マーク金井blog

2016年05月29日 超私的な練習法、左右に曲がる人はどんな練習をすれば方向性が安定するのか!?

昨日はアナライズのセミナーデー。午前の部は高速度カメラを使った「インパクトセミナー」、30分の休憩を挟んで午後からは「シャフトセミナー」を実施しました。インパクトセミナーはレクチャー中心で、最後に自分のインパクトがどんな風になっているのか体験していただいてます。インパクトの解析では、

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 ヘッドの軌道(アウトサイド・インなのかインサイド・アウトなのか)
 ブロー角(ダウンブローなのかレベルブローなのかアッパーブローなのか)
 左右の打点位置(トウ寄りなのか、中央なのか、ヒール寄りなのか)
 上下の打点位置(フェース下部なのか、中央なのか、フェース上部なのか)
 インパクト時のフェース向き(オープンなのか、スクエアなのか、クローズなのか)

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ゴルフ経験が少ない人ほど、スコアが良くない人ほどショットの精度は不安定になります。対して、スコアが良い人ほどショットの精度が安定し、同じようなインパクトを迎えています。ただし、ゴルフの上手下手に関係なく、9割近くのアマチュアには共通していることがあります。それは、

 

ナイスショット時もミスショット時もヘッドの軌道はほぼ同じ!!!!!

 

拙著「一生役立つ『スイングタイプ上達法』」(マイナビ出版)でも詳しく説明してますが、ヘッド軌道というのは、言葉に例えるならば「方言」(癖)のようなもの。アウトサイド・インに振っている人が突然インサイド・アウトの軌道なることはまずありませんし、インサイド・アウトに振っている人が突然アウトサイド・インの軌道になることもありません。打つたびにヘッド軌道が変わってしまうゴルファーはまずいません。アマチュアゴルファーの多くは、曲げたくない時ほど、アウトサイド・イン軌道の人はアウトサイド・インの度合いが強くなり、インサイド・アウト軌道の人はインサイド・アウトの度合いが強くなります。

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 では、なぜヘッド軌道が同じなのに、ナイスショットが出たりミスショットが出てしまうのか? では、なぜヘッド軌道が同じなのに、逆球が突然出てしまうのか?

 

インパクトセミナーでも「左右に曲がる」「逆球が出てしまう」という悩みを抱える人が後を絶たないですが、これらのミスが出る理由は大まかに言うと、2つあります。

 

ひとつはインパクト時のフェース向きの狂い
 もうひとつは打点位置の狂い

 

この2つの要因がミスショットを生み、この2つ要因が逆球を生んでしまうのです。

 

逆に言うと、ミスショットを減らすコツは、、、

 

 インパクト時のフェース向きを安定させること
 打点位置を安定させること

 

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この2つを正しくコントロールすることができれば、ミスショットが減りますし、逆球も減ります。ナイスショットとミスショットのギャップも小さくなってくるのです。言い替えると、左右に曲がるミスを減らしたい、逆球を減らしたいのであれば、インパクト時のフェース向きを安定させる練習、打点位置を安定させる練習をすることが必要不可欠です。ちなみに、ナイスショットを打とうとするだけでは、この2つの精度を高めることはできません。

 

では、どんな練習をすればインパクト時のフェース向き、そして打点位置を安定させることができるのか?

 

ヘッド軌道に関係なく、インパクトでヘッド軌道に対してフェースが大きく開くとボールは右に飛び出し、かつボールに強いスライス回転がかかります。対して、インパクトでヘッド軌道に対してフェースが大きく閉じるとボールは左に飛びだし、ボールにフック回転がかかります(引っかけ)。まずはこれを理解して下さい。スライスしている人の場合、インパクトでフェースが大きく開けばどスライス、フェースが閉じ過ぎると逆球の引っかけが出ます。左右に大きく曲がるアマチュアの多くは、このパターンに陥ってます。

 

