マーク金井blog

2022年07月11日超私的な提案  パッティングのストロークがスムーズになる素振りとは!?

技術というよりもクラブの変化が大きいのかもしれません。


先週は火曜日から金曜日まで4連チャンで赤羽薄暮をプレーしました。4日目となる金曜日はPRGRの新製品RSドライバージャストと同社のアイアンを使ってのプレー。
グリーン周りではもちろん赤羽ウエッジ(R25)を多用しつつ、PRGRのSWもテストさせていただきました。

 

 

 

 

RSドライバーは3つのモデルをラインアップしてますが、すべてのモデルに共通しているのは乗り感が良いこと。インパクトでフェースにボールが乗る感触が手に伝わるので、弾道をコントロールしやすいのがgoodです。

 

 

 

赤羽薄暮4連チャンの翌日は、神田のスタジオにて「素振りセミナー」と「NEOパッティングセミナー」を実施。素振りセミナーではゴルフの竪琴とフレループを使い、NEOパッティングセミナーでは、パターにおけるロフトの重要性とスムーズなストロークを行うコツについてレクチャー致しました。

 

 

 

 

パッティングにおいて、再現性の高いインパクトと迎えるのコツは手元の動きを止めないこと。インパクトゾーンではグリップが動くことでヘッドが動かされるという感じになっていると、ややハンドファーストの状態で打てますし、なによりもインパクトで余計な動きが出づらくなります。

 

 

 

 

手元の動きをスムーズに動かす感覚を養うには、まずはエアー素振りがお勧めです。クラブを持たないで両手の平を合わせてアドレスしたら、それて手元を左右に動かす。説明するまでもありませんが、クラブがなければ手元を動かすことに専念できます。

 

 

 

 

次にお勧め素振りはクラブを逆さに持った状態での素振り。両手でヘッドを包み込みように持ったら、グリップエンド側をヘッドに見立ててストロークします。

 

 

 

この素振りのメリットは2つ。ひとつは、クラブの先端が軽い状態になっていると手元を止めて先端側(ヘッド側)を動かす動きになりづらいです。もうひとつは、手元側にヘッドがあると、先端よりも手元側がかなり重くなります。

 

 

 

手元側が重くなると、その重さを利用しやすい分だけインパクトゾーンで手元をスムーズに動かせるようになってくるのです。

 

 

 

 

ゴルフはヘッドでボールを打ちますが、ストローク中にヘッドの意識が強くなりすぎると、、、、インパクトゾーンで手元の動きが止りやすくなって、ヘッドだけを動かしてしまいやすくなります。実は、このヘッドだけを動かすというストロークというのが、パッティングにおいてはもっとも避けるべき動きなんです。

 

 

 

 

パットに形なしというセオリーがありますが、再現性の高いパットを打つにはいくつかのロジックがあると超私的に思っています。そのひとつとして、手元が一定の速度で動きつづけた状態でインパクトを迎えることではないかと思っています。

 

 

 

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2022年07月08日超私的な考察  100ヤードを狙い打つのに適したロフト角とは!?

今月発売予定の話題のドライバーを丸裸

 


先週は移動だらけででしたが、今週はずっと神田。台風の影響でゴルフの約束がひとつキャンセルになったこともあって、火曜日からずっと赤羽薄暮をプレーしています。
今日も午後4時前からプレーするつもりなので、なんと5日連続と相成りました。

 

 

もちろんただプレーするだけでなく、いろんなアイテムを持ち込んでプレーしています。ちなみに昨日はブッシュネルに装着するピットインフォルダーと、自ら監修したマジックマリガンSSⅡウエッジを試打。マジックマリガンSSⅡはソールにこだわって作ったウエッジで、ダフりのミスに強いのが特徴。昨日のラウンドでもソールに助けられる場面が度々ありました。

 

 

 

赤羽薄暮では担ぎセルフで7本プレー。アイアンは7番と9番の2本だけで、ウエッジは45度(もしくは46度)と、54度の2本です。100ヤードの距離は54度では打ちません。45度(もしくは46度)で打っています。ちなみに、45度(もしくは46度)でフルショットすると110ヤードぐらいです。

 

 

 

 さて、この100ヤードの距離を打つクラブ。

 

 

 

今週発売の週刊ゴルフダイジェストの特集でも取り上げられてました。記事のタイトルは、、、、、

 

スコアメイクの”へそ”100Yウエッジ。

 

 

 

女子プロの100ヤードウエッジは48~51度だそうですが、皆さんはどれぐらいのロフト角を選択しているでしょうか?

