マーク金井blog

2017年06月14日超私的な提案、シャフトの逆しなりを上手く使ってボールを飛ばすコツとは!?

 

昨日の神田エリアは梅雨らしい天気でした。傘が手放せない1日でしたが、マーク金井はプロ野球、交流戦を観戦。雨の影響を受けない快適な東京ドームで、巨人vsソフトバンク戦を観てきました。先発は巨人が菅野でソフトバンクが東浜。交流戦で負けが続いている巨人でしたが、菅野が強力ソフトバンク打線をヒット3本に抑え、巨人が連敗脱出しました。

さて、毎週火曜日はゴルフ雑誌の発売日。昨日も週刊ゴルフダイジェスト週刊パーゴルフが発売されましたが、マーク金井が注目したのはこの記事(この漫画)。

オーイ! とんぼ
 第136話 感覚論

 

 

原作のかわさき健さんとは一度だけ一緒にプレーしたことがありますが、元研修生だけあってゴルフの腕前はそうとうなもの。ゴルフが上手いだけでなく技術についても見識が深く、それが作品にあふれています。今回の感覚論にしても、技術を論理的な側面から、そして感覚的な側面から見事に説明されています。スピードラーニングは「聞く」だけで英語が上手くなるそうですが、オーイ! トンボは「読む」だけでゴルフが上手くなれる漫画だと思います。

 

 

今回のテーマは球の高低の打ち分けでしたが、例え話が秀逸でした。シャフトのしならせ方で球の高低を打ち分けるのですが、シャフトのしならせ方を、電車に乗っている乗客で例えられてます。

 

マーク金井シャフトセミナーでは、例え話でシャフトのしならせ方(逆しなり)について説明してます。具体的に言うと、

 

  • クルマを運転中に急ブレーキを踏むと、急ブレーキの反動で体は前につんのめる。
  • クルマを急発進させると、急発進のエネルギーで体はシートに押しつけられる。

 

要するに、シャフトというのは手元側が加速状態から減速すると、その反動でシャフトは逆しなりが発生し、ヘッドを効率良く走らせることができるのです。逆に、インパクトゾーンで手元が加速し続けると、シャフトはヘッドが遅れた方向にしなったままの状態なので、シャフトの逆しなりは発生しづらくなり(ヘッドが遅れた状態になったまま)、ヘッドスピードも上がりません。

シャフトの逆しなりというのはダウンスイング後半からインパクトにかけて発生させますが、インパクトゾーンで手元を速く動かしてしまう人の場合、頭では分っていてもいざボールを前にすると、上手くできない人が少なからずいます。ボールがあるとどうしても手元に力が入ってしまい、手元の力でヘッドを走らせたくなるからです。

 

漫画でも描かれてますが、手元を減速させる感覚が今ひとつ上手くできないならば、ボールに当たると同時に手元を引き戻すドリルがお薦めです。これは40年ぐらい前ぐらいから、林由郎プロがバンカーショットの極意としてレッスンされてますが、引き戻しを意識すると、インパクトゾーンで手元が減速し、その反動でシャフトがしなり戻ります。こうやってバンカーショットを打つとボールが高く上がるだけでなく、スピンもしっかり効くようになるのです。

(こちらの動画、22分49秒ぐらいに引き戻しのバンカーショットが実際に観れます)

この40年でゴルフクラブは劇的に進化し、そして変化しています。ただし、クラブの基本的な構造は変わってません。ゴルフクラブはグリップ、シャフト、ヘッドという3つのパーツによって作られ、そしてシャフトの延長線上から離れた位置にヘッドがくっついてます。基本構造が変わっていないので、シャフトのしならせ方についても、昔も今もなんら変わらないのです。

 

ちなみに、オンプレーンセミナーで実施している水平振り、ひざ立ち打ちというのも、40年前からあったドリルです。恥ずかしながら、40年前のマーク金井はどちらも上手く打てなくて、特にひざ立ち打ちは50センチ以上手前をダフってばかりでした(汗)

今、セミナーでは水平打ちもひざ立ち打ちも、何の問題もなくデモンストレーションできますが、それは理由があります。たくさんボールを打ったから出来るようになったのではありません。スイングのタネと仕掛けが分ったからです。スイングのタネと仕掛けについては、アナライズオンプレーンセミナーで常時レクチャーしています~。

 

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2017年06月12日超私的な考察、宮里藍に学ぶ、アマチュアがドライバーで飛距離を出すコツとは!?

