マーク金井blog

2016年07月11日超私的な提案、新作シャフトを試打する時の「正しい心得え」とは!?

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↑こちら世界一やさしいドライバー発売開始しました!!


天国にいちばん近い島、ニューカレドニアでのゴルフ旅行を終えて早3日。ニューカレドニアは冬だったのでゴルフをしてても汗だくになりませんでした。帰国するや東京はうだるような暑さ。この時期は早朝や薄暮にサクッと9ホールプレーを楽しんだ方が疲れませんし、時間も有効に使えます。ちんなみに9ホールプレーは世界的にも推奨されており、先週、英国では9ホールの大きなトーナメントも開催されています。

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マーク金井は年から年中、9ホールプレーをしています。昨日も午後からサクッと電車に乗って荒川河川敷の赤羽ゴルフ倶楽部で薄暮9ホールを楽しんできました。ドライバーはニューカレドニアでも使っていた、テーラーメイドのM2USTマミヤのアッタスパンチの5Sを装着。もちろんクラブの試打もガッツリ行い、試作アイアンとプロトタイプのパターを持ち込んでプレー。試作アイアンの方はまだしばらく時間がかかりますが、プロトタイプのパターは来月ぐらいから発売できるかと思います。

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さて、この時期はシャフトが次々と登場しています。USTマミヤからはアッタスパンチ三菱レイヨンからディアマナBFグラファイトデザインからはツアーADのTP。この流れだと、恐らく、フジクラからも新しいシャフトが登場するでしょう。

そこで今回は、新作シャフトを試打する時の「心得え」について、超私的に書いてみたいと思います。

 

マーク金井がシャフトを試打する時、まず心得ていることは、、、、

 

 同じヘッドで違うシャフトを打つことです。

 

当たり前ですが、シャフトだけでボールを打つことは出来ません。シャフトはヘッドに装着して初めてクラブとして成立し、ボールを打つことができます。なので、シャフトの違いを正しく知るためには、ヘッドを変えない事です。シャフトによってヘッドが変わってしまうと、打った弾道がシャフトによるものなのか、ヘッドによるものなかかが分かりづらくなるからです。2016年のマーク金井の場合、新しいシャフトは必ずこのヘッドでテストしています。

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もうひとつは重さと硬さと長さを同じにして打ち比べることです。

 

シャフトは重さと硬さが変われば特性が変わります。モデルごとのシャフトの特性の違いを知るためには、できるだけ比較するシャフトの重さと硬さを統一した方が、シャフトの違いをジャッジしやすくなります。マーク金井はドライバーのシャフトは50g台のSがデフォルト。新しいシャフトを試打する時は、まずはM2に50g台のSを装着します。長さも45.25インチ(ヒールエンド法)に統一しています。

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 そして3つめはグリップはすべて同じモノを装着します。

 

最近はグリップのバリエーションが豊富で、太さ、握り心地(硬さ)がモデルによって違ってきます。同じシャフトでもグリップが変われば微妙にフィーリングが異なるので、シャフトを打ち比べる時はグリップを同じモノを装着した方が、シャフトの違いをより正確にジャッジできます。マーク金井が新作シャフトを試打する時は、アナライズオリジナルグリップ(M60、50g)を必ず装着します。

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ここまで書くと、察しのいい人はもうお分かりだと思います。同じシャフトでも、装着するヘッドが異なればシャフトのフィーリング(挙動)は変わってきます。また、長さやグリップを変えてもシャフトのフィーリング(挙動)は微妙に異なってくるのです。

 

シャフトの特性(しなり方)をチェックする方法はいくつかありますが、シャフト性能を正しく知るには「できるだけ同じ条件でテスト」ことです。もちろん、これはあくまでマーク金井のやり方であって、これが正解というわけではありません。シャフトメーカーから送られてきたクラブを試打しただけでシャフトの特性をピタリと言い当てる有識者もいると思います。

 

シャフトに対する考え方は人それぞれ。マーク金井の場合は、使い慣れたエースドライバーのヘッドに装着し、どんな打球が出やすいか(出るか)をチェックすることで、新作シャフトを評価しています~。

 

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2016年07月10日超私的な試打インプレッション~スリクソンZ565ドライバー

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↑こちら発売開始しました!!


