マーク金井blog

2016年04月17日超私的な検証、世界一やさしいドライバーは普通のクラブとどこかどう違うのか!?

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一昨日の金曜日、久しぶりに薄暮9ホールに行ってきました。場所は神田から電車でサクッと行ける赤羽ゴルフクラブ。全英オープンをプレーしているかのような強風下でプレーを楽しんできました。アゲンストの風だとドライバーで200yぐらいしか飛ばず、フォローが吹くと楽に270y越え。風が吹くと赤羽の難易度は一気に上がります。

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こういう日は目標スコアを一気に下げ、ボギーは当たり前。なんとかダボを叩かないように心がけます。パーを3つ取るつもりでプレーしたら、目標通り3パー、6ボギーでホールアウト。久しぶりの高麗グリーンは思いのほか転がりがスムーズで、ショートパットのミスが無かったのでダボを回避できました。

 

薄暮ゴルフではプレーを楽しむだけでなく、クラブとボールもしっかりテスト。重心距離がほぼゼロのドライバーに装着するシャフトと、ナイキの新しいボール、「レジンブラック」をテスト。ナイキの新しいボールは相変わらず風に強く、左右に曲がりづらく感じました。アゲンストの風でも飛距離落ちづらく、今年のエースボールのひとつになりそうです。重心距離がほぼゼロのドライバーは強風下でも方向性が良く、直進性が高いショットが打てました。

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 さて、この世界一やさしいドライバー。

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普通のクラブと決定的に違うのは、重心距離が極端に短いことです。通常のドライバーはヘッドの端っこにネックが付いています。このためフェース中央にスイートスポットを位置させると、重心距離は40ミリを超えてきます(体積460cc)。対して、この世界で一番やさしいドライバーはフェースの中央寄りにネックが付いています。このためスイートスポットをフェースセンターに位置させても重心距離は10ミリ。従来のドライバーと比較すると重心距離がわずかしかありません。

 

 じつはこの重心距離の短さが、世界一のやさしさにつながっているのです。

 

市販ドライバーでも重心距離を意図的に短くしたクラブがありますが(それでも重心距離は33ミリほど)、それらのドライバーはフェース中央にスイートスポットが位置してません。フェース中央よりもややヒール寄りにスイートスポットが位置しています。重心距離が短いので捕まりは良くなりますが、フェース中央でヒットすると芯を外して打つことになります。対して、世界一やさしいドライバーは重心距離が非常に短いだけでなく、フェース中央でヒットすると芯で捕らえることができます。

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重心距離が短いと捕まりが良くなることは知られてますが、今回、この世界で一番やさしいドライバーを作って予想外な発見もありました。重心距離が極端なほど短いにもかかわらず、引っかけや、チーピンのミスも出づらいのです。重心距離が極端に短いとヘッドが返りやすくなります(重心距離が長いクラブと比較して)。なのでドローやフックが打ちやすいことは分ってましたが、捕まり過ぎる怖さもあると思ってました。しかしながら、いざ作って打ってみると、予想外に左へのミスが出づらいのです。シャフト軸とスイートスポットの距離が近いので、インサイドからあおって打ってもヘッドに余計な負荷がかからないのでしょう。

 

世界で一番やさしいドライバーは左へのミスがまったく出ないわけではありませんが、思ったよりも左のミスが出ません。これはかなり嬉しい誤算です。スライサーや初心者向けに設計しましたが、意外にもフッカーにも扱いやすく仕上がっています。

 

この世界で一番やさしいドライバー、やさしすぎるために現行のゴルフルールには適合してません。しかしながら、高反発のようにルール適合ドライバーよりも飛距離が出るわけではありません。ロボットなどでルール適合ドライバーと比較すると、5~10ヤードぐらい飛ばないと思います。重心距離が短くなるほどにヘッドの回転エネルギーが小さくなって、インパクト時に発生する衝突エネルギーも小さくなるからです。飛ばないことが証明されたら、ルール適合になる可能性もあると思います。

 

世界で一番やさしいドライバーの名前は、、、

BUMPER(バンパー)

