マーク金井blog

2017年03月01日超私的な試打のコツ、パターの特性、性能を見極めるコツとは!?

日曜日の夜に宮崎に移動し、月曜日と火曜日はフェニックスゴルフアカデミーにて、クラブを200本近く試打してきました。米国ではゴルフダイジェストが、国内ではゴルフダイジェストオンラインが主催しているホットリストの審査員のひとりとして、ドライバーからパターまで、がっつり打ってきました。ホットリストの審査員は初回から続けてますが、今回から場所が宮崎に移り、朝から日暮れ過ぎまで打ってはコメント書き、打ってはコメントを書きました。

 

 

試打するクラブは、2017年モデルのドライバー、FW、UT、アイアン、ウエッジ、そしてパターです。5つのカテゴリーがありますが、今年一番種類が多かったのはパター。
なんと60本以上も試打し、試打したパターを1本1本づつ評価(採点)し、1本1本づつコメントを書き入れていきます。パターを打つのに力はまったく必要ありませんが、実は、パターの試打が一番大変なんです。パターを打つ時の姿勢というのは、腰への負担が一番大きいからです。

 

では、

マーク金井はどんな風なことをして60本ものパターを評価し、インプレッションしているのか?

 

パターはグリーン、もしくはグリーン近辺でボールを転がすための道具(クラブ)です。
ですので、テストする場所はもちろんグリーン。今回はフェニックスゴルフアカデミーのグリーンで試打しましたが、実は、試打するまえにかなり時間をかけてやっていることがあります。

 

それは、、、

 

 試打クラブを全部一列にならべ、その近くで1本づつクラブを握り、1本づつ素振りすることです。クラブを握ることでヘッドとグリップのバランス、グリップとフェース面の関係をチェックします。素振りすることで、ヘッドの利き具合(バランス)、シャフトのしなり感、重心深さ、重心距離、そして一番大事な振り心地をチェックします。

 

 

ボールを打つ前に素振りを繰り返す理由、それは、、、

 

 いきなりボールを打ってしまうと、無意識の内にボールを打つこと、ボールをカップに入れたくなります。その結果、クラブの挙動を確認することが少しおろそかになってしまうのです。

 

 

対して、複数のパターを順繰りにグリップして素振りすると、パターの挙動、特性がどんなものかのチェックに専念できます。加えて、順繰りにパターを取り換えることで、それぞのパターの違いをも知ることができます。振りやすいパターと振りづらいパターの違いについても、こまかくその違いをチェックできるのです。パターに限りませんが道具の本質を探るには、主観的な立場での調べと、比較することでの調べ。この2つの方法をとることで、よりパターの性能、特性を浮かび上がらせることができると思ってます。

 

もちろん、パターを試打する時はグリーン上でボールも打ちます。ボールを打っている時にチェックしているポイントは2つ。

 

  •  狙った方向に転がるのか
  •  狙った距離にボールが止るのか

 

入る入らないはあまり気にしません(笑)。それを気にしすぎると、入れることに意識が向い過ぎてしまうからです。試打は試打者の主観がはいります。試打者にとって、ボールが狙った方向にちゃんと転がり、ボールが狙った場所に止ってくれるほど、そのパターは高得点となります。逆に、ボールが狙った方向にちゃんと転がらない、ボールが狙った場所に止ってくれないほど、そのパターは得点が下がります。

 

また、パターの場合、インパクト音、インパクト時に手に伝わる振動の出方もチェックしています。この2つの要素は距離感に密接な関係があるからです。例えば、音が大きい割に転がらないパター、手応えが希薄なわりにボールが転がり過ぎるパターというのは使い勝手がよろしくありません。自分のイメージと実際に転がる距離を合致させづらくなるのです。パターの中では「球足が伸びる」ことをアピールしているモデルも少なからずありますが、もしも自分のイメージよりも球足が伸びてしまえば、意図した所にボールは止ってくれません。この手のパターは使い始めはショートのミスが減りますが、新車効果がなくなると、オーバーが怖くなってインパクトが緩んでしまうリスクが増してきます。

 

パターは感覚的な要素が大きいですし、メンタルの要素も大きいです。それだけに性能の違いを文章かすることが難しくなりますが、自分にとっていいパターを見つける方法にはロジック(論理)があるのです~。

 

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2017年02月27日超私的な考察、なぜアマチュアはレッスン書を読んでも上達しないのか!?