南太平洋の楽園、ニューカレドニア出張から戻って早2日が経ちました。過ぎてしまえば5泊6日間はあっという間です。時差が2時間と少ないこともあって、旅の疲れはほとんどありません。帰国した翌日からいつも通りの生活に戻り、ロマンスカーに乗って厚木で整体治療。神田のスタジオではクラブを試打し、仕事場では原稿を書いています。日本からニューカレドニアまでの距離は約7000キロ。成田からの直行便で約8時間半。いつも通りの生活に戻り、ベローチェでコーヒーを飲んでたりするとると、「7000キロも離れたニューカレドニアへのゴルフ旅」は、ひょっとしたら夢の中の出来事なんじゃないかと勘違いしそうになります(笑)

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ニューカレドニアでは2度ラウンドしましたが、活躍してくれたのがUSTマミヤの新シャフト「アッタスパンチ」テーラーメイドのM2アッタスパンチの5Sを装着したのを持って行きましたが、これがドンピシャにはまりました。ヘッドとの相性も良く、自分のイメージ通りの弾道が打てます。切り返しで手元がクイッと大きめにしなり、それがタイミングの取りやすさにつながっています。ドローを打とうとすると右にすっぽ抜けることもありましたが、フェードを打ちたい時はスピンが少ないパワーフェードが打てるのが気に入ってます。強弾道の飛ぶフェードが打ちやすく、左へのミスが出づらいのがアッタスパンチのセールスポイントなのかも知れません。

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そして、叩いても左に行きにくいという点で共通しているのが、スリクソンの最新モデルである、、、、

 

Z565ドライバーです。

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そこで今回は、超私的にZ565を試打インプレションしたいと思います。まず前作(Z545)同様、このZ565もZシリーズの中ではもっともヘッドが大きく、体積はルール最大級の460CC。投影面積も大きく、フェースも分厚くありません。構えた感じだと手強い感じではなく、ゼクシオを手にした時のようなやさしさを感じます(ヘッド形状もゼクシオに似ています)。

 

ただし、ゼクシオと異なるのはフェース向き。ゼクシオは捕まりを重視した設計がなされているのでフェースの向きは開いてません(ややフックフェース)。対して、Z565はデフォルトだとややオープンフェースです(カチャカチャ式なのでフェース向きは調整可能)。

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ソールの形状は前作(Z545)とガラッと変わり、ソール全体がたわむ「パワーウエーブソール」が採用。これにより低重化が維持できるとメーカーはアピールしています。
フェースはゼクシオ同様、カップフェースになっています。ゼクシオはヘッドとシャフトが固定式ですが、Z545は前作同様カチャカチャ式。ヘッドとシャフトはネジ止めになっており、シャフトの装着方向を変えることで、ライ角、フェース向き、リアルロフトが調整できます。

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 では、実際に打ってみてどうなのか?

 

ゼクシオと決定的に違うのは捕まりとスピン性能です。ゼクシオは捕まりが良く、高弾道ドローが打ちやすくなっているのに対し、Z565は左へのミスが出づらく、かつ低スピンで中弾道が打ちやすくチューニングされています。Z565や見た目こそゼクシオと似ていますが、球筋は正反対。加えてインパクト音も異なり、ゼクシオに比べるとZ565の方がインパクト音が抑えられ、プロ、上級者好みに仕上げられています。

 

ちなみに前作(Z545)に比べると、Z565の方がスピンが少ない弾道がオートマチックに打てます。反面、ボールが上がりづらいのでロフトの助け(ロフトアップ)が必要な感じがしました。Z565をエースドライバーとして使うならば、9.5度でリアルロフトを少し増やす方向(フックフェース側になる方向)に調整して使うと思います。

 

ヘッド重量もゼクシオ9とZ565とでは異なります。

 

ゼクシオは重ヘッドをアピールしていますが、実際はそれほど重くはありません。現行モデル(ゼクシオ9)のヘッド重量は198g。対してZ565のヘッド重量は約200g。ゼクシオのヘッド重量はアベレージゴルファー向けとしては重めですが、アスリート向けとしてはやや軽め。対して、スリクソンZ565はアスリート向けとしては普通で、アベレージ向けと比較すると重くなっています。ちなみに、Z565のヘッド後方には重量調整ネジが配されており、ネジを取り替えることでヘッドの重さを変えられます。

 