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自動車のバンパーと同じ言葉ですが、ネーミングの由来は自動車からではありません。ラウンドワンのボウリング場のバンパーレーンをリスペクトさせていただき、命名しました(商標登録申請中)。バンパーレーンはガーターを塞ぐことでボウリングに不慣れな小さな子供でもガーターしないでピンを沢山倒せるようになります。このバンパードライバーもゴルフに不慣れな人でも、ボールを上手く捕らえることができ、かつフェアウェイに運べる確率が高くなるからです。

 

このブログでも何度も書きましたが、スノボ同様、ゴルフも離脱率が非常に高いスポーツです。せっかくゴルフに興味を持っても、最初の時にボールにまったく当たらないと、ゴルフの面白さに気づく前に辞めてしまいます。この負のスパイラルをなんとか断ち切りたいと思って、世界で一番やさしいドライバーを作りました。なので、このバンパーはお店で販売することよりも、ゴルフ練習場やゴルフ場のレンタルクラブとして使ってもらえたらいいなと思っています。ゴルフ練習場やゴルフ場で「うちのレンタルクラブとして置いてみたいな」と思っていただけると嬉しいです~。

 

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このアナライズ限定のこのクラブですが

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こちらマーク金井のエースドライバーでした。今マークダウンされてお買い時ですよ。このヘッドに

人気のアナライズW60を入れて

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38,000円+税(41,040円)!

グリップはアナライズオリジナルグリップです。

えーと アナライズW60を入れるとスペックはこんな感じになりそう

(個体差がありますので、重さは±2g、角度は±1度の誤差はありますスペックの指定は受け付けておりません。スペック表は付属せず別料金となります)

  • 重量 317g
  • バランスD3
  • 振動数238cpm
  • センターフレックス3.67
  • フェース角-1.0度
  • リアルロフト角10度
  • 長さ45.5g

これがマーク金井的スペックです。これを目安に組み上げますが、更にご希望がある場合は

出来る限りご希望のスペックに近い状態で組み上げることもできます(完全一致は無理ですよ)

こちらは+4000円(税抜) 42000円+税となります。

総重量と長さと、バランス指定する人とかいらっしゃいますが、あの・・物理的にかなり難しいです。まあぶっちゃけ無理です。ウチの赤坂にお任せ下さい。マーク金井スペックに近いように組み上げますんで。

フェアウェイウッドもあります

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アナライズW65を入れて(色は黒のみです。赤はありません)

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28,000円+税(30,240円)

T島的にはキャロウェイのXRフェアウェイウッドにW65なんかいいと思ったんですけど、こちらでしたら

30,000円+税(32,400円)ってのもやります・・

(フェアウェイウッドも+4000円でスペック調整(ある適度)承ります)

ご興味ある方はyoyaku@analyze2005.com こちらのアドレス 柿木までお問い合わせ下さい。


2016年04月15日超私的な試打インプレッション PXG 0811ドライバー

今週末のセミナーのお知らせ

マーク金井のインパクト解析セミナー あなたのスイング丸裸にします

4月17日11時

シャフトセミナー

4月17日13時

こちらの詳細と↓4月から5月のゴールデンウィークまでのセミナースケジュールはこちら。

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昨日はゴルフ雑誌の取材で東宝調布スポーツパークに行ってきました。なにかと話題の高反発ドライバーの試打&撮影です。PRGR、つるやゴルフ、ENAのドライバーを打ってきました。いずれもシニアゴルファーを意識しているのでヘッドスピードを40m/s以下に落としての試打でしたが、いずれも飛距離性能はかなりのモノです。そして昔の高反発と比較すると明らかにバージョンアップしています。具体的な内容は雑誌でのお楽しみにしていただいたいのですが、今どきの高反発ドライバーは最先端のテクノロジーが凝縮されています。

 

そして改めて感じたのが、シャフトを上手く使えるほどヘッドの性能を引き出せ、飛ばせることです。例えば、同じヘッドスピード36m/sでも、シャフトを上手く使えている人と上手く使えない場合とを比較すると10ヤード以上は飛距離に差が出ます。飛距離アップというとヘッドスピードを上げようとしたくなるものですが、実は、シャフトのしなりを上手く使えるようになった方が確実に飛距離を伸ばせるのです。

