マーク金井blog

2017年09月17日超私的なシャフト試打 USTマミヤ アッタスクール!!!!

3連休に入りました。関東地方は台風が直撃していますが、今日日曜日はアナライズセミナーデー。第1部は1秒1000コマ撮影できるディテクトの高速度カメラを使った「インパクトセミナー」、30分の休憩を挟んだ第2部は打点位置をコントロールするコツをレクチャーする「打点コントロールセミナー」を実施します。このブログがアップされる時間は、ちょうど休憩時間に突入しています。

 

 

さて、3連休の前日(金曜日)、赤羽ゴルフ俱楽部でサクッと薄暮9ホールプレーしてきました。9ホールに慣れると、9ホールがちょうどいい案配。使うクラブは7本以内なので、手引きカートは使いません。担ぎセルフで約5000歩くらい歩くので、カートに乗って18ホールプレーするよりもエネルギー消費があります(笑)。

 

 

さて、ラウンドの時にはクラブやシャフト、そしてボールをテストしていますが、昨日テストしたのが、これっ。

 

 

USTマミヤの新製品、アッタスクール5S。

 

・長さ45.5インチ
・振動数250cpm
・センターフレックス値3.6

 

メーカーのキャッチコピーは

 

「かつてない初速があなたたのゴルフをCoooLにする」

 

セールコピーは

 

「シャフト全体の”走り”がかつてないつかまりとを生む」

 

走りと捕まり。このキーワードが出てくるシャフトの場合、大抵は、手元側の剛性が高く、中間剛性が低く、かつ先端側が軟らかい場合が非常に多いです。手元を硬くして先の動きが大きいシャフトを使った時、多くのゴルフは「走り」を感じます。また、先端側の剛性を低くする(軟らかくする)ことで、インパクトゾーンでヘッドが返りやすくなって捕まった球が打ちやすくなるからです。キャッチコピー、セールスコピーを読む限りでは、前作のアッタスパンチとはまったくキャラクターが異なるシャフトであることが伺い知れます。コピーを読む限りでは、歴代アッタスの中ではアッタスロックスターに近い感じがします。

 

 

では、実際に打ってみてどうなのか?

 

 シャフトの中間部分が軟らかく、ムチのような挙動で捕まりが良い!!!!!

 

 

前作アッタスパンチは切り返しで手元がしなりますが、アッタスクールは手元側の剛性が高いので、手元のしなりは控えめ。その代わり中間部分がグイグイッっと大きめにしなり、インパクトゾーンではシャフト先端が走ります。アッタスパンチが叩けるシャフト、叩いても左に行きづらいシャフトでしたが、アッタスクールはヘッドが走るシャフト、右へのミスが出づらく捕まりがいいシャフトです。

 

 

そして、アッタスロックスターに比べると、シャフト全体のしなり量が大きい。同じフレックスだとアッタスクールの方が少し軟らかく感じますし、挙動もムチのような粘り感が増してます。手元側と中間部分の剛性変化量が大きいの、シャフトがしなり戻るタイミングが合う人にはヘッドスピードが上がってボール初速が上がり、「飛び」を得られます。対して、タイミングが合わない人が使うと、右へのプッシュアウトが出たり、捕まり過ぎる場合があるでしょう。

 

アッタスパンチアッタスクールUSTマミヤのホームページでもマッピングされていますが、シャフトの特性はまったく違います。アッタスパンチは参上(アッタス3)と同じカテゴリーで、アッタスクールアッタスT2アッタスロックスターと同じカテゴリーのシャフトです。

 

 

ゴルフは物理です。

 

シャフトの特性は剛性分布でほぼほぼ決まりますが、今回のアッタスクールは剛性部分通りの素直なシャフトでした~。

 

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2017年09月14日超私的な提案 ゴルフスイングで肩甲骨を上手く動かす一番簡単な方法とは!?

