マーク金井blog

2017年08月22日超私的な試打インプレッション ピン G400ドライバー

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ご注意 弊社のセミナーは、動画撮影、写真撮影をする場合がございます。参加申込みの方は、撮影、配信の許諾を前提としておりますので、ご確認の上お申込み下さい。


昨日は久しぶりに関東エリアが晴れました。8月に入ってちゃんと晴れたのは初めてで、そんな最中、プロギアが主催するRSカップ第3戦に出場してきました。プロギアが主催する競技会ですが、特に、クラブやボールの縛りはありません。競技はシングルスとダブルスがあって、マーク金井はシングルスに出場。プロギア縛りではありませんが、今回も使用ボールはプロギアはRSスピンのイエローです。昨年、RSカップに出場した時、参加賞でもらったのですが、使ってみると大満足。

 

 

RSスピンは、アイアン、アプローチのスピン性能が高いだけでなく、ドライバーでは適度に低スピン弾道が打てます。かつ、ルール適合でありながらボールの反発が高いのが気に入ってます。RSカップは残り1試合、そして決勝大会が残ってますが、この2試合だけでなく、普段のラウンドでもRSスピンの出番が一番多くなりそうです。

 

 

さて、昨日は月刊ゴルフ雑誌の発売日。手元には月刊ゴルフクラシック、ワッグル、そして月刊ゴルフダイジェストが届いてますが、今回は月刊ゴルフダイジェストに少し登場しています。ピンの新作ドライバー「G400」の試打記事です。

 

さて、このG400ドライバー。超私的なことを言わせてもらうと、2018年モデルの中で「すぐに買いたくなる」ドライバーの1本です。月刊GDでもコメントしてますが、飛距離性能が優れているだけでなく、コントロール性能にも優れているからです。

 

 

 では、なぜG400は飛距離とコントロール性能が両立するのか?

 

超私的に分析すると、一番の要因はヘッドのサイズダウンでしょう。前作Gドライバーは体積が460CCだったのに対して、G400は445CC。ヘッドサイズというのはクルマに例えるならば、ホイールベースの長さに相当します。たかが15CCと思うかも知れませんが打った感じは「何だこりゃ~」ってぐらい手に伝わる感触が異なり、取り回しがずいぶん楽になりました。マーク金井はフェースをシャットに使うので重心距離が長いドライバーと相性が良いのですが、それでも前作Gドライバーは重心距離の長さを持て余し、右にスッポ抜ける弾道が出てしまうことがありました。対して、G400には右にスッポ抜ける怖さがありませんし、イメージ通りのドローが打てるようになっています。

 

 

ヘッドサイズは15CCのサイズダウンですから、Gドライバー同様、G400ドライバーも重心距離は楽に40mmを超えているでしょう。しかしながら他のスペック、例えば、重心深度、そしてネック軸周りのモーメントがG400ドライバーの方が、少し数値が小さくなっているような気がします。そして数値としてはそれほど大きな差がありませんが、打ってみると、数値以上に取り回し(操作性)が上がっている感じがします。

 

 それともうひとつ感じたのが捕まりが良くなったこと。

 

 

前作Gドライバーは一番捕まるのはSFテックでしたが、それでも他社ドライバーに比べると捕まりが良いというほどではありません。Gシリーズの中で捕まるという位置付けでした。それがG400になると、スタンダート(G400)でも、前作GドライバーのSFテックよりも捕まりが良くなっている感じがしました。浦和ゴルフ俱楽部でG400を試打したのですが、16番(288ヤード)を狙い通りの軽いドロー弾道でワンオン。この時手にしたのは、スタンダード(G400)です。

 

16番は右サイドがずっと林でかつOBラインも迫っています。左サイドには池とバンカー。ワンオンさせるための着弾点(花道)の幅は5ヤードほどしかありません。そこに狙い通り打てた時は、「これ持って帰らせて下さい~」と思わず叫びました。

 

モデルチェンジでヘッドを大きくするのに対して、モデルチェンジでヘッドを小さくするのにはかなり勇気が必要です。ヘッドを小さくすると、イメージ的に「やさしさ」が薄れてしまうからです。普通のメーカーならば、なかなかやりづらいことをピンはやってのけている点も大いに評価したいです。

 

前作同様、G400もヘッドは3種類ラインアップされていますが、使うとなればG400の9度か、LSテックの10度です。現在迷ってますが、迷うと大人買いする性分なので、恐らく、2本同時に購入するでしょう~(笑)。

 

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シャフトセミナーの動画第一弾!!