 

シャフトのしなりを使う感覚を養うのには、超軟らかいシャフトで練習するのがお勧めです。アナライズでは7年ぶりに超軟シャフトが装着された練習アイアン、「EF009」を発売再開します。正式な発売日が決まりましたら、このブログにて告知させていただきます。

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さて、昨日に続き今日も話題の米国メーカー、PXGの超私的な試打インプレです。前回はアイアンだったので、今回はドライバー、FW、UTについて書きます。

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PXGのクラブはアイアン同様、ドライバーもまず目に入るのが、これでもかってぐらい多いネジ穴とネジ。アイアンはバックフェースに11個のネジが埋め込まれていますが、ドライバーはなんと16個ものネジが埋め込まれてます。アイアンはネジの重さを調整できませんが、ドライバー(FW、UT)に関しては、ネジ穴に装着できるネジが2種類用意されています。軽いタイプが0.5g、重いタイプが3g。これにより、重いネジを装着する場所を変えることで重心位置をかなり細かく調整可能になっています。ドライバーはヘッドの投影面積がかなり大きい、フェースも面長です。

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ちなみにFWは11個のネジ穴、UTには7個のネジ穴があり、こちらも重いネジと軽いネジの配置を換えることで重心位置の調整が可能です。

 

 では、実際の打ち心地はどうなのか?

 

ドライバー、FW、UTに共通しているのはフェースの弾き感が強いこと。ルール適合ですが、限りなくルールギリギリぐらいまで弾きます。それでいて球離れが速過ぎません。弾くだけでなく、球もある程度コントロールしやすく感じました。弾道はスピンが少なめの強い球がオートマチックに打てます。

 

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そして特徴的なのがミスヒットに強いこと。見た目通り、重心距離が長くて慣性モーメントの大きさを感じます。コブラやピンのドライバー同様、ヘッドの挙動が安定しています。ただし、重心距離が長いのでテークバックやトップでフェースを開いてしまうと、右へのプッシュアウトが出やすくなるタイプのドライバーです。ネジの配分で重心距離を変えることができますが、基本的には重心距離が長いので、フェースをシャットに使う人の方が扱いやすいし、イメージ通りの弾道も打ちやすいと思います。

 

FWはドライバー同様、ヘッドがやや大ぶり。フェースの弾き感はドライバー並みにあります。こちらも重心が低く、低スピン弾道が打ちやすく仕上がっています。上がりやすさよりも、低スピンにこだわって設計されている感じがました。

 

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UTはヘッドがかなり小ぶりで、フェースも小ぶり。やさしさよりもラフからや、悪いライでの打ちやすさを考慮された形状です。個人的にはもう少しヘッドが大きめの方が、他のクラブとのバランスが良いような感じがします。

 

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アイアン同様、ウッド系もフェースの弾き感が良く、飛距離へのこだわりを強く感じました。ソールに数多く配置されたネジ穴はビジュアル的なインパクトが強いのに加え、ヘッドの重量調整、そして重心位置を細かく調整できるのも魅力です。ちなみに、ヘッドとシャフトは脱着式なので、シャフトの装着方向(角度)を調整できます。

 

アイアン同様、ドライバーも見た目に度肝を抜かれますが、クラブ自体の基本設計は奇をてらったところはまったくありません。市販クラブで比較するならば、ピンやコブラと同じく、重心距離の長さ、慣性モーメントを大きくすることで「やさしさ」をアピールしているクラブです~。

 

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このアナライズ限定のこのクラブですが

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こちらマーク金井のエースドライバーでした。今マークダウンされてお買い時ですよ。このヘッドに

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2016年04月14日超私的な試打インプレッション PXG 0311アイアン

