マーク金井blog

2016年08月14日超私的な考察 スライスを矯正するのに一番簡単確実な方法とは!?

昨日(土曜日)、そして今日(日曜日)は恒例のアナライズセミナーデー。昨日は、インパクトセミナーとシャフトセミナーを実施し、今日は、ゴルフの竪琴セミナーと、リピーターセミナーを実施しています。お盆の時期ということもあって神田は無人街と化していますが、ここアナライズ神田スタジオだけではゴルフ大好き人間で賑わっています。

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セミナーに受講される方はそれぞれ悩みを抱えていますが、多いのがスライスと飛距離不足。多くのクラブメーカーがアンチスライなクラブを作り続けていますが、これはユーザーのニーズ(アンチスライス)に応えようとしているからです。

 

では、なぜアマチュアの多くはスライスに悩み続けるのか?

 

 

ボールがスライス(右曲がり)になる原因、それは、フェースの向きとヘッドの軌道で決まります。ゴルフ雑誌などでも言われているように、

 

ヘッド軌道がアウトサイド・イン
インパクトでフェースがオープン(フェースが開いている)

 

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これがスライスの主たる原因で、実際、1000分の1秒を撮影できる高速カメラで撮影しても、スライサーの多くはアウトサイド・イン軌道で、フェースが開いた状態でインパクトを迎えています。

 

 

では、どうすればスライスを矯正できるのか?

 

矯正法は二つあります。

 

ひとつはヘッド軌道の矯正。アウトサイド・イン軌道をインサイド・アウト軌道に変えることができるとスライスの度合いが軽減されてきます。インサイドからアタック(ヘッドを入れる)ことができると、ボールにフック回転をかけやすくなるからです。

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もうひとつはフェース向き。アウトサイド・イン軌道であっても、インパクト時にフェースの向きがヘッド軌道にクローズ(左を向いていれば)、ボールにスライス回転はかかりません。フック回転になります。例えば、アウトサイド・インの度合いが5度の場合、インパクト時のフェース向きが5度以上クローズ(左向き)ならば、ボールにはフック回転がちゃんとかかります。

 

ヘッド軌道に対してフェース向きがクローズの状態というのは、、、、

 

インパクト時のフェースの向きに対していえば、ヘッドはインサイド・アウトに振っていることと同じになるからです。本人はアウトサイド・インに振っていても、インパクト時のフェース向き次第では、物理的にはインサイド・アウトに振ったことと同じ状態でインパクトを迎えることになるのです。

 

では、ヘッド軌道を矯正するのと、インパクト時のフェース向きを矯正するのとでは、どちらの方が簡単かつ、即効性があるのか?

 

個人差はありますが、9割近くの人は、インパクト時のフェース向きをクローズにすることを意識した方が簡単かつ、即効性があります。遊びのつもりで試していただきたいのですが、アドレスでフェースの向きを20度以上左に向け、その状態でクラブをグリップしてスイングしてみて下さい。アドレスした時、ボールが極端なぐらい左に飛び出す感じで構えるのです。

 

アウトサイド・インに振っている人の多くは、アウトサイド・インの度合いは5~10度ぐらいです。20度フェースをクローズ(左向き)にすれば、少々振り遅れてもインパクトでフェースが開きません。これならばインパクトでフェースがクローズ(左向き)になり、ボールは左に飛び出して左に曲がる、いわゆるプルフック(引っかけフック)が打てるようになります。

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この練習で大事なことは、極端なぐらいフェースを左に向けておき、インパクトでもフェースが極端なぐらいクローズ(左向き)になった状態をキープすること。ヘッドの軌道はまったく意識する必要はありません。フェース向きだけ意識します。

 

試していただくと分りますが、インパクトでフェースがクローズ(左向き)ならば、ボールは右に飛び出しません。ボールはインパク時のフェース向きにほぼ飛び出し、そしてアウトサイド・イン軌道で振っていても、ボールにはフック回転がかかります。

 