Z565にはこれまで同様、ダンロップのオリジナルシャフト「Miyazaki」が装着されています。Z565にはプロパーで「Miyazaki Kaula MIZU」が装着されています。これまでのMiyazakiシリーズに比べると、フレックス設定が軟らかくなり、Sでもそれほど硬さを感じません。MIZUは中調子で、シャフト中間部分がしなるタイプ。インパクトゾーンでヘッドが加速する感じは強くなく、タイミングが取りやすくチューニングされています。

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また、純正仕様として「SRIXON RX」という軽量タイプもラインアップされています。こちらは、Sでシャフト重量が51g。トルクも5度と多め。スペック的にはゼクシオに装着されている純正シャフトに近い感じです。

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Z565はスリクソンシリーズの中で、もっともやさしいモデルとしての位置付けです。実際に打ってみてもミスの許容範囲の大きさはゼクシオに匹敵します。ただし、繰り返しますがスリクソンなので、スライサーがドローを打てるようなチューニングはなされていません。左のミスが出づらく設計されてますし、実際に打ってみても左に行きづらいドライバーです。

 

ドローバイアス(ドローが打ちやすい)を求めるならばゼクシオ9、ニュートラルバイアスからフェードバイアス(左にいきづらい)を求めるならばZ565。ダンロップはこんな風に、2つのブランドを位置付けていると思います~。

 

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2016年07月09日超私的な試打インプレ、世界で一番やさしいドライバー「バンパー」

今週日曜日から金曜日まで、天国に一番近い島と称されるニューカレドニアに行ってきました。成田空港から飛行機で約8時間30分。時差は2時間しかないので、現地に着いた時も、帰国した時も時差ボケはほとんどありません。8時間を超えるフライトですが、東西に移動するよりも、南北に移動した方が疲れづらく感じます。

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ゴルフ親善大使ということもあり、2ヶ所のゴルフ場でプレーしてきましたが、ニューカレドニアと言えば「美しい海と自然」。ゴルフとは無縁の島、ゴルフは数あるアクティビティのひとつだと思ってましたが、いい意味で期待は大外れでした。最初にプレーしたGOLF DE TINAは典型的なシーサイドコース。変化に富んだレイアウトを楽しますし、海越えのホールもあり、いわゆるニューカレドニアっぽいゴルフ場でした。

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2ヶ所目のGOLF DE DEVAは、これまたいい意味でニューカレドニアっぽくないゴルフ場です。中心都市ヌメアからクルマで約2時間30分。正直かなり遠いのですが、Sheraton Devaに到着するや度胆を抜かれました。相当に辺鄙(へんぴ)な所なのにも関わらず、今回宿泊したニューカレドニアのホテルの中でもっともお洒落で瀟洒。フランスのリゾート地の豪華ホテルも真っ青な作りです。コースもこれでもかってぐらいの土地を使っており、設計はダイデザイン。ニューカレドニアに居るはずなのに、ホールを重ねていく内に「英国リンクスでプレーしている」かのような錯覚に陥りました。よくもまあ、こんな南太平洋の島に、全英オープンが開催できるようなコースを作ったもんです。シェラトン恐るべしです。

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南半球で天国気分を満喫している中、アナライズは世界で一番やさしいドライバー「バンパー」を正式発売開始しました。設計、開発段階では市販することをまったく考えてませんでしたが、いざ出来上がってみると、、、、いろんなゴルファーに世界で一番やさしいドライバーを打ってみていただきたくなったからです。

↓クリック

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この「バンパードライバー」ニューカレドニアは誰が行っても「天国にいちばん近い島」だと感じるでしょう。実際、マーク金井もこのキャッチフレーズは言い得て妙だと思いました。では、バンパーは本当に誰が打っても「世界でいちばんやさしいドライバー」だと言い切れる感じられるのか?

 

現在市販しているドライバーと比較する限り、現状では世界で「一番やさしい」と思いますし、実際に打っていただけるとそのやさしさを実感できると思います。なぜなら、このバンパーは重心距離が極端に短く、シャフトの軸線とスイートスポットの位置が非常に短いからです。

 

バンパードライバーの重心距離は約9ミリ

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試作段階ではフェースバランスのパターのように重心距離がゼロのドライバーも作りましたが、これはヘッドの挙動が安定しませんでした。意外なことにやさしくなかったのです。そこで試行錯誤を繰り返し、試作ヘッドを何度も作り直した結果、シャフト軸よりも「ほんの少し」(約9ミリ)、外れた位置にスイートスポットを位置した時、この時がもっともヘッドの挙動が安定し、ミート率が高くなりました。加えて、直進性の高い弾道が打ちやすくなったのです。

 

ゴルフは数ある球技の中でも「ちゃんと打つのが難しい」スポーツです。難しくしている最大の要因は、クラブの重心距離です。イラストレーターのゲーリーさんが、テニスラケットを用いて「重心距離と打ちづらさ」の関係を上手く説明して下さいましたが、まさにゴルフクラブは重心距離があるから「芯に当てづらく」そして「振り遅れてスライス」しやすくなるのです。

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では、世界でいちばんやさしい「バンパー」には欠点はないのか?

