マーク金井blog

2019年01月01日超私的な2019年展望 ゴルフクラブはどんな風に進化していくのか!?

皆様、新年明けましておめでとうございます。

 

2019年の初仕事はANAの機内番組「マーク金井の至福のゴルフ1人旅」。国内線はもとより国際線でもこの番組を視聴できますので、ANAに乗られたらサクッとご覧になっていただけると幸いです。ゴルフの楽しみ方は人それぞれですが、この番組ではサクッとゴルフを楽しむコツについて、そして全国各地でサクッとプレーできるゴルフ場を紹介していきます。

西暦は2018年から2019年に変りましたが、今年は年号も平成から○○に変ります。まだ新しい年号は発表されていませんが、これまでの年号は「明治→大正→昭和→平成」。平成の次はどんな年号になるのか楽しみですが、ゴルフクラブも楽しみなニューモデルが正月明けにも発表されます。

 

 

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Picture of the M6 crown has surfaced… • • Via Taylormade Golf

The Equipment Junkieさん(@theequipmentjunkie)がシェアした投稿 –

SNSではすでに、テーラーメイドがM5、M6、キャロウェイがエピックフラッシュについてティザー広告してます。ピンの新しいドライバーも画像がすでにSNSでアップされていますし、PXGも新製品を出すという噂が流れています。1月下旬のPGAマーチャンダイジングショーに合わせ、メーカー各社は新製品のPRを繰り広げています。

 

 

 では、2019年のドライバーはどんなトレンドになるのか?

 

2018年を振り返ると、ヘッドはフルチタンではなくクラウンにカーボンを採用したモデルが目立ちました。この流れは2019年も続き、なおかつカーボンを使う面積(比率)が高くなるモデルも増えてくるでしょう。「カーボン」というのは比重が軽いという素材のメリットもありますが、ゴルファーが「カーボン」に対してマイナスではなくプラスのイメージを持っていることも後押ししているからです。

 

そして2019年になると、さらにフェースの反発を謳うモデルが出てくるでしょう。フェースの反発についてはルールで厳格に規制されていますが、ルール適合内でギリギリまで反発が高いことをアピールするモデルが増えるでしょう。物理的に飛びに有利なことをアピールした方がユーザーに分かりやすく、それが販売増につながるからです。

 

 

やさしさに関しては、メーカーによってスタンスが異なってくるかも知れません。2018年はヘッドの慣性モーメントを上げてやさしさを追求モデル、例えば、キャロウェイのローグシリーズや、ピンのG400MAX。この2つのモデルは慣性モーメントが大きくしていますが、それと引き換えに重心距離が伸びています。慣性モーメントの大きさと重心距離は比例関係にあるからですが、重心距離が長くなるほどにネック軸周りのモーメントが増大し、フェースの開閉に大きなエネルギーが求められます。クルマに例えるならば、重心距離が長いのは、ホイールベースが長くなるのと同じ。操作性が低くなるために、インパクトでフェースが開きやすい人や、スイング中にフェースの開閉が大きい人の場合、スクエアインパクトがしづらくなるのです。

 

 

すでに国内メーカーのミズノは2019年モデルのドライバー、ミズノプロモデルでは意図的に重心距離を短くして操作性を高めています。米国メーカーがこれに追従するかどうかは定かではありませんが、重心距離が45mmを超えたドライバーは、「ちゃんと打てる人と、ちゃんと打てない人」が出てきます。超私的なことを言わせてもらうと、アマチュアゴルファーがコントロールできる重心距離(打ちやすいと感じる重心距離)の数値は

 

 

 36~40ミリ!!!!!!