アナライズからお知らせ

4月、5月のゴールデンウィークのセミナーの日程アップしました↓

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一昨日の火曜日はインターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない!」のオンエア日。ゲストは「大蔵ゴルフスタジオ」を主宰、ゴルフギアのホームドクター、市川雄一郎さんでした。市川さんはシャフトフィッティングに力を入れておられ、大手4大メーカーのシャフトはフルラインアップ。同じスペック、同じヘッドで実際にボールを打ちながらフィッティングを受けることができます。加えて、最近は今もっとも注目を集めている米国メーカーのクラブ、、、、

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PXG(パーソンズエクストリームゴルフ)

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の日本国内での販売も請け負ってられます。PXGは新興クラブメーカーですが、契約している選手の顔ぶれがすごいです。

 

男子では
・ザック・ジョンソン
・ビリー・フォーシェル
・クリス・カーク
・チャールズ・ハウエルⅢ
・ジェームス・ハーン
・ライアン・ムーア
・ロッコ・メディエイト

女子では
・クリスティ・カー
・アリソン・リー
・ジェリーナ・ピラー

 

PXGは、世界最大のドメイン登録・ホスティング会社「GoDaddy」社の創業者ボブ・パーソンズ氏が「世界最高のゴルフクラブを作りたい」という熱意で立ち上げた会社です。クラブ開発に当たってはコストも時間も問わないという姿勢で、既存メーカーとは一線を画す方針を明確にしています。フェースブックやInstagramでクラブの画像がモノクロームでアップされていますが、とにかくデザインが独特。ヘッドの形状はオーソドックですが、ウッドはソール部分に「なんだこりゃ~」ってぐらいねじ穴が配置され、かつネジが埋まっています。アイアンもバックフェースにねじ穴が11ヶ所もあり、それぞれにネジが埋まっているのです。これまでいろんあクラブを見て来ましたが、ここまでインパクトが強いクラブは見たことがありません。

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さて、このPXG。ラジオのゲスト出演がご縁で今回、アナライズの神田スタジオでドライバーからウエッジまでじっくりと打つことができました。そして打ち終わるやいなや、市川さんにアイアンをオーダーしました。そこで今回はPXG 0311アイアンを超私的にインプレッションします。

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まず見た目。バックフェースはど派手ですが、ヘッド形状自体はオーソドックス。ヘッドは大き過ぎず小さ過ぎず。ネックはセミグースでソール幅はやや広め。アドレスするとピンのiシリーズと似た感じです。サイズ的にもiシリーズと同じかやや大きめ。バックフェースはマッスルバック風ですが、アドレスするとハードな感じはまったくありません。いい意味でプロモデルという感じがまったくありません。ちなみにヘッドは中空構造にもかかわらず軟鉄鍛造(フォージド)です。みるからにコストがかかっているヘッドです。

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アイアンの性能に大きく影響を及ぼすのがソール形状ですが、ソール幅は広めで形状はフラット。ヘッドをポンと地面に置いた時、設置面積が広くなっています。バンス角も大きく、5番で7度。7番で9度、9番で11度。これは市販アイアンの中でもトップクラスです。このバンス角だけで、マーク金井は買わずにいられなくなりました(笑)

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ロフトはセミストロング設定で、5番で24度、7番で31度、9番で40度、PWが45度。PWの次に、ロフトのギャップを埋めるGW(50度)もラインアップしています。

 

 では、実際に打ってみてどうだったのか?

 

7番から打ちはじめましたが、まず感じたのが重心の深さとソールの跳ね上がりの心地良さ。中空構造を生かして重心が深く、アイアンを打っているのにユーティリティに近い感触が手に伝わります。フェースもかなり薄いのでしょう。弾き感も強く、力強くボールを押し出します。それでいてヘッド内部のエラストマー樹脂の効果で打感はソフト。ユーティリティとアイアンのいいところを兼ね備えてます。目を見張るデザインに負けず劣らず、性能面も最先端なアイアンです。

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そして期待通りだったのがソールの挙動。設置面積が大きくてバンス角がしっかりついているのでダフりのミスに強い。加えて、インパクトゾーンでフェースが開く方向に動きにくいのえミスしても距離が落ちません。打ち方との相性もありますが、ハンドファーストなインパクトでダウンブローに打ちたいゴルファーにとっては、イメージ通りのスイングをさせてくれる仕上がりです。