 

 

 

 

 

ちなみに、マーク金井の場合、100ヤードはロフトは45度(46度)を使っています。フルショットではなくコントロールショットをした方が、スピン量が多くなりすぎないこと、そして弾道が自然に低く抑えられるからです。

 

 

 

赤羽のグリーンは高麗ということもあって、スピンがかかるショットを打ってもボールは止まってくれません。加えて風が強い日はスピンが多い弾道だと前後のミスが出やすいのです。100ヤードをフルショットで打つよりも、コントロールショットをした方が落下後のスピン量が安定し、そして低い弾道の方が距離感が出しやすいから、わざと100ヤードはコントロールショットしています。

 

 

 

ウエッジに限らず、どんなクラブを手にした時もコントロールショットをしている人間にとっては、フルショットの距離のマイナス10ヤードが打てるクラブ、すなわちロフト45~46度のPWの方が100ヤードの距離を正確に打ちやすいのです。

 

 

 

100ヤードの距離を打つ時、前後のミスが出やすい、左へのミスが出やすいと人の場合、超私的にお勧めしたいのは、いまよりもロフトが3~5度ぐらい少ないクラブでコントロールショットを打つことをお勧めしたいです。その方が、距離を出そうすることがなくなり、スイングに余裕が生まれるからです。

 

 

 

50年以上前の昔から、「アイアンは1番手大きいクラブを選択した方が上手く行く」
という格言がありますが、こと100ヤードを狙うにもこの格言が当てはまるのではないかと超私的に思っています。

 

 

 

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2022年07月06日超私的な考察  今使っているパターのロフト角はご存じですか!?

数字に踊らされていませんか?


 

昨日は雨の合間をぬって赤羽ゴルフ倶楽部にて薄暮9ホール。雨が大量に降るという予報も影響したのでしょう。来場者が非常に少なくてコースは貸し切り状態。午後3時38分に10番ホールをティオフし、午後4時48分に18番をホールアウト。

 

 

 

お一人様でスタートする予定だったのですが、ティグラウンドに上がった時に見覚えのあるデカトロンのキャディバッグを担ぐゴルファーが1番ティに。声をかけてツーサムでインコースを回ってきたのですが、両者のクラブセッティングは実に似ていました。

 

 

 

 ドライバーに装着されるシャフトは二人とも短尺スチール。そして担ぎセルフで7本縛り。加えて、パターのロフト角はどちらも9度だったのです。

 

 

 

さて、このパターのロフト角。

 

 

 

ルールでは10度以下と定められていますが、ルール上限に作られたパターはほとんど出回ってません。手前味噌ですが、9度をラインアップしているのはアナライズのハイロフトパターぐらいだけです。加えて、クラブヘッドにロフト角が刻まれたパターというのもほとんどなく、アナライズのハイロフトパターぐらいだけでしょう。

 

 

 

ドライバーやウエッジ、FWやUTにはロフト角が刻まれているのが普通ですが、なぜかパターにはロフト角が明記されていません。皆さんがお使いのパターも恐らく、ロフト角が刻まれてないはずです。だからでしょう、ドライバーやウエッジのロフト角は知っていても、自分が使っているパターのロフト角を存じている人も少ないです。

 

 

 

 では、なぜパターにはロフト角が刻まれていないのか?

 

 

 

 

ドライバーやウエッジと比べて、パターのロフト角を気にする人が非常に少ないからメーカー側も明記する必要がないと思っているのかも知れません。加えて、パターの場合、ロフト角のバリエーションが何種類もないから、わざわざ明記する必要がないと思っているかも知れないです。

 

 

 

 

対して、マーク金井が設計したハイロフトパターは、ロフト角を3種類ラインアップ。同じヘッド形状でロフト角が5度、7度、9度を作っています。ロフト角をマルチで作ったのにはもちろん意味があり、グリーンの状態、芝の種類、そして打ち方によって適正ロフト角が異なるからです。

 

 

 

 

パターはボールを転がすための道具(クラブ)だから、ロフト角はいらない(ロフト角は少ない)方が良いという考え方もあります。もちろん、それで上手く打てているのでしたらその考え方を否定する気は毛頭ありませんが、ロフト角が少ないパターはハンドファーストの状態でインパクトしづらくなります。

 

 

 

 

加えて、グリーン上ではボールはその重さで芝に沈んでいます。芝に沈んだボールをスムーズに転がすためには、打ち出し直後にほんの少しキャリーを出した方が良いという考え方もありますし、なによりもロフト角があった方がインパクトでフェースにボールが乗る状態を作りやすくなり、距離感をコントロールしやすくなるのです。

 

 

パターこそロフト角が重要ですし、自分にちょうどいいロフト角のパターを使った方が3パットを減らせ、1パットを増やせるようになってくると超私的に思っています。

 

 

昨日からゴルフダイジェストのゴルフポケットにてハイロフトパター3本セットを限定販売しています。ロフト角が多いパターの効用に興味ある方は、ご覧いただけますと幸いです。

 

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2022年07月04日超私的な提案  夏のゴルフで暑さを回避するもっとも確実な方法とは!?

数字に踊らされていませんか?