スライサーの場合、最初から綺麗なドローボールやフックボールを打つのはかなり難しいですが、プルフック(引っかけフック)を打つのはそれほど難しくないのです。スライスとは真逆のひどいミスショットですが、実は、これを一度経験しておくと、知らず知らずの内に、アウトサイド・イン軌道が緩和されてきます。その理由については、次回、じっくりと説明しましょう~。

 

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2016年08月12日超私的な「デジカメ」インプレッション カシオ エクシリムEX-SA10 GSET

アナライズWEBショップのお盆休みのお知らせ

アナライズWEBショップは8月13日~8月16日まで、商品の発送、商品のお問い合わせ(電話対応、メールの返信)などお休みさせていただきます。(13,14日のセミナーはT島とマーク金井が開催するのでご心配なく)

WEBショップは365日24時間ご利用いただけます


世間はお盆休みに突入したみたいですが、アナライズ神田スタジオはお盆もやっています。スタッフは夏休みを取っていますが、8月13日と14日はセミナーデー。マーク金井とT島が対応させていただきます。

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リオオリンピックでは、体操の内村航平選手が団体に続き、個人総合でも金メダル。見事、オリンピック2連覇を果たしました。4時に起きてTV観戦してましたが、最後の鉄棒の演技には鳥肌が立ちました。失敗が許されない場面で、誰もが認める完璧な演技を披露。奇跡の大逆転をリアルタイムで観ることができたのは、ひとえにTV中継のおかげです。ちなみに、昨日はTVで男子体操と女子卓球を観ながら、ノートパソコンで7人制ラグビーも観てました。準々決勝で日本がフランスに勝ったシーンをリアルタイムで観ることができてラッキーでした。

 

スポーツは録画中継よりもリアルタイム(生放送)で観るのに限りますが、ゴルフの練習においてもリアルタイムにチェックしたいのが自分のスイングです。神田のスタジオにはゴルフスイングを録画できる診断システムがありますが、最近はほとんど出番がありません。これだとスイング動画はいったんパソコンのハードディスクに入り、iPhoneに転送するのに手間がかかるからです。この手間を省きたいから、アナライズのセミナーでは、受講者のスイングは、本人のiPhoneやスマホで撮影しています。iPhone、スマホで撮影すれば電車の中でも手軽に観ることができるからです。

 

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今どきのiPhone、スマホ用のカメラはかなり優秀ですが、ゴルフスイングを自撮りするのはちょっと手間がかかります。そこで、スイング自撮りに役立つデジカメを物色してて見つけたのが、、、

 

カシオ エクシリムEX-SA10 GSET

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カシオからはゴルフ専用デジカメが何機種も出てますが、このカシオ エクシリムEX-SA10 GSETは、iPhone、スマホと連動して使うのが前提に設計されています。デザインは小型でシンプル。いわゆるカメラの箱形形状ではなく、レンズだけの形状です。小さいだけでなく重量も非常に軽く、わずか109g。この中にセンサー、マイクロSDカード、そしてバッテリーも入ってます。ただし、普通のデジカメと違ってシャッターとか操作系のボタンはありませんし、液晶画面もありません。カメラ単体だと撮影もできませんし、撮った動画を観ることも出来ません。カメラの操作、画面での動画確認はすべてiPhone、スマホで行います。特徴をざっと挙げると、

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  • レンズは16mmの超広角
  • 1020万画素、1/2.3裏面CMOSセンサー
  • 単焦点、F2.8
  • 防水、耐衝撃性能
  • 撮影用三脚付き(三脚にiPhone、スマホを設置可能)
  • Wi-Fi、Bluetooth搭載
  • 動画だけでなく、ハイスピード(スローモーション)撮影可能

超広角レンズは周辺が丸く歪みやすいのですが、このレンズは歪みの度合いが少ないので撮影しても違和感が少ないです。「ゴルフのことを分っている人が設計している」というのが伝わってきます。レンズは単焦点ですが、iPhone、スマホ側でズームすることも可能ですし、ズームすると標準レンズに近い感じの動画が撮れました。センサーサイズは少し小さいですが、iPhone、スマホでチェックすることを考えると、このサイズでも全然大丈夫です。

 