 

普段はめったに使わない5番も打ちましたが、7番とほぼ同じ感覚で打てましたし、7番とほぼ同じ高さの球が出ました。9番は逆にボールが上がり過ぎません。すべての番手で球の高さが揃うように設計されている可能性が高いでしょう。

ヘッドは軟鉄鍛造なのでライ角、ロフト角はかなりの幅で調整可能だそうです。デフォルトでのライ角は5番で61.5度とややアップライトになっています。

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PXG0311は車に例えるならば、マニュアル車ではなくオートマチック車です。ただし、マニュアル車よりも速く走れるオートマチック車です。試打するまでは、、、目を引くデザインは所有欲を満たすためだけと思ってましたが、これは大きな勘違いでした。バックフェースに配置された11個のねじ穴は、ビジュアルに訴えかけるためでなく、クラブの基本性能をアップさせるため必要不可欠なのとが手に伝わりました。

 

とりあえず0311を7本オーダーしました(5~PW、GW)。PXGは1本から購入できるのもGoodです~。

 

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昨日発表しました、このアナライズ限定のこのクラブですが

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こちらマーク金井のエースドライバーでした。今マークダウンされてお買い時ですよ。このヘッドに

人気のアナライズW60を入れて

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38,000円+税(41,040円)!

グリップはアナライズオリジナルグリップです。

えーと アナライズW60を入れるとスペックはこんな感じになりそう

(個体差がありますので、重さは±2g、角度は±1度の誤差はありますスペックの指定は受け付けておりません。スペック表は付属せず別料金となります)

  • 重量 317g
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  • センターフレックス3.67
  • フェース角-1.0度
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  • 長さ45.5g

これがマーク金井的スペックです。これを目安に組み上げますが、更にご希望がある場合は

出来る限りご希望のスペックに近い状態で組み上げることもできます(完全一致は無理ですよ)

こちらは+4000円(税抜) 42000円+税となります。

総重量と長さと、バランス指定する人とかいらっしゃいますが、あの・・物理的にかなり難しいです。まあぶっちゃけ無理です。ウチの赤坂にお任せ下さい。マーク金井スペックに近いように組み上げますんで。

フェアウェイウッドもあります

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アナライズW65を入れて(色は黒のみです。赤はありません)

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28,000円+税(30,240円)

T島的にはキャロウェイのXRフェアウェイウッドにW65なんかいいと思ったんですけど、こちらでしたら

30,000円+税(32,400円)ってのもやります・・

(フェアウェイウッドも+4000円でスペック調整(ある適度)承ります)

ご興味ある方はyoyaku@analyze2005.com こちらのアドレス 柿木までお問い合わせ下さい。


2016年04月13日超私的な検証、オーガスタの12番はなぜに池ポチャしやすいホールなのか?

アナライズからお知らせ

4月、5月のゴールデンウィークのセミナーの日程アップしました↓

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昨日はホットリスト2016の受賞パーティーに出席してきました。ホットリストも今年で5年目を迎えています。ドライバーからウエッジ、そしてパターまでの受賞クラブが発表されました。エントリー180本の中から、受賞したクラブは、

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 ドライバー 19本
 フェアウェイウッド 14本
 ユーティリティ 8本
 アイアン 12本
 ウエッジ 8本
 パター 7本

 

マーク金井は有識者審査員としてお手伝いしてます。このホットリストの審査員を務めているおかげで、毎年、旬なクラブをじっくりと試打できます。そして、多くのクラブを同時に打ち比べることができるので、メーカーごとのクラブ作りのコンセプトの違いを見極めることもできます。今回のホットリストでも、米国メーカーのドライバーと国内メーカーのドライバーとを比較すると、明らかに設計コンセプトの違いを感じました。

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さて、マスターズの興奮がまだ醒めません。かれこれ40年以上マスターズを観戦してきましたが、最終日の展開はドラマティック過ぎました。フロント9でスコアを伸ばし、優勝をほぼ手中に収めていたスピースが、、、

 

10番でボギー、11番もボギー、そして12番では池ポチャ2発で+4の大叩き。これで首位の座から滑り落ち、2年連続優勝を逃しました。

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12番はオーガスタの中でももっとも距離が短いパー3で距離は155ヤード。出場選手ならばショートアイアンで狙えるホールです。普通に考えばプロが池ポチャするようなホールではありません。

 

 では、なぜ12番で池ポチャが出てしまうのか?

