マーク金井blog

2019年01月24日超私的な試打インプレッション キャロウェイエピックフォージド スチール仕様

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今話題のテーラーメイドM5ドライバーをマーク金井が徹底試打インプレッションします

 


ここ数年、スノボ三昧になので冬場はまったくコース出てません。例年、初打ちは3月に入ってからなんですが、今年は昨日(1月23日)、初打ちをしてきました。ピンの新製品、G410シリーズをコースで試す機会をいただき、浦和ゴルフ倶楽部をサクッと9ホールプレー。プレーはサクッとですが、試打はドライバー、フェアウェイウッド、アイアン、そしてクロスオーバー(ユーティリティ)とガッツリやってます。

ドライバーはG410プラスとG410SFT。プラスの方はバックフェース側のウエートを移動することにより、重心距離を移動できる機能が付加されています。対して、SFTの方はウエートはヒール側に固定。右へのミスを抑制し、捕まりやすい特性に設計されています。
ピンは空気抵抗軽減に対しても積極的に取り組んでおり、このG410では前作よりもさらにリブ(突起)の数が増えています。ヘッド体積はどちらも455CC。ルール最大級よりもわずかに小さめです。

フェースに関しては、ピンは高強度・極薄フォージド(鍛造)フェースで高初速をアピールしていますが、キャロウェイやテーラーメイドのようにルール上限ギリギリというフレーズは出てきませんでした。

 

 

今回のピンのキャッチフレーズは、、、

 

 

 直球勝負!!!!!

 

ピンは慣性モーメントの大きさをアピールしているメーカーです。慣性モーメントが大きくなると直進性が高い弾道が打ちやすいわけですから、モノ作りとキャッチコピーに隔たりがありません。実際にコースで試打してみても慣性モーメントの大きさが手に伝わり、そして直進性の高い弾道が打てます。意図的にドローを打ちにいっても曲がり幅はほんのわずか。前作G400と比較すると捕まりが良くなり、ドローを打ちに行った時、右にスッポ抜けにくくなっています。

 

 

さて、今月はキャロウェイテーラーメイド、そしてピンの新作ドライバーを試打していますが、マーク金井が2019年、最初に衝動買いしたドライバーは、キャロウェイのエピックフォージド。エピックフラッシュが出たことでマークダウンされ、3万円以下という魅力的な値段で手に入れることができました。エピックフォージドはフルチタンヘッドで、ネックは固定式。シンプルな構造が好きなので、マークダウンの情報が入るやいなや、つるやゴルフ神田店に足を運んで手に入れました。

 

 

エピックフォージドを購入した理由は値段の安さだけではありません。バンパースチールを作ってみた時、「今どきのドライバーにもスチールシャフトを装着」してみたかったのです。

 

スチールシャフトは島田ゴルフ製作所の100g台の軽量スチール。フレックスはR(レギュラー)です。エピックフォージドのヘッド重量は192.9g。やや軽めだったので、長さは43.5インチで組上げました。スペックをざっと紹介すると、、、

 

 

クラブ重量 350.8g
バランス D0(ヘッドに鉛を3g付加)
振動数 266cpm
センターフレックス値 4.05
リアルロフト 9.5度(表示ロフト9.5度)

 

 

純正シャフト装着時に比べると約60gも重くなり、長さは2インチ短くなっています。数値だけみるととてつもなくハードな感じがしますが、いざ打ってみると、「なんだこりゃ~」ってぐらいスンナリ振り切れました。重くないと言ったら嘘になりますが、スイングしている時はちょっと重いかなってぐらいで、重さに負けることがないのです。

 

 

試打して弾道計測してみると、シャフトが短いことと重いことが影響しているのでヘッドスピードは上がりません。これはバンパースチールの時と同じです。ヘッドスピードで1~2m/sダウンし、ボール初速も2~3m/ほどダウン。飛距離に関しても8~12ヤードほど落ちます。今どきのドライバーよりも飛ぶなんてことは絶対にありません。

 

 

しかしながら、こと安定感という意味ではスチール仕様にはアドバンテージがあります。重さがあるとテークバックでしっかり身体を使えます。また、切り返しのタイミングが取りやすく、ダウンで手元がストンと落ちます。インパクトの再現性が高まるので、大きなミスが出づらく、方向性が安定します。ティショットをバントさせたい(フェアウェイキープ)時には、かなり有利です。

 

 

加えて、試打して感じたのがクラブの挙動。一言で言うと、、、

 

 

 スチール装着ドライバーはアイアン感覚で打てる!!!!!