 

欠点は2つあります。ひとつは現状のルールに適合してません。ルール非適合クラブです。パターは重心距離がゼロでも適合ですが、パター以外のクラブでは、重心距離が極端に短いクラブは非適合。理由は単純、ルールを定めているR&Aも「重心距離が極端に短いクラブはやさし過ぎる」ことを知っているからです。

 

もうひとつの欠点は同じヘッドスピードで打った場合、重心距離が非常に短いドライバーは、重心距離が長いドライバーに比べると、飛距離性能がやや劣ります。ヘッドスピードによっても代わりますが、プロ、上級者が打てば、バンパーは5~7ヤードぐらい飛距離が落ちます。ただし、ミート率が悪いゴルファーの場合はその限りではありません。バンパーの方が芯を喰う確率が上がり、重心距離が長いドライバーよりも、バンパーの方が飛距離が出てしまう場合も大いにあります。

 

バンパードライバーは、「初心者でもゴルフを楽しめるクラブを作りたい」「ゴルフの難しさを少しでも解消したい」「ゴルフの離脱率を下げたい」というコンセプトで作りました。しかし、テストを重ねていく内に、予想外のフィードバックが出てきました。それは、プロや上級者がバンパーを振ると、、、、、

 

 左のミスが出づらい(チーピンが出づらい)
 ヘッドスピードが上がる
 スイングプレーンが格段に良くなる

 

バンパーは重心距離が極端に短いので捕まりが良いのですが、実は、左のミスも出づらいのです。シャフトの軸線と重心位置が非常に近いため、スイング中にヘッドの挙動が安定します(スイング中にヘッドが暴れづらい)。結果、ダウンスイングでインサイドからあおるような打ち方にならないので、引っかけ、チーピンが出づらくなるのです。また、ダウンスイングでヘッドにかかるトルク(ねじれ)が少ないために、普通のドライバーよりもシャープに振れる(シャフトを振る感じに近くなる)ので、ヘッドスピードを上げる効果も出てきます。実際、マーク金井もバンパーを振ると、スイング中にかかる負荷が軽減するので、ヘッドスピードが1~2m/s上がります。また、ダウンスイングでシャフトが寝なくなるので、オンプレーンに振り下ろす感覚を自然に養うことができます。

 

 バンパーを使ってスイングすると、ダウンスイング中の余計な動きを減らす効果があり、腰への負担が軽減できるメリットもあるのです。

 

 バンパーはルールに適合しないクラブです。誰にでもお勧めできるクラブではありませんが、世界でいちばんやさしいドライバーがあれば、初心者はゴルフが劇的に楽しくなりますし、スライサーや中上級者はスイングを正しい方向に導いてくれる「魔法の杖」になってくれるのです~。

 

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2016年07月07日超私的な考察、海外のゴルフ場でスコアを上手くまとめるコツとは!?

本日発売開始!

アナライズバンパードライバー

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ゴルフルールに残念ながら不適合なので、競技では使えませんが・・・


ひょんなことから観光親善のお役をいただきニューカレドニアに滞在しています。ニューカレドニアと言えば「天国に一番近い島」というキャッチフレーズでお馴染みですが、場所は南半球。オーストラリア西海岸とフィジーのちょうど中間ぐらいに位置し、日本(成田)から直行便で8時間30分。ハワイへ行くよりは少し遠く、アメリカ西海岸に行くよりは少し近い感じでした。

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日本とニューカレドニアの時差は2時間。日本よりも東に位置するので、時計は日本よりも2時間進んでいます。このブログは現地時間の9時過ぎから書いてますが、日本時間だと7時過ぎ。世界基準の地図だと本当に東端(右端)に位置しています。この時期、こちらは冬ということもあって朝晩は涼しく18度あるかないか。日中は25度前後に気温が上がり、半袖、半パンでプレーできます。日差しは強いですが、湿度が低いので蒸し暑くありません。日陰に入るとひんやりとした風が舞い込みます。この時期だと、北海道でプレーしている感じに近いです。