 

1993年にマスターズを現地観戦しましたが、大会翌日、12番グリーンと13番のティグラウンドに上がりました。実は、この2ヶ所というのは大会期間中、選手以外は立ち入れません。パトロンも入れませんし、取材陣も立ち入れない禁断のエリアです。ここを現場検証すれば、「12番の本当の難しさ」が分るかも知れないと思ったからです。

 

実際に12番のグリーンに上がってみたら、、、、

「なんだこりゃ~!!!!!」

 

ってぐらい落とし所が狭いです。グリーンの手前には池とバンカー。奥にはバンカーとブッシュ。とにかくグリーンの奥行きがほとんどなく、キャリーで落とせるのは畳1~2枚分ほどしかありません。そして、グリーンの奥がブッシュなので、風が渦巻いているのです。プレーヤーが完璧なショットを打っても(距離感がいいショットを打っても)、風の影響を受ければ、ショートやオーバーのミスが出てしまいます。風次第では「ナイスショットがミスショットになってしまう」のです。

 

12番ホールは「アーメンコーナー」と名付けられてますが、まさに人知が及ばないホールです。プレッシャーが掛かってなくても難しいですが、プレッシャーがかかるほどに、プレーヤーに余計なことを考えさせてしまうホールになっています。予測がつかないというのは、言い替えると、余計なことを考えすぎることにもつながります。

 

マーク金井が現地観戦した1993年も、優勝争いをしていたチップ・ベックが12番で池に打ち込んでしまい、2位に沈んでしまいました。タイガーも12番で池ポチャしています。12番の怖さは、プレーヤーに「打つ直前に余計なことを考えさせてしまう」「マイナスな想像力をかき立てられてしまう」ところにあると思います。

 

ゴルフは心の格闘技とも言われてますが、まさにそれを象徴しているのがオーガスタの12番ホールだと思います。人間の想像力は無限大で、想像力というのはプラスにも働けば、マイナスにも働きます。

 

 どんな鳥も想像力よりも高く飛べない。人間に与えられた能力の中で、一番素晴らしいのは想像力である(寺山修司)。

 

オーガスタには魔女がいると言われてますが、この魔女の存在そのものも、人間の想像力によるものでしょう~。

 

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超限定クラブのご案内

アイアンですよ!!

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マーク金井の現在のエースアイアン ピンのG25アイアンに、アナライズMI72を差して
89000円+税(96120円)6本セット

もちろんG25は新品です(すいませんライはブラックしかもうありません)

マーク金井はピンのG30も使っていますが、G25の方が好きと言っております、G25の残り少ない新品を買い占めてまして、それにMI72を入れて販売します。(なのでライ角はブラックしかないわけです)

限定2セット早い者勝ちです

ライ角以外はマーク金井仕様です。(細かい指定はできません)

ご興味ある方はyoyaku@analyze2005.com こちらのアドレス 柿木までお問い合わせ下さい。

 

 


2016年04月11日超私的な検証、パターのクロスハンドグリップ、どんなメリットがあるのか!?

マスターズの興奮がまださめやらない中、このブログを書いてます。昨年の覇者、ジョーダン・スピースは初日から3日間トップを維持し、最終日のフロント9を終えて首位の座にいました。それが、、、、、、たったの、、、、、3ホールで首位から一気に滑り落ちました。

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10番でボギー、11番もボギー、そして12番ではなんと+4。12番はオーガスタの中でももっとも距離が短いパー3ですが、そこでなんと池ポチャ2連発。打ち直した5打目は奥のバンカーに打ち込み、バンカーから出して、6オン1パットの7。それまで精密機械のようなプレーを続けたスピースとは思えないような崩れ方です。その後、13番、15番でバーディを奪いましたが、時すでに遅し。終わってみれば、2アンダーまでスコアを落とし、首位と3打差の2位タイで終戦しました。「勝負は下駄を履くまで分らない」なんて諺がありますが、まさに今年のマスターズはスピースにとって残酷極まりない大会でした。