 

ドライバーにスチールを装着すると、アイアンにスチールを装着したのと同じ。同じ材質のシャフトなわけですから、アイアンと同じようなしなり感、アイアンと同じようなインパクトの感触を味わえるのです。エピックフォージドの重心距離は37.5ミリと今どきのドライバーとしては重心距離が短め。重心距離が短い方がスチールシャフトの相性が良いことも影響しているのでしょう。

 

 

ドライバーとアイアンを同じ感覚で打ちたいというゴルファーが少なからずいますが、もしも本当に同じ感覚を求めているならば、ドライバーとアイアンも同じ材質のシャフトで揃えるのは大いにアリだと思います~。

 

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2019年01月22日超私的なスローガン 今年はグリップの太さをじっくりと研究します!!

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ここでも書きましたが、先週の水曜日、ボウリングを再デビューしました。スノボの時もそうですが、ボウリングもやるからにはちゃんとプロに教わります。教わるのは東京ポートボウル内でプロショップを運営されている半井清プロ。先週はマイボールを作っていただき、そして投げ方、狙い方を教わりました。

 

 

今週も2回ほど投げに行くつもりですが、それと同時にマイシューズと2つめのボールの製作をしてもらいます。ボウリングはゴルフよりもレンタルが充実していますが、本格的にやるにはマイボールとマイシューズがあった方がいいと思うからです。

 

さて、このボウリングのボール作り。

 

 

 

マイボールを作る時に選択する項目は、ざっとこんな感じです

 

 ボールの重さ
 ボールの材質(曲がりの特性)
 指を入れる穴の大きさ
 スパン(穴と穴の間隔)
 穴を空ける位置決め

 

ゴルフに比べるとかなり細かく自分の手のサイズを計測されます。指の太さ、指の長さ、、そして手の平の大きさ。また、親指がどれぐらい曲がるかもチェックされました。なんでも、親指の関節が硬いか軟らかいかでリリース(ボールを離す)のタイミングが変り、
親指の関節が硬いか軟らかいかでも穴の開け方が変るそうです。

 

 

半井プロに言われるがままに手を計測してもらい、マイボールを作ってもらいました。マイボールを作るのも46年ぶりですが、ボウリングがいいなぁと思ったのは、計測してすぐにマイボールが出来上がること。その場でボールを選び、穴のサイズを測り、その場でドリルで穴を空けたら完成。出来たてほやほやのマイボールで2ゲーム投げたら、、、

 

1ゲーム目が104点
2ゲーム目が188点

 

 

わずか1ゲームを消化しただけで、自分でもびっくりするような好スコアが出たのは、もちろん半井プロのアドバイスとマイボールのおかげです。自分の手にちょいどいいサイズだから当たり前と言ってしまえばそれまでですが、手に持った時、穴とスパン(穴と穴の間隔)がちょうどいいので持つのに余計な力が入りません。投げる時も必要以上にボールを握り込まないで済むので、力まずリラックスして投げることができました。

 

 

そして、マイボールで投げてみて改めて感じたのが、ゴルフにおいてもグリップの太さというのは「スイングに少なからず影響が出る」ということです。

 

 

ゴルフはボウリングのようにクラブを放り投げることはやりませんが、ボウリングと同じく道具を握ります。握って道具を操るということを考えると、手のサイズとグリップの太さには何らかの因果関係があり、グリップの太さが手のサイズに合っていないとスイングしづらくなる可能性が非常に高いのです。

 

 

ゴルフの場合、左手にグローブをはめます。グローブのサイズは男性用ならば21センチから1センチ刻みで26センチぐらいまで選べます。

 