 

ぐらいだと思います。物理的には慣性モーメントが大きい方がミスヒットに対して強くなりますが、慣性モーメントを大きくして重心距離が40ミリを大きく超えてくると、人間工学的には「打ちづらさ」を感じるゴルファーが出てくるのも事実です。

 

 

物理的なやさしさを取るのか、それとも人間工学的にやさしく感じるのを取るのか。

 

 

超私的なことを言わせてもらうならば、初心者向けには人間工学的にやさしさを感じるドライバーの方が適していて、プロ、上級者向けには物理的にやさしいドライバーの方が適しています。プロ、上級者の方がクラブを上手くコントロールする技術(スキル)があるし、物理的なやさしさを享受しやすいからです。

 

 

来週に入って情報解禁と同時に、キャロウェイテーラーメイド、そしてピンの新しいドライバーを試打し、進化の行方をじっくりと検証してみたいとます~。

 

2019年もご愛読よろしくお願いいたします~。

 

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年始は7日から営業ですが、発送が殺到すると思われます。ご注文の順番に随時発送していきますので、恐れ入りますが少しお時間下さい。

マーク金井打たずにいられない
ミズノプロモデル-Eを試打しています

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2018年12月30日超私的な年度末 マーク金井 2018年ブック・オブ・ザ・イヤー

年始は7日から営業ですが、発送が殺到すると思われます。ご注文の順番に随時発送していきますので、恐れ入りますが少しお時間下さい。


12月24日にアイランドゴルフガーデン宇部でゴルフの打ち納め、27日にガーラ湯沢でスノボの初滑り。そして29日には135iクーペを洗車。残すところ2日になりましたが、この2日間で仕事場を整理し、読み終えた雑誌と本だけでなく、買ったままで読まなかった雑誌と本も断捨離します。その数、恐らく300冊近くになるでしょう。

雑誌を含めると毎年500冊以上読んでます。もちろん、すべて完読しているわけではなく、例えば雑誌とかだとサクッと10分くらいで斜め読みしたり、単行本とかだと目次だけしか読んでない本も少なからずあります。逆に、何度も読み返してしまう本や、1週間かけて完読する本もあります。そこで、今回は超私的な2018年ブック・オブ・ザ・イヤーをお届けします。

 

 第10位 図解 眠れなくなるほど面白い 物理でわかるスポーツの話
     望月修著 日本文芸社

 

TBSラジオで望月先生がゲストに出ておられ、クルマを運転中に出演されたいた番組を偶然聴きました。その直後に、ゴルフボールの取材をさせていただくことになりこの本を入手。日頃、「ゴルフは物理」と言ってはばからないですが、この本に書かれていることに比べると、自分がいかに浅知恵なのか思い知らされました、、、。

 第9位 太平洋戦争日本の敗因4 責任なき戦場インパール
     NHK取材班編 角川ソフィア文庫

数年前から日本の近代史に興味を持ってます。この本はFBで偶然見つけて、Amazonで衝動買いしました。テレビ番組はまだ見てませんが、寸暇を惜しんで一気に読み上げました。「失敗の本質」と同じく、この本でも日本的組織、組織上層部がいかに無為無策であるかを学ぶことができました。

 第8位 スイングの壁を知る 5ステップメソッド
    PRGR サイエンスフィット教本 監修 宮川まもる

3万人のスイング解析をもとに導かれたゴルフスイングのレベル分けがお見事。手打ちと手打ちではないスイングの違いを明確に書かれてますし、今どきの世界基準のスイングについても具体的な説明がなされています。「骨盤が開いたインパクト」「シャットフェース」「左腕の外旋」、この3つがスイングの作りの最大のテーマだという解説は分かりやすく、かつ核心をついてます。

 

 

 第7位 ホモ・デウス
     ユヴァル・ノア・ハラリ 柴田裕之・訳 河出書房新社

 

サピエンス全史の著者が描く衝撃の未来、と本の帯に書かれてますが、まさに人間がたどる未来について書かれています。サピエンス全史と同じく、この本も例え話が多いのがちょっと気になりますが、未来の預言書として欠かせない一冊ではないかと思います。

 

 第6位 新世界 西野亮廣著 KADOKAWA

大阪人にとって「新世界」と言えば、通天閣と串カツ。でもこの本の主題はどちらでもありません。お金に替わる価値として「信用」。「信用」とはなにかが具体的に書かれています。超私的なことを言わせてもらうならば、損して得取れが信用につながるような気がしています。