そして便利なのが付属の三脚と自撮り機能。

 

カメラが小さいこともあって三脚は非常にコンパクト。iPhone、スマホを固定するアタッチメントも付いて、これの使い勝手が良いです。

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操作はすべてiPhone、スマホで行いますが、撮影した動画は自動的にiPhone、スマホに送信されます。初期設定さえすませれば、iPhone、スマホで撮影するのと同じ感覚で使えるのがGOODです。

 

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撮影したスイング動画は専用のアプリを使って再生します。アプリでは単純に動画を再生するだけでなく、再生スピードを変えたり、スイングプレーンのラインを引いたり、チェックポイントに○を付けるなど、色んなことがiPhone、スマホの画面上で簡単にできます。「撮る→観る→分析」がiPhone、スマホでスムーズにできます。

 

録画時間もゴルフスイングに合わせた設定時間に調整できますし、モーションシャッターという機能を使うと、ボタンを押さなくても簡単に自撮りできます。

 

マーク金井はデジカメ大好き人間ですが、ほとんどのデジカメは撮った画像をiPhone、スマホに送るにはなんらかの操作が必要です。これが案外手間がかかるのですが、このエクシリムEX-SA10 GSETだと自動送信。これが一番気に入りました。

 

エクシリムEX-SA10 GSETを使ってみて、ひとつだけ不満があるとすれば、iPhoneだと画面が少し小さいので、もう少し大きな画面で観たくなります。すでに、iPhone+を衝動買いしてくてウズウズしてます(笑)。

 

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2016年08月11日超私的な試打インプレッション HAPPY Putter(ハッピーパター)

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4年に1度のスポーツ祭典、オリンピック。テレビ観戦で連日寝不足状態が続いています。ゴルフが始まるのはもう少し先ですが、ものすごく嬉しいニュースが飛び込んで来ました。オリンピック規定で具体的なことは掛けませんが、インターネットのニュースや、出場選手のTwitteを観ていただけると、ワクワクドキドキする理由を分っていただけると思います。

 

そして、ワクワクドキドキするパターも、リオオリンピックの開催時期に衝動買いしちゃいました。南米テイストあふれるカラーリングのパターで、ブレインストームの

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HAPPY Putter(ハッピーパター)

 

 

今年のPGAショーで注目を集めていたそうですが、神田駅前のつるやゴルフでいざ実物を見たら、「何これっ、欲しいぃぃぃぃぃ」。欲しいクラブは打たなくても欲しくなりますが、久しぶりに打つ前に買いたくて買いたくでたまらないパターです。

 

では、どこがどう気に入ったのか?

 

一言で言うならば、これぞ本物の調整機能付きパター。数年前から調整機能付きクラブはルール適合になっていますが、その多くは、シャフトとヘッドが分離でき、シャフトの装着方向を変えることで、ロフトやライ角、フェース向き等を調整しています。対して、ハッピーパターは、シャフトの装着方向だけでなく、試作クラブのみたいに解体、そしていろんな調整ができるのです。具体的に言うと、

 

  • ロフト角の調整(3バリエーション)
  • ネック位置(フェースプログレッション)の調整(3バリエーション)
  • ライ角調整(3バリエーション)
  • ヘッド重量の調整

 

それぞれの調整が、クラブをまったく別物作り替えるぐらい調整できます。4つの調整機能はそれぞれ素晴らしいのですが、中でも「こんなの作りたかった」と思ったのがロフト角と、ネック位置(フェースプログレッション)の可変です。

 

ロフトはソールに対してフェース面がどれぐらい傾いているかで決まります。ドライバーでロフト調整できるクラブがいくつもありますが、これらはソールに対してフェース面の角度を変えることはできません。対して、ハッピーパターは、これがいとも簡単にできるのです。フェース面はネジ止めされているのですが、その中に樹脂が入ります。この樹脂が3種類用意されおり、それぞれの樹脂は傾き(ロフト)が異なります。樹脂を取り替えた後、フェース面をネジ止めすると、樹脂に沿うようにフェース面が固定され、結果、ソールに対してロフトが変わってくるのです。このギミック(アイデア)はお見事と言うしかありません。