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初日にプレーした「GOLF DE TINA」は海沿いにインコースがレイアウトされており、透明感が際立つニューカレドニアの海を見ながらショットを楽しめました。天国に一番近い島の景色を見てしまうと「スコアなんてどうでもいいじゃないか」という気分になりますが、スコアカードを眺めた途端、「いいスコアを出したい」と思ってしまうのがゴルファーの性(さが)です。

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そこで、今回は海外のゴルフ場でいいスコアを出すコツについて超私的に書いてみたいと思います。

 

海外のゴルフ場といっても国や地域によって様子は異なりますが、変わらないこともあります。それは、、、、

 ホールカップの大きさは同じ

 どこにいっても1ヤードは1ヤード

 スコアカードに距離とパーの数と、ホールの難易度が書かれている

変わっているのは、、、

芝の種類

 地面の固さ

 グリーンの速さ(硬さ)

 風の重さ(風の度合い)

 バンカーの砂

 

グリーンの速さについては、練習グリーンでボールを転がせば、おおよそのスピードが分かります。おおよそとわざわざ書いたのは、コースによっては練習グリーンと実際のコースとでグリーンの速さが異なることがあったりするからです。

 

芝の種類と地面の固さについては、実際にプレーしてみないとわかりませんが、事前にチェックすることも可能です。スタートホールのティグラウンド付近で少しダフり気味に素振りすると、「どれぐらいソールが滑るのか」「地面の固さはどんなものか分かります」

そして、実際にプレーする時は、最初の3ホールぐらいでコースと自分のショットをキャリブレーション(すり合わせ)します。

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50ヤード以内のアプローチの距離感

100ヤードの距離感(100yは何番で打つとちょうどいいのか)

150ヤード前後の距離感(150yは何番で打つとちょうどいいのか)

200ヤード前後の距離感(200y前後は何番で打つとちょうどいいのか)

パターの距離感(10yはどれぐらいで打つとちょうどいいのか)

 

前回も書きましたが、このキャリブレーションを行うのに必要不可欠なのはレーザー式距離測定器。マーク金井はブッシュネルを使ってますが、海外に限らず、初めてプレーする場合、ブッシュネルでコースの距離を測るだけでなく、自分で打ったショットの距離も測ります。何故かというと、場所や気候、そして体調が変われば、アイアンだと10ヤードぐらい飛距離が簡単に変わってしまうからです。

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コース攻略においての基本は、、、

 ティショットはドライバーと決めつけない

 落下地点が見えない場所には打たない

 ミドルのセカンド、ショートのティショットはグリーン中央を狙う

 パー5のセカンドは基本、7番アイアンでレイアップ

 バンカーは可能な限り避ける

 ドッグレッグはショートカットを狙わない

 

安全策過ぎるぐらい安全にプレーしますが、これは「ナイスショットしたのに結果が最悪」というのが嫌だからです。これをやってしまうと、その1打がミスになるだけでなく、プレーの流れが悪くなり、ミスの連鎖が生じやすくなるからです。ゴルフにはミスがつきものですが、ダフってグリーンをショートしてもプレーの流れはそれほど悪くなりません。しかし、いい手応えでピンに一直線に飛んだボールがグリーン奥のバンカーに突き刺さったら、プレーの流れは悪くなり、裏目裏目の展開になってしまうのです。

 

ゴルフはいい流れを意図的に作ることはできませんが、悪い流れを意図的に作らないようにするこは可能です。そして、悪い流れを作らないようにプレーした方が、ゴルフのプレーがスムーズになり、スコアも良くなる確率が確実に上がってくるのです~。

 

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2016年07月05日超私的な提案、旅先のゴルフ場で賢くプレーするためのコツとは!?