 

 第5位 世界はそもそもデタラメである 宮台真司著 メディアファクトリー

宮台真司さんもTBSラジオを聴いて知りました。ラジオでの言葉遣いはかなりというか相当過激でアナーキーですが、おっしゃることは的を射ることばかり。10冊以上著作物を読んでますが、今年読んだ中ではこれがベストです。

 

 

 第4位 幸福の「資本」論 橘玲著 ダイヤモンド社

 

橘さんの著作物で最初に読んだのは「(日本人)」(幻冬舎)。書店で平積みしてたのを見てジャケ買いしました。それ以降、橘さんの本も10冊近く読んでますし、インターネットにアップされている記事もまめにチェックしています。独特の視点もさることながら、橘さんの文体はリズム感があるので読みやすいです。『80’s エイティーズ ある80年代の物語』(太田出版 2018)は、自分の人生とオーバーラップしてて、グイグイ引き込まれました。

 

 

 第3位 村西とおる語録集 どんな失敗の中にも希望はあるのでございます。
     PARCO出版

この本も書店で平積みしてたのをジャケ買いしました。1時間もあれば一気に読めてしまいますが、何度も何度も読み返したくなる本です。毎日でも読みたくなる名言集で、どのページを開いてもグッときます。例えば、「認識から発想が生まれる」「暇なヤツは慣性が鈍化してしまう」、、、

 

 

 第2位 ゴルフスイング物理学 小澤康祐著 実業之日本社

 

物理学とゴルフ。YouTubeで注目を浴びた小澤さんの最初の著書。遠心力が働く方向の説明には恐れ入りました。アマチュアに多いシャフトクロスが発生する説明のくだりもお見事です。

 

 

 第1位 ゴルフの科学 河村龍馬著 光文社

昭和50年、マーク金井が高校生の頃に手にいれたゴルフ本ですが、2018年もことあるごとにページを開いてます。物理はからっきし苦手ですが、この本に出会ったおかげでジュニアゴルファーの頃から「ゴルフは物理」という概念を持ち、その考えが今なお続いていると思います。

 

 

このブログも2018年は今回が最終回。1年間、ご愛読ありがとうございました。皆様、良い年をお迎え下さい~。

 

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2018年12月27日超私的な年度末 マーク金井 2018年の10大ニュース~(▼▼)b

アナライズの年末年始の営業のお知らせです。

年始は7日から営業ですが、発送が殺到すると思われます。ご注文の順番に随時発送していきますので、恐れ入りますが少しお時間下さい。


待ちに待った今年のスノボ初滑り。今日朝イチの上越新幹線に飛び乗り、このブログがアップされる頃はガーラ湯沢でガンガン滑っているかと思います。スノボを本格的に始めたのが2014年、3年目の2016年に1級に合格し、それからも年間25回ペースでゲレンデに出ています。

ゴルフと同じでスノボも丸一日やりません。ゴルフは担ぎセルフで9ホール、スノボは1回2時間程度滑ります。ガーラ湯沢はアクセスがすこぶる良いので、2時間ガッツリ滑っても、午後1時には東京駅に戻れます。上越新幹線のおかげで、早朝ゴルフと同じ感覚でスノボをやらせてもらってます。

 

さて、2018年も残すところ5日間となりました。アナライズも明日が仕事納めとなります。今年もあっという間に終わろうとしてますが振り返ってみるといろんなことがありました。そこで今回は超私的な10大ニュースをお届けしたいと思います。順位をつけようとかと思いましたが、面倒なので止めました(笑)。

 