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黒い部分に角度が付いていて、交換することでロフトが変更できる

ネック位置(フェースプログレッション)のギミック(アイデア)も恐れ入りました。ネックを固定するネジには、取り外し可能な2つのワッシャーが付いてます。これを付けたり外したりすることで、フェース面とシャフトの距離(フェースプログレッション)が簡単に変わります。オフセットレス(ストレートネック)、ハーフオフセット(グース弱)、フルオフセット(グース強)というセッティングができます。

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2つのワッシャを前につければオフセットが増える

 

ロフトとオフセットを調整できるなんて、まさに夢のようなパターです。パターを選ぶというと、形状に目が奪われがちですが、実はロフトとフェースプログレッション(オフセットの度合い)が変わると、アドレスのしやすさ、ボールの捕まりに少なからず影響が出ます。

 

  • ロフトが多い=捕まる(右のミスが出づらい)
  • ロフトが少ない=捕まりづらい(左のミスが出づらい)

 

  • オフセットが多い=捕まる(右のミスが出づらい)
  • オフセットが少ない=捕まりづらい(左のミスが出づらい)

 

ロフトとオフセットをどんな風に組み合わせるかで、ストロークのしやすさ、方向性がガラッと変わってくる場合もあるのです。自分のミスの傾向が分っているならば、ロフトやオフセットを調整するこで、「引っかけづらいパター」「押し出しのミスが出づらいパター」を作ることもできるからです。パターはメンタル面の影響が大きいと言われてますが、道具(パター)でもミスを軽減することは可能です。自分のミスの傾向がハッキリしているのであれば、そのミスが出づらいパターを使うことで、ミスパットを確実に減らせるのです。

 

そういう意味では、ハッピーパターはフィッティングの道具として理想的なパターであるとも言えます。4つの調整機能を色々試すことで、、、、

 

  • 真っ直ぐ転がしやすいロフト
  • 真っ直ぐ転がしやすいフェースプログレッション
  • アドレスしやすい、真っ直ぐ転がしやすいライ角
  • スムーズにストロークできるヘッド重量
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両サイドのウエイトは交換できるので、ヘッド重量も調整できる

 

ハッピーパターがあれば、これらのことを1本のパターで見つけ出すことができます。ちなみに、パター事態の性能もいい感じです。見た目は色とデザインが独特で、少しおもちゃっぽい感じがしますが、インパクト音はソフトで違和感はありません。アドレスした時、フェース向きも合わせやすく作られています。

 

グリップはやや太めで、両手の太さがあまり変わらないノーテーパータイプ。ソフトな握り心地で、右手が余計な動きをしづらいタイプのグリップです。

 

ハッピーパターは気持ち良くストロークできるパター、方向性の良いパターを自分で作り上げることができます。パター選びに悩んでいる人、たくさんパターを所有するのが好きな人、自分に合ったパターを知りたい人、そして何より、パターが苦手な人には、救世主になり得る、かなり魅力的なパターだと思います~。

 

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2016年08月10日超私的な試打インプレッション PRGR RSスピンボール

オリンピックで毎日寝不足状態が続いていますが、一昨日は18ホールプレーしてきました。朝5時過ぎに起きて向かった先は所はザ・カントリークラブジャパン(千葉県)。クラブメーカーのPRGRが主催するミニツアー「2016 RSカップ」の第3回予選大会に出場しました。この試合はシングルスとダブルスに分かれており、マーク金井が出場したのはシングルス。プロ2名とアマチュア2名とが同じ組でプレーするので、競技としての緊張感を味わいつつも、プロのショットを間近で見ることもできます。

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同じ組でプレーしたプロは、矢部直弘プロと尾崎慶輔プロ。台風通過の影響があって風速10Mを超えてましたが、プロのショットは風をものともしません。矢部プロはパンチショットで風を攻略し、尾崎プロはとてつもなく速いヘッドスピードで、風を切り裂くようなショットを連発してました。尾崎プロは高校が明徳義塾で大学が東北福祉大学。なんと松山英樹プロと同じ高校、大学で学年はひとつ上。ドライバーのヘッドスピードは50m/sを楽に超えるロングヒッターです。