 

昨日はアナライズのセミナーデー。前半は正しい方向にクラブを振るための方法論をレクチャーする「オンプレーンセミナー」。90分の予定でしたが、新しい試みを入れたために20分超過して終了。約10分の休憩を挟んで、後半はスイング作りに役立つ練習器具の正しい使い方をレクチャーする「ゴルフの竪琴」セミナーを実施しました。

 

 

アナライズのセミナーは少人数制です。今回も前半が5名、後半が6名参加いただきましたが、いずれの参加者も「こんな風にクラブを振るなんて初めて」とか「今までとまったく違う」とか「今までにない動きですね」と口を揃えておっしゃいます。セミナーはゴルフ歴が浅い人も来られますが、10年以上のキャリアがある人も多数来られます。にも関わらず、初めてゴルフスイングを経験したかのような言葉を発せられるのです。

 

では、マーク金井はかなり特殊なことをレクチャーしているのかというと、そんなことはありません。ゴルフ雑誌やレッスン書で紹介されていることと、ほとんど同じことをレクチャーしています。実際、レクチャー中も、スイングをiPhoneやスマホで動画を撮っていただきますが、皆さん自分のスイングを見るや、口を揃えて「こんなスイングがしたかったんです」とおっしゃいます。昨日のセミナーでも、自分の感覚とまったく違う振り方をしているのに、レクチャー中の自分の動画を見ると「イメージ通りのスイングになっている」と。

 

 では、なぜ自分のイメージと違う方法でクラブをビュンと振ると、「自分のイメージ通りのスイング」になってしまうのか?

 

 なぜ、ゴルフ雑誌のレッスン記事を読んでも、レッスン書を読んでも、「イメージ通りにクラブが振れない」のか?

 

 

アナライズのセミナーでは、毎回最初に参加者にこんな質問をします?

 

なぜゴルフが難しいと感じるのですか?
なぜセミナーに参加したのですか?

 

 

すべての参加者は、、

 

  •  自分のイメージと実際のスイングにギャップ(ズレ)がある
  •  思い通りにクラブをコントロールできない
  •  スイングの再現性が低い

 

 

当たり前ですが、アマチュアゴルファーでわざと下手になるような練習をする人は、ひとりもいません。一生懸命いいスイングを作ろうと努力しています。レッスン記事やレッスン書を真面目に読んでいる人ばかりです。

 

にも関わらず、10年以上のキャリがあっても、一生懸命練習しても、自分のイメージと実際のスイングにギャップがある状態から抜け出せない人がほとんどです。そして、そんな悩めるゴルファーが、セミナーに参加すると、わずか60分ほどでクラブの振り方がガラッと変わり、自分が求めているスイングにかなり近づてしまいます。そして、参加者の皆さんは、その変化の大きさに驚きます。

 

では、セミナーでは何をやっているのか?

 

それを説明する前に、知っておいてほしいことがひとつあります。ゴルフに限りませんが、人間は経験したことがない動作を「言葉で説明されても、それを正しく理解し、正しく実践することは非常に困難」なのです。レッスン記事もレッスン書もスイング作りに役立つアドバイスをしていますが、それを読んでいる人の大半は、正しい動作を実践できていません。これは、食べたことがない料理のレシピ(文章)を見せられて、その料理の味や作り方を知ろうとすることに似ています。もちろん、ゴルファーの中には、やったことが動作を説明されて、できる人もいます。そういう人は、いわゆる運動センスが極めて高い人で、ゴルファーの1割にも満たないと思います。そして、困ったことにレッスン記事やレッスン書を書いているプロゴルファーのほとんどは、運動センスが極めて高いです。

 

 

なので、セミナーでやっていることは、、、、

 

正しい動作を言葉で説明するだけでなく、身振り手ぶりで説明するだけでなく、実際に経験してもらっています。実際に経験してもらうためにやっていることは、マーク金井がセミナー参加者の動作の補助をやったり、時には、参加者の背後に回って抱きつき、二人羽織みたいな感じでスイングします。誤解を恐れず言えば、強制的に正しい動作を経験してもらい、参加者の身体に直にその動きを経験してもらいます。

 

 

実際に動きを体験すると、当然のことながら、今までのロジック(論理)が壊れます。今までのロジック(論理)が壊れて初めて、正しい動作が身体にインストールされて、正しい動作が身体にインストールされると、それに続くいて頭の中のロジック(論理)もインストロールされるようになるのです。