スライサーの場合、逆球はフェースを閉じすぎたことによって発生します。そして、フェースが閉じすぎるミスが出るのは、その前にフェースが開き過ぎてどスライスを打っていることにあります。

 

ですので、練習の時にはインパクトで、はわざとフェースを大きく開く練習、そしてわざとフェースを閉じる練習をしてみて下さい。そしてどれぐらいフェースが開けばどスライスになり、どれぐらいフェースを閉じれば引っかけになるかをつかんで下さい。軌道のことは意識する必要はありません。インパクトのフェースの向きを感じながらスイングするのです。もしもインパクトでのフェース向きが分らないのならば、アドレスで調整しても構いません。アドレスでフェースを開いて構えたり、フェースを閉じて構えてボールを打って下さい。そして、アドレスでフェースの向きを変えたら、球がどんな風に飛ぶのかをチェックして下さい。

 

 

練習では真っ直ぐ打とうとする必要はありません。大事なことはフェースの向きとボールの飛び方の因果関係(相関関係)をちゃんと知ることです。次回はインパクト時のフェースの向きを調整する方法について説明しましょう~。

 

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2016年05月27日 超私的な考察、プレッシャーに強い人と弱い人は、どこがどう違うのか!?

 

昨日も電車で薄暮9ホールに行ってきました。今週はこれで3回目。週に3回もゴルフに行ってますが、3回行ってプレーしたのは合計27ホール。いわゆるワンハンですから、ホール数は決して多くありません。電車ゴルフに行く時は午後2時まで普通に仕事していますし、ゴルフに終わった後も仕事に復帰します。練習場で150球打つのと同じぐらいの時間を使って9ホールプレーをしています。

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週に1回のゴルフでも27ホール回れます。それを考えると9ホールゴルフは物足りないと思うかも知れませんが、実は、このようなペースでプレーするようになってから、スコアの安定感が増してきました。自分になりに分析すると、プレー時間が短くてもしょっちゅうコースに出ると、特別な意識が働きません。「練習場では上手く打てるのに、コースに出ると緊張して思うようなスイングができない」というアマチュアゴルファーが少なからずいますが、練習場よりもコースに出る機会が増えてくれば、コースで緊張する度合いは減ってきます。

 

人間は慣れない場所に行けば緊張するのが当たり前。逆に言うと、ゴルフコースを慣れた場所にしてしまえば、コースに出た時、余計なプレッシャーがかかりません。それともうひとつは、1打1打の集中力が増しました。説明するまでもありませんが、ゴルフはいつも1発勝負。ミスショットしても打ち直しはできません。コースで打つ1打は練習場で打つ1打とまったく違います。練習場に行く回数を増やせばボールをたくさん打つことができますし、たくさん訓練できます。しかしながら、この1発勝負という感覚を養うことは極めて困難です。

 

そして、もうひとつ学んだことはコースに出る機会を増やすと、「ナイスショットを打ってもいいスコアならない」ことを嫌と言うほど思い知らされますし、これが分ってくるほど、プレッシャーに強くなれることも分ってきます。そこで、今回は本番に強くなるための、ちょっとしたヒントについて書いみたいと思います。

 

巷では、プレッシャーに強い人と弱い人がいると言われています。そしてプレッシャーに強い人は「メンタルが強い」、プレッシャーに弱い人は「メンタルが弱い」と言われています。確かに、その通りでプレッシャーに弱い人ほど、「自分はメンタルが弱い」と思っています。メンタルは強いけどプレッシャーに弱いという人は、いまだかつて見聞きしたことがありません。

 

 では、本番に強い人と弱い人はどこが違うのか?