その1 人生初のオリンピック観戦

テレビで初めて観たのが1964年の東京オリンピック。以来、札幌、長野もテレビで観てましたが、現地観戦は一度もありません。2020年に東京オリンピックがあるので、まずは他国開催のオリンピックを観たくて平昌に行ってきました。観戦種目はもちろんスノボ。女子スロープスタイルの予選と決勝、男女のハーフパイプの予選を観戦。銀メダルとなった平野歩選手の予選の滑りは圧巻でした。もちろん、その模様はiPhoneでガッツリ動画を撮ってます。

その2 フレループのアンバサダー就任

昨年末に市販されたフレループ。考案したのは小林佳則プロで、マーク金井は今年の4月からアンバサダーに就任。ゴルフスイングの一番大事な左腕の回旋、オンプレーンに振る感覚を養えるスグレモノの練習器具です。

 

その3 アナライズmmアイアン完成

構想から3年近くかかり、ようやく10月に市販できました。mmの略は「ミスがミスにならない」。ウエッジと同じく、このアイアンにはすべての番手にロフトが表記されています。6番25度、7番30度、8番35度、9番40度、PW45度。作った数が少なかったこともあり、ファーストロットはほぼ即日完売。現在、セカンドロットを製作中で、来年3月ぐあいに上がってきます。

 

その4 小樽旧コースにてMMT9開催

北海道最古の小樽カントリー旧コースにて、世界最小プロトーナメントMMT9を開催することができました。これまでは赤羽と千葉市民、そしてスピンアウトの大会としてダンロップのパー3コースで開催。プレーは9ホールのみで、プロは4本以内、アマチュアは7本以内という縛りがあり、出場選手は担ぎセルフで目土袋を持ってのプレー。国内では9ホールのトーナメントはMMT9だけですが、本場英国や欧州では9ホールの大きな大会が開催されています。

 

その5 市原弘大プロ、国内ツアー年間2勝

市原プロはご縁があり、20年以上前に取材しています。加えて、2017年のMMT9赤羽大会では、競技者として同じ組でプレーしました。この年の優勝は市原プロです。かなりというか相当な手前味噌ですが、この優勝をきっかけに飛躍したのではないかと密かに思ってます。年間2勝もすごいことですが、優勝したのがツアー選手権とダンロップフェニックス。お見事です!!

 

その6 カメラ収集から卒業

 

凝りだしたらキリがない性分で、ミラーレス一眼から始まり、ミラー式の一眼レフはキャノンとニコンもお買い上げ。業界の先輩から「カメラはやっぱりライカだよ」とささやかれたら、その足でライカも衝動買い。2年ほどはゴルフクラブと同じぐらいカメラやレンズを買ったり売ったりしました。お世話になったのは新宿のマップカメラさん。さんざんいろんなカメラ、レンズを使い倒しましたが、いきついた答えは、カメラ性能が高いスマホでの撮影。現在は、カメラを持ち歩くことはほとんどなく、iPhoneXとライカレンズがダブルで搭載されているファーウェイのスマホで写真を撮ってます。

 

その7 ウッド用スチールシャフト復活

島田ゴルフさんとムフフなアイアン用スチールシャフトを試作している時、ウッドにスチールシャフトを装着してみたらどんな感じなのかと試作してみたら、これが大当たり。センターシャフトに近いバンパー、そしてアナライズのFWに装着したら、シャフト重量が100gもあるにも関わらず、なんとも言えない心地良い振り心地。重さも気にならないのが不思議で、スチールのドライバーを振った後に、カーボンシャフト装着のアイアンを打っても何の違和感もないのにも驚きました。あまりにも打ちやすいので、バンパースチール、スチールシャフト装着のFWは、来年早々にも限定発売致します。

 

その8 ゴルフスイング物理学との出会い

Facebookの広告で最初知り、サンプル動画を見て興味を持ち、そして書籍の「ゴルフスイング物理学」(実業之日本社)を読んで虜になりました。11月、小澤さんが神田のスタジオに来訪して下さり意気投合。12月にはコラボのセミナーを実施しようとしたら、募集をかける前に満員御礼です。ゴルフスイングをここまで物理的に、かつ実践的に分かりやすく説明できる人は、小澤さんの他に見当たらないです。