 

 ゴルフは物理で、その物理を理解するには経験(体験)が必要不可欠です。

 

ゴルフもスノボも、我流で上手くなれる人はほんの一部です。ゴルフもスノボも、誰にも教わらなくても上手くなれる人はほんの一部です。マーク金井はほんの一部ではなかったので、ゴルフスイングの仕組みがわかるのに30年近くかかりました。ずい分時間がかかりましたが、回り道をしまくって30年かかったおかげで、セミナーを実施できるようになったのです~。

 

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2017年02月26日超私的な考察、なぜアマチュアの多くはプロに比べると飛距離が出ないのか!?

毎週金曜日は早朝スノボーデー。一昨日もいつものように朝イチの新幹線に乗り込んでガーラ湯沢で滑ってきました。普段はひとりなんですが、今回は4人。アナライズの女子スタッフ2名と、T島ブログでおなじみのT島が同行してくれました。女子スタッフ2名は初心者で、T島は上級者ですが、最近道具を変えて滑りに迷いが出ているそうです。

 

初心者2名、上級者2名ということで、いつもお世話になっているガーラ湯沢のスノーボードスクール、石川校長には最初の1時間は初心者レッスン、次の1時間は上級者レッスンをお願いしました。わずか1時間ですが女子スタッフはターンがスムーズになり、サクッと滑れるようになりました。T島もビンディングの調整、そして谷回りのターンのきっかけを教わるやいなや、ターンが劇的にスムーズに。ゴルフもスノボもちゃんと教わった方が、確実に上手くなることを再認識しました。

 

 

さて、T島ブログでも書かかれてますが、ゴルフとスノボには共通した魅力があります。

 

T島ブログ↑クリック

 

「ゴルフはクラブという道具を、スノーボードはスノーボードという道具を使うことで、生身の人間ができることを遥かに超えることができるという点で激しく似ています」。
T島ブログから引用)

 

前回のブログでも書いたように、ゴルフは動力装置(エンジン)を使わないで、ボールを遠くに飛ばせます。そして、ゴルフクラブには動力装置(エンジン)はついてません。ゴルフクラブは人間が振らない限り、ただの棒状の置物です。どんなに飛ぶと言われているドライバーも勝手に動きません。人間が手に持ってビュンと振ることによって、その性能が発揮されます。

 

逆に言うと、道具(ゴルフクラブ)を生かすも殺すも人間次第。ゴルフクラブを楽器に例えるとするならば、ピアノとかギターではなく、トランペットやフルートに近いと思います。ピアノやギターは最初から音が出てくれますが、トランペットやフルートは初心に厳しく、音が出るまでが難しいそうです。

イシバシ楽器のWEBサイトより転載

 

 ゴルフの道具(ゴルフクラブ)は扱う人間によってパフォーマンスがガラッと変わります。例えば、同じドライバーを手にしても、プロゴルファーが使えば250ヤード以上楽に飛びますが、まったくの初心者ならば200ヤードも飛ばないでしょう。言い換えると、体力、筋力が人並み外れてても、道具(ゴルフクラブ)を使うスキル(技術)がなければ、ボールを遠くに飛ばせる度合いは少なくなるのです。

 

ゴルフはボールを遠くに飛ばせるのが魅力ですが、今、その魅力をもっとも手に入れているのはプロゴルファーです。ここ40年でゴルフクラブは劇的に進化(変化)していますが、その恩恵をもっとも受けているのはプロゴルファーです。現在、世界ランク1位のダスティン・ジョンソンはドライバーで350ヤード以上飛ばしますが、350ヤード以上飛ばせるのは今どきの道具(ゴルフクラブ)があってこそ。昔の木製ヘッドにスチールシャフトが装着されたドライバーならば、300ヤード行くか行かないかだと思います。

 

 

他方、アマチュアゴルファーの飛距離はどうでしょう。道具(ゴルフクラブ)のおかげで、生身の人間がボールを投げるよりもボールを遠くに飛ばせます。道具(ゴルフクラブ)が進化したことで、飛距離も伸びています。しかしながら、プロゴルファーに比べると飛距離は伸びてません。プロゴルファーに比べると、ドライバーの飛距離は圧倒的に劣ります。40年前はプロとアマのドライバーの飛距離差は50ヤードぐらいでしたが、現在その差は100ヤードぐらいまで広がっています。せっかく道具(ゴルフクラブ)が進化したにも関わらず、プロゴルファーに比べるとその恩恵を受け取っていません。

 

では、なぜアマチュアはプロゴルファーほど飛ばないのか?