 

メンタルが強い弱いももちろんあると思いますが、弱い人には共通していることがひとつあります。それは、自分に対して厳し過ぎることです。例えば、「練習場で打てたショットがコースでは打てない」というのが、まさにその典型。練習場で打てたショットというのは、練習場で打てたナイスショットのことです。気楽な場面で打てたナイスショットを基準にし、それが打てないと嘆く。嘆くと言うことは、練習場で打てたナイスショットを打ちたいと思っています。今どきの言葉にすれば、自分でハードルを上げてしまい、そのハードルが本番でのプレーの妨げになっているのです。ちなみに、よほどの上級者を除けば、練習場でもミスショットを打っています。そして困ったことに、練習場で打ったミスショットを自分の実力だと思っている人はほとんどいません。

 

また、本番に弱い人(正確には本番に弱いと思っている人)ほど、失敗を回避したい傾向が強いです。例えば、ティショット。チョロしたくないとか、OBを打ちたくないとかという感じでマイナス思考です。気持ちは分りますが、これもまた、自分で自分にプレッシャーをかけてしまい、メンタル面に対して必要以上に負荷を掛けています。

 

対して、本番に強い人に共通しているのは、自分のハードルを必要以上に上げていません。また、必要以上マイナス思考にもなっていません。自分の腕前を客観的に把握し、自分ができるをことをサラリとやっています。

 

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本番に強くなるコツ、それは自分のハードルを思い切って下げることと、必要以上にマイナス思考にならないことです。ゴルファーの力量によっても違ってきますが、例えば、100を切れない人ならば、とりあえず前に進めばナイスショット。OBや池ポチャしなければナイスショット。ダフってもトップしてもグリーンのそばまで行けばナイスショット。これぐらい自分のハードルを下げてみて下さい。ちなみに、マーク金井は「練習場で打ったショットはコースで打てない」と思いながらラウンドしています。そして、誤解を恐れずに言えば、「ナイスショットではなくて、ミスショットでいかにスコアをまとめる」ことだけ考えてながらラウンドしています。なので、寄せワンだけでなく、寄らワン(アプローチを失敗して、長いパーパットを沈めること)も狙っています。

 

言葉にすれば簡単ですが、ゴルフにおいては、実は自分のハードルを下げることが一番難しいのです~。ナイスショットが打ちたくなるのがゴルファーの性(さが)だし、ミスショットでスコアを良くするのは正々堂々としてないと思ってしまうアマチュアが少なくないからです。

 

プレッシャーに弱い人が強くなるにはメンタルを鍛えることも大事ですが、プレッシャーを自分で増幅させないことが大事です。プレッシャーに強くなるコツは、本番はしくじるものだと思ってプレーすること。そして、どんな風にしくじればスコアをまとめられるかを真剣に考えれば、徐々にプレッシャーに強くなってきます~。

 

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2016年05月26日 超私的な予想、アイアンの飛びを求めると、フェース素材はカーボンになる!!

仕事場には雑誌が1000冊ぐらい収納できる本棚がありますが、放っておくとすぐに本棚があふれてしまいます。定期的に断捨離していますが、後生大事に保存しているのは、

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チョイス月刊ゴルフクラシック(クラブ計測、シャフト計測号)

 

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チョイスは1989年から、そして月刊ゴルフクラシックは1998年からの分を所有しています。どちらも資料用として保存していますが、ことあるごとに引っ張り出しています。30年弱の雑誌を開くと、クラブがいかに進化(変化)してきたかが分るからです。例えば、1989年3月号のチョイスには、ハイテクノロジーゴルフクラブという記事があり、そこには、ハイテククラブとして

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  • カーボンヘッドドライバー(EOS ヤマハ
  • カーボンヘッドアイアン(インテスト 横浜ゴム)

が紹介されています。今から、25年以上というとドライバーはパーシモンヘッド(木製ヘッド)がまだ現役で、メタルドライバーが主流に変わろうとする時代です。ジャンボ尾崎プロが超高いティアップでメタルドライバーを使ってました。そんな時代に、ヤマハと横浜ゴム(現PRGR)はカーボン素材でヘッドを作っていたいのです。ちなみにインテストは「タラコ」の愛称で、当時は爆発的に売れました。インテストは今も手元にありますが、ヘッド形状といい色といい、タラコに似ていたころから、いつのまにか、「キャディさん、タラコちょうだい」と相成ってました。

