マーク金井blog

2017年04月26日超私的な提案 スロープレー解消するためのとっておきの方法とは!?

プロ野球のペナントレースはまだまだ序盤戦ですが、ここにきてセリーグが団子状態になってきました。開幕するや連戦連勝だった広島が負けが増えてきたこともあって、現在は首位広島と最下位ヤクルトとのゲーム差は5.5ゲームに縮まってます。昨日は巨人の菅野が広島に完封勝ち。横浜も阪神に完封勝ちを収め、これで首位広島と2位巨人のゲーム差はわずか0.5ゲームとなりました。阪神もなんとか首位と1.5ゲーム差で3位にいますが、4位の横浜が1.5ゲーム差で近づいています。

 

 

野球の場合、調子の善し悪しを見極めるポイントはいくつもありますが、そのひとつに打順があります。バッティングが好調なチームほど打順が固定されてますし、バッティングが不調なチームほど打順がしょっちゅう変わっています。打てないから打順を変えざるを得ないのですが、打順を変えたからと言ってすぐに打てるほどプロ野球の世界は甘くありません。当たり前過ぎますが、やはり打つべき人、中軸バッターが打たないと打線は上向きにならないです。

 

さて、この打順。

 

野球と違って、ゴルフの打順は固定ではありません。ゴルフの打順はかなり流動的です。原則としては、、

 

  • ティショットの打順は、「前のホールのスコアが良い人から打つ」
  • 2打目以降の打順は、「ホール(穴)から遠い人から順番に打つ」

 

 

ずっと昔からこれが当たり前でしたが、スロープレーを解消するということで、新たなルールが生まれようとしています。そのひとつが、

 

レディゴルフ(Ready golf)

 

「レディゴルフ」とは、これまで2打目以降は「ホールから遠い人から先に打つ」とされてきた打順を「準備できた人から先に打つ」にするというものです。今回ルールで定めようとしてますが、実は、欧米ではすでに実施している所も少なからずあります。マーク金井が主宰する日本ハーフコース振興協会も、協会設立時からレディゴルフは実施しています。

 

 

「レディゴルフ」を試していただくと分りますが、これを試すだけでハーフ10分くらいはプレー時間を短縮できます。特に、乗用カートでのセルフプレーの時は、カートの近くにボールがある人から打つようにすれば、カートから遠い人が打つのを待たなくていい。カートから遠い人もボール地点まであせって走らなくて済むので、助かります。

 

そして、本気でスロープレーを解消したいと思うならば、「レディゴルフ」をさらに拡大解釈してやってもらいたいのが、、、、

 

ティショットは打順固定!!!!

 

ティショットは良いスコア順というのをやめて、固定打順にするのです。どんな風に固定してもいいですが、例えば、同伴競技者のドライバーの飛距離が大きく異なる場合ならば、、、

 

飛ばない人から順番に打つ

 

という風にするのです。飛ばない人から打てば、前の組の人に打ち込むリスクが減ります。また、前の組が遠くにいかないてもティショットを打てる分だけ、ティグラウンドでの待ち時間を短縮できます。ティショットを固定打順にするだけで、ハーフ10分くらいはプレー時間を短縮できると思います。

 

それだけではありません。実は、打順をクルクル入れ替えるよりも、打順を固定にした方がいい人がスコアアップしやすくなります。打順を固定すると、ティショットを打つ順番があらかじめ分ります。そうすると、プレーのリズムが良くなるのです。1番バッターはホールアウトすれば、すぐに自分が打つ番だと分るのでジタバタしません。4番バッターは4番バッターで自分の番がいつも遅いのが分るので、イライラもしなくなるのです。
ゴルフはリズムが大事だと言われてますが、スイングのリズムだけがリズムだけではありません。

 

・構えてから打つまでのリズム
・歩くリズム
・プレーとプレーのインターバルのリズム
・打順のリズム

 

 

これらのリズムが一定になると、実はスイングのリズムも良くなるのです。そしてこれらのリズムが良くなるほどにスコアも良くなるのです。

 

スロープレー防止のために「走る」ことを求められる場合がありますが、ゴルフは「走る」と息が乱れてミスショットが出やすくなります。ミスショットが出たら、当然ながらプレータイムは長くなります。スロープレーを減らすには、慌てることよりも無駄な時間を省くこと、そしてリズムが良くなることを推奨することです。レディゴルフとティショットの打順固定。この2つを採用すれば、走らなくてもプレー時間は確実に短縮できるのです~。

 

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2017年04月24日超私的な提案 スコアアップにつながり、結果にコミットできる練習方法とは!?

