マーク金井blog

2022年07月22日超私的な考察  ドライバーの飛距離が伸びると得をするのはどんなゴルファーなのか!?

憧れていませんか?


今週の月曜日、少し熱っぽいので神田で抗原検査を受けました。喉の痛みもなく、鼻水が少し出るぐらいなので夏風邪かと思いきや、陽性反応。その足でかかりつけの病院で薬を処方してもらい、仕事場にしている神田のワンルームマンションに籠もっています。

 

 

 

 

今の所、ほぼ無症状で熱も出てません。喉の痛みもないので社会人になって初めてというくらいまったりとした日々を過ごしています。雑誌の整理に始まり、新聞の切り抜き、衝動買いして手を付けてなかった本をかたっぱしから読んでいます。

 

 

 

 

雑誌はかなり処分したのですが、それでも手元に残っているのがチョイスです。米国生活を経て東京に出てきたのが1985年。外国語教育系の会社に勤めていた時に購入しのがチョイス25号(85-11)でした。

 

 

 

 

チョイスはゴルフ雑誌の中でも独特なページ作りがなされていましたが、久しぶりにページを開いて目に入ったのが、シングル大研究という企画。4万人のコンピュータ分析と2万人のスイングスピード分析でシングルの技術を探るというものです。

 

 

 

 

 

中味を少しだけ紹介すると、ハンデ7~9のシングルのドライバーヘッドスピードは
40m/s。アマチュア男子と寸分変わらないというデータが出てました。ちなみに、ハンデ5下の場合、ヘッドスピードは43m/sとのことです。

 

 

 

 

37年前のデータですが、現在も同じことが言えるのではないかと思います。ドライバーの飛距離が足りてないから「スコアが良くならない」と思っているアマチュアゴルファーが少なからずいますが、これはそうとも言い切れないのではないかと思っています。

 

 

 

 

 何故かと言うと、ゴルフはティショットでスコアが決まるとは限らないからです。

 

 

 

 

チョイスの記事ではありませんが、ドライバーの飛距離が伸びてスコアアップにつながるのはプロとハンデ5以下のアマチュアだけの可能性が高いです。

 

 

 

 

 

別言すれば、100が切れない人、90が切れない人、安定して70代のスコアが出ない人というのは、ドライバーの飛距離が10~20ヤード伸びても、スコアが良くなる可能性はそれほど高くないと思います。

 

 

 

 

この仮説を検証する上でお勧めしたいのが、白ティではなく赤ティからのプレーです。赤ティは白ティよりも20~30ヤードは前に設置されています。赤ティから打つということは、それだけでティショットが20~30ヤード飛ぶのと同じことになるわけですから、ティショットの飛距離増とスコアの関係を知ることができます。

 

 

 

 

加えて、男性ゴルファーが赤ティから打てばスコアをどこで浪費しているかも知ることができるのです。

 

 

 

 

ゴルフはミスのゲームです。

 

 

 

 

飛距離がスコアに影響するのは事実ですが、飛距離だけでスコアが決まるわけでもありません。本気でスコアアップを目指しているのであれば、まずはスコアをどこで浪費しているのかを具体的に知ることが大切です。

 

 

 

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2022年07月20日超私的な考察  全英オープンではなぜパターでアプローチをする選手が多いのか!?

憧れていませんか?


第150回目となった今年の全英オープン。ゴルフの聖地、セントアンドリュース・オールドコースでの開催でしたが、クラレットジャグを手中に収めたのはオーストラリア勢のC・スミスでした。

 

 

 

サンデーバックナインで6つのバーディを重ねて一気に抜け出しての逆転劇でしたが、テレビ観戦していて目に入ったのがパターを使ってのアプローチです。グリーンエッジはもとより、グリーンまで40ヤードぐらいあってもウエッジではなくてパターを手にする選手が目立ちましたが、これには理由があります。

 

 

 

フェアウェイが硬く締まっていてグリーン並に転がりが速く、加えてフェアウェイが凸凹しています。ウエッジだとファーストバウンスがどんな方向に跳ねてくるのか予想できないので、最初から転がすことを選択しているのです。オールドコースを攻略するのに一番最善で確実なのは、パターであるからどの選手も迷いなくパターを手にしてアプローチしているのです。

 

 

 

スミスも圧巻だったのが17番のパターでのアプローチ。グリーン手前のポットバンカーの脇をすり抜けるように転がし上げて3メートルに3オン。パーパットを見事に沈めて、最終ホールのバーディーにつなげています。

 

 

パターでのアプローチはテキサスウエッジとも呼ばれたりしてますが、超私的には日本のコースでもパターを使ったアプローチは大いにアリではないかと思っています。深いラフからは無理ですが、グリーンエッジや花道からのアプローチではパターが一番確実だからです。パターを使うなんて「かっこ悪い」と思っている人もいたりしますが、メジャーチャンピンオンがやっていることを「かっこ悪い」と思うのは、いかがなモノかと思います。

 

 

 

 