 

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そして現在、注目を浴びているのはカーボンボディのウッド。テーラーメイドのM1とM2はカーボンボディでフェース側がチタン。昔のカーボンヘッドドライバーが弁証法で言うところの「らせん的発展」が起こっているのです。

 

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ドライバーでカーボンが「らせん的発展」を遂げていることを考えると、アイアンにおいても「らせん的発展」が起きてもおかしくありません。カーボンヘッドのインテストが大ヒットしたことを考えると、カーボンヘッドのアイアンが再び登場することは大いにあり得ると思います。これはあくまで推察ですが、すでにクラブメーカーはカーボンヘッドをいくつも試作している可能性大ですし、ひょっとしたら今年の秋にはカーボンヘッドのアイアンが登場するかもです。

 

では、カーボンヘッドアイアンにはどんなメリットがあるのか?

 

飛ぶアイアンを作ることは、さしたる問題ではない。ヘッドにカーボンを使い、ボールのスピン量を抑えてやればそれで済むことだ。これは様々な実験によって分る。
チョイス 1989年3月号より引用)

 

記事の中ではカーボンとスピン量の因果関係について触れてませんが、インテストはカーボンフェース。カーボンフェースはインパクト時にスリップ現象(フェース面上でボールが滑る)が発生、その結果、ラフからフライヤーを打った時のようにスピンが大幅に減る弾道が打てます。アイアンの場合、ドライバーよりもスピンが多い弾道になりますが、カーボンフェースだと、普通に打ってもドライバー並みのスピン量になり、それで飛距離を稼げるようになるのです。もちろん、スピンが減ればグリーンに止る球は打てませんが、飛びを重視したアイアンを作るのであれば、止らないことは容認されると思います。

 

では、カーボンヘッドアイアンはどんな風に「らせん的発展」を遂げて、現代に登場するのか?

 

いくつかのアイデアが考えれますが、テーラーメイドのM1、M2的に考えると、

 

ボディは金属(ステンレス)、フェースはカーボン

 

というのは大いにありです。16年前に登場した初代ゼクシオアイアンはステンレスボディにチタンフェースを装着しました。これを考えると、ステンレスボディにカーボンフェースを装着することも技術的に可能でしょう。フェースにカーボン素材を採用すると、低スピン弾道がオートマチックに打てることに加え、フェース重量が軽くなる分だけフリーウエートが増え、設計の自由度が増します。飛んでやさしいアイアンを作りやすくなるのです。

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アイデアは組み合わせだと思います。ゴルフクラブに限らず、どんな業界でも「らせん的発展」で歴史は繰り返されます。タラコブームが再来するかどうかは分りませんが、アイアンの飛びを追求するならば、カーボンヘッド、カーボンフェースアイアンは極めて有利な選択肢でしょう~。

 

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週末はアナライズのセミナーやりますよ

5月28日

11時から、マーク金井のインパクト解析セミナー

13時から、シャフトセミナー

 どちらも時間は1時間30分  お値段は3000円  人数は6名限定です。

5月29日

11時からゴルフの竪琴セミナー

13時から、リピーターセミナー

どちらも時間は1時間30分  お値段は3000円  人数は6名限定です。

↓詳しくは↓をクリック

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2016年05月25日 超私的な検証、テーラーメイドM2の3Wを日米比較して分ったこととは!?