対して、ゴルフクラブのグリップの太さというのは、グローブのようにサイズ(太さ)が明記されていませんし、市販クラブではサイズを選ぶということもほとんどできません。今のところ、大手メーカーでサイズ違いのグリップを最初から数種類ラインアップしていて、グリップの太さもフィッティングしているのはピンだけでしょう。

 

グローブのサイズは数値化されていてバリエーションがあるのに、グリップの太さは数値化されておらずバリエーションも豊富じゃありません。ボウリングでマイボールを作ってみたら、これってちょっと変なような気がしてなりません。そしてマイボールを作って投げてみて分ったのですが、初心者ほど自分の手のサイズに合ったグリップが装着されたクラブを使った方がスイングしやすいと思えてならないのです。

 

 

では、どれぐらいの太さのグリップを選べば、初心者はスイングしやすくなるのか?

 

 

手の全体の大きさ、指の長さ、手の平の大きさ、手の厚さ。これらで適正なグリップの太さが決まると思いますが、今の所、明確な指針はありません。手が大きい人は太いグリップ、手が小さい人は細いグリップというのが一般的ですが、これだとボウリングに比べるとアバウト過ぎます。ボウリングを始めたおかげで、ゴルフにおいても手の大きさとグリップの太さの相性について思いを巡らせることができました。これから適正なグリップの太さについてもじっくり考えていきたいと思います~。

 

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2019年01月20日超私的な考察 テーラーメイドのM5、M6とキャロウェイのエピックフラッシュ。一体どちらが飛ぶのか!?

 

2019年の1月20日になりました。1月20日と言えば、お年玉年賀はがきの当選番号発表日。今年の1等は現金30万円とのことですが、物心ついてから当たったことがあるのは3等のお年玉切手シートだけです(笑)

 

そして今日(1月20日)と言えばTV東京「石田純一のサンデーゴルフ」のオンエア日。
マーク金井は先週に引き続き、ゲスト出演させていただきました。午前11時からの放映なので、お時間ございましたらご覧になっていただけると嬉しいです。

 

2019年に入ってすでにスノボには3回行き、ゴルフクラブの新製品の記者発表(展示会)にも3回行きました。そして生まれて初めて東京オートサロン2019を見学し、46年ぶりにボウリング再デビューを果たしました。スノボの時もそうですが、ボウリングでも最初は肝心なので、東京ポートボウルの半井プロにマイボールを作ってもらい、そしてレッスンを受けてから投げました。第1ゲームはビギナーらしく104点、第2ゲームはビギナーズラックで188点。これから3ヶ月は週2ペースで半井プロのレッスンを受けながら、ボウリングの上達を目指します

 

 

この冬はスノボとボウリングが欠かせない行事になってますが、それと同じぐらい欠かせないのが新製品の試打です。1月に入って新製品のドライバー試打も3回行なっていますが、いろんな人から必ずと言っていいほど尋ねられるのが、、、、

 

 

 ここだけの話、キャロウェイのエピックフラッシュテーラーメイドのM5、M6とでは、一体どちらの方が飛ぶの?

です!!!!!!!!

 

ゴルファーならば本当のことを知りたいと思う気持ちは分ります。しかしながら、この手の質問というのは、超私的に言わせてもらうと、、、

 

 キャノンとニコンとではどちらの方が「綺麗な写真」が取れるの?

 

 

と聞かれるようなものです。キャノンにはキャノンの良さがありますし、ニコンにはニコンの良さがあります。どちらが良いかは、最終的には使い手の好み、使い手との相性にあると思いますが、実はゴルフクラブにも当てはまるのです。

 

 

メーカーに忖度するわけではありませんが、エピックフラッシュM5、M6の場合においても、最終的には使い手によって導き出される答えは決まります。エピックフラッシュの方が飛ぶ人もいれば、M5、M6の方が飛ぶ人もいるというのが、嘘偽らざる応えです。そして、もしも自分はどっちの方が飛ぶのかを知るためには、両方を大人買いして、実際にコースで試すのが一番確実です。何故かと言うと、人間は選択した方よりも選択しなかった物の方が「より価値がある」と思いたがる習性があるからです。

 

 

 では、エピックフラッシュM5、M6の飛ばしのロジックはどう違うのか?