昨日はアナライズセミナーデー。6名定員とはいえ、前半の「インパクトセミナー」、30分の休憩を挟んで後半の「オンプレーンセミナー」も満員御礼でした。セミナー受講者は関東エリアだけではなく、今回は6名中4名が関西エリアからのご参加。家族はディズニーランドで過ごし、自分はセミナー受講という方もいらっしゃいました。アナライズ神田スタジオは悩めるアマチュアゴルファーの「ディズニーランド」を目指すべく、これかもセミナーを積極的に開催していきます。

神田ではセミナーを実施してましたが、その最中、神戸では国内女子ツアー「サントリーレディス」が開催。3日目にトップに立ったキム・ハヌル選手(韓国)が、最終日もスコアをひとつ伸ばし、通算15アンダーで優勝。1打差の2位に掘琴音選手が入っています。今季限りで現役引退を表明している宮里藍選手は、通算2アンダーで26位タイでホールアウトしました。

 

宮里藍選手の引退についてはなんとも残念な限りですが、本人がそう決めたわけですから暖かく見送りたいと思います。宮里選手を直接取材したことは一度もありませんが、トーナメント会場では何度かプレーを見ています。小柄な身体にも関わらず、ドライバーの飛距離は230ヤードを楽に超えています。ヘッドスピードも女子プロの中では速い方ではありませんが、それでも飛距離を得られるのはインパクト効率が高いからです。

 

言い換えると、飛距離不足に悩んでいるアマチュアの大半は、宮里選手に比べるとインパクト効率が低いのです。ヘッドスピードの割に飛距離が出ていない人は、100%の確率でインパクト効率が低いと思って間違いありません。

 

 では、なぜアマチュアの多くはインパクト効率が低くなるのか?

 

インパクトセミナーでも話してますが、ボールの飛び方はすべてインパクトで決まります。具体的に言うと、

 

・ヘッドの軌道
・フェースの向き
・打点位置

 

 

芯を外すよりも芯で捕らえた方がインパクト効率が高くなります。宮里選手とアマチュアゴルファーのインパクトを比較すれば、宮里選手の方がミート率が高い(芯で捕らえる確率が高い)ですが、それだけではありません。

 

ヘッドの軌道とフェースの向きの組み合わせでも、インパクト効率というのは大きく関わるのです。芯で捕らえたとしても、この組み合わせ次第でインパクト効率が高くなったり、低くなるのです。

 

 ↑ヘッドの軌道に対してフェースが開いた状態で当たると、インパクト効率が下がります。
スライスすると飛距離が落ちやすくなりますが、これはボールにスライス回転がかかるだけでなく、インパクト効率も下がるからです。対して、宮里選手をはじめ持ち球がドローの人の場合は、インパクト効率が高いです。ドローを打っている人の場合、ヘッド軌道に対してフェースがややクローズ(やや閉じた状態)↓になっているからです。(写真ではわかりやすいように極端にクローズにしています)

 

 

インパクトとはヘッドとボールが衝突する瞬間のことですが、ヘッド軌道に対してフェースがスクエア(真っ直ぐ)な時が正面衝突。この時が一番エネルギー効率が高くなります。そして、ここからは超私的な感覚ですが、ドローを打っている時のように、ヘッド軌道に対してフェースがスクエアよりもややクローズ(閉じている)の時もエネルギー効率が高くなります。

 