アナライズからのお知らせ

週末こちらのセミナーまだ空きがあります

9月17日(日)11時

インパクト解析セミナー

ボールの飛び方はボールとヘッドが衝突した瞬間に決まります。このセミナーでは、ボールが曲がる原理、真っ直ぐ飛ばすための方法をわかりやすく説明し、かつ自分のインパクトがどうなっているかを体験できます。

時間は1時間半/人数:6名限定

¥3,000
※プライム会員(有料会員)は参加無料ですが、募集の際にプライム会員ですと、書いてください。

まだまだ間に合いますので、是非ご参加下さい


毎週火曜日は週刊ゴルフダイジェスト週刊パーゴルフの発売日。そして今日第2木曜日は隔週誌アルバトロスビューの発売日です。ゴルダイアルバの表紙は、今週で引退を表明している宮里藍選手。パーゴルフはスマイルクイーンことキム・ハヌル選手(韓国)が表紙を飾っています。

 

3誌と読み応えがある記事が満載されていますが、今回、マーク金井ゴルダイに2ページほど登場。10月初旬に発表される10代目のゼクシオについて、超私的な予想をさせていただきました。当たり前のことです事前情報はまったくありません。大外れするのを覚悟して、大胆予想をさせていただきました。

ゴルフ雑誌は通勤の行き帰りの電車で読んでますが、今回、注目したのはこの記事。

肩甲骨さえ動けば、飛距離は”伸びる”!
週刊ゴルフダイジェスト9月26日号、センターカラー特集)

 

米ツアーで活躍するジャスティン・トーマスをお手本にし、肩甲骨の使い方についてかなり詳しくレッスンしています。胴体の背中側にある肩甲骨を上手く動かすコツさえわかれば、練習しなくても飛距離が伸びると書かれてます。

 

詳しくは記事を読んでいただきたいのですが、実は、アナライズが主催している「ゴルフの竪琴セミナー」においても、肩甲骨を動かすことの重要性、肩甲骨を動かすコツについてレクチャーしています。理由は単純、肩甲骨を動かした方がクラブの動きを正しくコントロールできるし、効率良くヘッドスピードを上げていけるからです。

 

 

さて、この肩甲骨。

 

肩や股関節と同じく、肩甲骨も左右に分かれています。右の肩甲骨と左の肩甲骨があり、それぞれ独立して動かせます。言い換えると、肩甲骨をスムーズに動かすためには、左右の肩甲骨というのは一体化させるよりも、左右をバラバラに動かした方がいいのです。

 

では、どうすれば肩甲骨を左右独立させて動かすことができるのか?

 

肩甲骨は腕とつながっています。左の肩甲骨は左腕、右の肩甲骨は右腕につながっています。なので、肩甲骨そのものを動かそうとしなくても、スイング中に腕を上手く動かすことができてくると、その腕の動きにつられて肩甲骨も動くようになるのです。

 

具体的に言うと、、、、

 

 テークバックでは左腕を伸ばして右腕を縮める(右ひじをたたむ)
 ダウンスイングでは左腕を縮めて右腕を伸ばしていく

 

そうです。スイング中に腕の長さを変えることができれば、それに伴って肩甲骨はグイグイと動くようになってくるのです。

 

腕の長さを変えるコツは、アドレスで極端なぐらい腕の長さを変えた状態を作り、そからテークバックを開始すること。クラブよりも少し長い棒をクラブに見立てたら、グリップエンドをみぞおちにくっつけます。そして左手と右手を可能な限り話して棒を持ちます。これで左腕は極端に短く(左ひじが曲がった状態)、右腕は極端に長くなります。

この状態から左腕を伸ばし、グリップエンドを身体から離して地面に向けます。それに伴って右ひじをたたみ、右腕を短くしていきます。これで左右の腕の長さが入れ替わり、肩甲骨はグイグイ動きますし、張りのあるトップが作れます。

 

ダウンスイングはテークバックの逆。伸ばしきった左腕を徐々に縮めて、グリップエンドをみぞおちにくっつけて構えた位置に棒を戻します。それに伴って、右ひじを伸ばし、右腕を長くしていきます。ダウンスイングでも左右の腕の長さを逆転させることができれば、肩甲骨をグイグイ動くようになるのです。

 

肩甲骨の可動域は個人差がありますが、腕の長さを入れ替える事を意識すれば、肩甲骨を動かせるのが体感できます。ぜひ一度試してみて下さい~。

 

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2017年09月12日超私的な考察 アマチュアの慢性病「振り遅れ」とは一体何なのか!?