募集の際に、撮影許諾を謳っておりませんでしたので、参加者の方のお姿が映らないように編集しております。つながりも悪い部分がありますが、ご容赦下さい

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2017年08月20日超私的な考察 飛び系アイアンを使うことのメリットとデメリットとは!?

プロ野球のペナントレースもいよいよ終盤にさしかかってきました。セリーグは広島カープがぶっちぎりの首位をキープしています。2位の阪神は直近の試合で3連勝していますが(貯金10)、それでもゲーム差は9.5もあります(8月18日時点)。3位のDeNAは貯金5で、4位の巨人は借金が3。2位から4位までは終盤戦の戦い方次第で順位が変わる可能性が少なからずあります。

そんな最中、阪神甲子園球場では高校生が熱戦を繰り広げてます。早稲田実業の清宮選手こそ出場していませんが、今年もプロ野球選手顔負けのホームランを打つ選手がこれでもかってぐらいいます。少し前のテレビニュースでやってましたが、今年のホームラン数は、過去最高のペースだそうです。

プロ野球並に高校野球では連日ホームランが量産されていますが、もちろんこれには理由があります。ご存じのように、プロ野球は木のバットに対して、高校野球は金属バット。ゴルフに例えるならば、プロ野球は反発が低いパーシモンドライバーで、高校野球は反発が高いチタンドライバー。ボールを飛ばせるバットを使っているから、芯を喰った当たりだと、軽々とフェンスオーバーしています。

ゴルフも野球もヘッドの材質は木よりも金属の方が飛びます。これはまぎれもない事実です。では、最初から鉄で出来ているアイアンは、何によって飛距離が伸びるのか?

 

 

ドライバーと同じくアイアンもフェースの肉厚を薄くした方が反発が上がってボール初速が上がります。しかしながらフェースの反発だけで得られる飛距離はそれほど大きくありません。アイアンの場合、一番飛距離に影響を与えているのは、、、、

 

 ロフト角です!!!!!

 

例えば、同じ7番アイアンでも、ロフトが寝ているモデルは34度。ロフトが立っているモデルになればロフトは25度。その差はなんと9度もあるのです。9度と言えば、アイアンの番手に換算すると2~3番手の開きがあるのです。先日、PRGRの新作メディア試打会で新しいeggアイアンPFの7番(ロフト26度)を試打しましたが、弾道計測器で180ヤード越えを連発しました。ちなみに、マーク金井が普段使っている7番アイアンのロフトは30~32度で、7番の飛距離は155~160ヤード。新しいeggアイアンPFはロフトが超ストロングでもボールが上がりやすく設計されていますが、飛距離の源になっているのは、まぎれもなくストロングロフトのおかげです。

 普段よりもロフトが4~6度少ないおかげで、キャリーが15~20ヤード伸びてます。

 

もちろん、アイアンのロフトを立てただけでは飛距離は出ません。ロフトを立てしまうとその分だけボールが上がりづらくなるからです。eggアイアンPFもそこはしっかり対策が練られており、重心が低く、かつ重心を深くすることでボールが上がりやすくなっています。

 

では、このような飛び系アイアンを男子プロが打ったら、いったいどれぐらいの飛距離が出るのでしょうか。ここからは超私的な考察ですが、男子ツアープロの場合、7番アイアンのロフトは34度前後。34度前後のロフトで165~170ヤードぐらい打つ選手が多いと思います。もちろんロングヒッターになれば7番で180ヤードぐらいを打ちます。

 

そんな男子ツアープロが今どきの飛び系アイアンを打ったら、、、

 

例えば、ロフトが26度ぐらいの7番で打ったら、200ヤードを超えてくるでしょう。ロングヒッターならば220ヤードぐらい飛びそうな感じがします。7番で200ヤードとなれば、PWでも150ヤードを超えてきますね。

 

アマチュアゴルファーにとっては羨ましい限りですが、7番で200ヤードも飛んでしまうと、もちろんデメリットもあります。アイアンの飛距離が伸びてくればくるほど、コントロールショット(ハーフショット)する距離も伸びてくるのです。