 

 

こう質問されれば、明確に違いを説明できます。

 

 

どちらもルール適合内でのフェースの反発の高さをアピールしていますが手法が大きく異なります。キャロウェイはAIテクノロジーとスーパーコンピュータを駆使して、波打つような形状の薄肉フェースを搭載。これまでの常識とは逆に、ルール上限ギリギリにも関わらずフェース中央部分が薄くなっているのが特徴です。

 

対して、テーラーメイドはルール上限を超えた肉薄フェースを搭載し、後からヘッドを一個づつ検品し、レジン(樹脂)をフェース裏側に注入することで(性能低下させることで)、ルール上限ギリギリに収まるようにしています。

 

 

この両者の違いは打感にハッキリと出ており、エピックフラッシュは「ガキーン」とフェースが割れるかのような甲高いインパクト音が出ます。M5、M6に関してはレジン(樹脂)がフェース裏側に張り付いているので甲高い金属音ではなく、インパクト音ややや控えめです。

 

どちらもルール上限ギリギリに迫っているので物理的には「飛び」極端な差は出ないと思いますが、ゴルファー(人間)が打った場合は5ヤードぐらい差がでる場合があります。
エピックフラッシュの方が飛びそうな感じがすると思った人はこちらの方がM5、M6よりも5ヤード以上飛ぶ可能性が高いでしょう。逆もしかりで、M5、M6の方が飛びそうな感じがすると思った人は、こちらの方がエピックフラッシュよりも5ヤード以上飛ぶ可能性が高いです。何故かと言うと、、、

 

病は気から

 

という効果が少なからずあるからです。思い込みと言ってもいいですが、実は、この思い込みがいい方向に働くことでスイングがほんの少し良くなって、ミート率がほんの少し良くなってくれば、それだけで5ヤードぐらい距離差が出るのです。これは完全に物理の範疇外ですが、人が無意識に持つ「ポジティブな思い込み」は飛びに少なからず左右するのです。恐らく、メーカー側もそれがちゃんと分っているから、「なんだかとてつもなく飛ぶんじゃないなか」と思わせるティザー広告をやっきになって露出させているのです~。

 

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2019年01月17日超私的な考察 フェースの反発と同じぐらい飛距離に影響を及ぼす要素とは!?

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2019年に入って2週間が過ぎようとしています。ゴルフの初打ちはまだ済ませてませんが、今日も早朝スノボに励んでいます。ゴルフは寒いとグリーンが凍って大変ですが、スノボは寒い方が雪のコンディションが良くなります。スノボをやる前は冬の寒さは大の苦手でしたが、スノボを頻繁にやるようになってからは冬の寒さがまったく気にならなくなりました(笑)

寒い方が楽しめるスポーツをやるようになってから冬に対する考え方がガラッと変りましたが、最近、ガラッと変ってきたのがクラブを試打する時の考え方です。かつてマーク金井は典型的なドロー(フック)打ちで、ヘッドの軌道は強いインサイド・アウト。ミスと言えばチーピンと引っかけでした。

 

それがフレループを振るようになってからは球筋がガラッと変り、今では持ち球がストレートから軽いフェード。ヘッドの軌道はストレートから軽いアウトサイド・インになり、左へのミスはほとんど出ません。ミスする時は、大抵がボールが右に飛びます。

球筋が変われば、当然のことながらクラブに対する考え方(好み)もガラッと変りました。インサイド・アウトでフックを打っていた時は左に飛びづらいクラブの方が上手く打てました。それがややアウトサイド・インでフェードを打つようになってからは捕まりが良いクラブの方が上手く打てますし・・

飛距離、弾道も安定するようになってきたのです。

 

具体的に言うと、重心距離がとてつもなく長いクラブよりも、重心距離はほどほどの長さの方がクラブの挙動をコントロールしやすくなっています。

 

 

そして、ヘッドの軌道がガラッと変ったことで改めて分ったことがあります。

 

 

 それはインパク時のフェース向き!!!!!