昨日は13時30分からヤマハの新製品記者発表に行ってきました。2年のインターバルを経て新しいRMXが登場。ドライバー、FW、UT、アイアン、そしてウエッジのフルラインアップが一新。今回のRMXはガラッとクラブの雰囲気が変わっています。実は、発売前に試打する機会をいただいたのが、「これってホントにヤマハのクラブなの?」ってくらい変わっています。クラブのインプレッションについては、、、実は、すでに動画がアップされていますので、こちらをご覧下さい。

 

 

ヤマハのクラブは契約プロである藤田寛之選手のイメージが強かったのですが、今回のRMXはそのイメージがまったくありません。ヤマハのロゴが入っているからヤマハのクラブだと確認できますが、ゼロベースで開発がなされています。もちろんクラブが合う合わないは個人差がありますが、今回のRMXに関しては洋顔のテイストもあるので、ヤマハユーザーだけでなく、外ブラが好きなゴルファーにも相性良く仕上がっています。

 

 

そして記者発表を追えるやいなや、京浜東北線に飛び乗って赤羽GCで薄暮プレー。今回はクラブの試打ではなくて、自分のスイングチェックのためのプレーです。先週木曜日にPRGR GINZA EXでサイエンスフィット(スイング診断)を受け、その時にアドバイスを受けたことを実際にコースでボールを打って試したかったからです。

 

 

 では、マーク金井が一番試したことは何だったのか?

 

それは「腕の振り遅れ」の解消です。ゴルフスイングでは「振り遅れ」は良くない動作ですが、PRGR GINZA EXではこの「振り遅れ」を数値化しています。身体のあちこちにセンサーを付けて測定することで、この「振り遅れ」の度合いを数値化しています。振り遅れの2大要因は、、、

 

 

①腕の正しい回旋ができていない(腕が戻っていない)
②身体の開きが早い(肩と腰が一緒に回ってしまう

 

身体の開きが早いと振り遅れるのは画像でも確認できますし、画像がなくても自分で「振り遅れたな」と自覚できます。でも、腕の正しい回旋については、何となく振り遅れている時と振り遅れてない時の違いは感じても、それがどう違うのかを具体的に知ることができませんでした。それが、PRGR GINZA EXでは左手甲と左上腕にセンサーをつけてインパクトでどれくらい戻って来たのか? を測定してくれます(センサーはこれ以外にも身体の至る所に付けます)。

 

プロ、アマチュアを問わず、振り遅れている人は、インパクトで左上腕の回旋ができてません(腕がアドレスの状態までねじれ戻ってません)。

PRGRの計測によると、上級者の70%が腕が振り遅れているそうです!!!!

 

もちろんプロでもすべての選手が振り遅れていないわけではありません。腕が振り遅れている選手も少なからずいるそうです。ちなみにマーク金井の場合、テークバックで腕が60度内旋(時計回りにねじれ)、トップからインパクトにかけては50度外旋(反時計回りにねじれ)ていました。腕のねじり戻りは10度不足していたのです。

 

PRGR GINZA EXの検証によると、この腕の戻りが足りていない人ほど振り遅れの度合いが強く、ショットが不安定になります。アマチュアの初中級者の場合、腕の振り遅れが大きいほど右へのミスがでます。対して、アマチュアの上級者、プロの場合、腕の振り遅れが大きいと右へのミスが出やすいだけでなく、左へのミス(チーピン)も出やすくなるそうです。

 

インパクトでの腕の戻りの理想値は「5~マイナス5」だそうです。要するにテークバックで腕を内旋させた分だけ、ダウンスイングでは腕を外旋させる。インパクトでゼロになった状態、「ゼロインパクト」になれば、振り遅れのミスが出ないだけでなく、ショットが安定してくるそうです。

 

自分でも振り遅れている自覚が少しあったのですが、今回のPRGR GINZA EXの診断でどこを修整すれば振り遅れないのかが具体的に分りました。マーク金井の場合、インパクトで腕のねじり戻りが10度足りてないわけですから、今までよりもダウンスイングで腕の外旋を強く意識してスイングすれば、「ゼロインパクト」に近づけます。

 

神田のスタジオに戻って腕が振り遅れないように意識してボールを打ったら、いきなり1発目からインパクトが今までよりもさらに力強くなり、加えて、インパクト後のフォローの抜けも劇的に良くなりました。スタジオでノープレッシャーな状態で打っているとはいえ、腕の戻りを意識しただけでガラッとスイングが変わりました。

 

コースに出ると、スタジオで打つ時のように簡単には行きません。左サイドが狭いホール、左サイドにOBがあると、腕をねじり戻すのにためらいが生じるからです。昨日もためらったために腕の戻りが遅れることもありましたが、腕の戻りを上手く出来た時は、ボールは狙った方向に真っ直ぐ飛びます。誤解を恐れずに言えば、左が危険な時ほど、腕の戻り(腕のねじり戻し)を強く意識した方が、ストレートから軽いフェード弾道になるのです。

 

ゴルフは物理です。

 

この腕の戻りの重要性、そして腕の戻りを正しく練習するコツについては、アナライズセミナーでレクチャーしていきます~。

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2017年09月10日超私的な考察 シャフトのしなりを使ってスイングする一番簡単な方法とは!?

