中央にあるクラブを高く評価します。なぜなら、スイートスポット位置がフェース中央から外れた位置にあると、芯で捕らえづらいし、芯で捕らえるために余計な操作をしなくてはならないからです。

 

2017年版のアイアン85モデルをじっくり見ると、フェースのトウ寄りにスイートスポットが位置するアイアンは1モデルだけ。84モデルはフェース中央、もしっくはフェースのややヒール寄りにスイートスポット位置があります。アイアンはネック重量がけっこうあるので、構造上、フェーストウ寄りにスイートスポットを位置させづらいからです。

 

 フェースのヒール寄りに芯があるアイアン、そしてフェース中央に芯があるアイアン。

 

どちらが使い勝手がいいのかはゴルファー次第ですが、一般的にはヒール寄りでボールを捕らえて打ちたい人にとってはヒール寄りに芯があるモデルの方がクラブと相性がいいです。対して、フェース中央でボールを捕らえて打ちたい人にとってはフェース中央に芯があるモデルの方がクラブと相性がいいです。

 

アイアンに関して言えば、重心スペックも大事ですが、フェースのどの部分に芯が位置しているのかを知っておくことがもっと大事です。自分が捕らえた位置と芯の位置がズレていると、いい感じで打った時に、芯を外すことになりますし、それでは飛距離も方向性も安定しづらくなるからです。

 

ゴルフは物理です。

 

そしてクラブとスイングの間には密接な関係があるのです~。

 

 

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