 

 

同じヘッドスピード、芯を喰った時でもヘッドの軌道に対してフェースが少しでも開いているとボール初速は上がりません。対して、ヘッド軌道に対してフェースがほんの少し閉じた状態だとボール初速はグンと上がります。例えば、ヘッド軌道に対してフェース向きが1度開いた状態と、フェース向きが1度閉じた状態だと、ボール初速が2m/sぐらいは簡単に変り、飛距離も10ヤードぐらいは平気で変ってくるのです。

 

 

超私的なことを言わせてもらうと、どんなにフェースの反発が高いドライバーを手にしていても、ヘッド軌道に対してフェースが開いた状態になっていると、フェースの反発を100%引き出すことはできません。フェースの反発を100%引き出せないわけですから、当然、ボール初速も上がらず、飛距離を伸すこともできないのです。

 

 

 2019年に入り、テーラーメイドキャロウェイはルール上限ギリギリの高反発フェースを搭載したドライバーを登場させています。これは非常に魅力的なことですが、インパクトでフェースが少しでも開いてしまうと、高反発フェースの恩恵を受ける度合いは減ってしまうのです。

 

 

引っかけやチーピンというのは曲がりが大きくて致命的なミスショットですが、この2つのミスショットというのはボール初速が出ています。なぜならインパク時、ヘッド軌道に対してフェースの向きがクローズ(閉じた)状態になっているからです。皆さんも、フワッとゆっくり飛ぶチーピンというのは、今まで一度も見たことはないはずです。

 

ドライバーは年々進化を遂げていますが、その進化の恩恵を受けるためにはヘッド軌道に対してフェースがスクエア、もしくはややクローズの状態になっていることが求められるのです。言い換えると、クラブ選びでもっとも大事なのは、インパクト時のフェース向きがオープンにならないクラブをチョイス(選択)することなんです。

 

 

ゴルフは物理です。

 

 

ヘッドの軌道に対してフェースの向きがスクエア、もしくはクローズになっていると捕まった球が打てます。捕まった球を打つことができた時、今どきの進化したフェースの恩恵を受けられることを、ぜひとも覚えておいてください~。

 

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2019年01月15日超私的な考察 ドライバー用シャフト、カーボンとスチールで飛距離差は一体どれぐらいなのか?

 

1月最初の3連休。皆さんはどんな風に過ごされたでしょうか。マーク金井は3連休の初日と最終日に神田のスタジオアナライズのセミナーを実施し、日曜日は仕事で使っているクルマのシート(助手席)を交換してもらってました。

交換してもらったのは、運転席と同じくレカロのスポーツスター。腰痛持ちということもあり、仕事で使っている椅子とクルマのシートは贅沢をさせてもらっています。車用のレカロに初めて座ったのは30年前。仕事でしょっちゅうお世話になっているカメラマンに中古のレカロを譲っていただいたのが最初で、それ以降は、クルマは替えてもシートはレカロ。同じクルマでもシートがレカロになると腰への負担が劇的に軽減されるだけでなく、クルマの挙動がダイレクトになるのでドライビング(運転)も心地良くなります。

 

 

超私的なことを言わせてもらうと6年以上の前の中古車でもタイヤと足回り(ショック&スプリング)、そしてシートをレカロにすれば、乗り心地は劇的に改善され、新車に引けを取らなくなります。今乗っているクルマ(135クーペ)は2011年式ですが、タイヤをミシュランのパイロット4、足回りをビルシュタインに交換しました。これで8年前のクルマとは思えないほどシャキッとし、キビキビ走ります。

 

 

さて、レカロは30年前からお世話になってますが、それよりもずっと前にお世話になっているウッド用のシャフトと言えばスチールシャフト。現在はスチールシャフトと言えばアイアン専用というのが常識ですが、30年以上前はアイアンだけでなくウッド(ドライバーやフェアウェイウッド)もスチールシャフトが当たり前でした。

 

さて、このウッド用スチールシャフト

 

 