 

オーガスタの魔女が、昨年の覇者スピースを翻弄しました。

 

優勝したのはイングランドのダニー・ウイレット。今年のマスターズにエントリーしたのは89番目。一番最後のプレーヤーです。イングランド勢の優勝は1996年ニック・ファルド以来。欧州勢としては1999年オラサバル以来です。ちなみに、マーク金井がマスターズを観戦した1993年の優勝者は、最終日に松山英樹選手と同組だったベルンハルト・ランガー。1990年代は欧州選手が6回も優勝してます。

Master Champion Danny Willett of England and Masters champion Jordan Spieth during the Green Jacket Presentation in Butler Cabin at Augusta National Golf Club on Sunday April 10, 2016.

Master Champion Danny Willett of England and Masters champion Jordan Spieth during the Green Jacket Presentation in Butler Cabin at Augusta National Golf Club on Sunday April 10, 2016.

 

今年のマスターズは全米オープン並みのロースコアになりましたが、スコアが伸びなかった理由は、予測できない風が吹いたことと、予測以上にグリーンが速くて難しかったからだと思います。特に3日目と最終日はピン位置が厳しくてタフでした。優勝争いを演じたダスティン・ジョンソン、そして松山英樹選手は3メートル以内のパットがことごとくカップをかすめていたのがグリーンの難しさを象徴してました。3日目に崩れたマキロイもパットがもう少し決まっていれば、優勝争い絡んだと思います。ショットがどんなに良くてもパットが良くなる保証はありませんが、パットが悪いと、必ずと言っていいほどショットに悪影響が出ます。プレーの流れを作るのは、ショットではなくパットです。

 

スピースが敗れたことでマスターズを連覇した選手は3人のままですが、実は今年のマスターズでは連覇したことがひとつあります。それは、パッティングのグリップ。昨年の覇者スピースも今年の覇者ウイレットもパターを打つ時は、

 

 クロスハンド・グリップ!!!!!

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マキロイもクロスハンドグリップでパットを打ってます。全体的に見ればクロスハンドの選手は少ないですが、握り方が独特なのでかなり目立っています。

 

さて、このクロスハンド・グリップ。40年以上前に遡ると、マスターズでこのグリップをしていた人はほとんどいませんでした。ホーガン、パーマ、ニクラス、プレーヤーらが優勝していた頃のプレーヤーは普通のグリップでパットを打ってました。それが、オーガスタのグリーンが速くなるにつれて、長尺パターを使うプレーヤー、クロスハンド・グリップをするプレーヤー、クロウグリップをするプレーヤー(変則グリップ)が増えてきています。ここから推察するに、クロスハンド・グリップは遅いグリーンよりも、速いグリーンに適したグリップだと言えます。

 

 では、なぜクロスハンド・グリップは高速グリーンと相性がいいのか?

 

クロスハンド・グリップは「右打ちの人が、左打ちのグリップをする」ことですが、これで握ると、アドレスで左手が下になり、左腕が長くなります。そして、左腕とシャフトを一直線に保ちやすくなります。結果、左手リードでストロークしやすくなり、インパクトでパンチが入りづらくなります。また、ストロークをコントロールするのが左手、左腕になるので、ハンドファーストの状態でボールをヒットしやすくなります。

 

 クロスハンド・グリップはボールを強くパチンと打つのには適しませんが、ゆったりとしたストローク、ボールをゆっくり転がすのには適しているのです。

 

ゴルフはクラブが変われば、適した打ち方(スイング)が変わります。パットにおいては、グリーンの速さが変われば、適した打ち方(グリップ)が変わるような気がします。
もしも来年のマスターズでもクロスハンド・グリップのプレーヤー、クロウグリップのプレーヤーが優勝すれば、高速グリーンではクロスハンド・グリップやクロウグリップがパットの基本グリップになってくるかもです~。

 

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