昨日はアナライズセミナーデー。第1部はシャフトの正しい使い方をレクチャーする「シャフトセミナー」、30分の休憩を挟んだ第2部はダウンスイングでヘッドが垂れ下がるのを解消する「脱アンダーセミナー」を実施しました。受講者は多岐にわたり、ゴルフ歴が3年未満の人から、30年以上の人までいます。年齢層も多岐にわたり、30歳代から60歳代まで。ゴルフは老若男女が楽しめるスポーツですが、アナライズセミナーも老若男女が受けることができます。

 

 

さて、アナライズのセミナーでは、開始時、受講者に「セミナーに来た理由」をひとりひとりに伺います。できるだけ参加者のリクエストに応えたいと思っているからですが、シャフトセミナーの場合、ほぼすべての受講者が、、、

 

・シャフトのしなりを感じたことがない
・シャフトを逆しなりさせるという感覚が分らない
・自分にはどんなタイプのシャフトが合うのか教えてほしい

 

野球のバットやテニスラケットと比べると、ゴルフクラブのシャフトはしなるように作られてます。にも関わらず、「シャフトのしなりを感じたことがない」というアマチュアゴルファーが数多くいるのです。このブログを読んで下っている方の中にも、今ひとつシャフトのしなりを感じたことがないという人も少なからずいると思います。

 

では、なぜシャフトのしなりを感じ取れないゴルファーが後を絶たないのか?

 

理由は2つあります。ひとつはシャフトのしなりを感じ取れない(感じ取りづらい)スイングをしていること。もうひとつはシャフトのしなりを感じ取りづらいクラブ(シャフト)を振っていることです。なので、シャフトセミナーでは誰でも簡単にシャフトのしなりを感じ取れるクラブ(シャフト)で素振りし、実際にボールも打ってもらいます。

 

まず最初に振ってもらうのが、テンポマスター!!

 

 

20年以上前から発売されている練習器具ですが、シャフトは超軟らかく、グニャグニャしています。軽くワッグルしただけでシャフト全体がムチのようにしなりますが、これを振っていただくと、ほとんどのゴルファーはスイング中に「しなり」を感じ、しなりを感じながらスイングします。そうです。しなりを感じる一番簡単な方法は、しなりを感じ取りやすい「超軟らか」なシャフトでスイングすればいいのです。逆に言えば、シャフトは硬くなればなるほど、スイング中にシャフトのしなりを感じ取りづらくなります。セミナー受講者が持参したクラブを拝見すると、ほとんどの人が硬いシャフトを使っています。

 

ジャスティン・トーマスが使うのはXシャフトより更に硬い TXという(TOUR-X)という硬さ 三菱ケミカル ディアマナBF60 TX

 

そして、超軟らかいシャフトを使ってスイングすると、もうひとつメリットがあります。それは、インパクトゾーンで「逆しなり」を発生させることができるのです。逆しなりとは、正面から見て「ヘッドが前に出るようにシャフトがしなった状態」のことですが、超軟らかシャフトを使うと、これがほぼオートマチックにできます。理由は単純、超軟らかシャフトでスイングした場合、インパクトゾーンで逆しなりを発生させないと、ボールを上手く捕らえることができないからです。

 

テンポマスターでスイングすると、ほとんどのゴルファーは普段よりもかなりゆっくり振ります。何も言わないのに、セミナー受講者はゆっくりスイングします。ゆっくり振らないと「クラブが暴れる」「タイミングが取れない」と無意識に分るのでしょう。そして、ダウンスイング後半からインパクトにかけて「待つ」ことを無意識に行ない、待つ(手元の動きが減速する)ことで、シャフトが逆しなりを発生してインパクトを迎えます。

 

シャフトの硬さというのはヘッドスピードに比例すると言われてます。確かに、その通りなんですが、「シャフトのしなりを感じたいことがない」とか「シャフトを逆しなりさせる感覚が分らない」人には、ヘッドスピードに関係なく軟らかいシャフトの方が、しなりを感じ取りやすくなります。

 

ゴルフは物理です。

 

ゴルフは人間が主役ではなくて、クラブ(シャフト)が主役です。アナライズでは超軟らかシャフトが装着されたアイアン、イージーフレックスEF009をラインアップしています。これはテンポマスターほどは軟らかくはありませんが、通常のシャフトに比べると女性用よりも軟らかく、そしてやや重めになっています。現在はアイアン用だけですが、近々、ドライバー用もライアップに加わります~。

詳しくは↑写真をクリック

 

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2017年09月07日超私的な考察 ドライバーで無駄なスピンを減らすための極意とは!?