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風の中のプレーということもあって、シングルスに出たアマチュアのスコアは思ったほど伸びませんでした。マーク金井もスコアメイクに苦労し、11番ホールでは「9」の大叩き。ティショットを左に引っかけてOB。グリーン上では4パットをしでかしました。しかしこのホールを除くと、強い風の中でもショットが大きくブレることがなく、風に負けないショットが打てました。

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競技でしたので新しいクラブを持ち込むんで試打はしてませんが、この試合では新しいボールをテストしました。PRGRから新しく登場した、、、

 

RSスピンボール

 

PRGRの試合だから使ったということもありますが、実は、もうひとつ理由があります。
一週間ほど前、普段プレーしている赤羽でRSスピンボールを使ってみたところ、9ホールで2バーディー、1イーグル。河川敷の赤羽は風がつきものですが、風の中でもいいショットが連発したので、RSカップでも使うことにしたのです。ちなみに競技でPRGRのボールを使うのは初めてのことです。

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そこで今回は超私的な試打インプレッション、RSスピンボールです。

 

メーカーカタログでは、

 RSスピンは、プロが求める「飛距離」と「スピン性能」を実現した、高性能ボール。柔らかくなった「新ソフトウレタン薄カバー」が、スピン性能をさらに向上。進化した「高反発アイオノマーカバー」が、更なる飛びを実現した。2016年7月発売
(以上、 PRGRカタログより引用)

 

同社契約の矢野東プロ、平塚哲二プロとも、このRSスピンボールをトーナメントで使っているそうです。適応ヘッドスピードは40~50m/sとなっています。

 

RSスピンボールは、ウレタンカバーのスピン系ボール。タイトリスのプロV1ブリヂストンのTOURB330スリクソンのZスターと同じカテゴリーのプロ、アスリート向けボールです。このカテゴリーのボールで求められるのは、飛びもさることながらグリーンでの止まりやすさ(スピン性能)です。

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実際に2回コースで試しましたが、飛びに関してはコアの反発の高さを感じます。インパクト時の打感はアスリート向けボールの中ではソフトな部類ですが、当たりが柔らかいにも関わらずボール初速がしっかり出ます。ドライバーを打った時のインパクト音は爽快感があります。そして、ドライバーやロングショットに関しては直進性の高さを感じます。落ち際までボールの勢いが衰えないので、横風が吹いても左右に流される度合いが少なく感じ、それが気に入りました。

 

アイアン、アプローチのスピン性能に関しては、ほどよい止り具合です。好みの問題もあると思いますが、必要以上にスピンがかかり過ぎると距離感を合わせづらくなります。RSスピンボールはイメージ通りの止り具合で、落下後のランが計算しやすく感じました。フェースにボールが乗る感じがあるので、方向性も出しやすいボールです。

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ドライバーが飛んで、アプローチがピタッと止まるのが理想のボールですが、このRSスピンボールはかなり期待に応えてくれてます。打感が柔らかいのにボール初速が出やすい点、そして風の影響を受けづらい点は、正直、予想外の性能の高さに驚いています。しばらくは、RSスピンボールを使用球にしていきたいと思います~。

 

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2016年08月08日超私的な考察 多くのアマチュアが、コースに出ると自分の実力を出せない理由とは!?

4年に1度のスポーツの祭典、オリンピック。今回は南米で初めての開催、ブラジルのリオデジャネイロで熱戦が繰り広げられています。柔道の軽量両級では男女とも銅メダル。競泳では、400M個人メドレーで、荻野選手が金メダル、瀬戸選手が銅メダル。競泳でのW表彰台は、なんと60年ぶりとのことです。重量挙げでも三宅選手が腰痛にもかかわらず2大会連続のメダル。見事、銅メダルを手にしています。

オリンピックを観ているとスポーツは自分との戦い、プレッシャーとの闘いであることをひしひしと感じます。国を背負い、そして多くの競技が1発勝負。失敗した選手がリベンジできるのは4年後ですし、4年後に選手として出られる保証もありません。どれだけプレッシャーがかかっているのかは、我々には到底想像も及びません。