毎週火曜日はインターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない!」のオンエア日ですが、今日はお休みさせていただきます。と言うのも、今週は日曜日から海外出張。ひょんなことからゴルフ親善大使の指名をいただき、南半球のニューカレドニアに滞在しています。今年はこれで海外出張3度目ですが、いずれも日本よりも南のエリア。1月はユーラシアカップの取材でマレーシア、5月はタイゴルフExpoに出展でタイに滞在、そして今回はニューカレドニアの魅力を伝える超私的な親善大使として、ニューカレドニアに滞在しています。

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ニューカレドニアには4つのゴルフ場があって、海や自然に加え、ゴルフも存分楽しめまます。昨日は、首都ヌメアから車で15分ほどの場所にある「GOLF DE TINA」でプレーしてきました。ロケーションは海の側なんですが、アウトは海とは無縁のレイアウト。スタートホールは強い打ち下ろしで、2番はセカンドから打ち上げ、3番はまたまた強い打ち下ろし。アウトはフラットなホールが少なく、打ち上げ打ち下ろし、そしてドッグレッグと変化に富んでます。雰囲気的には川奈の富士コースに似た感じでした。対して、インはレイアウトがガラッと変わり、海沿いにそってホールが続きます。インはフラットなホールが続き、ティからでもフェアウェイからでも、そしてグリーンからでも海が非常に近く、典型的なシーサイドコース。今までいろんなコースをプレーしてきましたが、アウトとインの雰囲気がここまでガラッと変わるのは珍しいです。18ホールのコースなのに、違うコースをプレーしているような感じがしました。

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そして、驚いたのがグリーン。見た目は遅そうに見えるのに、実際はツルツル。ティフトン系なんですが、転がりが非常に早く、ボールが止まりそうになってからツツーッと球足が伸びます。体感的にはスティンプメーター9.5フィートぐらいで、高速グリーンでした。グリーンが思いのほか早いので、ショートパットはかなり神経を使います。アウトはいつになくショートパットが決まってバーディーを3つも取れましたが、インはいつも通りにショートパットを外しまくり(3パット2回)ました。上がってみれば、スコアは38.42の80といつも通りに落ち着きました(笑)

 

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さて、今日のエントリーは海外のゴルフ場で賢くプレーする方法について、超私的に書いてみたいと思います。

 

まず、クラブについてですが、可能な限り本数を減らしましょう。例えば、普段、キャディバッグに14本入れているならば8〜10本ぐらいをお勧めします。海外旅行はただでさえ荷物が多いです。ゴルフクラブを持って行くとなるとさらに荷物が増えます。クラブの本数を減らせば、それだけで荷物を軽量化できます。加えて、クラブの本数を減らせば小さいキャディバッグを使えます。これでかなり移動が楽になります。ちなみに、今回マーク金井のセッティングは

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ドライバー
 UT2本(19度、21度)
 6番、7番、8番、9番、PW、SW、パターの10本。

 

普段、9ホールでプレーしている時は7本なので、これでも普段よりはクラブの本数が増えてます(笑)。FWを入れていないのは、知らないコースでは2打目で距離を稼ごうとしたくないから。UTが2本と多いのは、ティショットで刻みたい時に、刻めるクラブが欲しいからです。実際、「GOLF DE TINA」でプレーした時も、この本数で全然打以上でした。

 

次に海外のゴルフで欠かせないのが、、、、

 

 レーザー式距離測定器です。

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「GOLF DE TINA」はフランス領ということもあって、コース表記はすべてメートル表示です。距離表示杭もありますが、やっぱり知りたいのは正確な距離(ヤード表示)。マーク金井はブッシュネルを長年使ってますが、これがあるとティショットの落下地点までの距離、セカンドをレイアップしたい時の距離、グリーン手前のバンカーを越したい時の距離、そして、もちろんピンまでの距離を正確に計測できます。知らないコースでプレーする時でも、土地勘がまったくなくても、100ヤードはどこのゴルフ場でも100ヤード。距離がちゃんと分かっていた方が、迷う要素が減り、それが迷いのないスイングにつながり、スイングが迷わない分だけいい結果が出やすくなるのです。

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  他では、日焼け止め、虫さされ防止薬&虫さされ薬、そしてアームカバーとサングラス。小さく折りたためるウインドブレーカー。

 

これらは持ってるとかなり重宝します。南半球はこの時期は冬となりますが、赤道にちかいこともあって冬でも日中はそれなりに暑く、そして日差しが強いです。日焼け対策は過剰なぐらいやっておいた方が、安全に楽しくプレーできますし、疲労軽減にもつながります。

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ちなみに写真を綺麗に撮りたいならば、スマホよりもセンサーサイズが大きめ(1インチ以上)のコンデジもお勧めです。今回は、ソニーのRX100Ⅱをキャディバッグに入れてプレーしました〜。

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