一昨日に続き、昨日も赤羽ゴルフ倶楽部で薄暮9ホールしてきました。一昨日はお一人様だったこともあり、9ホールのプレー時間は1時間弱。昨日はフォーサムだったので、1時間50分弱でした。どちらも担ぎセルフで歩いてのラウンド。9ホールで約4キロぐらい歩いているわけですから、いい運動になります。

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そして、夜はインターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」のオンエア。ゲストはティーチングプロの三浦辰施プロと、マイナビ出版の小木昌樹さん。4月に発刊された三浦プロのレッスン書、

 

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強いインパクトから考えた!
今より飛んで曲がらない「自然体」スイング(マイナビ出版)

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についてじっくり話を伺うとともに、ダイエットの方法についても具体的に伺いました。三浦プロは4年前まで体重が140キロもあったのですが、その後ダイエットされて、現在は70キロ台。60キロ以上減量されています。数年前お会いした時は相撲取りみたいな感じでしたが、昨日はスラッと中肉中背。あまりの変貌ぶりに驚かされました。オンエア中に「減量したら、ドライバーの飛距離は落ちるのですか?」と尋ねたら、

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↓↓↓−60kg↓↓↓

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60キロ体重が落ちたら、40ヤード飛距離が落ちました!!

 

とのこと。あくまでパーソナルな意見だと前置きしながらも、体重は軽いよりも重い方が馬力が上がって飛距離が出るとおっしゃってました。

 

さて、今日のエントリーは今話題のテーラーメイド、M2の3Wについてです。一昨日、昨日と2日続けてコースで試してみましたが、ジェイソン・ディをはじめとしてツアーでM2の人気が高い理由が分りました。M1よりもM2の方がヘッドの構造がシンプルで、ネックもペンシルネックですっきりしています。どちらもカーボンボディとチタンフェースのコンポジット構造ですが、M2の方がスッキリしています。カチャカチャ式を採用していないことでネック側の重量が軽量されていることもあり、わずかですがクラブの挙動もコントロールしやすくなっています。また、M2の方がM1よりもヘッドが少し大きめなので安心感もあります。

 

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マーク金井は、今回米国仕様のM2の3HL(ロフト16.5度)を購入しましたが、M2には日本仕様が市販されています。そして、日本のゴルフショップで正式販売されているのは日本仕様です。

 

では、米国仕様のM2と日本仕様のM2はどこがどう違うのか?

 

M2に関して言うと、日本仕様の3Wはロフト15度だけがラインアップされています。対して、米国仕様の3Wにはロフト15度とロフト16.5度(3HL)の2モデルがラインアップされています。

 

そして決定的に違うのがシャフトの重さと硬さです。今回、米国仕様の純正Rシャフトが装着されたM2を購入しましたが、スペックをざっと紹介すると、

 

米国仕様のM2 3W(3HL)
 重量325.9g
 シャフト重量 約65g
 バランス D2.5
 振動数 274cpm
(シャフト重量はメーカー値、それ以外は実測値)

対して、

日本仕様のM2 3W
 重量 303g
 シャフト重量 43g
 バランス D3
 振動数(未計測)
(すべてメーカー設計値)

 

米国仕様に比べると日本仕様は総重量が約23gも軽くなっていますが、これはシャフトの重さの違いによるものでしょう。言い替えると、ヘッドの重さは日本仕様、米国仕様もほぼ同じだと考えられます。ちなみに、日本仕様のM2の3Wのシャフト重量は、M2ドライバーのシャフト重量よりも約2g軽くなっています。恐らく、ドライバーと同じシャフトを3Wにも装着しているために(シャフトが短くなっている分だけ)、3Wの方が2g軽くなっているのだと思います。

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対して、米国仕様のM2では、ドライバー用には50g台のシャフトが装着され、3W用には65gのシャフトが装着されています。M2の場合、シャフトの重量については日本仕様と米国仕様とではかなりの隔たりがあります。硬さもしかり。米国仕様のM2の3Wの振動数は274cpm。Rシャフトですが、これは日本仕様のSシャフトよりも硬めに仕上がっています。計測はしてませんが、M2の3Wに装着されるRシャフトの振動数はかなり低く、恐らく255cpmを下回っていると思います。

 

 

日本仕様と米国仕様。ヘッドスピードが遅い人や非力なゴルファーは日本仕様のセッティングの方が扱いやすいと思います。対して、米国仕様はRシャフトでも使いこなすにはある程度のパワーが求められます。ドライバーのヘッドスピードで43m/s以上は必要でしょう。