先週の国内女子ツアー「フジサンケイレディス」は吉田弓美子プロが12アンダーで逃げ切り優勝。これでツアー通算6勝目を手に入れました。国内男子ツアー「パナソニックオープン選手権」はプレーオフの末、久保田健一プロが優勝。ツアー優勝は2012年の日本オープン以来で、通算7勝目を挙げました。

そして、プロ野では阪神が巨人に戦線を制して1点差で勝利を収めました。これで巨人戦の通算成績も3勝2敗と勝ち越し。まだ序盤戦ですが11勝8敗と貯金が3つあります。まだ始まったばかりとはいえ、解説者の予想を覆すかのように頑張っています。

そして、頑張っていると言えばTVでひんぱんに流れているライザップのCM。結果にコミットするという謳い文句とともに、著名人、タレントさんが大幅なダイエットを成し遂げ、スタイル抜群の姿がこれでもかってぐらい画面に映し出されています。

さて、このライザップ。最近はダイエットプログラムだけではなく、ゴルフのジャンルに進出しています。ライザップのことですから、ゴルフでも「スコア(結果)にコミットする」という謳い文句で生徒を募集しています。

マーク金井が知る限りでは、ここまで大々的に「スコア(結果)にコミットする」という謳い文句を掲げているゴルフスクールはお目にかかったことがありません。PGA(日本プロゴルフ協会)公認のティーチングプロは3000人以上いますが、スコアにコミットすると言い切ったティーチングプロは見たことがないです。

 

では、どんな方法でライザップは「スコア(結果)にコミットする」プログラムを作っているのでしょうか?

 

ホームページには、こんなことが書かれています。

 

 

 RIZAP GOLFでは100種類以上のスコアUPトレーニングメニューを用意。
そのメニューから、専属プロコーチがお客様の目標スコア、弱点、そして体格、筋力に合わせてトレーニングメニューを構築します。その事により、お一人おひとりで少しづつ異なる苦手を克服できます。

 専属プロコーチが教えるRIZAP GOLF オリジナルメソッドは、お客様のゴルフ上達の3大要素「再現性の高いスイング」「研ぎ澄まされたメンタル」「戦略的なゲームプラン」を実現するため、マンツーマントレーニングをはじめ、スキルの科学的分析、リアルなコース環境の再現など様々な角度からお客様の弱点克服のアプローチを実行します。
(以上、ライザップゴルフのホームページから引用)

 

おのおのについて具体的なことは書かれてませんが、多角的にゴルファーが上手くなる方法をパーソナルに(マンツーマンで)レクチャーしてくれるのでしょう。ダイエットの時と同じく、パーソナルコーチがレッスン以外の時間でも、色々と指導してくれるのだと思います。まだ始まったばかりですが、ライザップゴルフでベストスコアを更新する人が続々と登場すれば、日本のゴルフレッスンビジネスはライザップゴルフがイニシアチブを取る可能性は大いにあるでしょう。

 

 スコア(結果)にコミットする。

 

上達したくても上達できない人にとっては魅力的なキャッチフレーズです。何年やってもベストスコアを更新できない人や、練習場にまめに通っているのにスコアアップできない人にも、「もしそれが本当なら通ってみたい」とそそられると思います。

 

ダイエットビジネスで実績があるライザップがやることですから、ゴルフにおいても結果にコミットできるノウハウがあると思います。

 

では、マーク金井はスコア(結果)にコミットすることができるビジネスができるのかと聞かれたら、ゴルフがあんまり上手くない人、100が切れない人、そして練習場にまめに通っている人に関していえば

 

イエスです。

 

では、どんな風なことを提案するのか?