 

例えば、7番で155ヤードならば、SWのフルショットは90ヤードぐらい。コントロールショットするのは90ヤード以下です。対して、7番で185ヤード飛べば、SWの120ヤードぐらい。コントロールショットするのは120ヤード以下となります。当たり前と言ってしまえばそれまでですが、コントロールショットの距離が長くなればなるほど、距離調節のスキルが求められます。アイアンが飛びすぎると、それと引き換えに、フルショットで打てる距離が減ってきて、ショットメイク、スコアメイクの難易度が上がるのです。

 

全米プロの最終日、優勝争いを演じていた松山英樹選手は11番のセカンドをグリーン右に外しました。残り距離が150ヤード以上あって手にしたのはPWです。本人もコメントしてますがPWでグリーンを外したのは大きなミスと言ってますが、これもアイアンが飛びすぎることによって生じたミスのような気もします。松山選手はロフトが立ったアイアンを使ってませんが、並外れたパワーでアイアンがものすごく飛んでいます。あの11番のセカンドは、アイアンが飛び過ぎるが故のミスショットという感じもしました。

 

ゴルフは距離を競うゲームではなく、距離と方向をコントロールするゲームです。アイアンが飛ばない人には飛ぶアイアンは心強い武器になりますが、アイアンがある程度飛ぶ人にとっては、飛び過ぎるアイアンは諸刃の剣になるかもです~。

 

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2017年08月17日超私的な試打インプレ テーラーメイド スパイダーツアーBLACK

アナライズよりお知らせ

本日より営業開始します。弊社の夏休み中に発注いただいた商品は、本日より随時発送します。お時間のかかる商品もございます。しばらくお待ち頂く場合がありますので、ご容赦いただければと思います


お盆休みの最中、本を100冊ほど、カメラを2台、レンズを3本ほど、そしてゴルフクラブを10本ほど断捨離しました。いずれも断捨離の基準は決まっていて、ある一定期間使ってない(本の場合は読んでいない)モノは、たとえ好きなモノであっても手放すようにしています。好き嫌いが基準になるよりも、使う使わないを基準にした方が、自分の中で踏ん切りが付けやすいからです。

 

今回クラブの断捨離で一番多かったのはパターです。マーク金井は公私ともに認めるパター下手なこともあって、衝動買いすることが一番多いのもパター。断捨離後でも手元にパターは10本以上ありますが、一番多いのはセンターシャフト形状のパター。ざっと見渡しだけでも、

 

リンクスナチュラルパターMM(センターシャフト)
・テーラーメイド スパイダー(センターシャフト)
ピン シグマGタイン(センターシャフト)
・オデッセイ #7(センターシャフト)
・オデッセイ 2ボール(センターシャフト)

 

 

センターシャフトが断トツで多く、他のパターもマレットがほとんです。対して、ピン型は大学生の時に購入したピンパルと、ナイキのマキロイモデルぐらいしか持ってません。フェースバランス(重心距離がゼロ)のマレット型の方が構えやすいし、シャフトの軸線上でボールを打てる分だけ、やさしいと感じているからです。

 

にも関わらず、最近エースパターとなっているのがこれっ!!

 

 テーラーメイドのスパイダーツアーBLACK!!!!!

 

世界ランク1位のダスティン・ジョンソンが使っているパターです。これのヘッドが赤いバージョンはセルヒオ・ガルシアが使って今年のマスターズに勝っています。どちらもネオマレットですが、センターシャフトでもありませんし、フェースバランスでもありません。

テーラーのパターと言えば、松山英樹選手が使っているTPコレクション・ミューレンが売れまくってますが(松山選手が使っているモデルはプロトタイプなので、市販品と異なります)、このスパイダーツアーBLACKは出始めの時に比べると、値段も落ち着いています。新橋ジーパーズで何気にボールを転がしてみたら、いい感じだったので衝動買いしました。

 

REDももちろんありましたが、打比べてBLACKにしました。この2つは、ヘッドの色が違うだけではなく、インサートの素材が違います。

 

REDは樹脂
BLACKはアルミニウム

 

BLACK(黒)の方が、インパクトの手応えがしっかりしていて、音も好みだったのです。ちなみにこのパターはマレット型ですがフェースバランスではありません。ヒール側にネックが付いていて、シャフトはストレート。当然、この形状ではフェースバランスにはならず、ピン型やL字型のように重心距離があります。