そして超私的にはパターの次にやさしいクラブはランニングウエッジ(チッパー)です。赤羽でスコアメイクに役立つクラブとしてR25を設計、開発しました。これはピン型がパターと同じ形状。ロフトが25度あるので少しキャリーが出てくれ、花道だけでなく、浅いラフからとかでも転がして寄せやすくなっています。

 

 

 

 

 

ゴルフはゴロふ。

 

 

 

 

ボールを高く上げてスピンを利かせて寄せるのに比べると、ランニングウエッジで転がして寄せるのは派手さはありません。しかしながら上げるよりも転がしに徹した方が、打ち損じのミスが出づらく、なおかつ方向性も安定してきます。

 

 

 

 

マーク金井はパー3でドライバーを使うことが多く、グリーン周りではR25を使うことが多いですが、これもまた転がして寄せるゴルフに徹したいからです。パターの感覚でドライバーを打ち、ボールを上げることよりも転がすゴルフの方がコースを攻略しやすいと思っているからです。

 

 

 

 

パターでフルショットしないのと同じく、ドライバーでもフルショットをしない。

 

 

 

 

これを心がけるようになってから、ドライバーの方向性が劇的に安定しただけでなく、転がすゴルフの方がプレーの奥行きが広がりました。ちなみにマーク金井はSWのアプローチは苦手にしてません。得意な方ですが、それでも転がしを積極的に選択するのはその方が寄せワン、チップインの確率が高くなるからです。

 

 

 

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2022年07月18日超私的な考察  ベストスコアを更新するために本当に欠かせない事とは!?

憧れていませんか?


土曜日、日曜日は担ぎセルフで千葉市民ゴルフ場を18ホールプレー。本日、月曜日は早朝で赤羽ゴルフ倶楽部をプレーしてきました。18ホールを歩いてプレーすると約1万6000歩稼げ、9ホールだと8000歩稼げます。おかげで、この3連休は毎日2万5000歩ほど歩くことができました。

 

 

 

千葉市民は初日が70ストローク、2日目が66ストローク。どちらもアンダーパーが出ましたが、同伴競技者2名もベスト更新。ひとりはベストを2打更新して70ストローク。もうひとりはハーフベストで35ストロークでホールアウトしました。

 

 

 

 

千葉市民は癒やし系レイアウトなので良いスコアが出やすく、ティショットが220ヤードも飛べばセカンドはショートアイアンで狙えます。パー5も2オン可能な距離設定なので、ベストスコア更新にもってこいです。

 

 

 

 

別言すれば、ベストスコアを出すコツというのはベストスコアが出やすいやさしいコースでプレーすることに外なりません。

 

 

 

 

そして、もうひとつのポイントなるのは同伴者です。

 

 

 

 

 

マラソンのペースメーカーではありませんが、ゴルフの場合も同伴者がいいリズムでプレーし、危なげないパーを重ねるプレーをしてくれている方が良いスコアを出しやすくなります。ちなみに昨日のマーク金井の場合、18ホールでパーオンを逃したのは1ホールのみ。17ホールをパーオンし、ベストスコアを出した2名のプレーヤーの邪魔を一切してません。

 

 

 

ちなみにティショットもフェアウェイを外したのは1回だけで、外した時もフェアウェイからわずかにラフに入ったぐらい。ボール探しをすることもなく、同伴競技者は自分のプレーに専念することができたのです。

 

 

 

 

ゴルフは複数のプレーヤーが同時進行でプレーします。

 

 

 

 

このため、自分のプレーに専念できるかどうは同伴競技者の調子が少なからず影響します。同伴競技者の調子が良ければ一定のリズムでショットに臨めますが、同伴競技者がドタバタするプレーになると一定のリズムでショットに臨めません。

 

 

 

ゴルフは不確定要素がいくつもある競技ですが、いいリズム、いい流れを維持しながらプレーできるほどベストスコアを更新しやすくなります。そしていいリズム、いい流れを維持できるかどうかは、自分のプレーぶりに加え、同伴競技者がどんなプレーをしているかも大きく左右してくるのです。

 

 

 

 

ベストスコアの更新は本人の努力だけでなし得るのはかなり大変です。身も蓋もないことを申し上げますが、ベストスコアをサクッと更新するコツは、プレーのリズムが良くなる同伴者とプレーすることではないかと超私的に思っています。

 

 

 

 

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2022年07月15日超私的な衝動買い  現物をまったく見ないでピンの○○○○をお買い上げ

新しいディアマナをオルタナティブにインプレッション!