 

体力、筋力の違いももちろんありますが、ゴルフの場合、飛距離に最も影響を与えているのは道具(ゴルフクラブ)です。大事なことなので繰り返しますが、

 

ゴルフの魅力は生身の人間がなしえないぐらいボールを飛ばせることです。

 

アマチュアの中には、「筋力不足だから飛ばない」「年を取って筋力が落ちたから飛距離が落ちた」と悩んでいる人が多いです。確かに筋力や体力ダウンはボールを飛ばすためには不利ですが、筋力、体力を増強しても人間は人間。生身の身体は生身の身体のまま。生身の人間がなしえないぐらいのパワーを得ることはできません。

 

 

プロゴルファーが飛ぶのは、極めてシンプル。生身の人間がなしえないぐらいボールを遠くに飛ばせるのは、道具(ゴルフクラブ)を上手く使いこなし、道具(ゴルフクラブ)を上手く使いこなすことで、「生身の人間がなしえないぐらいボールを遠くに」飛ばすことができるのです。

 

 

心技体という言葉がありますが、アマチュアが本気でプロの飛距離に近づくためには、
一番最初にやるべき事は技(スキル)です。体はどうでもいいわけではありませんが、歩いて、走れて、ゴルフクラブを振り回せる体力があればなんとかなります。

 

スノボをガッツリやるようになっていろんなことが見えてきました。マーク金井は練習器具を使って練習するのが好きですが、これはゴルフスイングの技(スキル)アップにつながるし、技(スキル)アップが飛距離アップにつながるからです。

 

 

ゴルフは物理です。

 

道具を有効活用できる技(スキル)を身に着ければ、誰でもプロゴルファーの飛距離に近づけるのです~。

 

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2017年02月24日超私的な考察、ゴルフの魅力とは一体何でしょうか??

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スマホが欠かせないようになって早、数年が経ちます。そしてスマホを持ち歩くようになって、facebookやTwitterを欠かさずチェックするようになりました。今では、ホテル予約、飛行機の予約に始まり、メールチェック、スケジュール管理もスマホでやっています。iPhoneとライカのモノクロセンサーが付いたAndroidスマホの2台持ちをしてますが、どちらも生活の一部になっています。

 

 

電車の待ち時間、そして電車移動の時にはスマホでfacebookをチェックすることが多いですが、先日目にとまったのが、PGA会長、倉本昌弘プロの動画。ゴルフの魅力について一人語りされてましたが、超私的なことを言わせてもらうと「あまりピンときませんでした」。特に気になったのが仕事の役に立つ下りと、大きなお風呂に入れる下り。マーク金井はスノボにどっぷりはまってますが、仕事に役に立つからスノボをやっているわけではありません。趣味というのは損得勘定無しに楽しめるからどっぷりはまれるような気がします。大きなお風呂に関しては、わざわざゴルフ場に行かなくても、、、スーパー銭湯とか日帰り温泉に行けば、ゴルフ場に行くよりも手軽に大きなお風呂を楽しめます。

 

 

 では、ゴルフの魅力とは何なのか?

 

マーク金井は中学2年生の時(14歳)、ゴルフを始めました。今から45年も前のことですから、正直、なぜゴルフを始めたのか思い出せません(笑)。でも、55歳から本格的に始めたスノボに関しては、すぐに答えることができます。スノボの魅力とは、

 

  • カッコイイ
  • 普段味わえないスリルと興奮を味わえる

 

人間には変身願望があるそうですが、まさにスノボは変身できます。スノボを滑った時に感じる落下のスピード感、そして身体全体で感じる遠心力。スノボで上手くカービンターンができると、空中ブランコに乗った時に感じるようなGを感じ取れます。空中ブランコは動力(エンジン)がなくては楽しめませんが、スノボは動力がいりません。動力なしで楽しめますし、動力なしで変身できます。

 

 