 

 

すでにホームグラウンドの赤羽ゴルフ倶楽部で2回使いましたが、1~2mのショートパット(クラッチパット)で抜群の安定感があります。

 

アドレスした時、無意識の内にフェースが左を向く癖があるのですが、このスパイダーツアーBLACKはそれが出ません。普通に構えるとフェースが開いた感じになるために、フェースが左を向きづらいのです。加えて、ストローク中に重心距離を感じので、インパクトで突っつく(右に押し出す)感じになりません。重心距離を感じる分だけ、インパクトに向けてフェースを少し返す(ボールを捕まえようとする)動きが入り、これで真っ直ぐ転がりやすくなるのです。ヘッド形状はネオマレットなのに、L字パターを打つような感覚でストロークできる点が気に入りました。

 

 

重心距離があるパターは、引掛けにくい。引っ掛けにくいことが分るから右に押し出すようなストロークになりづらい分だけ、直進性がいい転がりを得られるようになりました。

 

ネオマレット(大型マレット)というと、フェースバランス形状になっているのが当たり前で、このスパイダーツアーBLACKはL字感覚で打てる打てるパター。常識外れな形状のパターですが、通常のL字型に比べるとヘッドが大きい分だけ慣性モーメントが大きく、ミスにも強くなっています。

 

10年ぐらい前、2ボールブレード(これも重心距離があります)を長くエースとして使ってきたのですが、このスパイダーツアーBLACKは、2ボールブレードをストロークした時と似た感覚があります。

 

パターには新車効果というのがあります。いつまで使うのかは定かではありませんが、今のところはクラッチパットを打つのが楽しく、そしてクラッチパットが確実に決まってくれるとスコアも確実に良くなります~。

 

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2017年08月15日超私的な考察 日本人プレーヤーがメジャーで勝つための条件とは!?

メジャー第4戦「全米プロ」ジャスティン・トーマスが最終日にスコアを3つ伸ばし、通算8アンダーで優勝しました。3日目を終えて1打差の2位タイでスタートした松山英樹選手は、途中単独トーナメントリーダーに立ったものの、11番から3連続ボギー、18番もティショットを左サイドのクリークに打ち込んでしまいボギーでホールアウト。通算5アンダー、5位タイの成績となりました。

少し寝坊をして8番ホールからテレビ観戦してましたが、改めて感じたのがゴルフはミスのゲームだということ。そして、ティショットの良さはスコアに直結しづらく、アプローチやパッティングがスコアに及ぼす影響、スイングに及ぼす影響が大きいことです。

 

YouTube生放送「マーク金井のここだけの話」でも喋りましたが、スタートホールは完璧なショットが2発続き、セカンドはベタピン。1mちょっとのバーディパットはスルッとカップの右サイドを通過しました。パー発進なので問題ないと言えば問題ありませんが、野球もゴルフも、チャンスをモノに出来る時にモノのしないと、その裏返しでピンチが訪れます。アウトではバーディーを2つ奪って単独トップに立ちましたが、勝負の命運を分けたのが折り返しの10番と11番。10番では松山選手は7mくらいのパットを決めてバーディー。トーマス選手は3m弱の奥からのバーディパットはカップの左フチに止まりましたが、それが8秒ぐらい経って「コロン」とカップの中に吸い込まれました。2人ともバーディーですが、内容はまったく違います。

 

松山選手のティショットはいい感じでフェアウェイキープでしたが、トーマス選手のティショットは引っかけ。あわや池かと思うようなショットが大きな木に当たって右に跳ね、それでフェアウェイキープ。トーマス選手はボギーを叩いてもしょうがないティショットを打ちながらも、バーディーを奪ったのです。

 

 続く11番も勝負の「あや」を強く感じました。

 

松山選手はティショットが良かったにも関わらず、セカンドショットを右に外しました。
対するトーマス選手もグリーンの外して3オン。トーマス選手の方が遠かったので先に打ち、ワンパットでパーセーブ。対して、松山選手のパーパットはカップの右をスルッと通過してボギー。パーパットを打つまではトーマス選手の方が不利だったのにも関わらず、スコアはトーマス選手がパーなのに対して、松山選手はボギー。ここから勝負の流れが一気にトーマス選手に傾きました。