 

オリンピックを観ていると、我々がゴルフで感じるプレッシャーは微々たるものです。スコアが悪いと悔しくなったり、落ち込んだりしますが、すぐに次のラウンドでベスト更新を狙えるチャンスがあるからです(競技ゴルフはそう何度もないので、オリンピックに近いプレッシャーがかかると思います)。

 

にも関わらず、アマチュアの多くは、コースに出るとプレッシャーに押しつぶされてスコアを大きく崩したり、日頃の力が出ないと嘆いている人が多数います。自分の実力よりもいいスコアが出る人よりも、自分の実力以下しかスコアが出ないと感じている人の方が圧倒的に多いです。

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そこで今回は、なぜアマチュアの多くは、ゴルフは自分の実力を出し切れないのかについて、超私的に考察してみたいと思います。

コースで自分の実力を出せないと感じている人の多くは、、、

 

練習場のナイスショット=自分の実力

 

と評価しています。練習場で打てた最高のショットが自分の実力(100点満点)で、コースでもそれを目指しています。気持ちは分らなくもないですが、練習場とコースはまったく違います。練習場は平らだからやさしいと言うのもありますが、何よりも練習場は次から次にボールが打てます。対して、コースはいつでもどこでも1発勝負。「今のは練習だからノーカウント」と言うわけにはいきません。

 

 気楽に打てる環境下でのナイスショット。

 

これを自分の実力と評価してしまうと、コースに出た時、途端に苦しくなりことはあってもリラックスできません。自分で自分のハードルを上げることになり、自分に対して必要以上のプレッシャーを掛けてしまいますし、そうなるほどコースに出た時、自分の実力も発揮しづらくなります。厳しい現実を突きつけてしまいますが、「練習場で打てたナイスショットの半分ぐらいが自分の実力」と思って下さい。自己評価を下げるだけで、「自分の実力が発揮できない」というフラストレーションはかなり解消されます。

 

そして、もうひとつ大事なポイントがあります。

 

コースに出てプレーしている時は、自分と戦うのではなく、コースと戦って下さい。先般、ラウンドセミナーを実施した時に思ったのですが、練習熱心な人、真面目な人ほど、コースとではなく、自分と戦い過ぎています。

 

例えば、ティショット。トップしても引っかけても、コスリ球を打っても、セカンドショットが打ちやすい場所に運べれば、そのティショットはナイスショットです。セカンドが打ちやすい場所にボールがあるという事は、コースをちゃんと攻略できているからです。
しかし、自分と戦っているゴルファーは当たりが悪いことに対して、自己評価しています。「今のは薄い当たり」「今のは引っかけた」「コスリ球になって距離が落ちた」などと、自分を卑下しています。こんなマイナスワードが出るのは、「本当の自分はもっといい球が打てる」というのがあり、それができないから、せっかくいい場所にボールを運んでも満足度が低くなっているのです。

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そして、コースとではなく自分と戦っている人には共通していることがあります。ショートホールのティショットで会心の当たりでグリーンオーバーしたり、ティショットがいい当たり過ぎて飛びすぎてラフに入っても、自己評価を下げません。「飛びすぎた」とか口では不平を言いながらも、なぜか機嫌が良いです。アプローチとかでもスピンが効き過ぎてショートした時でも、「上手く打ち過ぎた」なんてことを言ってます。説明するまでもありませんが、本気でコースと戦っているならば、上記のショットはすべて、コースとの戦いに負けているだけ。単なるミスショットに過ぎません。本当ならば、自分の下手さ加減を認めなければいけない局面です。

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ゴルフはボールを打っている時間よりも、ボールを打たない時間の方がはるかに長く、それゆえにメンタル面の影響が大きいと言われてます。確かにその通りなんですが、プロに比べると、アマチュアの多くは戦う相手を間違えているように思えてなりません。自分の実力が上手く発揮できないと嘆いている人ほど、練習場の自分と戦っているような気がします~。

 

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