例えば、インサイドアウトが5度で、フェース向きが3度オープン。この場合、ヘッド軌道に対してフェース向きは2度クローズ(閉じた状態)です。宮里選手はこんな感じでインパクトを迎えてますが、こんな感じでインパクトを迎えると、ヘッド軌道に対してフェースが閉じている分だけバックスピン量が減り、落下後のランで飛距離を稼げるのです。

 

(クローズ?と思う方。ヘッドの軌道に対してクローズになる↓こちら参照)

 

 宮里選手のドライバー弾道は決して高くありません。中弾道でスピンが少なく、落下後のランが非常に出ます。キャリーよりもランで効率良く飛ばしているのです。

 

ドライバーのヘッドスピードが40m/sぐらいまでの人は、宮里選手のようにキャリーよりもランが出る弾道を打った方が効率良く飛ばせます。ヘッドスピードがこれぐらいまでだとキャリーを伸ばそうとすると、そのトレードオフでバックスピン量が増え、落下後のランが減りやすくなるからです。

 

もちろん、ランで飛距離を稼ぐためには方向性が求められます。フェアウェイに着弾すればファーストバウンドが跳ねてランを稼げますが、ラフに着弾してしまうと芝の抵抗で落下後のランは出ないからです。

 

アマチュアゴルファー、特に非力なアマチュアゴルファーはパワーがある男子プロよりも宮里選手のようなランが出やすいドロー弾道を打った方が、飛距離を出せます。ヘッド軌道に対してフェースを少しクローズ(閉じる)な状態でインパクトを迎えることができれば、今の体力ままでも、今のヘッドスピードのままでも10ヤード以上、飛距離を伸ばせるようになるのです。インパクトセミナーでは、インパクト効率の重要性についてじっくりと時間を割いてレクチャーしています~。

 

 

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2017年06月11日超私的な提案、プレーのリズムを良くするためのとっておきの方法とは!?

昨日の神田エリアは真夏さながらの暑さ。6月初旬というのに最高気温は30度を超えたこともあり、歩いているだけで頭がクラクラしました。ここまで気温が上がると、真っ昼間にゴルフをするためにはそれなりの準備と対策が必要です。日焼け対策、熱中症対策を入念にしてプレーに臨んでいただきたいものです。

 

熱中症を回避したいならば、ぜひともお薦めしたいのが早朝プレー、薄暮プレーです。朝5時くらいから9ホールプレー、夕方4時ぐらいから9ホールプレーならば、暑さもそれほどではありません。マーク金井はもっぱら薄暮専門ですが、5時を過ぎてくると心地良い風を感じながらプレーできます。

 

 

一昨日の金曜日も赤羽で薄暮プレーしてきましたが、すっかり定着したのがティショットの固定打順と、グリーン上のノーマーク。今発売中のアルバでも記事にしていただきましたが、この2つを実践すると確実にプレー時間が短縮されます。USGAR&Aもプレーファーストを推進していますが、プレーファーストというのは、「走ってプレー」することではありません。プレー中の無駄な時間をいかに省くかを考えることが、プレーファーストの本質だと超私的に解釈し、それを超私的に実践しているのがティショットの固定打順とグリーン上のノーマークです(レディゴルフは数年前からすでにやってます)。

 

 

さて、この固定打順とグリーン上のノーマーク。プレー時間が大幅に短縮できるだけでなく、ビギナーや中級者ぐらいまでには思わぬ副産物があります。それは、、、

 

 スイングもスコアも劇的に良くなることです!!!!!