 

クラブはシャフトが変わればガラッと打ち心地が変わります。ヘッドの性能を100%引き出すためには、自分が扱いやすいシャフトを選択することが重要です~。

 

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こちら

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こちらですが・・・数量が少ないのでメールのみで販売開始しました。(WEBの販売ページは作っていません)商品の詳細は↓

今回も新商品のご紹介です。アナライズでは現在、ロフト13度の3Wとロフト17度の3Wを発売していますが、新たに限定でロフト11度の3Wも発売致します。

このクラブはコロンブスの卵のようなFWです。ロフト13度の3Wを試作している時、偶然にもロフトが2度立ったサンプルが上がってきました。普通のメーカーならば、「不良品」として廃棄しますが、上がったサンプルがあまりにもヘッドが美しく仕上がったために、マーク金井はシャフトを装着して試打。地面から打つと、直ドラなみに難しい反面、ティアップして打つと、ドライバーに負けないぐらい飛びます。3Wとしては世界で一番難しいですが、ティショットで打つと世界で一番飛びます。

数名のツアープロにも打ってもらいましたが、「ドライバーよりも飛ぶ」「狭いホールでもフェアウェイを狙い打てる」「すぐに試合で使いたい」という高評価をいただき、この世界で一番難しい3Wをツアープロ用に作りました。完全なプロトタイプです。

本来は市販するつもりはまったくありませんでしたが、フェースブックでアップした所、予想外に多数の問い合わせがありました。そこで、今回70本だけ限定販売することに致しました。ブログで告知はいたしますが、インターネットでの発売は今のところございません。まずはアナライズをお引き立ていただいてますお客様に先行販売させていただきます。
マジックマリガン 3+プロトタイプ

ドライバーと同じぐらい低スピンの強弾道が打て、飛距離重視で設計したFW。ミニドライバー、ドライビングスプーンという位置付けのクラブで、主にティショット用ですが、ヘッドスピードが速い人ならばフェアウェイからでも飛距離が出ます。ディープフェースで、超低重心。ティアップして打つと、低スピンの放物
線弾道が打てます。通常の3+はロフトが13度ですが、このプロトタイプはロフトが11度。シャフトはW60、W65をラインアップしています。シャフトカラーはプロトタイプ限定カラーのシルバーです。

スペック
■ アナライズW60カーボンシャフト装着時
長さ:43.5インチ/重量:325.9g前後/振動数:246前後/バランス:D2前後/リアルロフト:11.5度/フェース各:-1.0度/ライ角:58度

■ アナライズW65カーボンシャフト装着時
長さ:43.5インチ/重量:329.5g前後/振動数:247前後/バランス:D2.5前後/リアルロフト:11.5度/フェース各:-1.0度/ライ角:58度

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となっております!!よろしくお願いします!!!


2016年05月23日 超私的な考察、3Wの最適ロフトは何度なのか!?

昨日は日帰りで四国の松山に行ってきました。羽田空港から愛媛松山空港のフライト時間は約1時間30分。マーク金井は飛行機が大の苦手ですが、90分で四国まで行けてしまうのは魅力です。朝イチのフライトに乗ったら、9時前に愛媛松山空港に到着。松山空港では「空港の蛇口からポンジュースが出る」なんて言われたりもしてますが、これはオレンジ色の都市伝説~(笑)。空港ではみかんジュースタワーが出迎えてくれました。

 

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打ち合わせがスムーズに行ったこともあり、道後温泉にサクッと入って午後2時30分のフライトに飛び乗り、羽田空港には4時過ぎに到着。そこからモノレールにとJRを乗り継ぎ新橋で下車。並行輸入品を取り扱っている激安ゴルフショップにて、テーラーメイドのM2のFWを衝動買いして神田のスタジオに戻りました。

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テーラーメイドのM2には、日本人ゴルファー向けの日本仕様と、米国人ゴルファー向けの米国仕様とがあり、購入したのは後者です。米国仕様の方が値段が少し安かったのですが、値段が決め手になったわけではありません。

 

米国仕様の購入の決め手になったのは、シャフトとロフト設定です。

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米国仕様のスペックです

 

ドライバーをすでに米国仕様のM2を使っているのですが、米国仕様は日本仕様よりもシャフトが重くて硬い。これの純正Rシャフトがちょうど良かったので、FWも同じく米国仕様のRをチョイスしました。そして、もうひとつがロフト設定。購入したのは、

 

3HLでロフトは16.5度!!!!