 

その9 還暦になった

マーク金井は1958年9月生まれ。今年は2018年ですから満60歳、還暦になりました。赤いちゃんちゃんこは回避しましたが、ブリヂストンオープンで配布された赤いベースボールキャップを被り、還暦ラウンドを致しました。60歳と言えば定年の年齢ですが、自営業なので定年はありません。年齢の言い訳にして仕事を減らしたら、嬉しいことに新たな仕事が次々と舞い込んできました。

 

その10 ユーチューバーとしての活動

 

次々と舞い込んできた新しい仕事とは、YouTubeです。自前でも「ここだけの話」「アナライズセミナー」「YouTube試打」「練習器具ミシュラン」。自前以外では
講談社のフォルツァスタイルで干場編集長と「時短ゴルフ」、ゴルフパートナーのコンテンツである「マーク金井の試打職人」を連載しています。マーク金井の肩書きはゴルフ芸人ですが、今ではユーチューバーという肩書きも使っています~。

 

 

今年も誤字脱字が多いブログを読んで下さりありがとうございました。皆様、良い年をお迎え下さい~。

 

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おまたせしました〜

フレループにレディースモデルが登場。

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長さ:39インチ
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重さは変わらないのですが、長さが1インチ短くなってます。これだけでかなり違いますよ。レディースだけ注文してもらっての取り寄せになるので、発送までお時間いただきます。よろしくおねがいします。


2018年12月25日超私的な提案 ゴルフ場でレンタルクラブの稼働率を上げる意外な方法とは!?

アナライズの年末年始の営業のお知らせです。

年始は7日から営業ですが、発送が殺到すると思われます。ご注文の順番に随時発送していきますので、恐れ入りますが少しお時間下さい。


2泊3日の山口出張から戻ってきました。山口でのメインイベントはアイランドゴルフガーデン宇部さんが主催して下さった「マーク金井杯オープンコンペ」。多くのゴルファーが参加して下さり、おまけにゲストで広田悟プロもかけつけて下さいました。もちろん自分もプレーさせていただき、スコアはイン37、アウト40のトータル77。どちらもショット数は20と安定してましたが、後半のアウトでは傾斜の強くて速いグリーンに手こずって3パットを3回もしでかしました。アウトは出だしの1番で2mのバーディパットがカップをなめてポロッと外したのが後々まで響いた感じでした。

 

さて、2108年のゴルフはすべて終了しましたが、今回、コンペを主催していただいて改めて感じがことがあります。私のコンペに出場した方々はもとより、当日、プレーした人はすべて自分のクラブを持参しています。レンタルクラブでプレーしたプレーヤーはひとりもいません。ちなみに、支配人に尋ねてみてもレンタルクラブの稼働率は非常に低く、1日で1人もいないことの方が多いそうです。恐らく、他のゴルフ場でもレンタルクラブを使ってプレーする人は100人に1人いるかいないではないでしょうか?

 

 

対して、米国はどうかと言うと、日本よりもレンタルクラブの稼働率は高いと思います。オーランド(フロリダ州)で開かれるPGAショーに何度か行きましたが、その時、プレーする時はいつもレンタルクラブを使ってました。正確な数字は分りませんが、レンタルの稼働率に関しては日本よりも圧倒的に高いと思います。

 

さて、このレンタルクラブ。

 

 日本はどうしてレンタルクラブの稼働率が異常に低いのか?