 

松山選手は14番、15番で連続バーディーを決め、残り3ホールでトーマス選手とは1打差。グリーンマイルと呼ばれる上がり3ホールは難易度が高いので1打差はあってないようなものでしたが、トーマス選手は「パー、バーディー、ボギー」。対する松山選手は「ボギー、パー、ボギー」。追いかける松山選手に勝つチャンスはありませんでした。

 

今回の全米プロはトーマス選手に勝利の女神が微笑んだと思います。11番のティショットが左に飛んだ時「これでトーマス選手は優勝争いから脱落?」と思ったのですが、上がってみればバーディー。カップの縁にとまったボールが8秒後にカップインというにも、トーマス選手にツキがあるのを感じました。終わってみれば、松山選手は5位タイでしたが、力の差で負けたというよりは、ツキの差で負けたと思います。

 

ホールアウト後のインタビューで松山選手本人も「11番、ティショットでいいショット打ててたんで、もっといいプレーができるかなと思ってた時のセカンドが痛かった。難しくない状況からミスしてしまったのが、きつかったです」と。流れが悪くなる原因を作ってしまったとコメントしています。(コメントはGDOニュースから引用)

 

ゴルフに限りませんが勝負事にはツキがあり、そして流れがあります。松山選手とトーマス選手の差は、力の差というよりも流れの差だったと思います。そして「チャンスはピンチ、ピンチはチャンス」ということを改めて強く感じました。野球の例えるならばノーアウト3塁で得点できないと、次のイニングで相手に簡単に点を取られてしまうのと同じく、ゴルフでは絶好の場所からセカンドショットを失敗すると、ゲームの流れが悪くなります。また、入れ頃の短いパットを外してしまうと、ゲームの流れがだけでなく、スイングの流れ(リズム)も狂ってきます。

 

今回も日本人選手はレギュラーツアーのメジャー大会に勝つことはできませんでした。

 

 

先週の世界選手権に勝利し、今週も勝てなかったとはいえ上がり3ホールまで優勝争いをしているわけですから、松山選手がメジャーに勝つ日はそう遠くないと思います。超私的なことを書かせてもらうならば、日本人に限らず、メジャーで勝つために求められるのは、「体・技・心」に加え、ゲームの流れを悪くしないコースマネジメントと、運とツキを呼び込む(味方に付ける)ことです。

 

 

昨年の日本オープンで松山英樹選手は接戦を制して優勝しています。その時の彼のインタビューを読むと、ゲームの流れを絶対に悪くしないコースマネジメントと、運とツキを呼び込む方法を理解し、実践しています。日本オープンの時、松山選手はホームグラウンドで戦っていました。海外メジャーでもアウェイの気分ではなく、ホームグラウンドで戦っている気分(メンタル)でプレーできれば、すぐにでもメジャーで複数回勝てるようになるでしょう。

 

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2017年08月13日超私的な考察 練習を重ねてもスイング矯正が難しい本当の理由とは!?

マーク金井”ここだけの話” 

8月14日月曜日21時配信決定


メジャー第4戦「全米プロ」は2日目を終えて松山英樹選手が首位をキープしています。このブログがアップされる頃には3日目の成績が出ているかと思いますが、月曜日の早朝のテレビ中継が今から待ち遠しいです。

ここからは超私的な予想ですが、前々から日本人選手が最初にメジャーに勝つとしたら、「全米プロ」だと思ってました。理由は、全米プロという試合と日本人選手の相性が良いからです。日本人選手でメジャーに勝ったのは2人いますが、2人とも全米プロです。

 

日本人選手で一番最初に海外メジャーに勝ったのは、樋口久子選手の「全米女子プロゴルフ選手権」(1977年)。次に海外メジャーに勝ったのは、井戸木鴻樹選手の「全米プロシニアゴルフ選手権」(2013年)。2度あることは3度ある。日本人選手で3人目のメジャーに勝つ試合は「全米プロ」じゃないかと勝手に思ってます。

 

 