昨日は月刊ゴルフダイジェストの撮影のお手伝い。ディテクトの高速度カメラを使い、男性アマチュアのインパクトと女子プロのインパクトの違いについて、分析&検証しました。男性アマチュアに比べると、女子プロはヘッドスピードが同じぐらいだと言われてますが、ドライバーの飛距離は女子プロの方が出ます。

 

両者の違いはインパクトの迎え方にあり、男性アマチュアがヘッドスピードのわりに飛ばない理由、女子プロがヘッドスピードのわりに飛ぶ理由について、かなり細かく検証しました。今回も「ゴルフは物理」であることが、数値でもハッキリ出ています。

 

今回、男性アマチュアとして登場いただいたのがイラストレーターの野村タケオさん。ヘッド軌道は典型的なアウトサイド・インで、かつドライバーのスピン量がものすごく多いゴルファーです。ドライバーで3500回転を超えるのはザラで、多い時は6000回転超えることも。ちなみに、6000回転というのは7番アイアンでナイスショットした時と、同じぐらいのスピン量です。

 

 

では、なぜ野村さんはスピン量が多いのか?

 

ディテクトの高速カメラはインパクトの瞬間を画像で見せてくれます。スピンが多くなる理由は、、、

 

・ヘッド軌道に対してフェースが大きく開いている。
・インパクトが逆ハンドファーストになり、ロフトを増やしている

 

フェースが開き、かつフェースが上を向く。どちらもインパクト時のロフトを増やしているわけで、ロフトが増えることで摩擦が増え、それがスピン量の多さにつながっています。例えるならば、ドライバーでバンカーショットを打っている、ドライバーでロブショットを打っているような感じになっているので、スピンが増えるべくして増えています。そして、これはアマチュアゴルファーにも共通していることで、スピンが多い人の場合、インパクトでフェースが開き、そしてインパクトが逆ハンドファーストに鳴っています。

 

 

では、ドライバーでスピンが多い人の場合、なにをすればスピンを減らせるのか?

 

ヘッド軌道に対してフェースが大きく開いている

 

ヘッド軌道に対してフェースを少し閉じる

 

 

インパクトが逆ハンドファーストになりロフトを増やしている

インパクトはハンドファーストになりロフトを減らす

 

 例えるならば、9番アイアンを手にして7番アイアンよりも低い球を打つ練習をすれば、インパクトでフェースが閉じた感じになりますし、ハンドファーストの状態でボールを捕らえる感じになります。

 

練習法としてお勧めしたいのが、ドライバーの高さにティアップしたボールをドライバーではなく、SW(サンドウエッジ)で打ってみること。目指す弾道は低いドロー(フック)ボールです。SWのロフトは56度ぐらいありますが、これで低い球を打つには、かなりロフトを減らす必要があるからです。また、ドロー(フック)ボールを打つためには、インパクトでフェースは少しクローズ(ヘッド軌道に対して)になっていることが求められます。

ドライバーのスピン量が多い人の場合、ロフトを減らしたドライバーを使うという方法もありますが、ロフトを減らしてしまうと、視覚的にボールが上がりづらく感じます。その結果、無意識の内にボールを上げたくなってインパクトでロフト増やすという動きを誘発する恐れがあります。なので、スピンが多いからと言って、単純にロフトが少ないドライバーを使うというのはあまり得策ではありません。

 

 ゴルフは物理です。

 

ドライバーのスピンが多くで飛距離をロスしているのであれば、クラブの中で一番ロフトが多いSWで、低いドロー(フック)弾道を打つ練習をする。これが上手くできるようになれば、ドライバーのスピン量は確実に減ってきますし、飛距離もグンと伸びてくるようになるでしょう~。

 

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アナライズチャンネルに、ゴルフの竪琴セミナー3回目 アップされました

売り切れていました

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グリップにアナライズオリジナルグリップが装着されていますが、現在アナライズオリジナルグリップのバックライン無しが欠品中です。バックライン有りもしくは、ツアーベルベットラバーのバックライン無しが、お選びいただけます。(確認メールを差し上げますのでよろしくお願いします。)

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