そして、スノボの魅力を考えた時に分ったのは、スノボは自分のパフォーマンスに「レバレッジ」を掛けられることです。例えば、走って坂を下るのも爽快感がありますが、スピードには限界があります。スノボの場合は、ボード(板)という道具を用いることで、その限界を一気に引き上げられるのです。自分だけなら100しか出せないことも、スノボならば100が150になったり200や300になるのです。スノボの板にはエンジンが付いてません。「自分のパフォーマンスをn倍に引き上げられる」。これがスノボの最大の魅力だと気づいたのです。例えるならば、スノボでゲレンデを滑っている状態は、飛行機ではなく、グライダーやハングライダーで空を飛んでいるのに近いかも知れません。

 

 

では、改めてゴルフの魅力は何でしょう。

 

本格的にスノボに取り組んだことで、ゴルフの魅力も再確認できました。ゴルフの魅力とは、、、

 

  • ゴルフクラブを手にすることでボールを遠くに飛ばせる
  • いろんなシチュエーションでワクワク、ドキドキできる

 

スノボと同じくゴルフも自然相手のスポーツ。広々としたゴルフ場にいるだけで気持ち良くなれますが、広々とした自然は他にもあります。自然を楽しむだけならば、わざわざゴルフ場に行く必要はありません。多くのゴルファーは、ゴルフ場をみてワクワク、ドキドキしますが、それは自然そのものに加えて、美しくデザインさせたホールにワクワク、ドキドキするのです。バンカーや池の配置しかり、グリーンの形状しかり。

 

 

そして一番の魅力はボールを遠くに飛ばせることです。先日、デフキッズにスナッグゴルフ体験してもらいましたが、子供達が一番喜んだのはナイスショットしてボールが遠くに飛んだ時です。スナッグゴルフもクラブでボールを打ちます。そして、手で投げるよりも、足で蹴るよりもはるかにボールを飛ばせます。ゴルフはクラブを手にすることで、自分のパフォーマンスにレバレッジをかけられ、それが成功した時(ボールがはるか遠くに飛んだ時)に、言葉にできない快感を得られるのです。説明するまでもありませんが、ゴルフクラブにもエンジン(動力)は付いてません。エンジンは自分だけです。

 

 

 ゴルフクラブの売れ行きをみても、飛ばないけれどスコアが出るクラブよりも、飛ぶけど難しいクラブの方が圧倒的に売れます。また、シニアゴルファーがゴルフから卒業する最大の理由は「ボールが以前ほど飛ばなくなったから」だそうです。

 

ランニングや水泳といった競技は、自分が頑張れば頑張った分だけタイムが良くなります。反面、自分のパフォーマンスを道具によって増幅することはできません。また、変身できるほど記録を出すのも無理です。対して、スノボやゴルフというのは体力勝負だけでなく、体力が劣っていても道具を上手く使いこなせると、体力以上の結果を得られます。

 

 

今では、はっきり言えます。ゴルフの最大の魅力は「ここではないどこか」に行ける数少ない競技。自分の能力にレバレッジをかけられる数少ない競技。そしてなにより、自分だけの力を利用して、はるか遠くにボールを飛ばせる競技。この魅力は他の競技では絶対に味わえません~。

 

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2017年02月23日超私的な試打、ミズノ NEW MPドライバー

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昨日は、今月初めてゴルフ場に行ってきました。ゴルフは冬眠期間なのでもちろんノンプレーです。富里ゴルフ倶楽部(千葉県)で、ピンの新作パターをこれでもかってぐらい試打し、これでもかってぐらい撮影されてきました。ピンと言えば、ピン型パターのアンサーが大定番ですが、2017年モデルでは10種類以上の異なるヘッドがラインアップされています。ヘッドのバリエーションが一気に増えてますが、そこはピン。すべてのモデルには共通点があって、ピンらしさを感じ取ることができました。

 

掲載前なので詳しくは掛けませんが、とにかく距離感が安定します。スイートエリアの広さもさることながら、芯を喰っても芯を少し外しても、転がる距離がほとんど変わらないのがgoodでした~。

 

 

富里ゴルフ倶楽部から神田に戻り、お昼にオムライスをいただいて向かったのはザ・ゴルフガーデン高島平。ミズノ新作ドライバー、NEW MPドライバーを試打してきました。
今回のMPは商品ラインアップが今までと違い、ヘッドはサイズ違いで2種類。それぞれのヘッドにはロフト違いが設定されていません。

 

 

MP TYPE-1(435CC)
MP TYPEー2(460CC)

 