 

 

ボウリングや卓球、ビリヤードと違って、ゴルフは「自分の道具を使ってプレーするもの」という風に考えている人が多いというのが、まずあると思います。そして、もうひとつ考えるのは、施設側の対応。ゴルフ場の多くはレンタルクラブを用意していると思いますが、レンタルクラブが充実していることをアピールしている所はそう多くないと思います。加えて、レンタルクラブでプレーすることを「大歓迎」している所もほとんどありませんし、ゴルファーが使ってみたいと思えるレンタルクラブを用意している所も稀(まれ)だと思います。誤解を恐れず言えば、日本では「ゴルフはレンタルクラブでプレーするもんじゃない」という空気が蔓延しているような気がします。

 

その証拠と言ってはなんですが、ほとんどのゴルフ場はレンタルクラブを陳列してません。ちなみに、ボウリング場やスキー場はレンタルが当たり前なので、どちらの施設ともレンタル品は目に付く場所にあります。

 

対して、米国は大手ブランドのレンタルクラブを完備している所が多いので、ゴルファーも安心してレンタルクラブでプレーできます。レンタルする人が多いから良質なレンタルクラブを用意できるのだと思いますが、米国ではレンタルクラブでゴルフするというのが「当たり前」。レンタルクラブでプレーすることに抵抗がないゴルファーが多いような気がします。

オアフ島のロイアルハワイアンゴルフクラブのレンタルクラブ。写真はハワイのゴルフ場の手配が日本でも出来るKATOGOLFのWEBサイトより転載

 

 

 では、どうすれば日本でレンタルクラブの稼働率を上げられるのか?

 

 

ボウリング場やスキー場に比べると、ゴルフ場は初心者、特にビギナーの来場数はそう多くありません。なので、初心者、ビギナー向けのレンタルクラブを完備したからと言ってすぐに稼働率が上がらないと思います。

 

 

今回、山口出張で思ったのですが、レンタルクラブを最も必要としているのは、初心者やビギナーではなく、出張が多いゴルフ好きな人、仕事の合間にサクッと9ホールプレーしたりゴルフ好きな人のような気がします。ゴルフをサクッとしたいけれど、クラブをいちいち持っていくのは面倒。クラブを持っていくのが面倒でプレーをあきらめている人が、全国各地に少なからずいるような気がします。

 

 

そこでここからは超私的な提案です。

 

 

ゴルフ好きが使ってみたくなるようなクラブを「レンタルクラブ」として置くというのはどうでしょうか? 新製品でなくてもいいと思います。例えば、ドライバーならば初代グローレ、アイアンならばピンのG25という風に中古で人気のあるクラブを用意する。ゴルファーが使ってみたくなるようなクラブが置いてあれば、サクッとプレーしたい人には非常にありがたいと思います。レンタルクラブに魅力があれば、手ぶらでゴルフをする人が確実に増えてくるのではないでしょうか?

 

そこでひとつ提案したいことがあります。大手メーカーにはブランド力ではかないませんが、マーク金井が普段使っているゴルフクラブを、「レンタルクラブ」としてゴルフ場に置いていただくというのを思いつきました。世界で一番易しいドライバー「バンパースチール」、ミスがミスにならないmmウエッジ、そしてマジックマリガンユーティリティ、mmアイアンを普段使っていますが、これらをセットにして「レンタルクラブ」とする。

 

 

マーク金井が使っているゴルフクラブは、初心者でも扱いやすいですし、中上級者が使っても物足りないモノではありません。レンタルクラブが普及すれば、それはゴルフ人口の増加にもつながると思っています。この極めて超私的な「レンタルクラブ普及」アイデアにご賛同いただけるゴルフ場が出てくることを切に願っています~。

 

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2018年12月23日超私的なランキング マーク金井 オブ・ザ・イヤー2018 後編

アナライズの年末年始の営業のお知らせです。

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水曜日と木曜日は九州出張、金曜日は神田でYouTubeの撮影をこなし、土曜日からは山口出張。前回の山口出張では駐車場渋滞で飛行機に乗り遅れたので、今回は新幹線で向かいました。東京から新山口までの乗車時間は約4時間30分ほど。電車で寝るのが得意なので、今回もビールを飲んで寝て起きたら京都駅。そこからはスマホでメールチェックをしてたら岡山。雑誌を少し読んだら新山口駅に着きました。

 