先週は北海道出張に始まり、東北福島でゴルフ場調査。金曜日と土曜日は九州博多に滞在し、日曜日は赤羽ゴルフ倶楽部にて9ホールプレーしてきました。

 

 

一週間で国内をこれだけ移動したのは初めてですが、改めて感じたのが東京の暑さです。北海道、福島よりも暑いのは当たり前ですが、超私的には九州よりも東京の方がはるかに暑いです。街中を歩いていても、ゴルフ場を歩いていても、先週の東京の暑さは尋常ではありませんでした。

 

 

 

最高気温が35度を超えているわけですから暑いのは当たり前なのでしょうが、ここまで暑い中でのゴルフはかなり危険です。日傘や空調服とかを活用すると暑さをしのげますが、超私的には日中のゴルフは控えた方が良いかと思います。ゴルフをしている最中に熱中症になってしまえば本末転倒。自分が辛くなるのはもとより、家族や周りの人にも迷惑をかけてしまいます。

 

 

 

 

暑い最中でのゴルフはできるだけ控えた方が良いですが、もしもプレーをするのならばお勧めしたいことがあります。

 

 

 

 

日の出とともスタートし、朝8時ぐらいまでにホールアウトすることです。

 

 

 

 

暑さ対策も大事ですが、暑くなる前にスタートし、暑くなる前にプレーを終えようにすることが、もっとも身体への負担を減らせます。

 

 

 

 

九州では朝5時にスタートし朝6時40分にホールアウト。赤羽では朝5時50分にスタートし、朝7時50分にホールアウトしました。この時間対だと暑さをかなり軽減できます。早起きは三文の徳ではありませんが、早起きすれば、それだけで最善の暑さ対策になるのです。

 

 

 

これまでマーク金井は季節に関係なく薄暮で9ホールプレーすることが多かったですが、今年の夏に関しては薄暮ではなく早朝9ホールに切り替えます。日の出とともスタートし、ラジオ体操が始まる頃にホールアウトする。万一、寝坊した時は、その日はラウンドを諦めます。

 

 

 

 

ゴルフ場は緑が多いので都会よりは暑くないという考え方もありますが、スイングする時やパットを打つ時は下を向くので、後頭部、首に直射日光が当たります。これは思いのほか身体に負担がくるのです。

 

 

 

 

ここ数年、夏の暑さは尋常ではありません。外出を控えた方が良いとアナウンスされた日にゴルフをプレーするのならば、早朝プレーをぜひともお勧めします。

 

 

 

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2022年07月01日超私的な試打インプレッション  ドイツメーカーの軟鉄鍛造中空アイアンを打ちました!!

 

えええ?? それ諦めて大丈夫なんですか? ぜひご視聴ください


日曜日から水曜日まで北海道に滞在、水曜日の夕方に東京に戻るや新幹線に乗り込み福島へ。木曜日は標高800メートル以上ある白河高原カントリー倶楽部にて18ホールプレーをしてきました。

 

 

 

 

昨日(木曜日)は4日ぶりに神田のスタジオに戻り、夕方4時からワールドワイドにクラブを流通させている会社のスタッフとミーティング。デシャンボーが使っているグリップを納品していただいたのですが、その時に試打を依頼されたのがこのアイアンです。

 

 

 

 HELIX023MB

 

 

 

地クラブなのかと思いきや、なんと、なんと、ドイツのクラブメーカーのアイアンです。恐らく日本でただひとつしかないということなので、6番アイアン、9番アイアン、そしてPWをスタジオでガッツリと打ちました。

 

 

 

モデル名にMBが入っているようにパッと見た感じはマッスルバックの形状ですが、トップブレードの厚みとフェースの膨らみから察するに中空構造だと思われます。ピンのi525ににた雰囲気がありますが、実際試打してみてもi525とかなり似てました。

 

 

 

ヘッドの大きさもさることながら、pingに似ているなと感じたのソール形状とバンス角。ソールは丸み感が少なめでフラット、そしてバンス角がかなりついているのです。
スペックを確認した所、6番のバンス角は7度もありました。

 

 

  • 7番のスペックはロフト角が30度で、バンス角が9度
  • 8番のスペックはロフト角が34度で、バンス角が10度
  • 9番のスペックはロフト角が39度で、バンス角が11度
  • PWのスペックはロフト角が44度で、バンス角が12度

 

 

 

ピンのi525よりもさらにバンス角が大きいのです。加えて驚いたのが、ライ角が2種類ラインアップされていること。例えば、7番だと62度と64度が用意されています。ピンに比べるとライ角の種類は少ないですが、ピンと違ってHELIX023MBのヘッド素材は軟鉄鍛造。購入してからライ角調整ができそうな作りになっています。

 

 

 

 

 超私的に気に入ったのは中空構造の割にはフェースがそれほど薄くないことです。

 

 

 

 

飛距離重視というよりはコントロール性を重視している感じで、インパクト時にボールを包み込む感触が味わえました。

 

 

 

もうひとつ気に入ったのはグースの度合いがフローになっていること。上の番手はグースが適度に入り、下の番手になるにつれてグースの度合いが減っています。グースの度合いをフローさせることで、すべての番手の捕まりぐらいが揃う設計がなされているのです。ちなみに、グースの度合いもスペックがきちんと表記されており、このあたりもドイツならではという感じがしました。

 

 

ドイツ車ばかり乗っているマーク金井にとっては、ドイツ発のアイアンは大いに気になる所でありますが、なによりもロフト角、バンス角、グースの度合いが、どハマりしちゃいました。衝動買いしたくなるようなスペックのアイアンを出すなんて、ドイツのメーカー恐るべしです。

 

 

 

 

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