重さは100~125gのモノが現在も市販されており、100g前後のモノが軽量タイプです。
シャフト単体の長さはFW用だと43.5インチ、ドライバー用だと46インチ。FW用でもドライバーの長さを44インチ以内にするならば装着できます。

 

 

マーク金井は昨年12月、重心距離がゼロに近いドライバー、バンパー島田ゴルフのウッド用スチールシャフトを装着したプロトタイプを作りました。スペックをざっと紹介すると、、、

 

長さ 43.25インチ
重さ 353g
バランス C9
振動数 265cpm(Rフレックス)

 

 

対して、昨年後半末に衝動買いしたキャロウェイのエピックフォージド(カーボンシャフト装着)のスペックは、、、

長さ 45.5インチ
重さ 291.5g
バランス D1
振動数 250cpm

 

 

クラブの重量差が60g以上もあります。クラブ重量が350gオーバーというのは男子プロが使うドライバーよりも重いですが、不思議なことに実際にスイングするとそれほど重く感じません。先日も70歳を越えたアマチュアゴルファーの方に振ってもらいましたが、何の違和感もなくスイングされていました。重さを感じないのは、恐らく、長さが2インチ以上短いこと、そしてヘッド重量自体は重くなっていないからだと思います。

 

 

では、スチールシャフト装着とカーボンシャフト装着とではどれぐらい飛距離の差が出るのか?

 

 

重くなると振りづらくなる分だけヘッドスピードが下がります。例えば、マーク金井の場合、50g台のカーボンシャフト装着ドライバーのヘッドスピードは45~46m/s。対して、100g台のスチールシャフト装着のドライバーのヘッドスピードは43~44m/sになります。ヘッドスピードが1m/s変ると飛距離は6~7ヤードぐらい変ると言われてますから、

 

 

物理的には、スチールシャフトはカーボンよりも12~14ヤード飛距離が落ちる

 

 

と言うことになりますが、実際に弾道計測器を使って打ち比べてみるとそこまでも差が出ないこともしばしばありました。昨日もスチールシャフトが装着されたバンパースチールと、カーボンシャフト装着のエピックフォージドの飛距離計測をしてみましたが、超私的には、、、

 

 

スチールとカーボンの飛距離差は最小で6ヤード、最大で14ヤード!!!!!!

 

 

この差を大きいと考えると小さいと考えるかは個人差があると思います。1ヤードでも遠くに飛ばすことを考えるならばカーボンシャフトの方が有利なのは間違いありませんが、スチールを使うメリットもあるのです。スチールシャフト装着のドライバーの長さは43.25インチ前後。これは今どきのスプーンと同じ長さです。

 

 

ヘッドが巨大なスプーンを使っていると考えるならば、スチール装着のドライバーはスプーンよりも飛距離が出ます。そして何よりヘッドが大きいからミスに強い。男子のツアープロは狙い打ちをしたい時、必要以上に飛ばしたくない時、スプーンでティショットを打つことが多いですが、スチール装着のドライバーならば、それと同じ事ができるのです。
フェアウェイキープ用のセカンドドライバーとしては、非常に魅力的なクラブになります。

 

加えて、スチールは重さがあるのでゆったりとしたタイミングでスイングできますし、スチールならではの「ボヨヨ~ん」とまったりとしたしなり感は切り返しのタイミングが取りやすく、弾道安定性にも優れているのです。

 

 

ティショットはテニスのサービスと同じです。ティショットでOBやチョロが多く、それでスコアメイクに苦労しているならば、スチール装着のドライバーを使ってるのは大いにアリです。10ヤード前後飛距離が落ちますが、それと引き換えにティショットでスコアを浪費することを確実に減らせるのです。

 

バンパースチールは近々発売を予定してます。発売日が決まり次第、このブログ、そしてFBで告知させていだきます~。

 

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フレループにレディースモデルが登場。

《レディースモデル追加!》

商品仕様
長さ:39インチ
総重量:525g
シャフトカーブ:800r(半径80cmの曲線)

重さは変わらないのですが、長さが1インチ短くなってます。これだけでかなり違いますよ。レディースだけ注文してもらっての取り寄せになるので、発送までお時間いただきます。よろしくおねがいします。