このブログがアップされるころはアイランドゴルフガーデン宇部で開催される「マーク金井杯オープンコンペ」でラウンドしてます。今週3度目のゴルフとなりますが、3度目ともクラブは14本使いません。今回は18ホールで乗用カートということもあって9本。ドライバーはもちろん世界で一番易しいドライバー、バンパースチールです。


さて、今回も超私的なランキングです。

 

 

 第5位 スリクソンZ-STAR XV

正式発売が2019年なのでフライングなんですが、先日の記者発表でサンプルボールをいただき使って一目惚れしました。XVは硬い方のボールですが従来モデルに比べると打感がソフトになり、それでいてボール初速がしっかり出ています。そして、何よりも改善されたのがスピン性能。新素材セルムを採用したことで、アプローチやアイアンではインパクトでヌチッとした感触があり、感触だけでなくスピンがしっかりかかります。来年のエースボールの筆頭候補になりました。

 

 

 第4位 テーラーメイドM3 460

2018年のエースドライバーです。昨年のエースドライバーが初代M2でしたが、このM3 460は初代M2と重心距離がほぼ同じ。ソールに装着される2つのフリーウエートは社外品ですが軽いものと交換し、ヘッド重量を200gに軽量化したら劇的に使いやすくなりました。ツイストフェースについては、あまり恩恵を感じてませんが、ヘッドの基本特性がニュートラル。低スピン弾道が打ちやすいこと、従来のテーラーメイドのスリーブが使えるのでいろんなシャフトを試せる点もGOODです。テーラーメイドもヤマハのようにヘッドだけを単品売りしてくれるならば、間違いなく2018年の第1位になっていたでしょう。

 

 

 第3位 フジクラスピーダー 569TR

2018年のエースシャフトです。スピーダーエボリューションシリーズと異なり、TRは手元側にしなりのポイントがあり、先端側の剛性が高め。しなり戻りのスピード感はやや控えめですが、切り返しでのタイミングが取りやすく、かつ低スピンの強い弾道が打てるシャフトです。アゲンスト風で強い球が打てる点、ヘッドの入射角が非常に安定する点が気に入ってます。

 

 

 第2位 ゴルフスイング物理学(小澤康裕さん)

YouTube、そして書籍で「ゴルフスイング物理学」に興味を持ち、神田のアナライズで小澤さんとセミナーを開催しました。ゴルフスイングを物理的に解説したのは新鮮で、かつオンプレーンに振るための方法論は実に理にかなっています。特に、アマチュアにシャフトクロスが多い理由、レイドオフに振ることの重要性についての解説は的確です。今どきの大型ヘッドでフェースを正しくコントロールする方法について教わってから、重心距離が45ミリ超えるピンG400MAXも上手くうちこなせるようになりました。

 

 

第1位 バンパースチールドライバー

センターシャフトのバンパーは2年前に作りましたが、シャフトはカーボンで長さ45.25インチ。今秋から島田ゴルフさんとスチールシャフトを開発している時に、バンパーに100gのスチールシャフトを装着することを思いつきました。スチールを装着すると総重量は350gを越えますが、長さはパーシモンドライバーの時と同じぐらいの43.25インチ。通常よりも2インチ短いことでミートしやすくなったこと。加えて総重量が重いので軌道が安定します。

 

スチールシャフトのボヨヨーンという鈍感なしなり感はノスタルジーがあるだけでなく、タイミングが取りやすく、なんとも言えない心地良さがあります。ドライバーにスチールシャフトというのは過去の産物と思ってましたが、バンパーヘッドに装着することでパーシモンドライバーを螺旋的発展を遂げ、現代版パーシモンドライバーが完成しました。

 

飛距離を出せるドライバーではありませんし、ルール適合でもありませんが、初心者、これからゴルフを始める人にとってはゴルフが楽しくなるのが間違いないドライバー。空振りやチョロが出にくく、ボールを気持ち良く飛ばせます。また、中級者にはスイングが良くなる効果があるドライバーです。

 

 

2018年も残すところ一週間となりましたが、ブログはまだまだ更新します〜(▼▼)b


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