 

アマチュアゴルファーが一番確実に上達につながる方法は、、、

 

打ち放しでボールを打つ時、自分が打った球にコミットすればいいのです。

 

例えば、250ヤードの練習場があったとしましょう。アマチュアゴルファーは100球入ったカゴを2000円で購入します。ここまでは普通の練習場と同じですが、ここから先はガラッと変わります。ゴルファーは100球を好きに打っていいですが、打った球はすべて自分で回収しなくてはなりません。それも制限時間付で1時間で100球打ったら、30分以内で自分の打ったボールをすべて回収。回収しそびれたボールに対しては1球1000円の追加料金が発生します。

打ちっ放し練習場というのは、ボールを打つのが楽しい(楽)な反面、自分が打ったボールに責任をまったく持ちません。このため、多くのゴルファーはナイスショットの記憶だけが蓄積され、ミスショットの記憶が見事なくらい欠落するのです。対して、自分が打ったボールを自分で回収するとなるとどうでしょう。

 

 数発のナイスショットが出たとしても、他のショットで左右にボールが飛び散ったら、探すのが大変です。そして、ナイスショットとミスショットの差が激しい人ほど、ボール回収に時間がかかりますし、時間切れで回収できないボールの数が増えてきます。そしてなにより、自分で打ったボールを探すのが嫌になってしまう人も出てくるでしょう。

 

スコアメイクの方法はいくつもありますが、スコアがまとまらない人、何年やってもベストスコアが更新できない人、なかなか100が切れない人の場合、ナイスショットとミスショットの差が激しいです。1発の致命的なミスで大叩きをするのが原因で、スコアを浪費しています。言い換えれば、ナイスショットの数を増やさなくても1発の致命的なミスを減らすことができれば、簡単にスコアアップできるのです。

 

練習場でボールを打つと、1球の重みを感じ取れないだけでなく、ミスの分析がおそろかになります。逆に、自分で打ったボールを自分で回収しようとすれば、おのずとボールを同じ場所に固めようとします(その方が回収が簡単だから)。結果、練習している時はナイスショットを打つことよりも、同じ方向にボールを飛ばすことに意識が集中し、それは、コースで打った時と同じく、自分が打ったボールに対してコミット(責任)を持つようになるのです。

 

練習しても上手くならないと嘆く人がいますが、少なくとも自分で打ったボールを制限時間内ですべて回収するような練習場に通えば、練習しても上手くならないという負のスパイラルから抜け出せると思います~。

 

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アナライズからのお知らせ

5月7日

千葉市民ゴルフ場で、マーク金井の9ホールのラウンドセミナーを開催します。今回は

プライム会員のみの募集です。

応募者多数の場合は抽選となります。プライム会員向けセミナーですがラウンドセミナーに限っては、有料となります(ゼミナー代3000円+ご自身のプレー代)スタートは6時半前後となります。競争率は高いと思いますが

当選者の方はメールにてお知らせします。当選者は4月26日中にメール差し上げます。

5月のセミナーもかなり一杯になってきました。超人気のオンプレーンセミナーもかなり満席度が高くなっています。

まだ空いているのは5月24日19時開始分のみとなりました・・(こちらもお急ぎ下さい)

詳細は↓をクリック


2017年04月23日超私的な試打インプレ、オノフ「FAIRWAY ARMS KURO」 3W

今週の国内男子ツアー「パナソニックオープン選手権」は、千葉カントリー梅郷コースで開催されています。千葉県のコースですが、限りなく埼玉県に近い場所にあって、千葉県人よりおも埼玉県人の方がアクセスが良く、石川遼プロの自宅からもっとも近いゴルフ場です。

 

埼玉県人のマーク金井は金曜日に現地取材してきましたが、今回はギャラリーサービスとして、選手との撮影エリアが設けられています。加えて、16番パー3のグリーン後方には特設スタンドが設置。グリーンのすぐ後ろにスタンドがあるため、手が届くような距離で選手のプレーを観ることができます。加えて、放送ブースもあってアナウンサーの薬師寺さん、タケ小山プロが選手のプレー振りを大いにあおってくれています。

さて、金曜日はパナソニックオープン選手権観戦の前に、兄弟コースである千葉カントリー川間コースでプレーしてきました。ゴルフ業界の阪神ファンの集まりである芝虎会のコンペです。クラブセッティングは、、、

 

ドライバー
キャロウェイ GBBエピックスター9.5度(ツアーAD TP5s
グローブライド オノフKURO10度アッタスパンチ5s
FW
グローブライド オノフFAIRWAY ARMS KURO(アッタスパンチ5s
UT
アナライズ マジックマリガンUT 18度 21度 24度(UT70
アイアン
ピン G25 7~PW(フジクラMCI80
ウエッジ
アナライズ MMウエッジ(50度、58度)
パター
ピン シグマG(TYNE)

 