 

改めて説明するまでもありませんが、ゴルフはショットを打つ時間よりもそれ以外の時間の方が圧倒的に長い競技です。1打と1打の間、いわゆるインターバルが長いわけですが、固定打順とノーマークでパットを打つと、ショットに向かう前に手間取る時間がなくなります。その結果、プレー全体のリズム良くなり、それがスイングのリズムやタイミング良くすることにつながるのです。

 

 

ちなみにグリーン上でノーマークだと、ボールのロゴやラインを打ちたい方向に向けることはできません。これをやらないと「ちゃんと打てない」と思っている人には、ノーマークのプレーはストレスが溜まります。ロゴやラインを狙った方向(カップに向けない)と正しく構えられない、フェースが正しい方向に向かないと疑心暗鬼になるから、かなりモヤモヤするみたいです。

 

 

 しかしながら、プレー中のグリーンでロゴやラインを合わせる癖がある人も、、、、、

 

 

練習グリーンでパットを打っている時に、ロゴやラインを合わせてパッティングしている人はほとんど見たことがありません。練習の時には、ロゴやラインを全然気にせずにボールを転がしていますし、いい感じで打った時にはボールは狙った方向に転がり、ボールは狙い通りにカップインしています。練習グリーンではロゴやラインを合わせなかったからと言って、ミスパットをしまくっていることはありません。

 

練習グリーンではノーマークと同じ状態でボールを転がしているのに、コースに出たらボールをマークし、ボールを戻す時にロゴやラインを合わせる。大事に打ちたい気持ちは分りますが、これって本当にご利益(メリット)があるのでしょうか?

 

 

練習でやっているならばともなく、練習でやっていないことをコースでやるというのは、メリットがあまり無いような気がします。そして、コースに出た時、パッティングでロゴやラインを合わせている人に窺いたいのですが、ロゴやラインを合わせたからと言って、練習グリーンでパットを打った時よりもカップインの確率が高くなっているのでしょうか?

 

マーク金井もかつては、プレー中、グリーンでパットを打つ時はロゴやラインを合わせていました。しかしながら、丁寧にロゴやラインを合わせても、パット数が減らないことにも気づきました。また、グリーン外からパットを打った時と(グリーン外はロゴやラインを合わせられない)、グリーン上(ロゴやラインを合わせた時)のパットを比較しても、結果がなんら変わらないことにも気づいたのです。

 

ロゴやラインを狙った方向に合わせることをすると、ボールを正しくセットすることに意識が向かいます。そして、合わせたラインにフェースを正しく向けようとします。これ自体は正しいことではありますが、それとは引き換えにパットを打つまでに時間がかかり過ぎてしまうことになります。対して、練習グリーンでパットを打っている時を思い出してみて下さい。

 

大体、ボールを2~3個用意し、ロゴやラインを合わせないでポンポンと適当にパットを打っているはず。この時はターゲット(カップ)と打つ(ストローク)ことに意識が集中しているはずです。構えるまでの時間は短いですし、構えてから打つまでの時間も短いはずです。

 

 練習と本番で違うことをした方がいいのか?
 それとも練習と本番で同じことをした方がいいのか?

 

超私的にパッティングをシンプルに考えるならば、練習と本番は変えない方が合理的ですし、この方が理に叶っていると思います~。

 

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2017年06月09日超私的な考察、安楽プロも推奨「軟らかシャフト」にはどんなメリットがあるのか!?

関東地方も梅雨入りしましたが、今のところ天気は大きく崩れてません。昨日も雨予報でしたが、日中は傘を差すような雨はほとんど降りませんでした。今日も雨が降る気配が全然ないので、神田から電車に乗って赤羽ゴルフ倶楽部へ薄暮ゴルフに行くつもりです。

 

神田から赤羽駅までの所要時間は約30分。ちなみに電車通勤している時は、約50分間電車に乗ってます。平均すると1日2時間前後は電車に乗ってますが、長いと思ったことは一度もありません。クルマと違って電車ならばスマホもあるし、本や雑誌も読めるからです。今週は週刊ゴルフダイジェスト週刊パーゴルフアルバ、そしてチョイスを電車に乗っている時に読みましたが、注目したのはこの記事です。

 

谷原秀人も惚れ込んだ
安楽拓也の飛ばしのメソッド連載21
ボールはぼんやり見て打とう。
「軟らかいものを振るメリットをお教えします!」
週刊ゴルフダイジェスト 6月20日号より引用)

 