 


火曜日は朝4時30分に起きて軽井沢へ。3年ぶりに晴山ゴルフ場にて担ぎセルフプレーをやってきました。アップダウンがほどんないのに加え、ホール間のインターバルも短いので歩きでのプレーにもってこい。18ホールでサクッと1万5000歩ほど歩くことができました。

 

 

セッティングはいつもごとく7本ですが、活躍したのがロフト25度のチッパー(ランニングウエッジ)R25。花道からはもちろんのこと、グリーン奥から転がし上げる時にもR25のおかげでボギーになりそうな時もパーで凌げました。手前味噌ですが、7番で転がすよりもはるかに簡単に打てますし、距離感も合わせやすいです。

 

 

 

 

さて、このチッパー(ランニングウエッジ)

 

 

 

 

ピンからも新たなプロダクトがラインアップに加わりました。

 

 

 

 

 ChipR(チッパー)

 

 

 

 

ピンは1970年代にCHIPOというチッパーを発売してました。ネーミングは変わってますが、転がしのアプローチ専用クラブという意味では二代目です。ロフト角は38.5度なので8番アイアンほぼ同じ。標準スペックの長さは34インチ、ライ角は70度なので、パターと同じ感じに仕上がってます。

 

 

 

 

長さとライ角は調整可能ということもあって、今回は長さを35インチ、ライ角は3度アップライトのホワイトを選択してオーダーしました。アイアンやパターのみならず、チッパーまでオーダーできるのは流石です。

 

 

 

 

さて、このChipR(チッパー)

 

 

 

 

ヘッド形状はトウが低くフェースは長方形。ヘッド形状はアイアンに近い形ですが、トップラインの傾斜が少ないシャローフェースなので、パターに近い感覚で構えやすく設計されています。ライ角も標準で70度なので、これまたパターに近いスペック。ちなみにパターのライ角は72度が標準です。

 

 

 

 

超私的には転がしで使うならば、ロフトはもう少し立っていた方が良いような気がしてます。ロフト角は30~34度ぐらいにしたくてウズウズしてますが、ピンのことですから38.5度にしたんのには何か意図があるのでしょう。超私的には38.5度だと、ランニングというよりは、ピッチエンドランに近い弾道が出やすい感じがしてます。

 

 

 

 

チッパーはニッチなジャンルのクラブですが、チッパー協会の会長としては、このニッチなジャンルにピンが加わったことでチッパーに対する認知度が上がることをおおいに期待したいです。

 

 

 

 

 

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2022年07月13日超私的な考察  日本でもっとも長く売られているゴルフクラブは○○○です!!

クラブの変化が大きいのです


2005年にアナライズを設立しましたが、その翌年にゴルフダイジェスト社から中古クラブの指南書を出しました。

 

中古クラブは勉強してから買いなさい

 

 

 

 

発刊して16年経過しているわけですが、コラムの内容自体は今なお活用できると自負してます。迷ったら大人買いしなさいとか、シャフトにこだわりなさいとか、クラブの程度のチェックの仕方とかは、昔も今も変わらないからです。

 

 

 

 

本の後半部分ではその当時流通している中古クラブを50本取り上げています。16年前にどんなクラブを買い漁っていたのかを思い出しながらページをめくっていくと、驚いたことに、当時取り上げたモノの中に、今でも現役選手がいたのです。

 

 

 

 

 ・ひとつはテーラーメイドのR510TP(ドライバー)。
 ・ひとつはブリヂストンのツアーステージ405(ドライバー)

 

 

 

どちらもヘッドがやや小ぶり。短尺スチールシャフトと相性がすこぶる良いので赤羽でプレーする時に、時々使っています。

 

 

 

 

 そして、もうひとつはプロギアのR35(ランニングウエッジ)

 

 

 

ランニングウエッジ(チッパー)として登場したこのクラブは発売当初から人気がありましたが、なんと、なんと、2005年に発売されるや現在もなお販売が継続されているのです。

 

 

 

今どきのゴルフクラブは1年、もしくは2年サイクルでモデルチェンジがなされ、旧製品は廃盤。そんな中、このR35は17年間ずっと売られ続けて、今もなお新品クラブがショップに並んでいるのです。これはとんでもなく凄いことで、恐らく、ギネス記録として認定したくなるレベルです。

 

 

 

 

では、なぜR35は17年もずっと売り続けられるのか?

 

 

 

 

ランニングウエッジ(チッパー)は飛ばすためのクラブではありません。また、サンドウエッジのようにスピン性能も求められません。少しキャリーが出て、前にスムーズに転がすためのクラブ。しょっちゅう買い換えるためのクラブではなくて、ずっと使い続けることができるように設計されたクラブなので、モデルチェンジする必要がないのです。

 

 

 

 

超私的なことを言わせていただくならば、このR35に限らず、モデルチェンジしなくてもいいジャンルのクラブは他にもあると思ってます。手前味噌ですが、マーク金井が設計したR25(ランニングウエッジ)mmウエッジmmアイアン、mmユーティリティは最低でも10年以上継続販売するつもりです。これらのクラブはゴルフクラブの定番として位置付けられるように設計しており、今のところモデルチェンジする必要がないからです

 

 

 

 

1~2年の短いサイクルでモデルチェンジするクラブがいいのか。
それとも10年以上モデルチェンジしないクラブがいいのか。

 

 

 

 

さて、皆さんはどちらを選びますか?

 

 

 

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