オノフのドライバーと3W、そしてピンのシグマGは、ホットリスト2017の試打ですごく気に入ったので手に入れました。オノフKUROアッタスパンチを組み合わせたのは、片山晋呉プロと同じセッティングです。ホットリストでは純正シャフトでの試打だったので、この千葉カンで打つのが初めてです。そこで今回は、オノフFAIRWAY ARMS KUROの超私的な試打インプレをエントリーします。

 

アッタスパンチにリシャフトする前に、ヘッド計測してみると、、、

ヘッド重量  約206g
重心距離   33.5mm
重心高さ   19mm
重心深度   35mm
フェース厚  36mm
有効打点距離 17mm

 

今回のオノフKUROは片山晋呉プロが前面的にプロデュースしてますが、中でもFAIRWAY ARMS KUROは、「ボクのこれまでのゴルフ人生のなかで、最高の飛びを実感したモデル。こんなに良いスプーンに巡り会ったことはないと断言できますね」と。実際、昨年の日本オープンではドライバーを抜いて、この3Wでティショットを打ってましたし、マイナビチャンピオンシップで優勝した時も、この3Wでティショットを打つシーンが多かったです。片山プロとの共著「SHINGO IZM」の表紙も、この3Wが使われてます。

このオノフFAIRWAY ARMS KUROはボディがチタンで、ソールがタングステン合金が採用されてます。比重が大きくことなる異素材を組み合わせることで、低重心でありながらも深めの重心深度になっています。ホットリスト2017の試打でも飛び性能は図抜けて高かったです。

 

では、実際に打ってみてどうだったのか?

 

ティショットで8回使いましたが、まさにぶっ飛びスプーンです。フェアウェイウッドなのにドライバーと同じぐらいフェースの弾き感が強く、かつ低スピン弾道がオートマチックに打てます。ティアップして打つと、

 

スピン量は2400~2700回転。飛んでる球だけ観ているとドライバーの弾道とまったく同じです。ブッシュネルで飛んだ距離を計測してみたら、平均で250ヤードを超えてます。ドライバーとの飛距離差は10ヤードぐらいかも知れません。

 

ここまで飛ぶと安定感に欠けそうな感じがしますが、実際はコントロール性能が非常に高いです。個人差はあると思いますが、オノフFAIRWAY ARMS KUROアッタスパンチの相性がすこぶる良くて、インパクトの再現性が非常に高いのです。アッタスパンチは手元のしなり感が適度にあり、これがタイミングの取りやすさにつながっています。

 

球筋的には極めてニュートラル。3wにしてはやや重心距離が長めなので直進性が高い弾道が打ちやすくなってますし、それでいて、ドロー、フェードの打ち分けもしやすい。
やさしさを求めつつも、操作性も高めです。もっともこれは当たり前なことで、3Wよりもドライバーの方がヘッドが小ぶりだからです。

 

そして、ここからは超私的な印象ですが、この3Wはヘッド形状が少しユニークです。
クラウンのトウ側が少し下がっているために、実際のライ角よりも、構えるとライ角がややフラットに見えます。このためアドレスした時には引っかかりづらいイメージを与えつつも、実際は右にスッポ抜けづらい。低重心に作ると球が捕まりづらくなる(球が滑りやすくなる)のですが、このオノフFAIRWAY ARMS KUROは、ライ角をややアップライトにすることで、そのミスが出づらくしているのです。

 

 

狭いフェアウェイを狙い打ちしつつ、しっかりと飛距離も稼ぎたい。オノフFAIRWAY ARMS KUROは、こんなワガママな要求に見事に応えてくれる3Wです~。

 

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アナライズからのお知らせ

5月7日

千葉市民ゴルフ場で、マーク金井の9ホールのラウンドセミナーを開催します。今回は

プライム会員のみの募集です。

応募者多数の場合は抽選となります。プライム会員向けセミナーですがラウンドセミナーに限っては、有料となります(ゼミナー代3000円+ご自身のプレー代)スタートは6時半前後となります。競争率は高いと思いますが

当選者の方はメールにてお知らせします。当選者は4月26日中にメール差し上げます。

5月のセミナーもかなり一杯になってきました。超人気のオンプレーンセミナーもかなり満席度が高くなっています。

まだ空いているのは5月24日19時開始分のみとなりました・・(こちらもお急ぎ下さい)

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2017年04月21日超私的な考察 軽いシャフトと重いシャフト、リシャフトするならどちらがいいの!?