この連載の中で、ドラコンに出ていた安楽プロは、自分が使うドライバー用のシャフトを「5XからR」まで軟らかくし、軟らかいシャフトでも300ヤード以上、楽に飛ばせると述懐されています。

加えて、硬いシャフトよりも軟らかいシャフトの方が球がバラつかないことを「クルマのハンドル操作」に例えて、説明されています。

 

マーク金井シャフトセミナーで超軟らかシャフトを使ってますが、これで打つと、セミナー受講生のほとんどは普段よりも球が左右にバラつきません。加えて、力まかせに力んでスイングする人もいません。超軟らかいシャフトだと、力んだらスイング中にクラブが暴れてしまうのを察知するからです。

ゴルフクラブはシャフトの先端にヘッドが付いてますが、シャフトは棒と考えるよりもムチだと思ってスイングした方が、確実にスイングが良くなりますし、シャフトのしなり戻りを使う感覚を養えます。そして何より、アマチュアゴルファーの慢性病とも言われているスライスを矯正するのにも役立つのです。

 

 では、なぜ軟らかいシャフトはスイングが良くなり、スライス矯正に役立つのか?

 

スライスしている人の多くはボールが右に飛ぶのを嫌がって(ボールが捕まえようとして)、インパクトゾーンで手元が加速しています。ところが軟らかいシャフトを手にすると、インパクトゾーンで手元が加速したらちゃんと打てないのが分ります。結果、インパクトゾーンで手元を減速させる動きになり、そしてシャフトのしなり戻りを使えるようになるのです。

 

インパクトゾーンで手元を減速させてシャフトのしなり戻りを発生させることができると、シャフトのしなり戻り(逆しなり)によってフェースが閉じる方向に動くようになるのです。シャフトのしなり戻り(逆しなり)がタイミングが良く発生すれば、ボールを捕まえようとしなくても捕まる。シャフトのしなり戻りを発生させることによって、スライスの最大原因である「インパクトでフェースが開く」という動きが出なくなるのです。

インパクトでフェースが開くから、ボールは右に飛び出す

 

軟らかいシャフトを使うと「タイミングが合わない」と感じるゴルファーが少なからずいますが、実は、「タイミングが合わない」方がいいんです。誤解を恐れずに言えば、スライサーや弾道が不安定なゴルファーの場合、自分のタイミングでスイングするよりも、シャフトが求めるタイミングでスイングした方が、クラブの軌道が良くなりますし、インパクトのタイミングも合ってくるのです。

 

 軟らかいシャフトを使うと、インパクトゾーンでは「手元を減速させる感覚」を肌で感じ取れるようになります。

 

手元を減速させることでヘッドを加速させる感覚というのは、こんな練習器具を使うことでも体感できます。手元側のハンドルを持って、シャフトやパイプをグルグル回転させる。簡単そうに見えますが、やると見るとは大違いで、インパクトゾーンで手元を加速させる癖がついている人や、作用と反作用をタイミング良く発生させる感覚が鈍っている人は、回そうと思っても回りません。

ゴルフは物理です。

 

 インパクトゾーンでは「減速が加速につながる」こと、そして「作用と反作用」を発生させることが求められるのです。

 

アナライズでは超軟らかシャフトが装着された練習器具「EF009」がありますが、これはシャフトのしなりを覚えるのに役立つだけでなく、スライス矯正、引っかけやフック矯正にも役立ちます~。

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イージーフレックスEF009を使った寸止めドリル!