 

M2の3Wにはロフトが15度と16.5度がラインアップされていますが、日本仕様で売られているのは15度だけ。16.5度が欲しかったから米国仕様にしたのです。

 

さて、この3Wのロフト。

 

日本売られているほとんどの3Wはロフト15度です。国内メーカーはもとより、テーラーメイドをはじめとする米国メーカー(日本仕様)も15度です。誰が決めたのか定かではありませんが、少なくとも45年くらい前から現在に至るまで「3W=15度」が定番になっています。テーラーメイドも恐らく、この常識に従って15度だけをラインアップしているのかも知れません。

 

では、なぜ3Wのロフトは15度が定番なのか?

 

ドライバーは10.5度がアマチュアの定番ですが、アマチュア向けドライバーの場合、リアルロフトは11~12度ぐらいあったりします。ボールが低スピン化していること、クラブも低重心で低スピン化していることもあって、アマチュアのヘッドスピードでボールを上げるには、昔よりもロフトが必要になっているからです。

 

ドライバーはリアルロフトが増えているのに対して、3Wのリアルロフトがどうなっているかというと、、、、こちらは表示ロフトとリアルロフトにほとんど差がありません。
15度の3Wのリアルロフトは15度前後です。結果、ボールが低スピン化していることによって、15度だとボールが上がりづらくなっています。誤解を恐れずに言うと、ドライバーのヘッドスピードが43m/s以下だと、ナイスショットしてもボールが上がりきらない可能性が高くなり、飛距離が出づらくなります(地面から打った場合)。

 

 

ロフト15度の3Wの場合、ティショットで打つならば飛距離を稼げます。しかしながら、地面から打つ場合はロフト不足で、飛距離不足になる可能性が大いにあるのです。

 

では、アマチュアの場合、ロフトが何度あればFWで飛距離を最も稼げるのか?

 

ヘッドスピード、打ち方によっても変わってきますが、アマチュアゴルファーの場合、地面上のボールを打って飛距離を稼ぐのに必要なロフトは、、、

 

 17度前後です!!!!

 

たかが2度と思うかも知れませんが、15度と17度のロフトを比べてみると、アドレスした感じがガラッと変わります。17度ぐらいあるとロフトが見えるのでボールが上がりやすく感じますし、実際、15度よりも楽に上がります。かつてテーラーメイドは「ロフトUP」というキャンペーンをやってましたが、FWこそロフトUPした方が楽にボールが上がってくれますし、やさしく飛距離も稼げます。

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アマチュアゴルファーの中には「FWはロフトが少ない方が飛ばせる」と思っている人が少なからずいます。確かにその通りなんですが、ヘッドスピードが速くないゴルファーの場合、ロフトが少ないと上手く打ってもボールが上がってくれません。ボールが上がらないとランは出てもキャリー不足に陥ります。また、ボールが上がりづらいと感じると、すくい打つ動きが出たりしもします。

 

マーク金井が設計したマジックマリガンFWにはロフト15度の設定がありません。ロフト13度の3+とロフト17度の3HLをラインアップしています。13度はティショット用として設計し、17度はセカンドショット用として設計しました。17度が一番やさしく飛ばせるからです。

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ゴルフには数多くの常識がありますが、FWのロフトに関しては15度に囚われない方が、飛距離を稼げますし、すくい打ち等のミスショットも減らせると思います~。

 

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