桜が咲き始めてからというもの、スマホを見る時間がめっきり増えてきました。18時を過ぎると、プロ野球速報をこれでもかってぐらいがアクセスしてしまうからです。阪神タイガースは開幕直後こそ借金生活でしたが、今は少ないながらも貯金生活。今日からは宿敵、巨人との3連戦があります。

 

 

今シーズンも東京ドーム、神宮球場、横浜、そして阪神甲子園球場で野球観戦を予定していますが、このブログがアップされる頃には千葉カントリー川間コースでプレー、そしてプレー後は国内男子ツアー、「パナソニックオープン選手権」を現地観戦してきます。選手のプレーを観るのはもちろんのこと、選手がどんなクラブを使っているのか、どんなシャフトを使っているのかをじっくりと調べてきます。

さて、今日はドライバーを2本持っていってプレーします。1本は45.5インチ、もう1本は46インチ。シャフトはどちらもUSTマミヤのアッタスパンチ5S。50g台のSシャフトです。3年ぐらい前から、ドライバーのシャフト重量は60g台から50gにチェンジしました。体力低下に合わせたという意味合いもありますが、50g台の方がシャープに振り切ることができるからです。

 

 

さて、このドライバーのシャフト重量。

 

アマチュア向けドライバーの純正シャフトは50g前後が主流です。そして、カスタム対応で装着できるシャフトメーカーのシャフトの場合、60g台と50g台がラインアップされていることが多いです。だからでしょうか? アナライズにも、「ドライバーのシャフトは50gと60g台のどちらを装着した方がいいのか?」という問い合わせが少なからずあります。

 

 50g台と60g台。

 

物理的な側面から言うと、軽い方がヘッドスピードが上がりやすくなります。ただし、ゴルフルールではシャフトの重量制限はありません。シャフトの重さは軽くても重くてもルール適合です。ちなみに野球のバットというのは重さ制限があって、高校野球の場合は900g以下の金属バットは使用が禁止されています。ルールで禁止されているということは、野球の金属バットに関しては軽い方がボールを遠くに飛ばせるのでしょう。

 

では、アマチュアの場合、ドライバーに装着するならば50g台と60g台のどちらの方が適しているのでしょうか?

 

飛距離を求めるならば50g台、スイングの安定性を求めるならば60g台をお薦めします。ゴルファーのスイングの仕方によっても変わってきますが、軽いシャフトの方が負荷が減る分だけヘッドスピードを上げやすくなるからです。加えて、同じヘッド重量ならば軽いシャフトを装着した方がバランスが少し軽くなり、その分だけ振り切るスピードも上げやすくなるからです。

 

対して、60g台のシャフトのメリットは安定感です。シャフトが重くなるとヘッドスピードを上げづらくなりますが(加えて、バランスも少し重くなる)、反面、スイング中のシャフトの挙動が安定しやすいメリットがあります。また、手打ちになりやすい人の場合は、軽いシャフトよりも重いシャフトを手にした方が、スイング中に体をしっかり使えるようになってきます。

 

そして、同じシャフトであっても50g台と60g台とでは重さが違うだけでなく、硬さ、しなるポイント(キックポイント、調子)も若干異なります。シャフトメーカーのオリジナルシャフトの多くは、同じSでも60g台に比べると50g台の方が少し軟らかくなっていますし、50g台の方が手元側がしなりやすくなっている場合が多いです。トルクも60g台に比べると50g台の方が少し多くなっている場合が多いです。ツアーADであれ、スピーダーであれ、アッタスであれ、FUBUKIであれ、同じ銘柄でも重さが変わると、シャフトの振り心地は少し異なることは覚えておいた方がいいでしょう。その差をまったく感じないゴルファーもいると思いますが、その差を感じるゴルファーもいます。

 

 

ドライバーのシャフトの適正重量は個人差がありますが、昔に比べるとアマチュアだけだけでなくプロが使うシャフトも軽くなっています。プロの場合は軽いシャフトを装着しても手打ちにならないし、軽さのメリットを生かしてヘッドスピードを上げていけるからだと思います。超私的なことを言わせてもらえれば、アマチュアの場合、スイングがしっかりしている人(いわゆる上級者)は、軽いシャフトを使った方がメリットが大きいですし、ドライバーのスイングが不安定な人は、少し重めのシャフトを装着した方が道具(クラブ)が、ショットが良くなってくるし、スイングも良くなってくるでしょう。

 

アナライズではFW用シャフトとしてW60(60g台)W65(65g台)と重めのシャフト(純正シャフトに比べると)をラインアップしていますが、FWの長さはドライバーよりも2インチ以上短くなっています。これぐらいの重さの方がスイングが安定してミート率が良くなるからです~。

 

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2017年04月20日超私的な提案 競技ゴルファーの減少を食い止めるための非常識な方法とは!?