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2017年06月08日超私的な試打インプレ、フジクラ ダイヤモンドスピーダー

毎週第2木曜日はゴルフ雑誌「アルバ」の発売日。最新号(6月22日号)の表紙は上田桃子プロです。この号では「ウォーリーを探せ」という感じで、マーク金井もほんの少しだけ誌面に出させてもらってます。自分で言うのも何ですが、小さな記事なので見つけるのに少々時間がかかりました(笑)。

そして見つけるのに少々時間がかったのがカメラ。ゴルフクラブもそうですが、カメラも新品よりも中古品に目がいきます。前から欲しかったCanonのフルサイズ「5D MarkⅣ」ですが、ようやく程度が良い中古品を見つけることができて手に入れました。これでデジタル一眼はCanonがメイン機種になりそうです。

 

さて、今回のエントリーは超私的なシャフト試打です。先週、赤羽ゴルフ倶楽部の薄暮ラウンドで試打し、昨日は神田のスタジオでガッツリと打ちました。試打したのは、、、

フジクラ ダイヤモンドスピーダー 5S
45.5インチ 307.8g D3 振動数248cpm センターフレックス4.20

 

装着ヘッドはテーラーメイドの初代M2なので、ヘッドの特性的は左に行きづらく、重心が浅めのです。

 

ダイヤモンドスピーダージュエルラインの3つめのモデルで、リシャフト専用シャフトです。特徴としては、、

 

・東レの素材と三菱レイヨンの素材を同時使用
・高弾性素材をふんだんに使用
・フジクラシャフト史上もっともトルクが少ない(5Sはトルク2.7)

 

かつてない強靭さとしなやかさを併せ持つ、超高速しなりを体感できるシャフトを完成させたとメーカーは謳っています。スピーダーシリーズはしなり戻りが速いことで定評がありますが、このダイヤモンドスピーダーはさらにしなり戻りが速いということをアピールしています。

 

では、実際に打ってみてどうだったのか?

 

赤羽の10番ホールは右がOBで左がワンペナ。フェアウェイの左サイドを狙って打ったら、狙いよりもほんの少しだけ左に飛んでわずかにラフ。こう書くと捕まるシャフトと思うかも知れませんが、そうではありません。右を嫌がって少しだけ捕まえに行こうとしたら、そのままの球が出て左のラフに飛びました。

ダイヤモンドスピーダーの第一印象は、、、、

 

自分の意思が伝わり過ぎるぐらい伝わるシャフト!!!!!

 

まず感じたのが追従性が非常にシャープなことです。高弾性なシャフトでかつトルクが非常に少ないわけですから「当たり前と言えば当たり前」なんですが、自分の意思がダイレクトに伝わります。1を聞いて10を知るようなシャフトです。左サイドがOBの14番ではイメージ通りのフェードでフェアウェイキープ、18番ではイメージ通りのドローで距離を稼げました。

 

高弾性、低トルクのシャフトはクルマに例えるならばレーシングカーに限りなく近いスポーツカー。ハンドルの切れ味は鋭いわけですから、雑なスイングをすると追従性の高さが裏目に出て、弾道をコントロールするのが難しくなります。

ただし、Sシャフトにしてはそれほど硬くないので、切り返し時にはシャフトが適度にしなるのでタイミングの取りづらさはありません。また、スピーダーエボⅢとかに比べると、手元側のしなりも感じ取りやすくなっています。このおかげで、切り返し時にはシャフトのしなりが手に伝わるのでタイミングは取りやすく仕上がってます。

 

そして印象に残ったのが、インパクトの力強さ。メーカーの意図通りシャフトのバネ性が非常に高く、インパクトではヘッドが重くなったような感触が手に伝わります。M2のヘッド重量は約200gですが、それが250gのヘッドでボールを捕らえているような感触があるのです。

 

飛距離性能も申し分ありません。特に、アゲンスト風で強い球が打てます。赤羽の17番、そして18番は慢性的にアゲンスト風が吹いてますが、どちらのホールでも今までよりも5ヤード以上飛距離が伸びてました。飛距離性能はスピーダーの中でもっとも高いでしょう。

 

ダイヤモンドスピーダーは、シャフトのバネ性(加速性)と追従性の高さに並々ならぬこだわりを感じました。スイングが不安定なゴルファーには「挙動がシビアに感じ」て弾道が安定しづらいと思います。スイングが安定しているゴルファーの方がこのシャフトの性能を引き出しやすいし、高い満足度も得られるでしょう~。

 

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