さて、昨日はアナライズセミナーデー。午前中は1秒1000コマ撮影できるディテクトの高速度カメラを使っての「インパクトセミナー」。30分の休憩を挟んで午後からは、ヘッドがプレーンよりも下がってしまう癖を解消するための「脱アンダー星人セミナー」を実施しました。「脱アンダー星人セミナー」はアンケートによって新たに作った講座ですが、フックやチーピンが出やすい人の場合、90%以上の確率でアンダー星人になっています。T島ブログでお馴染みのT島選手も、典型的なアンダー星人です。

 

 

そしてT島選手だけでなく、もちろんマーク金井もアンダー星人でした。アンダー星人から卒業できたのはアナライズ神田スタジオを作ってしばらくしてからです。ちなみに、アンダー星人とは、ダウンスイングでヘッドがプレーンよりも下に入る。いわゆるインサイドからあおり打ったり、ダウンスイング後半で「シャフトが寝る」人のことを指しています。

 

  • では、なぜ中上級者にはアンダー星人が多いのか?
  • では、なぜ中上級者はアンダー星人から抜け出せないのか?

 

セミナーでは最初に説明していますが、アンダー星人になっている人は、好き好んでダウンスイングでシャフトを寝かせているわけではありません。シャフトを寝かせたくないのに寝ています。そして、アンダー星人の人はチーピンも出ますが、目を見張るようなナイスショットも打ちますし、調子が良ければそこそこ良いスコアも出ます。

 

 ここがゴルフの面白いところなんですが、ゴルフの残酷なところでもあります。ゴルフクラブは間違った振り方をしていても、ボールをちゃんと打てる。ボールがちゃんと打てることがあるので、アンダー星人はダウンスイング後半でシャフトが寝ても、なまじナイスショットが打てるから、スイングを変えたくても変えづらくなっているのです。

 

そして、ゴルフスイングを矯正しづらい理由がもうひとつあります。それは、ほとんどのゴルファーは、、、、、

 ヘッドを振った方向にボールが飛び出す!!!!

この感覚がスイング矯正を妨げているのです。アンダー星人の場合、チーピンのミスが出やすいこともあって、左にボールが飛ぶ(左に曲がる)のを極度に嫌います。その結果、ボールを狙いよりも右に打ち出したいという感覚(意識)があります。アドレスでは狙いよりも右を向き、かつボールを右に打ち出そうとします。その結果、ボールを右に飛ばしたい分だけ、ヘッド軌道はインサイド・アウトが強くなり、それがシャフトが寝てしまうことを発生させているのです。なので、アンダー星人の人は「ヘッドが振った方向にボールが飛ぶ」という感覚(意識)がなくならない限り、ダウンスイング後半でシャフトが寝るというのを矯正することが出来ないのです。

 

インパクトセミナーでも説明していますが、ドライバーを打った場合、ボールが飛び出す方向というのは、

 

 

 ヘッドを振った方向(ヘッド軌道)ではなく、
 インパクト時のフェース向きでほぼ決まります!!!!

 

ボールを右に打ち出したいならば、ヘッドを放り出すように右に振る(インサイド・アウト軌道)のではなく、インパクト時にフェースを少し開く、もしくは打点位置をややトウ寄り(先っぽ寄り)にすればいいんです。インパクト時のフェース向きでボールの出る方向が決まるということを理解し、そしてインパクト時にフェースを開けば(もしくは打点位置がトウ寄り)ボールは狙いよりも右に飛び出すことを理解し、それを実践する。

 

これがちゃんと出来るようになれば、インサイド・アウト過ぎる軌道にはなりづらく、ダウンスイング後半でシャフトが寝るのを防止できます。ダウンスイング後半でシャフトが寝なくなれば、もちろんアンダー星人から卒業できるようにもなるのです。

 

 ゴルフは物理です。
 そしてボールの飛び方はすべてインパクトの瞬間に決まります。

 

 

ひざ立ちスイング、そして水平打ち。アンダー星人は、この2つのドリルをすると何回やってもボールをクリーンに打つことができません。ボールのかなり手前をダフりますし、ボールの下のパイロンを叩き続けます。この2つのドリルでボールをちゃんと打てるようになる方法はありますし、練習ではシャフトが寝なくなります。しかし、ヘッドを振る方向にボールが飛ぶという感覚(意識)が少しでも残っていると、コースに出た時、アンダー星人はダウンの軌道がインサイド・アウトになり過ぎ、ダウンスイング後半でシャフトが寝る状態になるべくしてなってしまうのです~。

 

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