どちらもヘッドは一種類のみで、ロフト角は可変機能(シャフトがネジ止めで脱着できるカチャカチャ式)によって調整できるようになっています。タイプ1、タイプ2ともロフト角は7.5~11.5度を設定できます。ちなみに、ロフト角調整してもフェース面自体の傾き(ロフト)が変わるわけではありません。他社のロフト調整機能と同じく、シャフトの取り付け方向を変えることで(シャフト先端に装着されているスリーブの角度を変えることで)、ロフト角が変わるというロジックです。

 

 

ヘッドスペックをざっと紹介すると、

MP TYPE-1(435CC) 重心距離 33mm 重心深度30mm SS高さ 34mm
MP TYPEー2(460CC)      36mm     32mm     36.5mm
(すべてメーカー値)

 

見た目通り、ヘッドが小さい方(TYPE-1)の方が重心距離が短く、そしてヘッドが大きい方(TYPE-1)が重心距離が長くなっています。SS(スイートスポット位置)もヘッドが小さ(TYPE-1)の方が2.5mmほど低くなっています。

 

ヘッドの特徴としては、ソールのフェース側に大きなウエーブ(溝)が入っています。
これにより、フラットなソールよりも、フェースセンターでのたわみ量が約10%増えたとメーカー側はアピールしています。

 

では、実際に打ってみてどうだったのか?

 

練習場での試打、ボールはレンジ球という制約がありましたが、どちらもモデルも低スピン弾道が打ちやすくなっています。リアルロフトが少なめなのも影響していると思いますが、両モデルとも中弾道が打ちやすく、落下後のランが出やすい感じがしました。

 

捕まりに関しては、MPの名前がついているだけあってアンチスライスの要素は盛り込まれてません。TYPE-1は重心距離が短いですが、ヘッドがターンする度合いは控えめ。ヘッドの挙動はニュートラルで、MPシリーズのアイアン同様、自分のイメージした弾道が打ちやすいドライバー。MPシリーズのアイアン同様、操作性の高さが際立っています。
オートマチックに真っ直ぐ打つことよりも、左右に球筋を打ち分けたい人にはかなり満足度が高いと思います。

TYPE-1はヘッド形状も塊感があり、ハイバック形状。MPクラフト425、513を継承したデザインで、強い弾道がイメージしやすくなっています。

対して、TYPE-2ですが、こちらは見た目のイメージと少し違う弾道が出ました。個人差があると思いますが、TYPE-2の方が捕まりません。TYPE-1に比べると、TYPE-2の方が、インパクトでフェースが開いた感じになりやすく、その分だけボールが少し右に打ち出されます。重心がことさら浅いという感じではありませんが、見た目よりも重心が浅く感じ、その分だけ捕まらない(左のミスが出づらい)ドライバーに感じました。

 

どちらもフェースのたわませてボール初速をアピールしています。もちろんルール適合ドライバーですから高反発ではありません。あくまで反発の高さはルール制限内。スイートスポットの反発を上げるのではなく、スイートスポット周辺部分の反発が高くなるように設計されています。

 

実際に打った感触では、反発の高さを感じ取ることが出来ませんでした。これはクラブというよりは、ボールの影響でしょう。練習場のレンジボールは市販ボールに比べると、耐久性を優先している分だけ、反発が低く抑えられているからです。メーカーが強くアピールしている反発性能については、機会を改めてテストしたいと思います。

 

そして、今回一番驚いたのが純正シャフトです。ミズノは国内老舗クラブメーカーであり、自社でシャフトも作っています。これまでのドライバーでは純正シャフトはオリジナルが装着されてました。それが、今回のNEW MPシリーズの純正シャフトは、グラファイトデザイン製です。シャフト重量はSが58gで、SRが56g。トルクはどちらも5.0(メーカー値)。

シャフトのしなり感は癖がない中調子。トルクも適度にあってタイミングが取りやすく仕上がっています。長さは45.5インチでバランスがD2。総重量は308gです(すべてメーカー値)。

 

ヘッドを2種類出してきたNEW MPシリーズMPシリーズのアイアンを使っている人には非常に親和性が高く、かつ所有したくなるドライバーに仕上がっています。アイアンがMPシリーズではない人に関しては、ドライバーで左のミスを軽減したい人、ミズノならではのシャープな顔つきが好きな人には、かなり期待に応えてくれるドライバーになりうるでしょう~。

 

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