 

ゴルフ人口の減少に歯止めが掛からないと言われてますが、アマチュア競技に参加する人も減ってきています。パブリック協会が主催する競技を始め、新聞社主催競技、JGAKGA)が主催する競技の出場者も減少しています。男子ツアーの競技数が減っているだけでなく、アマチュア競技もこのままでは減少の一途を辿ってます。20年前ぐらいまではアマチュア競技は盛況でしたが、今は多くの大会で定員割れしています。

 

マーク金井もアマチュア競技に出ていますが、その数はかなり減りました。競技時間がとてつもなく長いのと、、アマチュア競技の多くはお金がかかり過ぎるからです。かつてパブリック選手権や関東アマの予選も出てましたが、ハーフ3時間は当たり前。昼食時間を含めると18ホールプレーするのに7時間かかるなんてザラでした。数あるスポーツの中でも、ゴルフ以外で競技中に食事を取る競技はまれですし、7時間もかけてプレーする競技もまれです。プレー代金に関してもエントリーフィーとプレー代金を足すと軽く2万円を超えてきます。

 

 

 加えて、ゴルフ場が主宰する月例競技やクラチャンを除けば、アマチュア競技のほとんどは平日開催。週末しか休めないサラリーマンが出るにはかなりハードルが高いです。ゴルフ競技がよほど好きな人を除けば、従来からのフォーマットのままでは、競技に出たいという人は減ることはあっても増えることはないでしょう。

 

では、どうすれば競技ゴルファーを増やせるのか?

 

アマチュア競技に出たいという需要があるならば、以下のことを実施すれば競技ゴルファーの減少に歯止めを掛けられると思います。

 

・平日ではなく週末開催を増やす
・週末開催でも値段をリーズナブルに設定する
・18ホールではなく、9ホールで大会実施する
・できるだけ都心から近い場所で開催する

 

かなり常識外れかも知れませんが、やろうと思えば十分に可能です。週末開催で値段を安くする方法としては、、、

・早朝プレー、もしくは薄暮プレーで開催
・9ホールプレー
・セルフプレー
・パー3コースで開催

 

18ホールではなく9ホールにすれば時間とお金を節約できます。早朝や薄暮で試合を開催すれば、週末でも開催可能ですし、安い料金設定が可能だと思います。

 

これまでのアマチュア競技は平日の真っ昼間にやるというスタンスでした。そしてキャディ付きプレーも多いです。それを週末の早朝や薄暮にやるというスタンス、そしてセルフの9ホールに短縮するというスタンスになれば、お金と時間の両方を短縮できます。

 

もしも、そんな競技に魅力がないと感じるのであれば、ツアーに出たくても出ることができないツアープロが参加すればいいと思います。ツアープロと回れば、プロの技術を間近で観ることができますし、競技ゴルフの醍醐味も存分に味わえます。実際、MMT9では多くのアマチュア参加者が「もう一度参加したい」とおっしゃって下さってます。

競技ゴルフの目的はコース攻略もさることながら、競技という独特な環境の中でプレーすることです。極端なことを言ってしまえば、どこでやるかよりも、誰とやるかの方が大事です。競技に参加すると、プレッシャーがかかった状況、ドキドキしながらゴルフをすることの面白さを体験できます。また、自分の本当の実力を知ることができ、ゴルフに対するモチベーションを上げることにもつながります。

 

競技ゴルフというと「上級者のためのもの」と思われがちですが、そんなことはありません。スクラッチ競技でやる場合でも、ハンデキャップ別にカテゴリー分けをすれば、同じぐらいのレベルの人が同じ土俵で戦うことができます。

 

競技の面白さは競技に出ないと味わえません。しかし、現状のフォーマットのままでは競技に出るためのハードルが高過ぎるために、競技ゴルフというのは「ごく限られた人が参加する大会」という位置付から抜け出せないと思います~。

 

 

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